エチオピアから飛行機で一気にエジプトのアスワンへ(2018年12月16日~17日)

あっさらーむあらいくむ!(イスラム教圏で幅広く使える挨拶)

今回はエチオピアのアディスアベバからエジプトのアスワンへ飛行機で飛びました!

 

こんな感じでビューンとアスワンへ。カイロ経由です。

アディスからアスワン



朝4時15分の離陸直後に安らかに寝落ちたボクですが、5時半頃に機内食で起こされました

ね、寝てねぇ・・・でも確かにお腹は空いたからごはん食べりゅ・・・(ヽ´ω`)

メインのトレイに入っている、白い細長い物体は一瞬マトケ(食事用バナナ)かと思いましたが、食べてみるとふわっとした練り物のような粗めのハンペンのような、おいしい謎の食べ物でした。この飛行機はエジプト航空なので、これはエジプト料理なんだろうか。

 

国際線の機内アナウンスってたいてい、”出発地の国の言語””到着地の国の言語””英語”の3種類でアナウンスされると思っていたら、この機内ではもう完全に“アラビア語”と”英語”のみでした。エチオピアのアムハラ語は無視か・・・。

 

出発後3時間45分で予定通りカイロ空港到着。

 

さて、国内線に乗換えですが、エジプトビザはここカイロで取らないといけません

ぼく「ビザはどこで取れますか?」

空港職員「そこの銀行で取れるよ」

銀行窓口で、25USドル(≒2,815)円)でエジプトビザを購入した!

エジプトビザ

25USドル払ったら、パスポートすら要求されずに2秒でビザが出て来ました。これってビザではなく、ただのエジプト入場料みたいなもんでは・・・。アフリカ諸国のビザより圧倒的に安いのに、いまいち釈然としないビザです。

 

国内線乗り継ぎ専用のイミグレーションへ行き、記入した入国カードと、ビザと、パスポートを提出します。

イミグレ職員「Come from?

ぼく(たぶん国籍を聞いてるわけじゃないよな・・・)「アディスアベバ」

イミグレ職員「Visit?

ぼく(話の流れから言うと行き先か?)「アスワン」

イミグレ職員「Visit?Work?」イライラ

ぼく「Tourism」(Visit?で分かるわけないだろ文章でしゃべれよ。ていうか入国カードに書いてるだろ)

スタンプ\\\ガシャコン////

ぼく「・・・・・・・・・これ、貼り直していい?」

イミグレ職員「は????なんで?」

他国のスタンプに重ねて貼って良いワケねぇだろうが(#^ω^)

しかもよりによって思い出深いモヤレ国境のスタンプに重ねやがって!

ぼく「貼り直したからスタンプ押し直して」

イミグレ職員「は????なんで?」

まだ通り過ぎてないのにスマホのゲームやりかけてんじゃねぇよ。見えてるよ落ち物ゲームの画面が。割り印みたいにビザにかぶるように押してるんだからビザ貼り直したら押し直さないといけないだろ。

はい、違うページに貼ってスタンプももらい直しました。

44ヶ国目!エジプト入国\\\└(‘ω’)┘////

首都の国際空港のイミグレ職員がゴミのようじゃないか・・・。大丈夫かエジプト。

 

とりあえずは水を購入。500mlで22エジプトポンド(≒138円)もしました。

これはカフェで買った水ですが、免税店の方が安い事に後で気付きました。

Wi-Fiや電源などを探して、ターミナル内をうろうろ。

広いだけで何も無いな・・・。

端まで来てしまいました。

電源はちょいちょいありましたが、Wi-Fiは30分限定のフリーWi-Fiしか見つかりません。

唯一あるのは、ショボいカフェ1つと免税店1つ。このカフェにはWi-Fiはありませんでした。

国内線とは言え、もう少しいろいろあるんじゃないかと思ったんですけど・・・。めちゃショボい。

変なオブジェ置く金があったらWi-Fi設置しろ!

 

アフリカビジネスフォーラムとやらのポスター。

地域に関係ある写真が貼ってあるのかと思えば、そうでも無いみたいです。だって西アフリカにシマウマはいないもの

 

まぁ何も無くても良いのさ。とりあえずは寝たいし。オフラインでもパソコンさえあれば書きたい文章はいっぱいあるし。

食料はエチオピアお菓子のみですけど。コーヒー豆とか。

 

そんな感じで、寝たり、ブログ記事書いたり、スマホゲームしたりとダラダラと過ごして、夜は暖かくて横になれる座席を探して寝ました。

 

