はろー!
今回はナミビアの鉄道に乗ってウィントフックからケートマンズフープへ、更にグルーナウまで移動しました!
ナミビアの南の方までやって来ました。
さて、6月3日。宿をチェックアウトした後も、ずっと共有スペースに居座り。空港が近くて、どうも夜便を利用する人が多いようで、チェックアウト後の共有スペース居座りは大目に見てもらえる感じの宿でした。
午後に1時間半もぐっすり昼寝して、いつものスーパーでチキンナゲット20.28ナミビアドル(≒177円)とフライドポテト14.65ナミビアドル(≒128円)を買って帰ってきました。
ナミビアに来てからほぼずっと自炊だったので、移動日くらいは手抜き。
チキンがいまいちジューシーじゃなくてパサついてたのがちょっと(`-ω-)
明日の朝食兼用でゴツイクッキーも購入。
ショウガの味がガツンとするクッキーでした。
19時発と聞いていたので、18時にウィントフック駅へ。
すんなりチケット購入。一番安いクラスにして165ナミビアドル(≒1,438円)でした。
でもチケットをよく見ると19時40分発って書いてあります。昨日の人はなんで早く言うたんや。
もうホームに列車が来ているらしいので、早速ホームへ。
なんと客車が2両。田舎の市電じゃあるまいしΣ(‘ω’ノ)ノ
しかも、同じホームの左右にそれぞれ行き先の違う列車が乗っかっています。
こっちは1両だしΣ(‘ω’ノ)ノ
ホーム側から見たウィントフック駅舎。
うーん古き良き感じ。
写真を撮っていても駅員さんに怒られなかったので、ナミビアでは撮影禁止じゃないみたいです。
しかし列車に乗ってみると、
寝台ちゃうやんかぁー(|||´Д`)そ
隣の車両は寝台なんですが、ボクの車両はこっちのようです。「安い寝台」って言って買ったつもりだったんだけど・・・?
ていうか、昨日は座席クラスを4つほど教えてもらいましたが、列車2両しかないのに4クラスってあり得なくね?どういうことだ。
列車はさほど遅れず、19時45分に出発。すでに周囲は真っ暗で、ウィントフックの街を抜けると何も見えなくなってしまいました。
乗客はめちゃくちゃ少なく、寝台車両に8人ほど、座席車両に6人ほどでした。その割に列車乗務員は3人くらいいて、採算取れてるのかなと心配になりました。
20時過ぎには消灯されてしまったので、寝る以外の選択肢はありませんでした。乗客が少ないので心おきなく通路の向こうの座席まで足を伸ばして寝ました。
足が伸ばせたのは良かったんですが、風が入って来るのでめちゃ寒く、夜中に起きてはシュラフカバーを取り出し、また起きてはダウンジャケット上を羽織り、3回目も起きてはダウンジャケットの下を着て、4回目は足先が冷たくて靴を履く、と言う感じで、寒くて起きては防寒着を着込んでまた寝ると言う事を繰り返しました。いわゆる「寝た気がしない」やつ。
列車は6時45分頃にケートマンズフープ駅に到着。
てっきり先頭車両がけん引してるのかと思っていましたが、降りると先頭には何もいませんでした。あれ、と言う事はこれは電車?電線ないけど・・・。まさか線路を通してるの?
後ろには、いつの間にか貨物車両が連結されていました。ウィントフックには(同じ線路上に反対向きの列車がいるので)そんなスペースは無かったはずだけど、いったいどこでくっつけて来たんだろう。
鉄道に乗った時のブログ記事は「世界の車窓から」ってタグをつけてるんですが、夜出発の夜明け前着だと、車窓から全く何も撮れなくて困ります。タグが詐欺じゃないか。
ナミビアの鉄道は1897年からやってるらしい。
ケートマンズフープ駅の外観。
手前の、駐車スペースの枠に鉄道のレールが使われているのが粋な感じ。
ウィントフックよりも大きめの機関車が展示されていました。
なんとなくBack to the Futureを思い出します。
さて、体力的にしんどかったら今日はケートマンズフープに滞在しようと思っていたのですが、あんまり寝れなかった割には結構元気で、先に進みたい気分です。
ケートマンズフープから更に南にあるグルーナウに行くには、プーマ・ステーションから車が出ていると、駅の人が教えてくれたので、まずは歩いてプーマ・ステーションを目指すことに。
まだ薄暗いですが、学生が歩いていて治安は良さげです。
駅から1kmほど歩いて、プーマ・ステーションにやって来ました。
プーマ・ステーションって何かと思えば、ナミビアによくある「PUMA」ってガソリンスタンドに併設されている乗合いバス乗り場の事でした。
案外あっさり見つかったのと、時間が早くて「これ今日中に南アフリカ入りできるんじゃ?」と色気を出してしまって、ここで「スプリングボック(南アフリカ共和国の町)行きってある?」と聞いてしまったのが今日の迷走の始まり。
スプリングボック行きは「タクシーでウィンピー・ステーションへ行くように」と言われて、今度は場所がわからなかったのでタクシーでウィンピー・ステーションへ。
市街地を出て、5kmくらい離れた所にあるガソリンスタンドに連れて来られました。え?こんな場所から出てるの?
