むりぶぁんじ!(マラウィもザンビアと同じニャンジャ語)
今回はリロングウェ中心部を散策しました!
ところで、アフリカ入りしてから8ヶ月が経過しました。いったいボクのアフリカはいつ終わるんでしょうね。エジプトが遠いです。
今日のリロングウェでのミッションは3つ。
- まだ残ってるザンビアクワチャの両替
- SIMカードのチャージ&ネット環境ゲット
- マラウィのシマを食べてみる
昨日イミグレーションとイミグレーションの間で両替はしたんですが、交渉もせずにあまりにもあっさりと良いレートだったので、「もしかしてもっと良い闇レートがあるのでは!?」と咄嗟に欲を出してしまい、まだ700ザンビアクワチャも手元に残してしまっていたのです。
それと、ザンビアで「マラウィのシマはマズイ!」と言う話を聞いて、隣国なのに同じ料理(しかも主食)がマズイとはどういう事なのかとむしろ興味が出て来たので、マラウィのシマが楽しみなのです。
明るくなった宿の敷地。見えている建物は教会です。
ここは、教会の敷地内にある宿泊施設なのです。あと同じ敷地内に幼稚園もあります。
教会の中って安全そうだし1泊4,000クワチャ(≒627円)とお安いのですが、ゴキブリが多いのがちょっと難点。ていうかベッドでブログ書いてたら肩の上に落ちて来たので、ちょっとどころの騒ぎじゃないんですけど。
あとどこの部屋もドアの扉がたいてい壊れかけで、ボクの部屋は内側のドアノブがもげました。マラウィの宿はたいていこんなもんっぽいです。
さて、まずは両替。アフリカ南部では大きなスーパーに両替所が付いている事が多いので、まずは近所の大きいスーパーに行ってみました。
すげー、敷地ちょー広い。
広い駐車場の周りには、銀行や日用品のチェーン店、スマホショップなどが並んでいます。マラウィは田舎と聞いていましたが、首都はさすがですね。
立派なショッピングセンターだったので期待しましたが、スーパーの中に両替所は付いていませんでした。
次に、外貨両替をやっていそうな銀行や両替所を覗いて回りましたが、ザンビアクワチャを扱っている所がありません。国境を接していないボツワナプラや南アランドは扱ってるのにね。
ようやくザンビアクワチャを扱っている両替所を見つけましたが、なんと1ザンビアクワチャ=40マラウィクワチャ。今日の公定レートは1ザンビアクワチャ=59マラウィクワチャでっせ…。
一瞬で諦めて両替所を出ると、個人両替商が声をかけて来ました。
交渉すると、1ザンビアクワチャ=56マラウィクワチャになりました。昨日60マラウィクワチャで両替してもらえたのでかなり損した気分。国境で変な色気を出さずに全部替えてしまった方が良かったですね・・・。
と言う事で、700ザンビアクワチャが39,200マラウィクワチャになりました。
次のミッション、ネット環境のゲットはもっと簡単。実は昨日、国境でSIMカードは買えていたのですが、インターネットのプランを確認している間に乗合タクシーの客が集まってしまって、チャージだけ出来ていなかったのです。
これが30日プランの一覧。
マラウィはWi-Fiのある宿がほとんど無いらしいので、3.5GBプランにしました。7,000クワチャ(≒1,097円)。まぁ3.5GBじゃ足りない気はするけど、6GBもいらんしなぁ・・・と微妙な感じ。
朝のうちにミッション2つを終わらせて、いったん宿に戻り。
昼にまたでかけました。今度は川を渡って中心部の方へ。遠くに見えている塔は大きいモスク。
リロングウェ、あんまり都会っぽい感じがしない割には車が多いです。
川原がえらく混んでるなぁと思ったら、みんな靴を洗っていました。
その右手奥に見えるのはスラム・・・ではなくてリロングウェの中央市場です。
この後は中央市場をうろうろしましたが、一番すごい場所は人が密集していて立ち止まる事も写真撮る事もできず(;^ω^)
ここは市場の中でも少し広くて落ち着いたエリア。
すべてのお店に、ちゃんと木製の枠組みとトタン屋根が付いてるんですよ。
アフリカの市場って個人が適当に布を張っただけみたいな所が多いので、リロングウェの市場はかなりしっかりしている印象。まぁそのせいで遠くから見ると完全にスラムなんですけど。
ここは市場の外。もっとしっかりしたお店が並んでいます。
ザンビアのチパタと同じ事情なら、この辺の大きい店を経営しているのもほとんどアラブ人とインド人なのかな。近くに大きいモスクもあるし、あきらかにアラブ系・インド系の顔も多いので、その可能性が高い気がします。
壁どころか柱にも広告。
しかし・・・食堂らしき店が全然見当たらないなぁ・・・と市場の近くに戻って来ると、市場の入り口横、会社か何かの敷地の塀と、ゴミが流れる排水溝の間のわずかなスペースに布が張られていて、その隙間からお皿を持った人が出入りしている事に気付きました。
ちょっと躊躇いましたが、露店商の間をすり抜けて臭い排水溝を飛び越えて行くと、やっぱりそこは露店の飯屋でした。
ボクが入って行くと店のおばちゃんも客も「シマ食べるの!?」と驚いていましたが、食べたいと言うとすぐにお皿が出て来ました。
しかし、排水溝と塀の間の土地は調理器具でいっぱいで、座るスペースすらありません。どうしようかと皿を持ってうろうろしていると、おばちゃんが塀を回り込んだ所に案内してくれました。
どう見てもそこは会社か何かの、使われていない門の前だし、椅子や机なんかは無く地面に座って皿も地面に置いて食べるスタイルなんですけど、ここだと排水溝の臭いもあんまりしないし、門と塀で日陰になっているので、きっと屋上展望レストランの角席並みの特等席なんだと思います。
これで1,000クワチャ(≒157円)。気になるシマは・・・えっ、なにこれ、柔らかくてめっちゃ滑らか!
