ガーナの世界遺産「ケープコースト城」を観光!(2018年5月6日)

マーハ!

今回はガーナの世界遺産ケープコースト城を見に行きました!

 

世界遺産「ケープコースト城」とは

ケープコースト城(Cape Coast Castle)は、ガーナの世界遺産「ヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州の城塞群」として登録されている城の1つです。

ガーナの沿岸は元々は「ゴールド・コースト」と呼ばれ、アフリカ内陸で採掘される金の他、象牙や香辛料などを欧州に輸出する貿易の拠点として開発されました。後は奴隷貿易の拠点になり、欧州各国によって城塞が次々と建設されました。

最多でガーナ沿岸の城塞は60を超えていたそうですが、現存する城塞で世界遺産に登録されているのは11件。ケープコースト城は、そんな11件のうちの1つです。

 

朝は宿近くの簡易食堂で。

 

オモ・トゥオ(Omo tuo)。0.5(万)セディ(≒12円)

オモ・トゥオ

 

白いかたまりのは、米を固めた物でした!

米粒の境界はほとんど無く、肉眼ならギリギリ見える程度です。かなり柔らかめに炊いて、ぎっちぎちに握って固めた模様。このガーナ版おにぎりをオモ・トゥオって言うらしい。

周りのスープはピーナッツスープでした。ピーナッツの香りはするけど、ちょっとピリ辛。

うん、朝ご飯にはちょうど良い感じ(*´ω`)

 

さて、ケープコースト城へ。

なんか思ってたのより平たくて横に広い!城のイメージとはちょっと違います。

・・・が、開館は9時でした。(現時刻8時50分)

オモ・トゥオが微妙に物足りなかったので、おやつを食べました。1つ目、なんかを巻いて揚げたの。

厚めのクレープみたいな、どっしりした生地です。中はペーストした芋とニンジンと・・・この風味はゴボウ!?(;・`Д・´)

すり潰されていて目視はできないのですが、確かにゴボウの味がします。ゴボウなんてずいぶん長い事食べてないような・・・?ヘタすると日本以来かもしれません。まぁ好きでも嫌いでも無いので、あっても無くても良いんですけど。

2つ目。なんかもちもちポロポロしたケーキ。

もちもちしているけど、ポロポロしている不思議な食感。ビミョーに甘いです。

それぞれ0.5(万)セディ(≒12円)でした。

 

ところで、一夜明けてガーナ英語がけっこう変な事に気付きました。

ぼく「これ下さい」

店の人「How much?(いくら?)」

ぼく「え?」

店の人「How much?(いくら?)」

ぼく「?????」

いや、「How much?」って訊きたいのはこっちなんだけど

昨日から違う所で同じ会話を2回ほどしていて、今ようやく気付きました。個数を訊いて来てるんだ!

・・・それは『How many』だろぉぉぉ(; ̄ω ̄)そ

 

中学校で習ったと思うんですが、あきらかに1つ2つと数えられる物は『How many』。数えられない物は『How much』。

例えば、大きなタライに入った米から「茶碗にどのくらいよそいますか?」だったら『How much』だけど、1つずつラップにくるまれたおにぎりなら『How many』って感覚。・・・で合ってるはず。

とりあえず、昨日と今日で出会った人全員が「How much?」で個数を訊いて来ているので、ガーナ英語ではそうなんだと思います。

 

さて、9時になったので入場。ちょっと雨がパラついています。入場料は外国人40(万)セディ(≒971円)でした。

要塞にしてはオシャレな印象。城と言うより、貴族の邸宅って感じです。

・・・が、やっぱり海に面した側は大砲がずらり

ここまで並べるか?ってくらい並んでいます。

砲弾もたくさん積まれていました。

こんな弾が飛んで来たら・・・・・嫌だなぁ(語彙が貧弱)。

城のすぐ隣には、漁の船がたくさん並んでいました。

ガーナも魚がおいしいんだろな~( *´艸`)

後ろの人の船の乗り方ひでぇw

 

城内は、案内板のような物はあんまり無いんですが、あちこちに展示場や立入可能な部屋が隠れていて、なんだか探検気分です。

 

天井にはしっかり火災報知器がある・・・と思いきや、中身はからっぽで配線がぶらぶらしています。

 

ここから地下に降りて行くと・・・

 

ここは奴隷収容部屋だったらしい・・・。

中でガイドを付けてる欧米系旅行グループがいたので、一緒にガイドの話を聞いていたのですが、暑すぎて途中でギブアップしました

この空間、風が通らないしジメジメしてるし、汗が止まりません。こんな場所に大量に収容されるとかひどすぎる・・・。

このガーナ沿岸から65万人の奴隷が取引されていったと言われているらしいです。65万て。

 

ケープコースト城の全体模型。

地形に合わせているのか、いびつな形状です。

 

ケープコースト城、大きくはないんですが散策し甲斐のある城でした。展示室(撮影禁止)では奴隷貿易の説明を読んで鬱になれます。

 

