【南アフリカ共和国】観光バスでヨハネスブルグをぐるっと一周!アパルトヘイト博物館と軍事博物館へ(2018年7月20日~21日)

はろー!

今回はヨハネスブルグを観光バスでまわりました!

今日の写真は全部スマホなんですが、ボクのスマホのカメラ最近えらく調子悪くて、2枚に1枚くらいは保存されないんですよ。

いやまぁ、前から保存されてない時があるなーとは思いつつ、そんなに使わないので気にしてなかったんですが、今日帰って写真見てびっくり。撮ったつもりの写真が半分くらい無いんです。なので写真が妙に少ないですがそういう事です。




7月20日は一日中だらだらしていました。外出しようかなーと思いつつ昼寝して気付いたら15時くらいだったんで仕方ないですね。うん仕方ない。

 

さて、7月21日の話。ヨハネスブルグには「CitySightSeeing」と言う観光バスが走っています。こんなの。

この赤い二階建てバス、多分ヨーロッパに行った事がある人はどこかで見た事があるんじゃないでしょうか。そういうボクもポルトガルのポルトや、スペインのセビーリャで見た事がありました。

ヨーロッパ以外にもアメリカやロシアなど世界各国で走っています。アジア・オセアニア圏は少なくてシンガポールとオーストラリアのメルボルンくらいです。

で、この「CitySightSeeing」バス、南アフリカ共和国ではケープタウンとヨハネスブルグで運行しています。
[外部リンク]CitySightSeeing-SouthAfrica

ケープタウンは街がかなり狭いので、歩きか市バスで事足りたのですが、ヨハネスブルグはめちゃくちゃ広いため、今回初めてこの観光バスを使ってみる事にしました!

ヨハネスブルグのCitySightSeeingバスのルートマップと時刻表はこちら。※上の公式サイトにPDFがあります。

9時台から16時台くらいまで、30分に1本走っているようです。ボクが行きたいと思っていた観光スポットもバッチリ入っています。

 

朝10時前、宿の最寄りのCitySightSeeing専用バス停で待機。

 

場所はここらへん。Carlton Centerって言う、昨日登った展望台のビルの前です。

 

「時刻表はきっちりあるけど、どうせ10時に来ないっしょ」と思いながら待っていると、キッチリ10時ジャストにバスがやって来ました。ここ最近で一番びっくりしたかもしれない。

なお、今日1日でバスが時刻より1分以上遅れた事は1度もありませんでした

バスのチケットは乗ってから買えます。1日券と2日券がありますが、ボクは200ランド(≒1,667円)の1日券を買いました。なお2日券は300ランド(≒2,501円)で、Webで買うとそれぞれ1割引です。これで今日1日何回でもバスを乗ったり降りたりできます。

もちろん2階に乗車。

寒い!寒いよ(((|||´Д`)))

日が出てるとは言え、この時期のヨハネスブルグは最高気温が12~14℃。10時だとまだ10℃あるかどうかって感じでしょうか。バスが走り出すと風が吹いてマジで寒いです。もっと厚着して来たら良かった・・・。

このバス、何が嬉しいって全席ガイド音声付きなんです。チケットを買うとイヤホンをもらえて、座席の横に差すとガイド音声が聞こえます。16カ国語に対応していて、日本語も入っています

ガイド音声を聞きながら景色を眺めます。

ガイド音声「ヨハネスブルグは大都市としてはめずらしいほどの高地にあり・・・」

えっ、高地!?Σ(‘ω’)

改めて腕時計を高度計モードにしてみると、なんと標高1,700メートルもあるじゃないですか。道理で寒いわけだよ。そりゃダーバンと10℃違うわけだわ。

ヨハネスブルグってみんな治安悪い悪いってそればっかり書いていて、誰も標高について触れてるのを見た事が無かったので、こんなに寒くても標高が高いかもって発想がまったくありませんでした。すごく意外。

ガイドで語られているのは主にヨハネスブルグの歴史。と言ってもヨハネスブルグの歴史はすごく浅いんですけどね。さっくりまとめると

  • もともとここは木すらろくに生えてなかったサバンナ地帯
  • 19世紀後半にこの下で金が発掘できる事が判明
  • 欧州やアフリカ中から人々がこの地に殺到(いわゆるゴールドラッシュ)
  • どんどん人が集まって来てわずか130年でアフリカ屈指の巨大な都市になった

こんなところ。ヨハネスブルグってこんなに新しい都市だったんですね。

なお、そういう経緯なためこの地はそもそも都市を作るのにまったく適した土地じゃなくて、困った事にヨハネスブルグ周辺に川や湖などの水源が一切無いらしい。しかも高地なので低い所からだと引けない。

そんなヨハネスブルグ、水源はなんと300km以上離れたレソトの山らしい。ここでレソト出て来た!確かにこの辺で1,700メートルより高い場所って、レソトくらいしか無さそうです。

水源が300km以上離れてるってとんでもないですね。東京の水を大阪から引いてるようなもんですからね。

 

そんな感じで、おそらく今後の人生で活用する機会が一度も無さそうなヨハネスブルグの歴史を学びながら、やって来たのはアパルトヘイト博物館(Apartheid Museum)


アパルトヘイトの博物館なんてここにしかありませんからね!

