【レバノン】世界遺産ティルスを見に行った!(2019年1月21日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はレバノンの世界遺産ティルスを見に行きました!

 

ベイルートから南部へ行って、またベイルートに戻って来ました。世界遺産ティルスがあるのはスール(Sour)と言う町。途中にあるサイダー(Saida)にも寄りました。





今日はベイルートの南部へ。南部に行くミニバスは、先日バールベックに行く際に利用したコーラ・ステーション(Cola Station)から出ているらしい。

ホテルの近くからコーラステーションへ行く市バスかなんか無いかな~と、朝ホテルのレセプションで聞いたけど、「バスは無いからタクシーで行って」との事。なんでこんなに人の多い地域(Hamra)からバスステーションまでの市バスが無いんや・・・?

まぁ1回行って場所はわかってるので、歩いて行く事に。張り切って7時45分くらいにお出かけ。

 

朝飯を途中で買います。屋台だけどビニルで覆っていて、微妙に清潔感があります。

 

若い女性がお昼時~午後に食べているのをよく見かけて気になっていた食べ物。2,000ポンド(≒145円)。

これうまっ(*´ω`)

胡麻がいっぱい付いたパンにチーズを挟んで、オーダーを受けてからホットサンドみたいに両面焼いた食べ物でした。焼いたばかりで外側がパリパリチーズは良い感じに溶けてもちもちになっています。見た目シンプルですが、チーズがかなり多めに入っているのでリッチ感があります。これはチーズ好きなら毎日食べたい一品

Hamraからコーラ・ステーションまでは片道3.5kmほどでした。

8時半くらいに到着して、8時40分くらいにはミニバスが満席になって出発。

今日1日通して、ミニバスはあっという間に満席になって出発していたので、ベイルート~スールの区間の移動はかなり楽だと思います。

 

40分ほどバスに揺られて、まずはサイダーで降りました。ベイルート⇒サイダーは2,000ポンド(≒145円)。

サイダーは、ベイルート、トリポリに次いでレバノン第3の都市らしいです。

サイダーの観光地、シドン城(Sidon Sea Castle)にやって来ました。

Sidon Sea Castle

海の中に突き出た城です。13世紀に十字軍が建てて、17世紀に改修した城らしいです。

エジプトからこっち、紀元前の遺跡を見過ぎたせいで「13世紀?めっちゃ新しいやん」と思うようになってしまいましたが、冷静に考えたら普通に古いです。入場料は4,000ポンド(≒291円)。

 

海の上を歩いていくのって良いよね。

 

入口の上には石像がいます。

 

シドン城は規模的にはそんなに大きくなく、すぐに見終わってしまいます。

 

船を付けられそうなエリアがいっぱいあったので、城に籠って戦闘すると言うよりは、海戦がメインでその拠点となる城だったのかな。

 

サイダー城を出て、市街地を通ります。

ビブロスと違って、観光客向けではなく地元の人向けの町って感じです。

グーグルマップを眺めていて何となく気になった、セント・ルイス城(Saint Louis Castle)に来てみました。


入場料無料。と言うか、草刈りしているおじさんら以外に誰もいませんでした。一応草刈りおじさんに挨拶してから入りました。

城の上部からそのまま丘に繋がっていると言う、ちょっと不思議な造りの城です。

 

高台具合が中途半端なので、眺望はいまいち。

 

また海沿いに降りて、サイダーのバスステーションへ。このカフェの西隣にありました。

サイダーは、この長距離バスステーションから北行きも南行きも出ていました。

 

また50分ほどバスに揺られて、スールに到着。サイダー⇒スールも2,000ポンド(≒145円)

バス内で日差しが当たる側の席で寝てたら暑くなりすぎて、起きたら頭がグラグラしました。日射病なりかけちゃうか(; ̄ω ̄)

とりあえず手近なカフェに入って頭を冷まします。

アメリカン2,000ポンド(≒145円)を頼んだら、なんかやたら甘いのが出てきました。ていうかこれ、ネスカフェのクリーマーや砂糖が入ってるスティックコーヒーじゃない?w

持参の水を飲みつつ、コーヒーを飲みつつ、ゆっくり座って熱を冷ましたら、体調は戻りました。もう2,30分寝てたらヤバかったろうな(; ̄ω ̄)

