【エジプト】アレクサンドリアのカイトベイ要塞を観光!めっちゃ好みの要塞!(2018年12月27日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はエジプトのアレクサンドリアにあるカイトベイ要塞を見に行きました!

 

黄金航路―アレクサンドリア

黄金航路(アレクサンドリア)

著作権元:株式会社アピリッツ
出典:「黄金航路」「蒼海の武装商船」(いずれもサービス終了)

※黄金航路よくわからない方は、こちらのページの真ん中あたりで説明していますのでご興味がありましたらご覧下さい。
【リンク】はじめに
ご興味なければスルーして頂いても何ら支障はありません。

現在―アレクサンドリア

はい、めっちゃ久しぶりの黄金航路です。ボクの撮った写真が圧倒的に見劣りしますが、よく見比べて下さい。右端に同じ要塞が写ってるのです。本日はこのカイトベイ要塞を見に行きました。




昨夜はえらく風が強いなぁと思っていたら、早朝ふと外を見ると雨が降っていました。エジプトで雨に降られるとは。

日が昇ると雨は上がりましたが、外はげんなりする程の強風です。だって窓枠ガッタンガッタン鳴ってますもん。

しかし外出しないわけにもいかない。カイトベイ要塞を見る為にアレクサンドリアに来たんだから。と言う事でしぶしぶ外出。めちゃくちゃ波が高いです。

海沿いを歩くと砕けた波しぶきがかかります。気温は10℃でしかも強風なので、できるだけ濡れたくない。あまりにも寒いので、フリース着て来なかった事を後悔しました

強風の向かい風の中がんばって歩いていると、女の子3人がでっかいアイスを食べながら歩いて来るのとすれ違いました。やれやれ、こんな寒くて風が強い中、よくアイスとか食べるわ・・・

1分ほど歩くと、やっぱりアイスを持ったおばちゃん2人組とすれ違いました。いやいや、みんなアイス好きだねぇ

更に歩くと、アイス屋さんと、そこからアイスを持って出て来る男性2人組が見えました。・・・・・・・・。

買ってしまいました

なんと、この巨大アイス(ダブル)でたった10ポンド(≒62円)。

アイスは、いわゆるトルコアイスみたいな、粘度の高いなめらかなアイスでした。時々アラレみたいなのも入ってておいしい。チェーン店みたいだったのでまた見つけたら食べよー。寒いけど。

そう言えばお腹の調子はだいぶ改善しました。出歩く時はまだ少し不安ですけど。

 

エジプトのネコは警戒心強いな~と思っていたら、アレクサンドリアのネコはそうでも無かったです。

 

逆に近寄って来たり。

地元の人に可愛がられてるのかなぁ。ネコがのんびりしている街は良い街だ。

ものすごく傾いたボートの中にもいるw

風が強いので雲の流れが速く、晴れたり雨が降ったり忙しい天気です。

海辺の優雅なカフェ・・・のはずなんでしょうけど、こんな天気じゃ誰もいません。

 

タイルアートすごい!

 

カイトベイ要塞に到着しました。

城壁が高いので、近くまで来ると上の黄金航路のイラストのような風には見えないのです(;^ω^)

場所はここ。岬の先端にあります。

 

カイトベイ要塞(Citadel of Qaitbay)とは

1477年に当時のスルタン(イスラム系国家の王様・君主みたいな地位)のアシュラフ・カイトベイが建造した、アレクサンドリアを防衛する為の要塞です。

元々、この場所には世界七不思議と呼ばれていた“アレクサンドリア灯台”が立っており、そのアレクサンドリア灯台が地震で全壊した跡地に、アレクサンドリア灯台の資材を流用してカイトベイ要塞を造ったと言われています。

ちなみにですが、そのアレクサンドリア灯台は紀元前3世紀に出来たもので、当時の人口建造物としてはギザのピラミッドに次いで世界2番目に高い134メートルもあったとされています。

