じゃんぼー!
今回はタンザニアのキリマンジャロ登山ツアー2日目の日記です!
本日の歩行記録
- 区間:マチャメ・キャンプ⇒シラ・キャンプ
- 標高:2,835m⇒3,750m
- 距離:4.44km
1日目はなんだか体力も精神力もけっこう削れたので、寝る時はあっと言う間に寝付いたのですが、実は夜中はあんまり寝られませんでした。なぜなら、なぜか1時間半おきにトイレ(小)に起きていたので。
ボクはもともと人よりややトイレが近い方ですが、それにしたって夜に1時間半おきに行くのはさすがに異常です。これ絶対体調おかしい!体調おかしい!と思いながらトイレに行っては寝てを繰り返していたら、未明から明け方の2回に至っては、同じ1時間半サイクルでトイレ(大)になりました。しかもゆるっゆるのやつ。冒頭から汚い話ですみません(;-人-)
そんな感じで2回目のトイレ(大)を済ませると、朝5時半になっていました。
まだ誰も起き出していない、夜明け前の静かなキャンプ場・・・あれ?奥に何か見えるような・・・
キ リ マ ン ジ ャ ローーーー(; Д)゜゜
キリマンジャロ!初見です!天気が良ければモシの町からも見えたはずですが、ずっと雨だったので、今朝初めてキリマンジャロを拝みました!
体調はかなり異常状態ですが、朝からしっかりテンションが上がりました。
しかし、キリマンジャロが見えていたのはほんの束の間だったようで、いったんテントに戻ってゴロゴロして6時半に外に出ると、すっかり曇って跡形もなくなっていました。
この後、同じツアーメンバーに「ボク5時半にキリマンジャロ見たんだよドヤァ!」って自慢したのは言うまでもありません。やっぱりみんなまだキリマンジャロ見た事がありませんでした。
7時過ぎに朝食。
この茶色い液体は・・・何?※怖かったのでちょっとしか取りませんでした
女子高生アナが一口食べて一言。「アフリカ版オートミール」。ほほう・・・どれどれ・・・。
・・・なんかヌメッとした液体で、ヌッとしたぼやけた風味なのに、妙にスパイス(シナモンとかショウガ?)の香りが鼻を抜けて行く・・・。端的に言うとマズイ。
しかしボク以外の4人はそんなに抵抗が無いようで、砂糖を入れつつたっぷり1~2杯食べていました。
ちなみにこの液体はポリッジと呼ばれる物で、ご丁寧にもこの後毎朝欠かさず出て来ました。ボクはこの最初の朝以外はもう取らないようにしていました。
最初ポリッジとマンゴーしか出て来なかったので、果物も嫌いなボクは「朝食にポリッジと果物しか出て来なかったらどうしよう」と恐れおののいていましたが、ちゃんとした物も出て来ました。
トースト、卵焼き、ソーセージ&野菜炒め。
ちょっと量が寂しいような気もします。つい数か月間にキリマンジャロに行った方からは「毎食多すぎるくらいの食事が出た」と聞いていたのですが、うちのツアー会社はそうでも無いみたいです。
外が騒がしいと思ったら、他のツアー会社のグループが歌いながら踊っていました。
ボク的には、うちのツアー会社の昨日のグダグダ感も、やや食事が貧弱なのもギリギリ許容出来ますが、朝から手をつないで歌って踊るのはとてもじゃないけど許容できないので、あのツアー会社じゃなくて良かったなと心の底から思いました。ボクのテンションで朝から踊れるのはラジオ体操くらいなもんです。
出発時点で雨は降っていなかったので、昨夜に比べて撤収は楽でした。
と言っても、昨日水浸しレベルで濡れた荷物やテントが乾くはずもなく、びっしょびしょに濡れてドロッドロになった物を、やっぱりびっしょびしょのザックに詰め込むと言う、ちょっと精神を病みそうな撤収作業でした。
8時30分に出発。左がフランス人ジェイソン、右がロンドンっ子ヴァンです。
ちなみにヴァンは40分~1時間に1回くらいの頻度で藪の中に消えます。高山病を警戒して水を飲みまくってるってのもあるんでしょうけど、さすがに頻尿過ぎるので途中からネタになっていましたw
と言ってもこの時点のボクは謎のお腹ゆるゆる状態なので、ぜんぜん人の事を笑えないんですけど。
昨日までのコースと違って、一気に道が細く険しくなって来ました。狭い道で、頭に荷物を載せたポーターに追い越されると、ちょっとびっくりします。
ポーターはなんでも頭に載せます。こういう長物も頭の上に載せますし、
頭に載せた長物に更にタンクを吊下げると言う、芸術レベルの人までいます。
こんな状態なのにめちゃくちゃ足速いんですよ彼ら。すごい。トレイルランのレースに出てみてほしいと思うんですが、いかんせん1回のレース参加費が彼らの月収分くらいかかるんですよね・・・。
ところどころ、道が険しい所で詰まっています。