今までのシマ(サザ、プァーパ)って、けっこうもらもらとした粒子を感じる物だったんですが、このシマは完全にペースト状レベルで、粒子は全く感じません。むしろガーナのフフやバンクーの仲間なんじゃないかと思うタイプです。
ただ、味はザンビアのシマと比べると少し水っぽい味のような気もします。柔らかいし、作る際に水分が多めなのかもしれません。
でもまぁ、このシマも嫌いではありません。普通においしい。
右上のは、巨大な煮干しみたいな見た目だなーと思っていたら、やっぱり味も煮干しでした。トマト味で煮込んだ煮干し。煮干しとトマトと言うちょっと馴染みのない組合せなので最初は違和感がありましたが、食べ慣れるとおいしく感じました。
右下の緑色のもちゃっとしたのはシグワァダと言うらしい。隣の客が言うには小麦の葉らしいけど、真偽はよくわかりません。ギニアのグレン・ソースを思い出す、油で煮込んだような感じ。見た目の割にはクセが無く、少し脂っこいですが少量でシマがすすむ、ご飯のお供的な存在だと思います。
アジア人が地面に座ってシマを食ってるといろんな人に話しかけられますが、ニャンジャ語のこんにちは「むりぶぁんじ!」と、元気だよ「むりぶいーの!」と、ナイス「ぶいーの!」と、ありがとう「じこも!」の4語だけでなんだか良い感じに乗り切れました。隣の人が飲み水まで買ってくれました。
ローカルな雰囲気を楽しんだ後は、朝行ったおきれいなショッピングセンターに戻って、贅沢にソフトクリーム。1,150クワチャ(≒180円)
宿代が安いのでこれくらい贅沢したいよね!ゴキブリで傷ついた心を癒すのです。
スーパーに行くと、醤油がえらく充実していました。
キッコーマンの醤油、減塩醤油、中国の醤油。アフリカで減塩醤油って需要あるのか・・・?
照り焼き用のタレもあります。
パッケージに大きくニンニクが描かれているんですが、照り焼き味ってニンニク必要なんでしたっけ・・・?
南アフリカでは大きいスーパーでもこんなに醤油の種類は無かったと思うので、マラウィは中国人の影響が大きいんですかね。
さて、明日はもう1日リロングウェに滞在します。調べもの&溜まってるブログの投稿が目的。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
なんで、靴洗ってるの。キッコーマン醬油はメードインジャパンなの?
>>y.kujimeさん
川のすぐ上が服飾系の市場なのでホコリかぶった売り物を洗っているのかなと思います。
キッコーマンのはどこで作られたかは見てないです~。アフリカのどこかにキッコーマンの工場でもあるんだろうと思いますけど。次あったら確認してみますねー。
ゴキブリさんで心が傷つくなんて現代っ子デスね!
私の子供の頃は、炭鉱の社宅に住んでいましたが
台所の電気をつけるとカサカサカサって音がして
視野に入るだけでも10匹以上は隠れだし、2,3匹は
飛んでいましたよf^_^;)
おかげで懐かしく思い出しました。
アフリカで8ヶ月なら南米も同じぐらいかかるんちゃう^^
5年ぐらいの計画でゆっくりまわればいいじゃん^^
道中気を付けてー
私はナノクリ60mmマクロ買ってしまった><(孫撮影用レンズ)
>ゴキブリで傷ついた心を癒すのです。
(´・ω・`)じょうじじょうじょう?
>>baumさん
宿の台所がそんな感じでした。めっちゃいっぱいいたw
ベッドで肩の上にいきなり落ちてきたら傷心しますよ(;;)
>>師匠さん
5年くらい行けたら良いんですけどねー><
金銭面的にきついです(^^;
お孫さん用レンズw
>>ログボさん
うじょうじ(◎人◎)