アレクサンドリア灯台は、下層部は四角柱、中層部は少し細い八角柱、上層部は更に細い円柱で・・・と言う所で、冒頭の黄金航路のイラストをもう一度見てみましょうか

黄金航路(アレクサンドリア)

著作権元:株式会社アピリッツ
出典:「黄金航路」「蒼海の武装商船」(いずれもサービス終了)

右がカイトベイ要塞、左に建ってるのは間違いなくアレクサンドリア灯台ですね。なんと、イラスト上で夢の共演をしていました/(^o^)\ナンテコッタイ

これはきっとイラストレーターかゲームデザイナーがアレクサンドリア好きだったんじゃないですかね。カイトベイ要塞とアレクサンドリア灯台を並べるなんて夢があり過ぎる(*´Д`)

 

よっしゃ!大航海時代の要塞!とテンション上げて城壁の角にある入口から入ったら、要塞と全然関係ない海洋博物館でした。

入場料10ポンド(≒62円)と大変良心的な価格設定だったんですが、ホルマリン漬けや生々しい剥製が多くて、子供が見たら泣きかねないクオリティでした。お子様連れの方は間違って入らないように注意です。生物学方面に知見がある大人にはおもしろいかもしれません。

 

はい、気を取り直して、カイトベイ要塞のチケット売り場に行きますw

ぼく「1名」

チケット売り場のおじさん「学生?

ぼく「うーん、学生・・・じゃ・・・ない」←こういう時ウソつけないタイプ

チケット売り場のおじさん「良いよ良いよ学生でw

学生チケット(大人の半額)の30ポンド(≒185円)で入場出来ました。

ワーイ(η・ω・)η

城壁内に入りました。

えらく立方体な要塞です。昔のRPGみたぁぁぁぁい!(*´Д`)

内部は3階建て。

今までに見た、大航海時代の欧州が建てた砦や要塞って、偉い人の住居や公務の機能を兼ねている物が多かったんですが、カイトベイ要塞は完全に軍事拠点を目的にして造られてるのがビシビシ伝わって来ます。

外に面した開口部はほぼ全て銃眼だし、外観が立方体な割に内部の間取りは全く対称じゃなくて複雑だったりします。これはアツい!!!

 

こう言う井戸みたいな穴はあれですよ。マリオ64ならクッパのいるステージに繋がっているやつですよ。

 

・・・・・・

無防備に覗き込んだら、落下防止策が何もなされてなくて、ちょっとヒュンとしました。縁が低いのにこれは危ないでしょう(; ̄ω ̄)

なお、この穴は要塞の正面入口の真上に造られていて、突入して来た敵に熱したオイルを上から流しかける為に造られた穴だそうです。何から何まで戦闘仕様なその感じ、ときめきますね

全体模型。

城壁は半分二重構造になっています。城壁の上部の面積がかなり広く取られているのは、大きな大砲などを設置するためですかね。

3階はかなり通路が狭い。

建物は立方体なんだから、造ろうと思えば2階と同じ幅の通路を造れると思うので、通路が狭いのも何か理由があるんだろうな。3階まで敵に侵入されると言う事は、多勢に無勢で応戦しないといけない状況になってるって事を意味するので、多い敵に対して少ない人数での白兵戦を想定しているのかな。

細い銃眼から、荒れた海がよく見えます。

 

どこにでもラクガキするアホはいるもんだなぁ・・・。

 

エジプト国旗の近くまでやって来ました。多分ここが、観光客が登れる最上階。

 

建物の中央部(多分)は、狭いですが吹き抜けになっていました。

格子が嵌った窓がいっぱいあるのは、味方間の連絡用ですかね。立方体のあっちとこっちにいちゃ、違う面の状況が分かりにくそうですし。

 

次に城壁の地下にもぐってみます。

 

!!!浸水していてこれ以上先に進めない・・・!

