モザンビークの首都マプト観光!世界の美しい駅10選に入るマプト駅がアツい!(2018年7月17日)

さらーま!

今回はモザンビークのマプトを観光しました!

 

黄金航路―ロレンソ・マルケス

黄金航路―ロレンソ・マルケス

著作権元:株式会社アピリッツ
出典:「黄金航路」「蒼海の武装商船」(いずれもサービス終了)

※黄金航路よくわからない方は、こちらのページの真ん中あたりで説明していますのでご興味がありましたらご覧下さい。
【リンク】はじめに
ご興味なければスルーして頂いても何ら支障はありません。

現在―マプト

これをやる為だけに強引にマプトに来たのですw

ここからまた内陸に戻るので、黄金航路シリーズはしばらくお休み。




さて、久しぶりに朝から朝飯を探しますか。最近の朝食は、宿で袋麺茹でたりパン食べたりばっかりでしたからね。

5分も歩かないうちに、「King Pie」のロゴが入った屋台をゴロゴロ押しているおにーさんに会いました。「King Pie」のロゴ入りTシャツを見せる為に、寒い中ジャケットを脱いでくれました。※別にリクエストしてない

King Pieは確か南アでよく見かけたパイ専門のファストフード店でしたが、マプトでは屋台でも営業しているみたいです。昨日から街の至る所で見かけます。

ビーフシチューパイ125メティカル(≒240円)

油断していたら意外と高かったよ。南アのファーストフードのパイだから当たり前と言えば当たり前か。

でも高いだけあって、ちゃんと温かいし牛肉はごろごろ入ってるし、シチュー部分はたっぷりだし(ビーフシチューのイメージの色と違うけど)、ものすごく満足度の高いパイでした。朝から贅沢した気分(*´ω`)

 

さて、今日の一番の目的はマプト鉄道駅なんですが、その道中にもあちこち見どころがあるので、ぶらぶら歩きながら向かいました。

 

マプト大教会(Catedral de Maputo)

1944年に建てられた、マプトで一番大きい教会。高さは61メートルあるらしい。

妙に細長い造りなので、高さ61メートルもあるように見えません。真っ白な壁って維持するのめんどくさそう。

場所はここ。

 

独立広場(Praca da Independencia)

ポルトガルに占領されていた頃はここにポルトガルのモザンビーク総督の像が立っていたらしいですが、1975年にモザンビークが独立した後はここの名前を”独立広場”と改め、現在では初代大統領の像が立っています。

もともとのポルトガルの総督の像は壊され・・・たわけではなく、違う場所に移設されたそうですw

支配者の像とかどかーんと残されても困るわなぁ・・・。粗末に扱うのもあれだし・・・。

なお、像の後方に見えている建物は現役の市役所らしい。すごいレトロ。

場所はここ。

 

しばらくなんとなくてくてく歩きます。マプトは古い建物がすごく多いです。

 

昨日も撮った廃墟。奥の新しいビルとのギャップが良い!

1975年までポルトガルに支配されてたわけだから、古い建物は全部ポルトガルの時代に建てたんでしょうね。なんとなくポルトガルだなーと感じます(てきとうな事を言ってる)。

歩道の車止めに丸太がはまってる・・・

うん?違うな。丸太が歩道の車止めにはまってる・・・だな。どっちでも良いけどなんだこれw

 

追加の朝飯。通りすがりに三角の揚げ物を売ってるおばちゃんがいたので、1個購入してみました。1個10メティカル(≒19円)

 

外側は薄くてぱりぱり。揚げ春巻きみたい。

中身は刻んだ野菜とツナ?みたいなのが微量。なんかピリッとします。

揚げ立てだとけっこうおいしいかも。冷めてたのでちょっといまいちでした。

 

中央市場(Bazar Central)

1901年の建物。なんといまだにマプトの中央市場として健在!


東南アジアと違って朝から活気があるわけじゃないみたいです。もう朝10時前なんですが、客は少ないし、店はまだ準備中みたいな所もありました。

場所はここ。

 

労働者広場(PRACA DOS TRABALHADORES)

マプト鉄道駅の前にある広場。この像は・・・何?ムキムキだけど胸のふくらみが・・・?