今はオフシーズンなのでたまに詰まるだけで済んでいますが、ハイシーズンだと山肌に人間の列が切れ目なく出来ているのが遠くから見えるほどだそうです。雨もたいがい嫌だけど、そっちの方が嫌かもしれないね・・・。
この人は、一番パリピなグループのガイドさん。
彼が腰にぶら下げているホラーな人形は、パリピな若い女性客の1人が持参したチャッピーだそうです。
1日目は所有者本人がチャッピーを持って歩くのを見たんですが、2日目にしてガイドさんが持ち歩く事になったようです。意味が分からないよ。日本人女性以外でも「キモカワイイ」みたいなセンスがあるんですかね・・・。
途中から霧は出て来ましたが、今日は短いコースで、雨も途中ちらっと降った程度だったので楽でした。
なお、今日の標高はほぼずっと3千メートル台ですが、ちょっと空気の薄さを感じる程度で、呼吸はかなり余裕でした。6月のレソト滞在(標高2,200~3,000メートル)と、7月~8月のヨハネスブルグ生活(標高1,700メートル)のおかげで、ボクの赤血球はだいぶ底上げされている気がします。そう思うと1ヶ月以上のヨハネスブルグ滞在も悪くなかったのかもしれません。
13時に今日のゴール、シラ・キャンプに到着。
濃霧で何も見えませんが、標高は3,750メートル。富士山とほぼ同じ標高です。
歩いている途中、何度か下腹部に波が来てヤバかったのですが、ここまでちゃんと持ちこたえました。まず何よりトイレにダッシュしましたが。
昨夜と今朝は、キャンプの山小屋に間借りする形で食事をとったので、うちのツアー会社は食事用のテントを持ってないんじゃないかと気が気じゃなかったんですが、ありました。ちゃんとありました。
自信を持って言いますけど、同じ日程で登っていた全てのグループの中で一番小さくて見すぼらしいテントです。他のグループはドームテントとかですよ。
そんなテントの中で昼食。
コショウがめちゃくちゃきいたスープ。
刻んだキュウリやニンジン、タマネギなどが入っています。おいしい。
パスタ+マッシュルームソース+チキン。
パスタ麺がちょっともそもそした、アフリカらしいパスタ麺ですが、マッシュルームソースがうまい!(*´ω`)
昼食が終わると、今日の午後の予定は何もありません。近くに洞窟かなんかがあるらしいので、天候が良ければ行く人がけっこういるらしいのですが、何せ外はこんな状況です。
これはまだ霧がマシな時に撮った写真で、一番ひどい時は隣のテントしか見えませんでした。
なのでまぁ、午後は各自昼寝したり、ボクはズボンの破けそうな所を裁縫したりしてました。短パンは先日ザンビアで買いましたが、長ズボンは日本から持って来てるやつなので、そろそろツラい感じなのです。
ちなみにお腹ゆるゆるは午後ずっと続き、やっぱりなぜか1時間半のサイクルで波が来るので、到着から夜までに計5回トイレに走りました。
今日はそうやって、霧の中、テントとトイレの間を往復する冴えない午後で終わると思われましたが、日暮れ前に外に出ると様子が変わっていました。
ちょびっと・・・ちょびっと晴れてる!
ボクより先に外にいた、ドイツ系オーストラリアンのベントが、カメラを構えて「キリマンジャロ!」と教えてくれました。
おぉ、雲が・・・
見えたーーーーー!ヾ(*´∀`)ノ”
写真右下にガッツポーズしている人がいますが、キャンプ場のあちこちで歓声と拍手が沸き起こっていました。そりゃもうこれだけずっと悪天候なので歓声も上がりますよ!多分ほとんどの客はここで見るキリマンジャロが初めてです。
10分ほどでキリマンジャロはまた雲に包まれてしまいましたが、10分見えただけでもみんなかなりテンションが上がって明るい雰囲気になりました。
夜19時過ぎに晩飯。
ごはん、キャベツ炒め、野菜ごろごろソース。この後さらにアボカドが出て来ました。昨夜はだいぶ貧相な晩飯でしたが、今日のはおいしいし豪華です!
食事を運んでいたウェイターが「明日は晴れると思うよ。星が出てる」と言うので外に出ると、本当に星が出ていました。
いまいち綺麗に撮れず・・・!星撮影はめちゃくちゃバッテリーを消耗するので、あんまり何回もトライできませんでした。
そんな感じで、2日目はお腹ゆるゆるに悩まされながらも、晴れのち霧のち晴れ!気分的にはずいぶん上向いてきました。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
徐々にウレシ気な感じが出てきた!
けど腹の不調は何?気圧のせいか?
3日目の展開に期待❗️
>>baumさん
腹の不調はいまだによくわからず・・・。
食べ物なのか水なのか気圧なのか^^;