じゃんぼー!
今回はタンザニアのキリマンジャロ登山ツアー3日目の日記です!
本日の歩行記録
- 区間:シラ・キャンプ⇒ラバ・タワー⇒バランコ・キャンプ
- 標高:3,750m⇒4,600m⇒3,900m
- 距離:9.75km
尾根を登って、また同じ高さまで降りた感じです。
お腹ゆるゆるはだいぶマシになり、夜中のトイレは1回だけで済みました。
しかし、ここで大変なことに気づいてしまいます。新品のトイレットペーパーを一巻き持って来たはずが、二晩目を終えた時点でもう1/3も無いのです。こんだけトイレと仲良ししてたら当たり前ですけど。
トイレットペーパーが果たして5泊6日ももつのか、高山病の次くらいに心配になって来ました。
朝6時過ぎに自然に目が覚めると、きれいに晴れ!
まだ朝日は山の向こうですけど。
いそいそと荷物を外に出して、テントをひっくり返すなどし、朝日を迎える準備をします。
えぇ、1日目に濡れてしまったあらゆる物はまだ全然乾いていませんから!
キリマンジャロと反対の方角を向くと、雲海が広がっています。
こ、こんな景色が広がってたなんて・・・(;゚Д゚)
↓昨日の昼まったく同じ方角を撮った写真
カラスが仲良さそう。
あのカラス、近くで見ると普通のカラスより一回り大きいです。ヴァンは「Crow」ではなく「Raven」と表現していました。イギリスや北欧では普通のカラスと区別されて神聖視されてる生き物です。見てみたいと思っていたので見れて良かったです。
日が差し始めました。みんな考える事は同じで、木が服だらけになっています。
朝食は、トースト、焼き卵、ソーセージ。
あとポリッジと果物も出て来てますけどね・・・。
出発ギリギリまでテントを干したら、かなり良い感じに乾きました。8時30分に出発。
行く手に綺麗にキリマンジャロが見えています。明後日にはあそこに登るなんて、まだ全然現実味がありません。
空の色がだいぶおかしい事になってる・・・と思って撮った写真。
なお、標高が4千メートル超えだしているので、登りは息切れするようになってきました。
今日は晴れの中トレッキングができるのかと期待したのですが、歩き始めて1時間かそこらで雲が後ろから追いかけて来ました。
あっと言う間に雲に囲まれてしまった・・・。
日が差している間は暑かったんですが、曇ると一気に寒くなります。
このあたりは奇岩が多かったです。
13時ごろに、本日のピークであるラバ・タワーに到着。
タワーのような巨大な岩があって景色が良い所らしいんですが、ご覧の通りです。
まー仕方ないですね。霧だけで雨が降ってないだけ幸せと言うものです(´・ω・`)
ここで昼食。
ミニバナナ、ゆで卵、カップケーキ、チキン、野菜のサモサ。
とりあえず一通り取って気付いたんですが、ぜんっぜん食欲が無い・・・。
今日は朝飯が少なかったせいで、途中で軽いエネルギー切れを感じるくらい空腹だったはずなんですが、いざ食べ物を目の前にすると全く食が進みません。
あれか、標高4,600メートルもあるからか。軽い高度障害が出ているのかもしれません。座っているだけでも息苦しいですし。
カップケーキは紙に包んで後に取っておいて、他の物は水で流し込んでなんとか食べました。
今日は食後もまだ歩きます。食後は一気に下り。
そう言えば、本日はジャクソンと言う若めのガイドさんが先頭を歩いていたのですが、彼の方針なのかなんなのか、ボクらが付いてくる限りどんどんスピードアップしていくタイプのガイドさんで、けっこうな早足で午前中登って来ましたが、下りは更にスピードアップし、ボクらは他のグループをガンガン抜かし去って下りました。
なんか、トレイルラン仲間と登山しに来ている気分です。これ登山者のスピードじゃないし標高4,600メートルで出すスピードでもない。ボクはとんでもないグループに紛れてしまったようです。
変な木がいっぱい生えている所に出ました。
ボクにはアルパカがいっぱいいるように見えたのですが、冷静に写真を見返すと別に似てませんね。
この木は水が豊かな場所によく生えるそうです。と言うか、日本じゃ富士山の上の方には大きな植物なんか全然生えてないのに、ここでは標高4千メートル以上の場所に普通に木が生えている事が驚きです。
「下りは2時間半くらいで着くよ」とガイドのジャクソンが言っていたはずなんですが、実際には1時間40分で本日のゴール、バランコ・キャンプに着きました。
150分予定が100分で着いているので、予定の1.5倍速で下って来た事になります。なぜそんなに速くなったんだ。
時刻は15時40分。定番のポップコーンでティータイム。
ボクが毎食愛飲していたミロ、最初は小さい容器だったんですが、なぜかいきなり大きい容器になっていました。
ベント「これは何?」
ぼく「ミロ」
ベント「ミロって何?」
ぼく「えっ」
ミロを知らない・・・?オーストラリアにはミロが無いのか・・・?