中に入ると、めちゃキレイな売店とカフェ。
売店のおばちゃんに訊いてみると、「南アフリカ行きはインターケープのバスだけ。今日は無いから次は水曜日(2日後)」との事。えぇ・・・さっきのおっちゃん自信満々に言うてたのに・・・。
お腹すいたのでとりあえず朝飯。売店でジャーキーを買って来ました。38ナミビアドル(≒331円)
ナミビアはいろんな動物の肉を食べれる事で有名らしい。スーパーの精肉コーナーには牛豚鶏だけですが、ジャーキーにはめっちゃいろんな肉が入っています。主にシカっぽい動物が何種類も。
柔らかくて食べやすいけど、ちょっと脂っこい感じ。
なんも考えてなかったけど、昨日買ったクッキーとは合わなかったよね。
食べた後、動きたくなくてついこのままベンチで居眠り。2時間近く寝てしまいました。
また市街地に引き返すことに。
あんまり車通りが無かったので5km歩いて戻る気で歩いていたら、1kmくらい歩いたところでタクシーを拾えました。
またプーマ・ステーションに帰ってきました。
もう昼近いので、やっぱり今日国境越えはあきらめて、ケートマンズフープの南にあるグルーナウを目指す事に。
周囲の人に尋ねると、グルーナウ行きはここから出てるらしいんですが、今いる車はどれもウィントフック行きばかり。
困っていると、ガソリンを入れていたおっちゃんが「今日近くまで行くから乗せていくよ!」と言ってくれました。
でも用事があるからちょっと待って!30分くらい!と言っておっちゃんは一旦車に乗って去って行きました。
おっちゃんが戻ってきたのは1時間半後。まぁ30分じゃ戻ってこないだろうなとは思っていましたが、さすがに疲れました(›´ω`‹ )
と言っても、その間にやって来た乗合バスに尋ねても、南に行く車を見つけられなかったので、いずれにせよおっちゃんの方が早かったです。
その1時間半の間に爪切りをしようとしたところ、アビジャンで買った爪切りが折れました。
まだ3回くらいしか使ってないんですけど(|||´Д`)そ
爪切りが折れるって何なんだよ・・・うちの実家の爪切りなんて多分20年以上使われてるぞ・・・。
ボクと、子連れの女性、年配の男性が乗って出発。
なんだかやたら他の車を追い越すので、気になって速度計を覗き込むと150km/h出ていました。
しかも150km/hの状態で、おっちゃんスマホを両手で触りだして電話をかけたりするのです。めちゃくちゃ怖い。
ケートマンズフープからグルーナウまで150kmの道のりを、1時間10分くらいで走り抜けました。運賃は50ナミビアドル(≒436円)。移動距離を考えると格安です。
・・・何にも無いんですけどここ。
町かと思えば、ガソリンスタンドと宿が何軒かかたまっているだけで、後は何もありません。移動先の選択をミスった気がします。
おっちゃんによると、ここから国境まで行く車があるって話だったんですが、これはヒッチハイクしか無さそうな感じがビンビンします。
とりあえず、降ろしてもらった目の前にある宿へ。
敷地がだだっ広くて、建物がキレイで、さぞかしお高いんじゃないかとビビっていたら、ちゃんとキャンプサイトもありました。1泊170ナミビアドル(≒1,481円)。
ちょっと高い気がしましたが、テントの奥に見えている白い建物はバスルームで、完全に自分専用です。しかもコンセント付き。なんて贅沢なキャンプサイトなんだ。
周囲には店らしきものは何もありませんが、ガソリンスタンドの売店が充実していました。
時間があるので、久しぶりに持参の燃料(カザフスタンで買ったやつ)で米を炊いてみました。
米多すぎた・・・。米+ツナ缶。どちらもガソリンスタンドで買ってきたやつです。
久しぶりに質素な食事だなぁ。
ウィントフックからインターケープって大手バス会社のバスに乗っていれば、ボクが今日移動した区間は寝てるだけで通過できるはずなんですが、変に鉄道に乗りたがった為に妙に苦労してしまっています。ボクはいつになったら旅行が上手になるのでしょう。
でもよく考えたら、この旅行自体がやらなくても良いのにやって妙に苦労している事の代表格みたいなものなので、そう簡単に直るものでも無さそうです。
さて、明日はできれば国境越えしたいと思っていますが、スムーズに移動できる未来が見えません(›´ω`‹ )
もしかすると明日もまだナミビアにいるかもしれません。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
世界が違う、ただただ感心してます。
>>y.kujimeさん
タイムスリップしたようなレトロな鉄道に、荒野をまっすぐ伸びる道路、どっちも冒険してる雰囲気は満点ですよヾ(*´∀`)ノ”