入場料は大人95ランドですが、CitySightSeeingバスのチケットを見せると80ランド(≒667円)になります。

チケットは、ランダムで白人用(Whites)と非白人用(Non-Whites)が配られます。ボクは白人の方でした。

これは当時のアパルトヘイトを体験してもらおうって主旨らしく、入口も白人用と非白人用に分かれていて、自分のもらったチケットの方の入口から入ります。↓白人用の入口から入ってすぐのところ。

すぐに通路は合流して、あとはずっと一緒です。

中の展示はまぁ、アパルトヘイト下の暮らしがどんなだったかとか、ネルソン・マンデラの生い立ちの説明とか、白人居住区から黒人が追い出されて暴動になってる映像とか、そんな感じでした。

病院まで分かれてる。

こう言う系の当時使われていた看板はたくさん展示されていました。ベンチとか、バーとか、なんでも白人と黒人に分けてたみたいです。

白人居住区に黒人が入るには「パス」って言う特殊な身分証明書が必要だったらしくて、白人居住区でパス不携帯の黒人が見つかったら即逮捕だったそうです。

けっこうさっさと周ったつもりでしたが、思ったより展示が多くて1時間半くらいかかりました。

 

またバスに再乗車して移動。

 

この土っぽいエリアは、金を採掘して発生するいらない土を捨ててた場所なんですが、その土で山を作って白人居住区と黒人居住区を分けてたんだって。

なお、ゴールドラッシュで白人も黒人もどっとこの土地にやって来たものの、土地の売買は白人しか認められなかったので、黒人は結局安い賃金で炭鉱夫になるしかなくて、格差はどんどん広がって行ったようです。

 

1回バス乗り換え。

 

池。今は寒くて誰もいませんが、夏にはボートに乗ってのんびりする人がたくさんいるらしい。

 

次に来たのは軍事歴史博物館(South African National Museum of Military History)。入場料は40ランド(≒333円)


 

ここに展示されているのは第一次世界大戦や第二次世界大戦中に使われた戦闘機や戦車など。

 

戦闘機よりも戦車や装甲車が充実。

 

今までに見た事がある軍事博物館と違う所は、こういう小型の地上兵器が多かった事。

地上戦が多かったって事かなぁ。

これカッコイイ!

カッコイイけど、人の乗る椅子周りに何も覆う物が無いので、攻撃されたら一瞬で終わりそうな気もしますが・・・。

屋内の展示がおもしろかったんですが、屋内は撮影禁止でした。けっこう満足度高かったです。

 

さて、博物館2個しかまわってないんですが、時間が無いのでもう終了。時刻は15時。最終便の1つ前の便で朝乗ったバス停に戻って来ました。

ボクはとりあえずバスのルートを全制覇する感じで乗ったんですが、移動がけっこう時間かかりました。範囲広すぎる。始発便に乗って最終便の1つ前の便で帰って来たボクですらこうですから。これはいちいち降りてたら2日パスでも全然足りませんね!

まぁおかげでヨハネスブルグの地理がけっこう分かりました。行きたい所もまた出て来たので、ヨハネスブルグ滞在中にあともう1日利用したいと思います。

 

今日はもうあんまり食事場所を探す時間も無かったので、スーパーでフィッシュ&チップスを買って帰りました。

魚が肉厚でおいしかったー。

 

ところで今こちらに向かっているレンズの状況はこんな感じ。

18日に日本を出た後の消息が更新されない・・・(;^ω^)

早くて週明けって感じですかね。こちらの人達は週末しっかり休むので。

さて明日の予定は決まっていません。南アの日曜日は人通りが途絶えるわ商店はほとんど閉まるわ怖いイメージなので、あんまり出かけないと思います。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 元三係長 より:

    飛行機はFW-190とME-262、カッコいい大砲は88mm対空砲ですな。
    旧ドイツの兵器がそんなとこにあるのが面白いね。
    治安悪そう。十分気をつけてくだれ。

  2. wolt より:

    >>元三係長さん
    さすがすぎます!当たりすぎてて怖いw(確認用に説明パネルも写真撮ってた)
    記事には掲載してないんですがナチスドイツマークが付いた潜水艇もありました。
    ドイツの兵器があるのは、南アフリカはもともとオランダの植民地(ドイツ系の移民も多数)だったんですが、この地でダイヤが発掘される事がわかったイギリスが侵略してきて、入植者vsイギリスの戦争が起こりました。
    もともとイギリスと敵対していたドイツは、この戦争で入植者側の軍に兵器を提供したので、ドイツの兵器ばっかりあるようです!

  3. 元三係長 より:

    ドイツのアフリカ戦線は北アフリカと思ってましたが南アフリカも
    舞台だっんですね 。勉強不足でした。(^^;))) よく見るとパンサー戦車のありますね。本物見たいです。

  4. wolt より:

    >>元三係長さん
    軍事博物館好きなので、あればたいてい行くようにしてるんですが、詳しい人が見たらもっと楽しいんだろうな~と思います。
    ボクは歴史は実地でしか勉強してないので、行った事ある地域しかわかりません><