後からテーブルに着いたヴァンとジェイソン。
ヴァンとジェイソン「これは何?」
ベント「ミロだって」
ヴァンとジェイソン「ミロって何?」
ぼく「プロテインが入った・・・チョコレートドリンクみたいな・・・。アジアとアフリカではめっちゃ人気なんだけど・・・。」
ジェイソン「へぇー・・・。あ、ネスレだ。」
事件です。オーストラリア人とイギリス人とフランス人がミロを知りません。もしかしてミロって、たんぱく質が満足にとれない国や地域でしか売られてないんですか?確かにスペインでは一度も飲んでない気はしますが・・・。
ボクの旅始まって以来最大のカルチャーショックです。
今日はテントを張ると、ポーターの人?が雨水溝を作ってくれました。
なんでいきなり三晩目から作ってくれているんだろう。ありがたいから良いのだけど。
今日は夕方になっても晴れる事無く、霧に包まれたまま暗くなりました。
暗くなってからは雨が降り出しました・・・。せっかく今朝乾かしたのに(;ω;)
晩飯は必ずスープが出て来ます。
キューカンバースープって言って、要するにキュウリスープなんですが、名前からイメージするのよりもはるかにおいしいです。コショウがめちゃくちゃきいてる。夜は冷え込むのでこう言うのが嬉しいです。
メインは、ペンネ、野菜ごろごろソース、牛肉ソース、青菜炒め。
あっ、そう言えば食欲が回復してるヾ(*´∀`)ノ”
多分標高が3,900メートルまで下がったからですね。4千メートル前後くらいなら余裕みたいです。
そんな感じで、3日目はけっこう高い所まで上がりましたが、今の所順調です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
酸素薄いと疲労が取れないそうですね。
>変な木がいっぱい生えている
(´・ω・`)これかな?
ジャイアント・セネシオ
ttp://shibamataxx.blog16.fc2.com/blog-entry-441.html
空が水色とか日本じゃきいた事ないね(´・ω・`)
私には『ミロ』がグローバルと思っていることにカルチャーショック
だって『ミロ』は私が小学生の頃に初めて世の中に出てきた飲み物なので、日本だけのローカルな飲み物だと思っていました。多分、発明したのはネスカフェさんだと思います❗️当時はコーヒーか紅茶かココアしか無かったのでミロは子供にとって夢の様な飲み物でしたネ^ ^
>>y.kujimeさん
そうなんですよー、酸素薄いと回復が遅いのです。
と言っても、この辺りまではそう疲労が溜まるほど歩いてるわけでは無いので、そんなに気になりませんでした。
>>ログボさん
ソレダ!!!
確かにセネシオって呼ばれてました。完全に右耳から左耳に流れて行きましたが・・・。
>>baumさん
ミロは、東南アジア(特にマレーシアやインドネシア)では、ローカルカフェに行くと「コーヒー?ティー?ミロ?」と訊かれるし、アフリカではミロのボトルを持って宿内をうろうろしていると、「ミロだ!ちょっとちょうだい!」と言われるくらい、メジャーで人気なんですよ!
ちなみにネスカフェはネスレの商標で、ネスレはスイスの会社です。
日本でもその時代に販売された事を考えると、やっぱり栄養が十分にとれない途上国向けに開発された飲み物なんでしょうね~。
はじめまして!
来年世界一周・・・とまでは行かないんですがアジア横断旅行に行こうと思っていて、中央アジアの参考に読み始めて今追いつきました!
それにしても攻めたルートですね笑
>>いすさん
はじめまして!
こんな長い日記を、中央アジアから追いかけて来て下さったなんて感激です(人´∀`)
ルートは・・・割と自然なルートだと自分で思ってるんですけど、確かに似たルートの人が少ないような気はしてます。
いすさんもアジア横断旅行楽しんでらして下さい(‘∀’)ノ”