“龍の山々”ドラケンスバーグ公園をレソトのサニ・パスから眺める!(2018年6月26日)

どぅめらん!

今回はレソトのサニ・パス周辺をセルフトレッキングして、ドラケンスバーグ国立公園を見に行きました!

 

ドラケンスバーグ公園とは

ドラケンスバーグ公園(Drakensberg Park)は南アフリカ共和国側で設定されている公園の名前で、ドラケンスバーグ山脈を含む地域の事です。

ドラケンスバーグはアフリカーンス語で“龍の山々”。なんて胸がときめく名前なんでしょう。

このドラケンスバーグ”山脈”は、いわゆる今ボクが立っている場所を含めて、レソトとの国境に連なる山脈の事を言ってるらしいんですが、ここから見るドラケンスバーグ公園が非常に美しいとの事で、景色の良い場所を探してセルフハイキングして来ました。

それにしても、南ア側だけ公園になっていてレソト側に何も表記が無いのはなんでなんですかね。レソト的には「え?これくらい普通でしょ?」って感じなんですかね。




宿の中はけっこう寒く、昨夜は厚着して、なおかつ寝袋ともともと部屋にある布団を併用して寝ました。

 

朝7時に起きてキッチンに行くと、水道の漏れてる箇所からつらら

ちなみに、凍っていて水が出ませんでした(›´ω`‹ )

やっぱり夜間はけっこう冷えるようですねー。この時期の最低気温は氷点下5℃くらい。過去最低は氷点下17℃を記録した事もあるらしいです。

朝飯は、カレーチーズラーメンと言う魔の食べ物を作りました。今日はたくさん歩く予定なので、がっつり食べておかないと!

 

服装は悩みましたが、上は長袖シャツ+フリース+ウインドブレーカー。下は薄手の長ズボンの下に、薄いインナー。厚手の手袋に、頭にはBuffを巻いて、首には厚手のネックウォーマーと言ういで立ちになりました。

管理棟でしばらくネット。

上記の服装だと、ちょっと寒くてすぐ動きたくなかったんですね。

管理棟のラウンジの天井は、寄せ書きだらけです。

びっしり書かれ過ぎててちょっと怖い。

十分日が昇った9時20分に出発。

 

周りが全部山なのでどこに行こうか悩みましたが、まずは登りやすそうなあの山と山の間を目指す事に。

とりあえずあの馬の鞍的な所まで行けば、左右どちらかの峰には登れるでしょう。いざ出発!

道も何もありませんが、たいていどこでも歩けます。

 

馬が放牧されていました。

見渡す限り人間がいないんですが・・・。勝手に出歩いている馬はちゃんとおうちに帰って来るんだろか。

川がありました。なんだか意外です。

半分くらい凍っていますけど。

地面をよく見ると、色褪せたタンポポみたいな花?がたくさん咲いています。

ぱっと見タンポポと思いましたが、見れば見るほど苔とか菌類のお化けみたいに見えてきます。行った事ありませんが火星にも同じのが生えてそうな気がします

標高3,000メートルなので、歩くのもけっこうしんどいんじゃないかと思いましたが、割と普通に歩けます。ここまでに標高1,800mで2泊、標高2,100mで2泊と徐々に上がって来たので、少ない負担できれいに高地順応出来た感じですかね。

でも調子に乗って歩きながら歌い始めるとありえないくらい息が上がりました。調子に乗ってすみませんでした。

 

1時間ほど歩いて、だいぶ近づいてきました。あともう少し。

平地を歩いている時はそうでもなかったんですが、登りになるとちょっと息が苦しいですね。ゆっくり行きましょうゆっくり。

ロッジから3.9kmで到着ー・・・っていきなり断崖絶壁!Σ(‘ω’ノ)ノ

良い眺めですがちょっと視界が狭いですね。

右の山は険しそうだったので、

 

左の緩やかな山に登ります。

 

到着!

おぉぉぉ!すげぇーーーー景色!これはドラゴンも住みますわ!

最近スマホのパノラマ機能に気付いたので、スマホで撮ってみました。クリックしたらちょっと大きくなります。

 

きっと、あのモクモクしてるあたりにドラゴンがいます。

ここで勇者なら「あれがドラゴンの棲む谷か・・・!」とか言いながら、断崖絶壁を下ってあのモクモクを目指すところですが、勇者じゃないボクはここで折り返しです。

グーグルマップさん的には、ボクはもう南アにいる事になってしまってるんですが、多分誤差です。きっとこの断崖絶壁が国境なんだと思います。

ロッククライマーなら不法入出国し放題な気がするんですが、どうでしょうロッククライマーさん。

いったんサニ村とロッジの方に戻ります。

空がありえなく青い・・・。

次はロッジから見て反対側、あっちの山が気になり始めました。

まだ時間ありますし、行ってみましょう!

