でなね!
今回はエチオピアのアディスアベバからメケレに移動しました!
今回の移動。930kmもありました。
移動中地図を見ていると、なぜか迂回するルートを取っていました。
朝は3時半に起きて支度をし、4時のピックアップを待ちます。4時10分くらいにETTの車がやって来て、無事ピックアップされました。忘れられていたらどうしようかと。
4時半くらいにバスステーション到着。バスステーションと言うより、ただの道路脇でした。
メケレ行きは、Abayバスだけで1号車から3号車までありました。2号車(たぶん)に乗車。
メケレ行きはAbayバスだけじゃなく他にも少なくとも2,3社がバスを出しているはずなので、かなり需要のある路線のようです。
Abayバスはちゃんと充電出来ました。しかも、スマホ用と、容量大きめのタブレット用の2種類あり。
長距離移動は、充電できるかどうかだけで安心感が違います。
バスは5時ちょうどに出発。料金が高いだけあって優秀。出発してすぐに爆睡してしまいました。
寝たり起きたりしてたら、いつの間にか明るく。
旅行者間で有名な、エチオピアの移動にまつわる話はいろいろあるんですが、そのうちの1つが恐怖のゲロバス。エチオピア人は異様に乗り物酔いしやすいらしく、たいていバスの中はゲロゲロになると有名なのです。
が、エチオピア南部からアディスアベバまではそんな事も無く、ハワサからのバスで1人だけ気分が悪そうにしていてゲロ袋を握りしめている人がいましたが、結局、その人は最後まで頑張りました。
・・・が、このバスは既になんかアレな臭いが漂ってますね。誰かやらかしたようです。
よく見ると、寝ていたボクの前にも、黒いビニル袋が挟まっています。乗客全員に袋が配られるシステムのようです。
やだなーやだなーと思いながら、幸い窓際の席だったので、窓を微妙に開けて換気。道路工事が多くて頻繁に未舗装の道を走るので砂埃がひどく、窓を大きく開けられないんです。
後ろからいろいろ聞こえて来ますが、ボクより前方に座っている人は意外と無事でした。「前の座席だから揺れが少なくて酔わないはず」と言う自己暗示によるものでしょうか。意外と大事ですよね、自己暗示。自分の視界で吐かれないのは大変ありがたいです。
10時半ごろに30分の休憩が入りました。
朝食タイムのようです。エチオピア人はなんでそんなに朝食が遅いの?
ボクは早朝、バスが出発する前にコーヒー豆のお菓子とビスケットを食べていたので、食堂内には入らずにコーヒーだけで・・・と思っていたら、隣に座っていた老婦人2人連れが、パンをちぎって分けてくれました。
パンはずっしりと重いパンでおいしかったです。
バスは割と快調にぶっ飛ばします。ボクの後ろに座っていた小学校高学年くらいの女の子がゲロった時にはボクも少し危うかったですが、別に自分は車酔いしているわけではなく、気分的なものなので、何も考えないようにして頑張りました。
バスの乗務員は1人だけで若い男の子だったんですが、ずーっとビニル袋や水を持ってバス車内を走り回っていました。この仕事、気分悪い客のお世話が9割じゃないですか。ハード過ぎる。
恒例の検問は2回だけ。そのうち降ろされたのは1回だけでした。
バナナロバ。
誰か人が先導しているわけでもないのに、ちゃんとどこかに向かって真っすぐ歩いています。ロバさん賢い。
バスはどんどん山道へ。
どうも人によって、細かい振動が苦手なタイプと、大きな横揺れが苦手なタイプがいるようで、前半は未舗装路が多くて細かい振動、後半はグネグネ山道で大きな横揺れが多かったので、前半吐いていた人が後半は全然元気だったり、前半なんでもなかった人が後半でいきなりゲロゲロし出したりしていました。
このあたりには、やたら角が巨大な牛がいっぱいいました。
出発後13時間15分経過した18時15分、バスはメケレに到着しました。
ほぼ真っ暗ですが、予定よりかなり早く着きました。だいたいみんな20~21時着と言っていたので、そのくらいを覚悟していたんですが、早い時間帯で良かったです。
さて、事前にネットで予約していた宿Union Hotelに向かいます。メールで送付されてきた地図を見ると1kmちょっと。まだ早い時間帯なので歩く事に。
しかし・・・その地図のあたりに到着しても、それらしき建物がありません。周囲の人に訊いても、誰もUnion Hotelなんて知りません。
困ってうろうろしていると、声をかけられました。「アレッ?アナタ日本人デスカ?」見ると、恰幅の良いエチオピア男性が近づいて来ていました。
