はろー!
今回はナミビアのグルーナウから南アフリカ共和国のスプリングボックに移動しました!
本日の移動。
昨日は不安でしたがちゃんと国境越えできましたヾ(´∀`)ノ”
グルーナウの夜はウィントフックよりも寒かったですが、ソーサスフレイほどでは無かったです。
朝は明るくなり始める7時頃からゆっくり片付け始めて、8時に出発。
宿のお掃除の人が通りかかったので、カギを返すついでに「ノルドウェル(ナミビア側の国境近くの町)に行きたいんだけど」と言うと、宿の目の前のガソリンスタンドから車があると教えてもらえました。
ガソリンスタンドで同じ事を訊いてみると、どうやらガソリンスタンドの夜勤スタッフがこれからノルドウェルに帰宅するらしい。何それ、めっちゃ渡りに船やん!
昨日ここまで乗せてくれたおっちゃんは、その事まで分かった上でここに降ろしてくれたんだろか。それとも偶然なんだろか。
朝食代わりのポテチを食べながら、夜勤スタッフの終業を待ちます。
1時間くらい待つつもりでいたら、8時半にはボクとあと2人を乗せて出発しました。なんだこのトントン拍子は。
まぁ料金交渉は100ナミビアドルを希望して150ナミビアドル(≒1,290円)になってしまったんですけど。帰宅するついでにしては高いだろと思ったけど、これを逃したら足のアテが無いので手を打ちました。
ボク以外の2人はご近所で、グルーナウの中心部(たぶん)で降りていきました。
こぢんまりした町です。家々もブロック積みで小さいものばかり。ナミビアでこのくらいの町を初めて見ました。
車のダッシュボードにナミビアの自動車教習所の教科書が置いてあったので、見せてもらいました。
写真が多くて、ボクの記憶にある日本の教科書よりも読みやすい感じがします。
先日スケルトンコーストに行く道中でやたら見かけた「!」マークの標識。
ボクらは「なんの注意やねん!」ってツッコんでたので気になっていたのですが、説明書きを読むと「前方の道に、一般的、もしくは自然の突発的な危険がある事への注意」とあります。だから何に注意しろと。説明読んでもわかりませんでしたw
やっぱり多いのが動物系。なぜか動物ごとにいちいち違う標識みたいです。
ゾウやイノシシはナミビアだから分かるとして、カバ?道路にカバがいる事があるの!?(; ̄ω ̄)そ
第一、ゾウもカバも注意喚起しなくても見落とさない気がするw
ボク車酔いしやすいんで長時間は読めませんでしたが、もっとじっくり読んでみたかったですw
10時過ぎに、ノルドウェルのガソリンスタンドに降ろしてもらいました。
ここのガソリンスタンドの売店にはマレーシア人のグループ旅行者が訪れていました。
マレー語であいさつして自己紹介すると、とてもウケました。そりゃ、ナミビアと南アフリカの国境で唐突にマレー語をしゃべる外国人がいたらびっくりするわな。
さて、ここからナミビア側イミグレまでは2kmくらい。てくてく歩きます。
ここの国境は24時間開いているらしい。
警備員や係員は、テキパキしていて人あたりが良い人たちばかり。西アフリカの昼休みが3時間もあってヒマそうで仕事がトロくてそのくせ賄賂を要求してくる国境とは大違いですね!
ナミビア側は出国カードを書いて、出国スタンプをもらって、すんなり出国。
このナミビア側イミグレの、出国窓口と道を挟んで反対側にある、入国窓口の横で両替ができました。
レートは良くて、1ナミビアドル=1南アフリカランドだったのですが、あちらが小銭を持っていなかったので、200ナミビアドルだけ両替。
ナミビア側イミグレと、南アフリカ側イミグレの間は1.5kmほどありました。誰もいなさそうな場所を狙ってこっそり撮影。
この川(オレンジ川って言うらしい)が国境らしい。
川と岩山の景色が美しい!