 

ロッジを通り過ぎてしばらく歩くと、麓に家が1軒ありました。

なんでわざわざ村から離れた所に・・・と思いながら横を通り過ぎようとすると、大型の犬が2頭出て来てめっちゃ吠えられました。怖かった。

後ろを振り返ると、さっき登った山らへんに雲がわいてきていました。

あんなに雲があると、さっきみたいに遠くまで見えなかったんじゃないかな?運が良かったみたいです。

 

頂上にとうちゃーく・・・

ここはどこの星ですか?

なんか、宇宙をさまよった末に見つけた、地球に似た星に降り立った隊員が最初に見た景色としてSF映画でそのまま使えそうな景色です。

まぁでもここ、今までに増して断崖絶壁度が高いんですよ。今までの所はなんだかんだで数メートル下にちょっと棚のような所があったりしたんですが、ここはもうマジで数十メートル何も無い垂直の壁です。なので写真撮ってる場合じゃない感がすごいです。本当はもっと撮りたかったんですが。間違いなく、写真撮ってるボクはへっぴり腰でめちゃくちゃカッコ悪いです。

ここでも南アに片足つっこんでる事になってます。グーグルマップさん冗談お好きですね。

14時には折り返そうと決めて、現在13時半ですが、あと30分歩いて辿り着けそうな所が無かったので、ここで折り返す事に。

もしもう1日滞在するなら、あの辺に見えてる山に登りたいですね。

ドミトリーが302.5ランド(≒2,432円)もするので延泊はしませんが、キャンプサイトが120ランド(≒965円)なので、もっと暖かい季節ならテントで1週間くらい滞在して、毎日違う方角へハイキングに行きたいです。フリーハイキングめっちゃ楽しい。

なお一応ボクは地形を見て安全に登れそうなルートを探して登っていますので、フリーハイキングはある程度山慣れしてる方推奨です。

帰りは、犬を大きく迂回して帰りました。

 

サニ村の近くまで戻ってきました。ひつじさんいっぱい。

 

14時20分にハイキング終了。ちょうど5時間。GPSで取った高低図とルートはこんな感じです。

14.4km。ちょうど良い運動でした。

しかし歩くにはちょっと厚着過ぎでした。風もそんなにないし、もう少し薄着でも良かったです。

 

シャワーを浴びて、今日も自炊。昨日はジャガイモが煮えな過ぎて困ったので、今日は薄切りにして、焼く事にしました。

油もフライパンも無かったので、ナベの底に水を薄く張ってがんばる方向で。

これにあとオニオンスープの素とイワシ缶、卵、チーズを入れて出来上がり。おいしく出来たんですが、見た目があまりにも悪かったので掲載は自粛します。

 

夜は星を撮ろうと思ったんですが、満月が綺麗に出ていて星が見えないので、明日の早朝に賭けようと思います。起きれたらの話ですけど。

 

夜は、一気に宿泊客が4人増えました。

すごく手狭な感じに(;^ω^)

 

さて、明日は南アに戻って、ダーバンまで行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. baum より:

    あの青さは何?僕の世代なら群青色(ぐんじょういろ)と言う表現になりますが…信じられない青さデスね。
    断崖絶壁では多分足がスクムだろうから無理はしない様に❗️
    その感覚が分かってしまう(⌒-⌒; )

  2. wolt より:

    >>baumさん
    空がこんな色になるのか~ってくらい深くて濃い青でした!
    一発でゲームオーバーになる高さはマジで怖いですね・・・今まで貧血で倒れたことが無いのに「貧血で倒れたらどうしよう」とか思ってしまいますw

  3. y.kujime より:

    渋峠から緑を抜いた浅間山の景色を思い出しました、スケールが違うけど、そう宇宙船が不時着した景色、映画に出てきそうだ。

  4. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    浅間山の景色は知らないのですが、確かに日本の景色を思い出す時もありますね~
    ここの景色は本当にCGいらずで映画に使えそうです。

  5. 元三係長 より:

    お~~~~❗
    スゲーっす。
    地球を感じます。チャールトン ヘストン の猿の惑星ですな。
    ドラゴンの住む大渓谷、生で見てーぇ。

  6. wolt より:

    >>元三係長さん
    お気に召したようで嬉しいですヾ(*´∀`)ノ”
    南アとレソトはアフリカの中ではかなり旅行しやすいですし、リタイア後の旅行先にいかがでしょう!?