そう言えば結局、彼の名前を聞いていないんですが、この方はつい最近まで大阪のエチオピア料理店で何年も働いていて、数カ月前に故郷のメケレに帰って来たばかりらしいのです。普通に日本語ペラペラ。
この方が一緒に探してくれて、結局、「どうもUnion Hotelはこの辺に無いみたい」と言う事が分かり、ずっと繋がらなかったホテルとの電話もこのタイミングでようやく繋がったので、そのまま車で送り届けてもらえました。
困っている所で大阪に住んでいたエチオピア人に出会うなんて、ビビるくらいの幸運でした。
しかし、へとへとでUnion Hotelのレセプションに辿り着くと、
ぼく「オンライン予約してたんだけど」
レセプション「オンライン予約は今動いてない。部屋は無い」
ぼく「は!?!?!?!?!?」怒怒怒
いやいや、ちゃんとシステム動いてたし、自動返信のメールも来たよ。と言っても、「動いてない」の一点張り。
なんかもう態度がムカついたので延々問い質し続けると、ようやくボソッと一言「パスワード失くした」。
こーのIT弱者がっ(#^ω^)(CV:宮野真守)
IT弱者が無理にネットを使おうとするとこういう事になるんですよね・・・。百歩譲って、パスワード失くしてログインできなくて予約状況が見れなくて満室なのはギリギリ許せるけど、その「自分のせいじゃない、オンライン予約した方が悪い」と言わんばかりの態度は許さん。
パスワード失くすお前が悪い、オンライン予約を止める手続きをしないのも悪いと言い続けると、だんだんションボリし始めたので、気持ちを切り替えて、近くの別の宿に案内してもらう事に。
最初は宿から出ずに指差しと口頭で教えようとして来たので、「連れて行けよ!!!」と言って案内してもらいました。100メートルも離れてないくらいの所に別のホテルがありました。
1泊300ブル(≒1,201円)でようやくチェックイン。メケレには18時15分に着いたのに、なんだかんだでもう20時近くなっていました。
12月7日は、明日からのダナキルツアーに持って行く物の準備と、散歩だけ。
朝6時台にメケレの町をうろうろ。
店舗はあまり早くは開いてないみたい。
すっぴんで歌舞伎をやれそうなハト。
朝7時を過ぎるとぼちぼち飲食店が開き始めたので、朝食。ヨーグルトとパン。35ブル(≒140円)。
すげー大量のヨーグルト出て来た!
このヨーグルトはまったく甘くはなく、卓上の粉末トウガラシと塩を振って食べます。
ヨーグルトをおかずにパンを食べるのは初めてでしたが、意外といけました。でもヨーグルトはもっと少なくても良いな。
昼はショッピングセンターへ。
メケレの中心にどーんと建つショッピングセンターなので、どんなのかと思えば、なんだか古い学校のような建物に、あれこれ個人の店舗が入ったような感じのショッピングセンターでした。
店のジャンルも、調理器具や化粧品、服飾品と、ちょっと偏っていて、欲しいもの(ウェットティッシュ)は見つからず。結局ウェットティッシュは町中の個人商店で買いました。
昼飯はインジェラ。生野菜+ひき肉炒め。
おぉ、これは野菜も肉も摂れる健康的なインジェラ!ヾ(‘ω’)ノ”
インジェラが作り置きっぽくて、ちょっと端が固くなっていたりしましたが、美味しく食べられました。
これは近くの個人商店のおばちゃんイチオシの、モリンガ・ジュース18ブル(≒72円)。
モリンガとやらは、なんだかすごく健康に良い植物らしく、葉は乾燥させてお茶みたいに煮出して飲み、果汁はこんな感じでジュースとして飲むらしい。
味の方は・・・匂いがキツイけどまぁまぁおいしい。酸っぱいような苦いような強烈な匂いがしたので飲むのを躊躇しましたが、味はそこまで酸っぱくも苦くもなく、さっぱりと甘さ控えめな美味しい炭酸ジュースでした。
さて、明日からは3泊4日のダナキルツアーに行って来ます。一応電波は入るようなのでツイッターはちょいちょいやると思いますが、パソコンは持って行かないのでブログは更新しません。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
バナナを背中にくくりつけられて、てくてく歩いて運ぶなんて…
健気なロバですネ❗️バナナも首が回りそうにないし、お気の毒f^_^;)
歌舞伎鳩も見た事ないわー!面白~い^ ^
調べてみると、歌舞伎ハトはウロコカワラバトというそうですね!
>>baumさん
アフリカのロバは本当に扱いがひどいので、生まれ変わっても絶対になりたくない生き物です(^^;
>>道草亭ペンペン草さん
そうなんですね!「歌舞伎みたいな鳩」でよく探しましたね(@@