【タンザニア】ザンジバル島の北端ヌングイに移動。マサイ族との会話付き(2018年10月18日)

じゃんぼー!

今回はザンジバルのストーンタウンからヌングイに移動しました!

 

ヌングイはザンジバル島の北端にある、リゾート地の町。移動は60kmくらい。




移動距離が短いので、朝はのんびり。今日は朝飯を買って宿で食べました。お持ち帰りはなぜか書類用の茶封筒

 

朝7時半時点だと選択肢が少なかったので、食べた事あるものばっかりになってしまいました。全部で1,500シリング(≒74円)

チャパティ、おとつい食べた白いホットケーキ、小さいコロッケみたいなの

チャパティは、インド風の全粒粉で作られたタイプ。タンザニアで全粒粉チャパティは初めて見ました。小さいコロッケがけっこうしっかり味が付いていたので、チャパティがすすみました。

 

9時半に宿を出て、ヌングイ行きのダラダラ(乗合ミニバス)乗り場へ。

 

さて、ここのダラダラは旅行者の間で評判が悪い

ある人は高額な荷物料を請求され、ある人は乗務員を装った偽物に騙されてお金を払わされたり。まぁ本当にタクシーやバスのドライバーって、まともな職業の中で最も民度が低いです。日本に帰ったら職業ドライバー達が仏に見えますね絶対

ちなみにヌングイまでの料金は2,000シリング(≒98円)らしい。適正価格を知っていると俄然強いです。

 

ぼく「ヌングイまでいくら?」

モブ①「HEYフレンド!ヌングイは7,000シリングだ!

モブ②「YOUが2,000シリング、荷物が3,000シリングで合計5,000シリングだ!

ぼく「キミらイスラム教徒?」

モブ①と②「YES」

ぼく「はーん。イスラム教徒って嘘つきなんだねぇ。イスラム教徒は良い人だと思ってたけど、違うんだね。もう二度とイスラム教徒は信じないよ。全員嘘つきだからね。」

モブ①と②は黙って去って行きました。悪口に宗教を使うのはこっちだってあんまり良い気分はしないけど、目には目をの宗教なんだから仕方ないでしょう

よくわからん連中は去って、小柄なおっさん1人が残りました。ダラダラのドライバーが「ビッグ・ボス」と紹介してくれました。

ぼく「ヌングイまでいくら?」

ビッグボス「人が2,000シリング、荷物が1,000シリングで合計3,000シリングだ」

ぼく「荷物は膝の上に乗せるけど?」

ビッグボス「ダメだ3,000シリングだ」

なんかそれっぽい金額に近付いては来ましたが、ここから下がる気配がありません。

ここでやった交渉とか周囲の人への聞き込みを全部書くとめちゃ長くなるので、分かった事だけまとめます

  • 乗客が1人2,000シリングは事実
  • 荷物が1つ1,000シリングも事実
  • しかし地元民は上記の料金が二重に取られる事は無い
  • 同じ行き先のダラダラ(トラック型のやつ)は全て、ダラダラ乗り場に常駐している「ビッグ・ボス」が取りまとめているので、何台見送ろうとも交渉結果は変わらない
  • ミニバスタイプのダラダラはビッグ・ボスの管轄外の為、個別のバスごとに交渉可能

地元民は、けっこう荷物だけ運んでもらうパターン(行き先の町に受取り手が待っている)があるので、そういう場合は荷物1つ1,000シリングの料金が適用されます。払っているのも見ました。ただし持ち主も一緒に乗る場合は人間の料金のみ

 

ダラダラ(トラック型)は全てビッグ・ボスが目を光らせている事が分かったので、途中からはミニバスにターゲットを切替え

1台目は5,000シリングと言われ、「2,000!」と反論したら即座に「降りろ!」と言われました。交渉の余地無し。乗客の中にあきらかな白人旅行者がいたんだけど、彼はいくらで乗ってたんだろうか・・・。

2台目は、3,000シリングと言われたけど、膝の上に荷物を載せると言うと普通に2,000シリングになりました

こんな感じですので、同じようにふっかけられた旅行者はビッグ・ボスとの交渉に失敗したらさっさとダラダラは諦めて、ミニバスを狙うと良いです。交渉に応じてくれるミニバスと応じてくれないミニバスがいますが、そこは運次第。

 

わちゃわちゃしていたせいで乗車時刻を忘れましたが、12時ちょうどくらいにヌングイ到着。

流石リゾート地。宿の看板だらけです。

ヌングイは高い宿ばっかりなので、テント泊可能なモゴロゴロ・ロッジへ。テント1泊20,000シリング(≒981円)

テントを張る場所に屋根がある上に、

 

テントの下にふかふかマットを敷いてくれます。

これは嬉しい!しかもテントの近くにはしっかりコンセントの口が。テント泊の環境としては今までで最高な気がします。

 

まずは昼飯。宿の人に紹介された食堂に入りました。

・・・が、なんか全然食事の種類が無いっぽい。仕方なくポテトとオムレツのセットを頼みました。

串焼き、フライドポテト、生野菜、オムレツ。6,000シリング(≒294円)

ショボっ!6,000シリングはリゾート地価格かなと思いましたが、いくら何でも内容がショボすぎる。ダルエスサラームだと1,500シリングとかで食べられそう。あまりにも少なかったので生野菜は追加でもらいましたけど。

 

ショボくても腹にはたまったので、ビーチへGO。

 