人目が怖くてバンバン撮りまくれないのがすごく残念なんですが、ボクの中では今までで一番景色が綺麗な国境でした。
南ア側のイミグレは、ちょっと昔のサービスエリアみたいな雰囲気でした。地面には綺麗にブロックが敷いてあって、木が等間隔で植えてあって、駐車場があって、建物の端にはキレイなトイレがある。なんてすばらしいんだ。
南ア側は、途中で細長い紙をもらって、パスポートに1つ、細長い紙に2つスタンプを押してもらいました。多分出国の時に必要になるやつです。
こちらも待ち時間ゼロで、スムーズに入国。11時半過ぎにイミグレを出ました。
31カ国目、南アフリカ共和国入国!
何にも無いね!
山と道路しか無いよ。ここでヒッチハイクか・・・。
よく見ると、ありました。売店。
売店で訊くと、ここで両替してもらえました。
さっき両替できなかった小銭40ナミビアドル(≒344円)は、37ランド(≒320円)になりました!
レートは悪いですが、小銭だからまぁ問題無し。この国境ではナミビア側イミグレ内の両替所で両替するのが正解ですね。
両替して道路沿いに戻ると、超ふくよかな体格のおばちゃんがいました。写真は無いんですが日本人じゃこの体格なかなかいないよねってくらいのふくよかさを想像していただければ、だいたい合ってると思います。
挨拶して話しかけると、ふくよかさんもスプリングボックに行きたくてヒッチハイク中らしい。現地の方と一緒にヒッチハイクできるなんて、願ったり叶ったりです。現地の方と一緒だと、まずぼったくられる心配も、変な人の車に乗ってしまってトラブルに巻き込まれる心配も無いからです。
ふくよかさんはナミビアの人で、国境から10kmくらいの所に住んでるらしい。ナミビアに自分の店を持ってるんだと。
車は意外と捕まらなくて、と言うかそもそも絶対数が少ない。南アフリカからナミビアに行く車はけっこう多いんですが、なぜか逆向きがいない。
ようやくやって来た車に向かって2人で手を挙げると、見事にスルーされました。
ふくよかさんは、通り過ぎた車を見送りながら「彼らはホワイトだから、カラードは好きじゃないんだ」と言いました。確かに、通り過ぎた車には白人夫婦が乗っているのが見えたけども。
実はナミビアからこっち、「ブラックだから」「ホワイトだから」と言う発言をガイドさんや地元の人がちょいちょいしていて、気にはなっていました。ブラックは黒人、ホワイトは白人、カラードは白人以外の有色人種全部を指します。
「まだアパルトヘイトは感じる?」と訊くと、「ある。南アフリカはちょっとマシだけど」と言う答えが返ってきました。
なんというか・・・そりゃ最初に差別した側が悪いし、実際今も偏見は残ってるのかもしれないけど、何かにつけ黒人側が「カラードだからだ」って言うのは、ちょっと違うんじゃないのかな・・・。
ヒッチハイク拾ってもらえなかったのだって、もしかしてただ急いでただけとか、例えばガソリンがギリギリ過ぎて少しでも軽い状態で行きたいとか、何か理由があったのかもしれないわけだし。
もしかしたら本当に差別で無視されたのかもしれないけど、そうじゃなかった可能性もあるわけで、それを「カラード」のせいだと決めつけるのはちょっと悲しくないかい・・・?
なんて事をぐるぐる考えているうちに、地元のご夫婦2人が歩いて国境を越えてきて、4人で一緒にヒッチハイク。
更に1台に無視されて(また白人だった)、ボクがヒッチハイクを開始して1時間後に、やっと1台停まってくれました。ちなみに停まってくれた車は、黒人のご家族でした。
後部座席に4人乗る(しかも内1人はふくよかさん)と言う、ギニア以来のぎゅうぎゅう詰めでしたが、車を拾えた安堵感の方が強くてさほど苦じゃなかったです。
1時間半ほどでスプリングボック到着!
国境からスプリングボックは、50ランド(≒432円)でした。料金交渉は乗る前にふくよかさんがして下さいました。お世話になりました(-人-)
小さいけど、新しくてキレイな街並みです。
山に囲まれてるのも良い感じ。ボクの好みです。
「B&B(※Bed&Breakfastの略で、欧米人が好きなタイプの安宿)」って看板がたくさん出ていたので、それを頼りに宿探ししたんですが、なんかどこも高いんですけど!