 

場所はここ。

 

マプト鉄道駅(Maputo Railway Station)

本日のメイン、マプト鉄道駅にやって来ました!

マプト鉄道駅

古くて美しい建物が多いマプトですが、中でも鉄道駅が一番美しいと言う事で、マプトで一番の観光地になっています。第一印象は意外と小さい。もっと大きい物かと思っていました。

鉄道駅そのものは19世紀からここにあり、今も現役で活躍しています。この駅舎が建てられたのは1916年。

なお、エッフェル塔で有名なエッフェルさんが設計したと言う話が広まっているのですが、それは誤りで、本当はJose Ferreira da Costaって人が設計した・・・らしいです。英語版wikipediaさんが言っています。

 

駅前は露天商がいっぱい。お菓子売りや

 

わたがし専門w

 

南アではしばらく見かけなかった、頭の上に荷物を載せて運ぶ姿も見られました。

 

露天商から水を買ったんですが、なんと5メティカル(≒10円)

え?安くね?と思ったら、開封済みのボトルに別の水を詰め替えてただけでした・・・。

まぁ・・・さすがに飲めないもんは売らんやろ・・・。と買って飲みました。

すごいひょうきんな干物売りさんがいたw

 

さて駅の中へ・・・入ろうとすると、入口で自称ガイドに捕まりました。

ちゃんとした格好だし、結果的にすごく詳しくガイドしてくれたので、この人がオフィシャルなのか勝手にやってるのかは最後までわかりませんでした(;^ω^)

なんとマプト駅は世界の美しい駅10選に選ばれているそうです。ホームの上部にはその10箇所の駅のパネルが1枚ずつ飾られています。

10選の他の駅は、フランスやイギリス、オーストラリアなど豪華な面々

ボクが行った事ある中では、スペインのマドリッド駅、ポルトガルのポルト駅、インドのムンバイ駅などがありました。

なんと、日本も入っていました。金沢駅

他の駅って全部、その国の首都もしくはトップクラスで有名な都市の駅ばかりなんですが、なぜ日本だけ金沢

「金沢駅行った事無いわw」と言うと、ガイドさんに「ジャパニーズなのにカナザワ駅に行った事無いのか!?」と笑われてしまいました。いや、大半の日本人は金沢駅に行った事が無いと思います。でも帰国したらぜひ行ってみたいと思います。

 

駅の奥の方に、博物館がありました。2015年に造ったばかりだそうです。入場料は50メティカル(≒96円)。良心的!

そう広くはありませんが、昔実際に使われていた鉄道設備や器具の展示がメイン。かなりの数があります。

これはレールの切り替え器。

 

昔の駅長室の卓上がそのまま再現されていたり。

 

駅長の使っていたラジオ。

 

消火用の水ポンプ車。

全人力仕様です。移動も人力なら、ポンプも人力!

これはモバイル電話。

鉄の塊じゃないですか。どこがモバイルだw

これは固定電話。大人の都合(展示スペースの問題)で横になっていますが、本来は壁にかけて使う物と思われます。

“となりのトトロ”で出て来る電話(くるくる回して交換手につないでもらうやつ)から一歩進化した固定電話で、くるくる回すのは一緒ですが、受話器の端子を差した場所(穴の近くに1-3とか番号が振られている)の番号に繋がるらしいです。

ちなみにトトロに出て来たのと同じ、くるくる回す電話もありました。やっぱり大人の事情で床に寝そべってましたが。

 

博物館の一番奥には、蒸気機関車(左)と電気の牽引車(右)。

電気のやつは、中央アジアやアフリカの鉄道でよく見るのと一緒っぽいですね。

蒸気機関車は上に登れました!石炭を入れて燃やす所。

 

後ろを振り返ると、石炭を入れておく所。

 

蒸気機関車の後ろには、当時のファーストクラス車両も残されています。

すげーーーーー!木製!ヾ(‘Д’)ノ”

なんと、中に入れます

座席そのものはそんなに豪華じゃありませんが、席と席の間がやたら広いし、細かくパーテーションで区画されています。

トイレまであります。

すごい快適そうな車両!