翌朝、12月17日。朝6時くらいに起きて、ゲートに移動。どこの便からやって来たのか、国内線ターミナルに一気に日本人が増えていてびっくりしました

ボクの乗るアスワン行きの便のゲート前も、日本人旅行者がちらほらいました。と言うか中国や日本などのアジア系と、インド系の乗客ばかりが目立ちます

ボクの隣に、日本人の年配男性1人+年配女性3人のグループが座って話し始めました。どうやら広島出身の人達みたいです。

多分広島のおばさん「カイロからアスワンと言うと、広島から東京と同じくらいかねぇ?」

・・・うん?そんなもんなのか?カイロからアスワンの方が遠そうなイメージだけど・・・

ドンピシャで同じ距離じゃないですか

利用サイト:The True Size(https://thetruesize.com/)

一致し過ぎて戦慄が走りました。広島のおばちゃんの距離感覚パネェっす。ボクは未熟者でした。

 

そうこうしているうちに搭乗。

 

アスワンまでは1時間25分なので機内食は出ませんでしたが、クッキーが出て来ました。

このクッキー、めっちゃリッチな味がする。ショートニングのクッキーとは明らかに格が違います(*´ω`)

 

予定通り9時半くらいにアスワン空港に到着して、荷物受け取り。

ボクの預け荷物、早く出て来た事無いんですよねー。

・・・・・・・

いつも不安になった頃に出て来るんですよー。

・・・・・・・

ウィィィィガタン(コンベアの止まる音)

ザック出て来んやんけぇぇぇぇぇ/(^o^)\ウワァァァァァァ

空港職員「あなた国際線?こっち」

全然違う部屋のコンベアの上に、ボクのザックが置かれていました。違う便で先に着いていたようです。あー、良かった、またロストバゲージかと・・・・・

ぼく「あのー、カバンにカバーかけてたんですけど。」

空港職員「イエス」

ぼく「黄色いカバーなんですけどね。」

空港職員「イエス」

ぼく「そのカバーが無くなってるんですよ。」

空港職員「イエス」

ぼく「カバー見ましたか?」

空港職員「イエス」

ぼく「カバー見てませんか?」

空港職員「イエス」

ぼく「あなたがたが、ボクのカバンのカバーを無くしたんですよね?」

空港職員「イエス」

ぼく「カバー持ってるなら返してもらえますか?」

空港職員「イエス」(微動だにしない)

ぼく「ボクの質問の意味わかってます?」

空港職員「イエス???」

日本のイエスマンもびっくりだよ!!!!!丸っこいおっとりしてそうなおばちゃんで、ニコニコはしてますけど、多分全く英語は分かってないです

よく見るとザックはかなりホコリだらけなので、きっとかなり序盤の方で無くなったんでしょう。おそらくこの空港まで届いてない。

ザックカバーを止めていたカラビナはご丁寧に残っている所を見ると、おそらく運搬中に大きく破れたとかで勝手に外して捨てられたのかと思われます・・・。

いやまぁ・・・どうせあと1ヶ月くらいで捨てるつもりではあったけど、せっかく日本からここまで使ったカバーだし、最後は「このくらいボロボロになったぜ!」って写真に収めたいと思ってたので、結構ショックです

 

もう既にほとんどの乗客が空港から出て行こうとしていて、このままだとまたナミビアの二の舞で空港から移動できなくなりそうだったので、ザックカバーはあきらめて急いで荷物検査場を出ようとすると、さっきのイエス職員に止められました。ザックをX線検査機に通せと言っているようです

X線検査機に通して、出て来たザックを持って行こうとすると、また止められました。

イエス職員「オープン。メタル」

ぼく「ペンライト」

イエス職員「メタル」

ぼく「ナベ」

イエス職員「メタル」

ぼく「箸」

イエス職員「メタル」

ぼく「スプーン」

イエス職員「メタル」

ボクの精神状態が通常時なら、「めたる」って鳴き声の小太りのポケモンを見ているようで愛おしく思えて来るかもしれませんが、ボクの視界には空港の前でハイエースのミニバスにぞろぞろ乗り込む乗客の姿が見えているんです。あれに乗り遅れたら交通手段が無い可能性大です。

ぼく「ザックのフレームがメタルなの!!!フレーム!!!わかる!?!?!?」

めたる「OK

OKなのかよ!それで良いなら最初から検査すんなよ!

ていうか、空港に入る時ならともかく、出る時に金属の検査する意味がわかりません。麻薬とかそう言う持込禁止の物の検査ならわかるんですけど。

 

いそいで荷物を詰め直して、走って空港の外に出ると・・・・・・・

 

 

ハイエースいねぇ・・・・・・orz

うんまぁ、そうだと思いました・・・(›´ω`‹ )

タクシードライバー「タクシー???」

ぼく「いらん」

タクシードライバー「ノーバス!オンリータクシー!