1泊700ランド(≒6,048円)とか、朝食抜きで650ランド(≒5,616円)とか、恐ろしい値段します。受付の方はみんな優しくて丁寧なのですが、ちょっと泊まれる価格帯ではない。
ようやく、「ELKOWERU GUEST HOUSE」って所で最初「650ランド」と言われたのを、「もっと安い部屋無い?」とダメ元で訊いたら、「ちょっと狭い部屋なら450ランド(≒3,888円)の部屋が空いてるけど」と言われたので、やっぱり高いけどここに決めてしまいました。
いやもうこんなの狭いうちに入りませんよ。ボクには十分すぎるくらいです。
よく考えたら、ウィントフック到着直後の2泊以来はずっとテント泊だったので、2週間ぶりくらいに屋根のある寝床です。
なぜか、ベッドにはクッションと枕が合わせて4つもあります。お高いホテルってこう言うもんなんでしょうか。
でもベッドの半分が枕で埋まってしまうので、正直ちょっとジャマです。
腹は減ったし金も無いので、すぐに外出。
アフリカっぽい庭園みたいなのを発見。
これが何なのかは分かりませんw
スーパーやショッピングセンター併設のATMは全部手数料がかかるタイプだったので、ATM探しにちょっと苦労しましたが、銀行に行くとちゃんと手数料無料のATMがありました。
スーパーで総菜を買って来ました。パスタサラダ。12.27ランド(≒106円)
普通においしい。お値段が嬉しい!
チキン・ラザニア。25.99ランド(≒225円)
パスタサラダとかぶってる感がありますが、衝動買いなので仕方ありません。
中にはフィットチーネ?平たい麺がたくさん入っていました。ラザニアってこんなんだっけ?(;^ω^)
でもまぁ、チキンがけっこうしっかり入っていて、チーズも豪快にかかっているので、満足度高いラザニアでした。
夜19時ごろ日記を書いていると、部屋のドアがノックされました。
開けると、宿のオーナーのコンラッドさん。南アフリカ生まれですが、アフリカーンスと呼ばれる白人系の人です。
このコンラッドさん、実はめちゃ日本好きな方でした。よくいる日本好きに留まらず、日本にしばらく住んで空手を習って、このスプリングボックで空手教室を開いているくらいの本気度。今でもほぼ毎年日本に旅行しているらしい。
1時間ほどお茶を飲みながら、スプリングボックからケープタウンまでにある名所をいろいろ教えてもらいました。
左にある本は、コンラッドさんとこの宿の事が載っている本。
なんと、スプリングボックの近くには、世界に誇れるレベルの花畑があるらしい。まぁ今はシーズンではないみたいですけど。全然知らんかったー!
また、コンラッドさんによると、ここから南下する移動手段はインターケープのバス(深夜発)か、乗り合いバス(早朝発)しか無いらしい。ボクは南アに入ったら移動手段が増えるだろうと楽観していたんですが、そうでもないみたい。
こんな高い場所には2泊も泊まれないので、明日早朝に出るか明日の深夜か・・・と悩んでいると、ボクの悩みを察してくれたのか「明日の宿泊費はいらない」と言ってくれました。
自分もたくさん旅行して、日本人含めいろんな国の人に、ベッドだの食べ物だのたくさん世話になったからとの事。めちゃくちゃありがたい!(;人;)
と言う事で、明日はまだスプリングボックに滞在して、明後日の早朝に移動する事にしました。一気にケープタウンには行かず、コンラッドさんのおすすめの町にいくつか寄って行くつもりです。なんかどんどんケープタウンが遠くなっている気もします。
多くの旅行者が夜行バスで寝ている間に通り過ぎるこの区間、ボクは鈍行でぼちぼち進みたいと思います。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
twitterでナミビアから追わせてもらってるyamaです!
少し高めの宿でも素敵な出会いと心遣いがあって良かったですね(^^)
こういう優しさに触れられるのも旅の醍醐味ですよね☺
>>yamaさん
ようこそ初めましてヾ(*´∀`)ノ”
宿探し中はちょっとしょんぼりしていましたが、夜に一気に元気になりましたw
旅行好きは旅行者に優しいですね・・・自分も見習わねばー。