【ケニア】モンバサからナイロビに戻り。12時間近くかかった(2018年11月27日)

じゃんぼー!

今回はケニアのモンバサからナイロビに戻りました!

また500km弱をバスで戻りました。鉄道はやっぱり満席で・・・。3,000シリング(≒3,326円)もするファーストクラスはまだちょっと空きがあったんですが、さすがにバスの倍以上はちょっとなぁと。

そういや、数日前にナイロビでいきなり「ケニアには中国人に払う金は無い!」と怒られました。道路や鉄道建設で、ケニア政府が中国に金を払ってる事を言ってたんですが、高速鉄道がこんなに予約取れないくらい大人気なのに、一体何を言ってるんだと

しばしばアフリカには「貧しい我々が先進国にお金を払うのはおかしい。援助してもらって当然」みたいな人がいます。彼らは先進国がどれだけ莫大な金と人材と時間をかけて、技術や製品を開発して来たかを想像する力すら無いようです。基礎研究も開発もせずに優れたインフラを手に入れられると言うのは、それだけでものすごい恩恵なのに。それが嫌なら蒸気機関車からでも始めとけよ

アフリカは良い所も悪い所もいっぱい見ましたが「金持ちな人(や国)が我々にお金や物を援助するのは当然」と思っている人が多すぎます。万が一ボクがちょーお金持ちになってもアフリカに一方的な支援するのは絶対にやらないと思います。募金とかもぜってーやらん。ビジネスをするとかは考えるかもしれないけど、一方的な援助の類は1円たりともやらん

それはさておき、ケニアの高速鉄道はもっと増便してほしいものです。




朝イチで、宿から200メートルほど歩いてオブジェ(Mombasa Tusks)を見に来ました。

mombasa tusks

モンバサのランドマーク的なやつらしいです。象牙の形をモチーフにしたらしい。

1952年にイギリスからエリザベス女王が来るとかで建設したんだとか。

 

材質はアルミ製。叩くとけっこう大きな音が鳴ります。

 

単なるアーチかと思えば、モンバサの”M”の字を表してるそうです。

まぁこれだけなんですが、そう言えば昨日見に来ようと思っていて忘れてたな~と朝から来てみました。別に見ても見なくても良い感じですけど。

 

朝は宿の真下の食堂で。

 

チャイ40シリング(≒44円)、焼き卵70シリング(≒78円)、チャパティ30シリング(≒33円)。

焼いた卵とチャパティって、完全にウガンダのロレックスと同じ構成なんですが、ロレックスの2倍近い値段してますね。あっちは生野菜いっぱい入れてくれますしね。ケニアは都会な分、ちょっと物価高いかなぁ。

 

7時40分くらいに宿を出て、バス乗り場へ向かいます。

朝からむわっと蒸し暑いです。

モンバサにもバスステーションなんてものが無く、公道沿いに並ぶ各バス会社の前からバスが発着するシステム

ナイロビにもバスステーション無いし、ケニアってどこもこんな感じなんだろうか。

MASHのバス車内。座席の前後も左右も広々。

 

各座席で充電できる。これは見せかけじゃなかったです。金色なのは謎。

MASHはウガンダからケニアに来る時も使いましたが、ウガンダとの間を走ってるバスよりも明らかにランクが上がっている気がします。

 

バスは、定刻の8時30分を5分だけ過ぎて、8時35分に出発。優秀。

出発してすぐ、隣の客が変な食べ物をくれました。

細かく切ったバオバブの実を乾燥させて赤いパウダーをまぶした物でした。

食感は、ドライフルーツのリンゴとかに似ています。ちょっと固めでシャキシャキしてるような。味はクセの無い甘さ。けっこうおいしい・・・と思いきや、周りの赤いパウダーが妙に酸っぱくて、後からピリピリ辛くなって来て微妙な感じでした。パウダーかかってない方がおいしいと思うんだけど・・・。

 

出発後3時間半で1回目の休憩。午前11時くらい。

 

更に13時過ぎ頃に2回目の休憩。

何この巨大な休憩所Σ(‘ω’)

バスの乗務員に休憩時間を聞いたら「30分」と言うので、ここでしっかり飯を食って行く事に。

 

ライス50シリング(≒55円)とビーフシチュー250シリング(≒277円)

何も言わなかったらテイクアウト仕様で出て来てしまいました。

じゃん。

シチューはトマト味。肉は少な目。おいしいけどちょっと割高。

調子に乗ってジュースとビスケット。各60シリング(≒67円)。

移動日にしてはめずらしくいっぱい食べた!

 

17時、3回目の休憩。

 

ケニアらしい景色。日が沈む・・・。

 

まだ空に少し明るさが残る18時半、ナイロビまであと7,8kmまでやって来たので、19時くらいには着くかなと思っていたら、ここからの大渋滞がえぐかったです

一番ひどい所では、進まな過ぎて10分経っても同じ看板が見えてる状態。ボク10分以上”NISSAN”の看板眺めてましたよ。そんなニュース的にホットな止まり方しなくても良いのに

降りてバイタクでも捕まえようかと考えたんですが、残り4kmくらいになった時点で「これいつ着くんだろう?」と、むしろ楽しみになって来てしまったので、最後まで乗りました。

 

20時15分に到着。出発から11時間45分、最後の7,8kmに1時間45分かかりました。歩くのより遅いくらいですね!

 

暗いナイロビはあんまり歩きたくありませんが、宿まで200メートルも無いくらいだし、けっこう人通りも多いので、歩いて行きました。

こう、ちょっと嫌な場所を歩く時は、出来るだけ大柄な一般人ぽい人の後ろに付いて歩くのがオススメ

これだと、少なくとも正面からは外国人が歩いてる事がバレませんし、大柄な地元民が旅行者を先導して歩いているようにも見えるので、変な輩が寄って来にくいです。

 

と言う事で、無事にニューケニアロッジに着きました。前回出る時は日本人がわらわら居て面倒だったのがきれいにいなくなって、日本人1人とカナダ人1人だけになっていました。思惑通り。

ナイロビには2泊ほど滞在して、溜まった作業を片づけます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 道草亭ペンペン草 より:

    「……援助してもらって当然」の件ですが、元植民地だった所で貧しい国はアジアでもその傾向が強いですね!しかも、その為か泥棒やひったくりへの罪悪感が薄いように感じます。
    充電用のコンセントは真鍮製のようですね!プラスティックより耐久性があるからかもしれませんね!ただ、まめに磨いてないと汚く黒ずんできますけど
    スリランカでは真鍮を仕事として磨いているワーカーが居たっけ

  2. y.kujime より:

    中国の一帯一路なる政策は聞こえはよいが、貧乏人に高金利で金を貸し、払えなけりゃ中国が支配する構図が見えるが?支配者が変わるだけ。悲しいね!

  3. wolt より:

    >>道草亭ペンペン草さん
    いえ、コンセントの周りのは、ペラペラの樹脂にニセ金メッキです。なんかすみません(^^;
    この援助当たり前感覚から抜けられない限り、アフリカの発展は無いなと思っています。

    >>y.kujimeさん
    確かに中国のアフリカ支配っぷりは目に余るものがありますが、1980~1990年代に世界中からの潤沢な援助を浪費するだけで全く発展に繋げてこなかった、アフリカ諸国側の自業自得のような気もするんですよね。