ヌングイビーチ到着。

天気が悪いのに海が綺麗な水色!天気良かったらもっと良い色になるのかな。

 

さて唐突ですが、ここでマサイ族のジョシュアさんです。ちなみにスマホいじっています。

ザンジバルに来てから、バスの中にマサイ族みたいな装いの人がいるなとはちょいちょい思っていましたが、本当に彼らはマサイ族のようです。

どうもザンジバルはマサイ族に人気の出稼ぎ先になっているらしい。ヌングイには特に多いです。

ジョシュアさんは前はビーチ沿いに建つ宿の警備員をしていたけど、月給150,000シリング(≒7,354円)しかもらえないのが不満で辞めて、今は海岸で観光客向けの土産物屋をやっているそう。

ちなみに出稼ぎに来たのは、結婚資金を稼ぐため。マサイ族は結婚する時は100USドル分の現金と牛20頭が必要なんだと。

ジョシュア「でもマサイ族の女性とは結婚したくないけどね~」

ぼく「なんで?」

ジョシュア「マサイの女性はアルビノが生まれると殺しちゃうから・・・

ぼく「ふぁっ!?Σ(‘ω’)」

アルビノは先天的にメラニンが欠乏して、皮膚や目・髪の色素が無い人の事で、日本人にはあんまり馴染みが無いですが、アフリカではアルビノが生まれる可能性がなぜか圧倒的に高いのです。

ネットで検索するとアフリカのアルビノは2千~4千人に1人と言われていますが、小さな町でも必ずと言って良いほど1人は見かけるので、ボクの感覚だと千人に1人くらいはいるような気がしています。

しかし、そんな数千分の1の可能性で生まれる子供の心配をするとは、ジョシュアさんなかなか良い人ですね。

ジョシュア「キミくらい黒い肌の子供なら殺されないけどね!

ボクはアフリカに来て日焼けしたのであって、生まれた時から黒いわけではない!ヾ(`Д´)ノ”

そんなジョシュアさんは御歳29歳。30歳のボクが人の事言えたものでは無いんですが、晩婚化の進む日本と違って少数民族って15歳くらいで成人の儀を終えて18歳くらいで結婚してしまうものと思っていました。偏見ごめんなさい。でもジョシュアさん今から牛の資金調達していて大丈夫なんでしょうか。他人事ながら心配です。

 

ジョシュアさんと別れて、一人でビーチをうろうろ。

日差しがめちゃくちゃ強い・・・。

どうでも良いけど、このビーチ海藻だらけです。

ゴミだらけよりは遥かに良いんですけど、さすがに量が多い。

でもよく見ると味噌汁に入れたくなる外観をしています。

これ食べられないんですかね。いっぱいあるし。ちょっとおいしそうに見えてきました。

 

潮で削られました!みたいな岩。

 

遠くに見えるあの海上レストラン(らしい)を目指して歩いてたんですが、

なんだか潮が満ちて来ていて、帰りはビーチの道が無くなりそうだったので引き返しました。

 

またジョシュアさんの所に戻って来て、少し休憩。

 

ぼく「なんでマサイの人はみんな棒を持ってるの?」

ジョシュア「これで牛と戦ったりするから。」

ぼく「そんな細い棒で牛と!?(;-ω-)そ」

 

ぼく「その剣はホンモノ?」

ジョシュア「本物だよ。動物と戦う。たまに人間とも戦う。」

ぼく「真剣で人間と戦うの!?(;-ω-)そ」

 

ぼく「これは何?パイプ?」

ジョシュア「それも武器。ライオンとか、牛とか、キリンとかと戦う。」

ぼく「動物と戦い過ぎでしょ!?てかキリンと戦うって何!?(;-ω-)そ」

ジョシュア「たまに女性が旦那を殴るのにも使う・・・

ぼく「ライオンと戦う武器で殴らないで!?(;-ω-)そ」

マサイ族の話が聞けて楽しかったですw

 

ジュースを買って宿に戻ったのは16時頃。暑くて疲れた・・・。今日でまた黒くなったな。

 

宿のわんこ。ふかふかでおとなしくてかわいい。

 

18時頃、夕陽を見にまたビーチへ。

めっちゃ人多い!

雲が多過ぎて途中から夕陽は見えなくなりましたが、まぁなんとか夕焼けらしき空が見れて良かったです。

 

さて、明日はまた移動して、ザンジバル島東部のパジェに移動します。楽しんでるように見えるかもしれませんがヌングイはあんまり肌に合いません。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    >このビーチ海藻だらけ

    (´・ω・`)たぶん・・・

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%B5

  2. baum より:

    マサイ族との会話は、なぜなぜ坊やになってますね(°_°)
    もう1つ聞いて(試して)欲しかったなぁ〜!
    その場でジャンプして足を伸ばした状態で
    1mくらい高く跳べたのはマサイ族だったよな❗️
    40年前くらいにTVで流れたようなf^_^;)

  3. ログボ より:

    (´・ω・`)タンザニア=飯が旨そう

  4. wolt より:

    >>baumさん
    めっちゃジャンプするのはマサイ族ですね~。40年前の時点でテレビに出ていたとは・・・。
    海辺の砂浜でもちゃんとジャンプできるんですかねー?

    >>ログボさん
    やっぱりアオサに見えますよね?
    真っ先に浮かんだんですが、海藻とかそんな見分けつかないので自信がなく(^^;
    なんか、すごく磯っぽいおいしそうな匂いが漂ってましたw
    タンザニアは今の所ごはんおいしいです!