比較として下のクラスもあるとなお良かったんですが、残念ながらファーストクラスしかありませんでした。まぁ、下のクラスはきっとキレイな状態で残らないでしょうしね。

 

博物館から出て、またホームへ。これは19世紀からある建物らしい。

今のホームは、この周りを取り囲むように建っています。

これも展示。ミニ蒸気機関車。

貨物運搬用の小さい車両を運ぶ機関車で、これで小さい車両を10両運べたらしい。

現役の駅なので、ホームにはちゃんと列車が停まっています。

 

マプト駅を利用する方の為に時刻表貼っておきます。

ちゃんと鉄道会社(CFM)の公式ホームページはあるんですが、ボクが見た時は時刻表のページだけ”Not Found”だったので。

うーん、モザンビーク鉄道乗りたかったなー。南アに戻らないといけないのが惜しい。

 

ガイドさんにはチップを60メティカル(≒115円)渡しました。100メティカルくらい渡しても良かったけど、あとは大きいお札しか無かった。

 

マプト鉄道駅、めちゃくちゃ楽しめましたヾ(*´∀`)ノ”

ビジュアル的には割と地味ですが、鉄道好きや古い機械好きな人にとっては間違いなく胸アツなスポットです。

世界の美しい駅とやらを全部見たわけじゃありませんが、マプトの駅はその中ではかなり小さいだと思います。が、なんかこう、頑張ってアピールしていこう!って熱意をすごく感じました。これは確かにマプト一番の観光地だなぁ。

マプト鉄道駅の場所はここ。

 

マプト砦跡(Fortress of Maputo)

観光地としては本日最後。マプト砦跡。入場料は20メティカル(≒38円)でした。良心価格すぎる

 

と言っても、残っているのは城壁と周囲の建物と大砲だけです。

ボクこの旅行中、博物館で一番たくさん見てる物の中に「大砲」があると思うんだ。

建物の中は展示室になっていて、が置かれていたり

棺・・・なぜ棺?

半分くらいの部屋は現代美術の展示室になっていました。

どうも今は企画展としてナミビア展をやっていたみたいで、映像作品に出て来る景色がなんだか見た事あるなぁと思っていたら、ナミビアのウィントフックでした。

ここでナミビアの景色を見る事になるとはw

中をまわっていると・・・あれ・・・?急激に・・・お腹が痛い・・・!

トイレに駆け込むと、久しぶりにひどい下痢でしたw

えーと、今日朝から口にしたものは・・・宿で飲んだ持参のミロ、ビーフシチューパイ、三角の揚げ物、詰め替えた水

水だわ。間違いなくぜったい水だわ。トイレから出て、まず水を捨てましたw

幸い飲んだ量がたいした事なかったせいか、下痢は1回だけで終わりました。

 

さて、今日見たい所は全部まわってしまいましたが、黄金航路用の写真を撮らないといけません。海、海が見たいです。なんかこの辺の海沿いは全部建物が建っているので、海が近いはずなのに全然見えないんです

↑海の方角を撮った。

海を求めてしばらくてくてく。

 

フェリー乗り場にやって来ました!海だ!

無事に冒頭の黄金航路用の写真をゲット。

しかし、なんだか遠くにが見えますね。

 

グーグルマップ上には一見何も無いんですが、

黄色の矢印の所に注目。

航空写真に切替えると、

なんか出て来たァァァァ!Σ(‘ω’ノ)ノ

これは建築中のマプト―カテンベ橋(Maputo-Katembe Bridge)らしい。

海から60メートルの高さで、約3,041メートルの長さの橋らしい。建築しているのは中国の企業。

今はフェリーで向こう岸との行き来をしているけど、橋ができるとすごく便利になるみたい。人の移動だけでもかなり需要があるようで、船着き場からはひっきりなしに人が出入りしていました。

 

海岸沿いはキレイに整備されています。走れそう。

さて、目的は果たしたし飯食って帰るか。

 

今日はローカル飯探すまでがんばるぞ!と探し始めたは良い物の、ここから1時間歩き回っても見つからず、もう高いレストランで贅沢しようかなんて考え始めていたところで、ようやく露店の飲食店を見つけました。

