【エジプト】アスワンからルクソールに鉄道移動。AC車に乗れるのか!?(2018年12月20日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はエジプトのアスワンからルクソールに鉄道で移動しました!

 

今回の移動。200kmくらい。





さて、エジプトの鉄道についていろいろ調べると、エジプトの鉄道車両タイプは大きく分けて3種類あるようです。

  • 寝台車
  • エアコン車(AC車)
  • ローカル車

AC車は更に2,3種類あるようなのですが、ちょっとよく分からないので置いておきます。

これらの車両が、1つの便にくっついているわけではなく、寝台車の便は寝台車だけ、AC車の便はAC車だけと言う感じ。寝台車とAC車は特急便で大きな駅しか停まらず、ローカル車はもっとちまちま停まるみたいです。

この中で、寝台車は飛行機と同じくらいの値段するらしいので、寝台車はハナから眼中にありません。ていうかアスワンとルクソール間なんてたった200kmですし。乗りたいのは速くて安いAC車

が、旅行者間では「外国人には寝台車のチケットしか売ってくれない」「普通にAC車のチケット買えたし乗れた」と言う情報が錯綜しているのです。

この場合、実際乗った人がいるので、前者の「外国人には寝台車のチケットしか売ってくれない」と言うのは誤情報である可能性が高いわけですが、旅行者間で語られる誤情報には“根も葉もないデマ”と言うのはあんまり無く、たいてい“根も葉もあってそれを勘違いした結果”の誤情報である事が多いです。

要するに、「外国人には寝台車のチケットしか売ってくれない」と「普通にAC車のチケット買えたし乗れた」と言う2つの情報が語られていると言う事は、「外国人をAC車に乗せてはいけないと言うルールは無いけれど、外国人にAC車チケットを売らないゴミクズ職員が多くいる」と言う推測が立ちます。

 

と言う事で、ボクも昨日チケット窓口でこちらが話し終わらないのに「フル。ゴートゥースリーパー」と言われてチケットが買えなかったのですが、上記の通りの推測を立てていたので、実際はフルじゃないんだろうと踏んで、朝7時30分の便を狙って駅に向かいました。

 

しかし自信満々かと言うとそうでも無く、もし電車に乗れなかったらどうしようと不安になったので、ホテルのスタッフに「バスでルクソールに行くにはどうしたら良い?」と聞くと、何やらメモを書いてくれました。

これをミニバスに見せたら、ルクソール行きのバスに乗れるよとの事らしいです。結果的にこのメモは使わなかったのですが、駅に行くまでの10分間の心の安定を得られました。めっちゃありがとう!

 

7時に駅に着いて、昨日と同じチケット窓口に行くと「チケットなら車内で買って」と普通に言われました。やっぱり職員によって対応が違うようです。

エジプト鉄道のAC車。古いけど丈夫そうな車体です。

 

座席はまだスカスカ。

 

座席も古くて汚いけど、しっかりした座席です。前後の幅も広くてゆったり。

 

駅近くの、町のパン屋さんみたいな所で買ったパンを食べます。バターチーズロール。3ポンド(≒19円)。

3ポンドってすごい。

バターチーズ要素は少ないけど、生地はほんのり甘くて普通においしいパン。

 

胡麻パン。1ポンド(≒6円)

こちらは胡麻が表面にかかってるだけで中身は何も入っていませんでしたが、1ポンドって値段が尋常じゃない

確かにアフリカの多くの国ではテキトーなドーナツが6円とか8円で買えましたが、パンってもっと手がかかるじゃないですか。菌が必要だったり発酵させたり、焼く設備だって必要だし。これで利益出てるんですか?大丈夫ですか!?(;´Д`)

 

列車は定刻どり7時30分に出発。乗車率は7割程度でした。どこがフルやねん。

30分ほどすると、車掌さんがまわってきたので「チケットほしい」と言うと、普通に購入できました。38ポンド(≒236円)。

ネットで見た料金は31.45ポンドとかだったんですけど、微妙に高いのはなんでだろう。6.5ポンド(≒40円)ぼられた?w

まぁ、とにかく普通にAC車に乗れたし車内でチケットも買えました。昨日の窓口職員がゴミクズと言う事が確定しました。

 