 

世界遺産のティルスの遺跡エリア。入場料は6,000ポンド(≒436円)。

 

世界遺産ティルスとは

ティルス(Tyre)はかつてあった都市の名前で、紀元前2500年ごろから形成されていたと言われています。ティルスはフェニキア人の造った都市で最大の規模になり、紀元前1000年ごろにはフェニキアの首都にもなったそうです。

その後、マケドニアやローマ帝国の支配を経てティルスは徐々に衰退していき、現在ではスールと言う小さな町になっています。

今スールに残っているティルスの遺跡は、ローマ帝国の支配時代(紀元前1世紀~6世紀ごろ)の物だそうです。

 

はい、これがティルスの遺跡です!

・・・柱ばっかり!!!

一応周囲に、遺跡っぽいのがごちゃごちゃあります。

激しく崩れているせいか、周囲の遺跡には立ち入れないみたい(ロープが張られている)です。ロープが1本張られているだけなので越えられなくはないですが、何故か野犬もいっぱいいるので、近づきたくありません。

これは大浴場跡。テルマエ・ロマエに出て来るようなやつです。

こんなよその支配地にも大浴場造るなんて、ローマ人は本当に風呂好きだったんですねー。

床はもともとタイル張りだったみたい。

 

つきあたりは地中海です。

 

バールベックで見たような模様の石がゴロゴロ転がっています。

ここまで壊れると復元のしようが無いんだろうな。

敷地はそこそこ広いんですが、歩ける場所が少ないので、あっと言う間に見終わってしまいました。これで6,000ポンドは高い・・・。そりゃ歴史的には価値があるんでしょうけど、歴史に疎いド素人的には「残っててなんぼ」です。ここまで壊れてると盛り上げるのは難しい(;^ω^)

 

スールの町は思ったより新しい建物が多い。

 

スールの長距離バスステーションはこのあたり。

グーグルマップ上にはタクシーステーションって書かれているんですが、実際はこの西側~南側の道路にパラパラとバスが停まっている感じでした。

 

スールからベイルート直行のバスがあれば良いなと思ったんですが、人に尋ねると「サイダーで乗り換えなよ」と言われてしまったので、またサイダー行きのバスに乗りました。

 

腹が減ったので、サイダーで昼飯。ホンモス。5,000ポンド(≒364円)。

ホンモス

ホンモスと言われて出されたんですけど、ボクの知ってるホンモスと違うΣ(‘ω’ノ)ノ

ほとんど潰されていない、煮たひよこ豆がゴロゴロしています。卓上のオリーブオイルをたっぷりかけていただきます。

豆感が強くてこれはこれでうまーい(*´ω`)

強めの酸味とオリーブオイルが良い感じに合わさっています。パンが進む進む。

 

またサイダーからミニバスに乗って、ベイルートのコーラ・ステーションに着いたのは16時。意外と時間かかった・・・。

帰りもまた3.5km歩いて帰りました。

 

いっぱい歩いたので、宿の近くでデザートを買って帰りました。チョコムース。2,500ポンド(≒182円)。

けっこう良い値段しやがる・・・と思ったら、濃厚でまったりとしたおいしいムースでした。

 

さて、明日はベイルート近郊を観光します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ケー より:

    コーラとかサイダーとか炭酸系多いですなww
    今年も楽しく見させてもらってます!

  2. wolt より:

    >>ケーさん
    確かにどっちも炭酸系ですねw
    今年もよろしくお願いします~(*´∀`)

  3. baum より:

    還暦を迎えてお思うこと…
    最近’100年’と言う単位が身近に感じられる様になり、感覚的にイメージ出来る長さに成りました。そうなると2~300年前の江戸時代は意外と最近なんだ❗️と。もっと言えば弥生や縄文の生活も、ついこの間までその辺りでやってたんだ!と。そう思うと遺跡が残っているのも理解出来る今日この頃デス^ ^
    30歳では理解できないでしょうネ⁉️還暦を迎えてからのお楽しみ…という事でf^_^;)

  4. wolt より:

    >>baumさん
    江戸時代が最近ってのは中学生の時に本読んでて思いました!「え、めっちゃ近いやん」と。
    読書は人生の疑似体験ですよー(・∀・)