ごはん+生野菜+焼き魚+フライドポテトで150メティカル(≒288円)

生野菜は、盛り付け前にボウルに取り分けてフライドポテトの油をまわしかけ、塩を少量入れて混ぜてから盛ってくれます。西アフリカでもあったなこのスタイル。

揚げ油をかけた生野菜はジャンキーで、しっとりごはんに馴染んでうまーい(*´ω`)

魚はなんか真っ黒に見えますが、中身は柔らかくておいしい魚でしたw

やっぱり旅行中はこういう食事が幸せですね。がんばってアフリカ北上しよう。

 

帰りにアイスとジュースを買って帰りました。各30メティカル(≒58円)

アイスは、日本で60円で買えるアイスの方がおいしいなー。



昨日の強盗の話があったので、今日はできるだけ大通りや人の多い通りを歩くようにしていましたが、マプトの中心部はたいていどこでも人が歩いているし、道の向こう側からでもアジア人は注目されるし、みんな親切な人ばかりなので、よっぽど運が悪いか、よっぽど不用心な行動を取るか、あるいはその両方でない限り強盗に遭う事は無いと思います。あの韓国人はどういうシチュエーションで強盗に遭ったんだろう・・・。

宿に戻って来たら韓国人はいなくなっていたので、結局分からずじまいでした。

 

さて、モザンビークに来たばかりですが、明日の夜にはもう夜行バスに乗って、南アのヨハネスブルグに向かいます!

バスは夜なので、日中はもう少しマプトを散策する予定。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ベティ より:

    ついについに、(私にとって)世界一怖いヨハネに行くんですね・・・。
    旅の無事をお祈りしてます。
    自分事のようにハラハラしてます。

    大昔、卒業旅行で南アに行った友人(ヨハネは乗り継ぎ)が、知り合った欧米人バックパッカーに「ヨハネの空港出て5メートルでやられた。ヨハネは本当に危ない」といわれました。
    このエピソードがウン十年たった今でも忘れられません。

  2. wolt より:

    >>ベティさん
    やっぱり都市伝説みたいな事が起こってたんですねー><
    ヨハネスブルグ強盗マップなんてものがネット上にはあるんですが、現在はヨハネスブルグの中心部は比較的大丈夫なようです。その周りがダメそうですが・・・気を付けます!

  3. baum より:

    ヨハネスブルグって良く耳にする都市名ですが、そんなに怖い所だったんですね(>人<;)無事にレンズゲット出来ることを祈ります❗️強運そうなのできっと大丈夫だ‼︎

  4. wolt より:

    >>baumさん
    怖い話ばっかり聞く都市ですw
    2010年のワールドカップ以来、かなりマシになったとは聞いていますが・・・さてどうなってる事か・・・。

  5. Tom より:

    やっぱ水でしたか!水のところよんでて大丈夫ってコメントしようとしたら、そのあとオチがちゃんとありましたね。ちょっとした下痢だけ済んでよかったんじゃないかと。
    殖民地時代に作られた鉄道って立派なところが多いですね。軍事的な意味もあっただろうからお金がかかってたんだと思います。満州鉄道も残ってたらマプトみたいにけっこう立派なものが残ってたかもしれませんね。

  6. wolt より:

    >>Tomさん
    水は大丈夫じゃありませんでしたー・゚・(ノ∀`)・゚・。
    確かに満州鉄道は残ってたら胸アツスポットになりますね!
    アフリカの鉄道は、当時の欧州各国が競うように造っただけあって、確かに立派なものが多いです。
    ただ、モザンビークのように活用できてる国は少数派で、ほとんどの国は広大な国土に放置された鉄道網を維持すらできてないのが現状ですね・・・^^;

    • Tom より:

      もったいないね〜 鉄道は作るのが大変なのにー。woltさんが今後も沢山鉄道利用して運賃で貢献してあげてください。。。。

      • wolt より:

        たくさん乗って貢献してきます(๑•̀ㅂ•́)و✧
        ミャンマーのように”維持してると言い難いのに運行している鉄道”もどうかと思うので、難しい所ですねーw