ぼく「いらんっつってんだろ英語わかんねぇのか!!!!!

ザックカバーを無くされた上に、トロい職員のせいでミニバスまで逃してイライラMAXです。

空港からアスワンの町までは25kmくらいあるし、今のボクは現金ゼロな上に飲み水を持っていないので、何か乗り物を捕まえたい所ではありますが、空港タクシーはどうせ高いだろうと思って、ドライバー3人くらいを振り切って空港の出口に向かって歩き始めました。

 

空港の出口付近で、1台のタクシーが追いかけて来ました。

タクシードライバー「いくら?」

ぼく「100ポンド」(適当)

タクシードライバー「150」

ぼく「100」

タクシードライバー「130!」

・・・うん?130エジプトポンドと言うと・・・800円くらいじゃないか。エジプトのタクシーの相場はわかりませんが、25kmで、1人でタクシーを使って800円なら全然許容範囲です。

と言う事で、タクシーに乗る事にしました。

途中で銀行にも寄ってもらって、無事に現金ゲット。

空港にいるタクシードライバーは悪い奴に違いないと思い込んでるボクなので、最後の最後まで疑っていましたが、ちゃんとアスワンの駅前まで行ってくれたし、200ポンド渡すとお釣りを持っていなかったようで、お釣りを作るために周辺のお店をまわって、キッチリ70ポンド返してくれました。

「もしどこか行きたい所があれば電話ちょうだいね!」と言われて別れました。普通に善良なタクシードライバーでした。疑ってすまんかった。

 

アスワン駅からすぐ近くの、Noorhan Hotelと言う所にチェックイン。トイレ付個室140ポンド(≒879円)。

なぜかツインルーム。思ったよりキレイで嬉しい。

 

さて、まずはSIMカードを購入せねば。と言う事で町歩き。

一気に中東っぽい雰囲気になりました。まぁ最後の少年2人はインド系ですけど。

この建物・・・

 

外壁のデザインが壁画Σ(‘ω’ノ)ノ

HUAWEIの上にエジプト壁画ってなんか斬新w

エジプトのSIMカードはOrangeかVodafoneが主流みたい。西アフリカで馴染みのOrangeでも良かったんですけど、先にショップを見つけたVodafoneにしました。

SIMカードを契約書と一緒に袋に入れてくれました。なんて文明的で先進的なんでしょう。アフリカはたいてい、その場でおばちゃんが開封して、SIMカードの金属面をベタベタ触りながら渡してくれますからね。だからSIMカードの初期不良率が高いんだよこのやろう

なお、電話番号付き+3.3GBデータプランで105ポンド(≒659円)でした。お手頃価格。

 

昨日は空港でピーナッツとコーヒー豆とビスケットしか食べていなかったので、今日はまともな物をガッツリ食べるのです。魚のフライ+サラダ+ごはん+アエーシ(エジプトの平たいパン)で50ポンド(≒314円)。

左に写ってる、白いドレッシングが濃厚でクリーミーで、持ち帰りたいくらい美味しかった。

魚のフライは大きい!

衣にスパイスが練り込まれているようで、ピリッとするし塩気もしっかり。魚はナセル湖の魚だと思うんですが、脂がのっててジューシー!

コメにはなぜか焼きそば麺みたいなのが混ざっていました。そばメシ?

いやぁ、人間らしい食事って大事ですね。人間に戻れた気がします。

 

その後は、小さいカフェで水を買ったら、なぜかお茶をご馳走してもらったり。

水が1.5Lで5ポンド(≒31円)と言う安さなのに、お茶をもらって良いんだろうか・・・。

缶ジュースを買ったらサトウキビジュースを2杯もご馳走してもらったりしました。

 

サトウキビジュースは、搾る機械が意外としっかりしていてびっくりしました。アフリカ東部や東南アジアにあるショボい圧搾機とは別物です。

サトウキビジュース2杯も飲んだので、缶ジュースは飲めずに持って帰りました。本末転倒w

 

さて、明日は世界遺産アブシンベル神殿に行って来ます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 道草亭ペンペン草 より:

    アフリカでの多くの写真を見ていて思うのですが、えらく青色と黄色の構成の風景が多いですね!あれは太陽光線の違いかしら?目視してもやはりそんな風景なのでしょうか?

  2. wolt より:

    >>道草亭ペンペン草さん
    “アフリカ”って全部でくくられてしまうと、どんなのをイメージしておっしゃってるのか分かりかねるのですが、天気が良くて乾燥していると空は青く見えますし、エジプトは建物がやたら黄色ですね。