ナイル川沿いを走ります。これはナイル川の支流と言うか、ちょっと川が分かれた所。

ごくごく普通の川の川にしか見えませんw

驚いた事に、列車が自動車より速いんですよ。え?驚かない?いやいや、ボクが自動車より速い旅客列車に乗ったのは2月のモロッコ以来です。南アフリカ共和国の列車ですら遅かったですからね。あぁ、モーリタニアのアイアントレインも速かった気がしますけどあれは貨物車なので除外で

アフリカの鉄道ってたいていボロくて遅く、いつも窓の外を走る自動車に追い抜かれており、それが当たり前の光景だったので、自動車をぐいぐい追い抜いて行く列車に感動すら覚えました。速い。列車速い

そんな速い列車に乗って、3時間15分ほどでルクソールに到着!

 

宿はグランド・ホテル(Grand Hotel)。もちろんただの安宿です。この名前、電話に出る時とか恥ずかしくないのかな・・・。

バスルーム共同ツインルーム90ポンド(≒560円)。バスルーム付きの部屋だと110ポンド(≒684円)。

安いのでどっちでも良かったんですが、バスルーム共同の部屋の方にバルコニーがあったので、こっちを選びました。バルコニーからの眺め。

眺望は・・・僅か!w

 

宿のオーナーからルクソールの主要観光地の説明を聞いて、明日のルクソール西岸ツアーに申し込み。6時間程度のツアーで100ポンド(≒622円)。

オーナーはすごく丁寧に観光地の説明やルクソールの注意(詐欺とか)をしてくれたんですが、ちょいちょい「わかった?」「大丈夫?」と確認を求めて来るので何かなと思ったら、最後に「私の英語は問題ありませんでしたか?伝わりましたか?」と聞かれました。英語に自信が無かったみたいです。

なんて・・・・・・なんて謙虚(;∀;)

最近思うんです。謙虚さは文化水準が高い証だと。アフリカ人は自分の英語に謎の自信がありますからね。このオーナーの謙虚さに涙が出そうです。

 

スマホの電池が切れそうだったので1時間ちょっと休憩してから外出。

現金が少なかったので銀行を探したんですが、近くにあんまり無い。仕方なくその辺のATMでおろしました。

今回は問題無かったので良いんですが、ATMはクレジットカードが吸い込まれて出て来なくなるのが怖いので、出来るだけ銀行付随のATMが良いのです。トラブルを回避するバックパッカーの豆知識。

少しうろうろ。

どこからかパンを焼く香りがふわっと漂って来ます。エジプトはパン文化の国だそうなので、その辺の家でパン焼いてるのかな。

アスワンもそうでしたが、時々馬車が普通に走っています。

 

今日の食事。焼き魚、サラダ、ごはん、アエーシ。50ポンド(≒311円)。

こう言うバランスの良い食事に幸せを感じる。

魚を開いた中には、なぜかピーマンがいっぱい詰まっていました。

この魚おいしかったー。魚はフライも良いけど焼き魚がやっぱり最高だと思う(*´ω`)

 

今日は移動しかしていないので、夕方ルクソール神殿のライトアップでも見に行こうと思ったんですが、なぜか疲労感がすごくて、意思に反して18時半くらいにベッドに入ってしまいました。仕方ない。うん、仕方ない。

明日はルクソール西岸ツアーに参加します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 道草亭ペンペン草 より:

    ネットの情報は確かに慎重にあたらないと、思い込みをしてしまいがちですね!
    肯定的な意見の人と否定的な意見の人が入り交じる。
    今回の場合は従業員の対応の悪さだった様ですが、
    旅行者のコミュニケーション能力によるところが多いような気もしますね!

  2. wolt より:

    >>道草亭ペンペン草さん
    えぇまぁ、今回のはネット半分リアル半分って感じですけどね。東アフリカは他の旅行者に会う事が多いので。
    どちらかと言うと運によるところが大きい気がしますね。ボクも何の前情報も無かったら今回「買えんかった」ってなったでしょうし。「ルクソール」としか言ってないのにぶっきらぼうに「フル!!!」ではコミュニケーションもへったくれも無いですw