これはっ!これはどこかにある隠しスイッチを押せば水位が下がって進めるようにっ!(*´Д`)っ

と、半ば本気で周囲を探しまわりましたが、よく鳴くネコしか見つかりませんでした。

 

水で進めなかった所は、違う側から城壁に入るとアクセスできました。

いやそれでも水に沈んだ部分にきっと隠し通路が!!!!(しつこい)

二重城壁になった部分。

左側が海側で、銃眼が上下2列並んでいます。ここは要塞の西側ですが、あきらかに他の面より厳重。要塞は北側と東側が海に面していますが、結局陸からの侵攻を一番警戒してたって事ですね。

最後に城壁の上をぐるっと歩きます。

 

模型でも見ましたけど、実際に見るとやはり城壁の上がすごく面積広い。

ここに大型の大砲が並んで兵が詰めると、圧巻だろうなぁ~。

と言う事を考えながら歩くのが楽しいんですよすごく。RPGっぽいな~って思ってる時も、真面目に用途を考えてる時も、どっちもキュンキュンしてます

ボクはやっぱり、古代エジプトの宗教施設よりも、大航海時代の軍事施設の方が好きみたいです

あられもない姿のネコ。

 

海は相変わらず荒れ荒れ。

そう広くないからすぐ見終わるかと思ったのに、気付くと2時間半近く経っていました。戦闘に特化した要塞はロマンてんこ盛りでめっちゃ楽しかったです。

 

他の場所もまわろうかと思いましたが、カイトベイ要塞で120%くらい満足しましたし、強風の中歩き回って疲れて来たので、内陸部をうろうろしながら戻りました。

 

路面電車いたー!

アレクサンドリアの路面電車はアフリカ最古の路面電車と言われています。

そうは言っても、ボクはアフリカの都市部で路面電車をほとんど見ていない(見たのはモロッコのカサブランカくらい)ので、アフリカ最古って3つか4つくらいしか無いうちの最古じゃないかななんて思ってしまいますが。

建物はどれも古い。

昨日は「建物がヨーロッパだ!」と思いましたが、見慣れるとバルコニーや窓枠周辺はイスラム色が強い事にも気付きます。全体的な造りがヨーロッパで、細部がイスラム系と言う感じ。不思議な街並みです。

道端に唐突に謎の・・・デパート屋上にありそうな遊具がいっぱいあるエリア、探偵ナイトスクープ的に言うとパラダイス的なエリアがありました。

柵なんか全然無くて遊具が歩道に飛び出してるし、天気が悪いからか誰も遊んでないし、密集し過ぎだしで、こう言うプチ遊園地なのか、それとも売り物なのか、判別が付きません。あと古い物ばっかりでホラーっぽい

 

午後飯は、昨日食事したお店でコシャリ(レバートッピング)を注文。

コシャリ

 

中はやっぱり、ぶつ切りのマカロニとパスタ、少量のコメ。上には揚げタマネギと炒めタマネギ、ひよこ豆、レンズ豆など。

前に食べたコシャリとは比べ物にならないくらいおいしい!パスタはそこそこ歯ごたえがあるし、味付けもなんだか複雑。

・・・ですが、おいしいと感じたのは最初半分だけで、後半はちょっと脂っこくてくどかったです(;^ω^)

昨日食べたのと同じサラダも頼んで、合わせて35ポンド(≒216円)。

 

さて、明日は今日より天気悪そうだし、今日のカイトベイ要塞で満足してしまったので、写真写りがちょっといまいちな所をまわる予定。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. baum より:

    地中海って瀬戸内海のイメージ持ってましたが、
    メッチャ波が凄い!冬の荒れた日本海みたいf^_^;)
    テトラポットの形は万国共通ですかネ⁈違和感ない。

  2. wolt より:

    >>baumさん
    だって地中海って短辺方向が日本海と同じくらいの幅ですし・・・ほぼ外海(^^;
    テトラポットは割とどこでも見かける気がします?優秀なんでしょうねー。