さて、実はまだネットが使えていないので、ケープコーストの観光スポットがよくわかりません。とりあえずチャージできそうな店を探してうろうろ。

町は小さいけど、しっかり整備されてる感じ。道路の舗装もキレイだし、コートジボワールほど落ちているゴミも多くありません。

・・・が、SIMカード会社「MTN」の看板を掲げた店はほとんど閉まっています。そうか、今日は日曜日か・・・。いったんSIMチャージはあきらめ。

 

グーグルオフラインマップを眺めていて、「Fort William(ウィリアム砦)」が目に留まったので、行ってみる事に。

けっこう丘の上にあります。たぶん、ケープコーストの町で一番高い場所です。

変わった形の砦です。

 

回り込んで階段を登ろうとすると、階段の上に半裸のおじいさんが。

何だろうこの人・・・と一瞬思ったんですが、どうもウィリアム砦はこの方の所有物のようです。半裸なのに。

入ってみたいと言うと、最後にチップを渡す約束で中に入れてもらえました。

砲台を使って洗濯物干してるよ・・・

砦の中央部分はおじいさんが居住しているらしく、一瞬中を覗かせてもらうとテレビや音楽プレイヤー、本棚なんかが置いてあるのが見えました。アフリカンなアップテンポな音楽がガンガン鳴っています。

建物の外階段を登って、最上階まで上がらせてもらえました。

近すぎて見づらいw

この砦は海を見張る目的があったそうで、異変があると、上の写真にあるガラス張りスペースの中で火を焚いて、周囲やケープコースト城に知らせる役割があったそうです。(半裸のおじいさん談)

海だけでなく、ケープコーストの町もよく見えます。

おじいさんの説明によると、町内に教会がたくさんある事がわかりました。ガーナはキリスト教徒が多いのです。

おじいさん「What is your attitude?」

ぼく「え?」

おじいさん「What is your attitude?」

ぼく「??????」

attitudeって、態度とかそう言う意味だった気がするんですけど。

ただ、直前まで教会の話をしていたので、もしかして宗教の事か?と思って「仏教」と答えると、満足そうに「そうかそうか」と言っていました。宗教で当たっていたようです

後で調べると、attitudeは「態度、姿勢、考え方」って意味だそうで、確かにそう言う意味では宗教っぽいような気がしなくも・・・

・・・わからんわ!(; ̄ω ̄)そ

宗教はreligionだろ普通!(よく入出国カードやビザ申請に出て来る)

 

ウィリアム砦は、時間は15分もかからないくらいでしたが、けっこう丁寧にフランクに説明してもらえました。半裸の人に。とりあえず5(万)セディ(≒121円)渡しました。ボクにしては奮発した方。

 

まだ12時台で、1日2食生活のボクの食事時間ではないのですが、なんだかめちゃ腹が減りました。もしかしてオモ・トゥオは腹持ち悪いんじゃなかろか。

と言う事で食べる物を探したんですが、結局またオモ・トゥオになってしまいました。6(万)セディ(≒146円)

オモ・トゥオ

オーダー時の事。

ウェイターの女の子「ゴーツ?

ぼく「え?」

ウェイターの女の子「ゴーツ?

ぼく「??????」

ウェイターの女の子「ゴーツ?カウ?

肉の種類を訊いてるのか!!!※GoatsとCow

・・・そこはマトンとビーフだろ!(; ̄ω ̄)そ

しかも、なんでヤギだけ複数形なんだ・・・。ガーナ英語、ちょっと変過ぎるぜ・・・。

あ、カウにしました。スープはヤシ油が強くて、けっこうピリ辛。ガーナはピリ辛が好きなのかな?ちょっと汗はかきますが、米とよく合います。

 

宿の近くで開いているMTNの店舗を見つけたので行ってみると、ガーナのSIMチャージはプリペイドカード式でした。

コートジボワールで使ってたのと同じ会社なのに、制度が違う・・・(;^ω^)とりあえず使えるようになって良かった。

 

子ヤギさんかわええ(*´ω`)

 

宿に戻ってジュース飲みながら1日ぶりのネット。

一応、ジュースは1日1本までと決めているのですが、ジュース買った後にミロを久しぶりに見かけたので買わざるを得ませんでした。

ミロは、アフリカでは初めてかなぁ。まぁそんなに探していたわけではないので、探せばセネガル辺りにはあったのかもしれませんけど。

とりあえずミロを飲んどくと、カルシウムとか鉄とかなんとなく摂れそうな気がします。ガーナでは積極的に飲みたい所存。

 

午後は洗濯物したり、明日以降の予定を立てたりして過ごしていましたが、夕方にまた空腹を感じました。絶対オモ・トゥオ腹持ち悪いよね?(;^ω^)

夕食を買って来ました。1つ目。もそもそした固いパン。1(万)セディ(≒24円)。

んー、もそもそしていて塩辛い。中に何か入ってるのかと思えばそう言うわけでもなし。ちょっと期待外れかな・・・。

2つ目。なんか焦げたみたいなお菓子。0.5(万)セディ(≒12円)

朝ケープコースト城の前で食べたのと似てます。もちもちしていてほんのり甘い。

ちょっと今日は食べ過ぎたwオモ・トゥオはすぐ腹減るから要注意だな・・・。

 

ガーナ、英語が通じるので楽は楽なんですが、ちょいちょい変なので慣れが必要そうです。

個数を「How much?」なんかで訊いておいて、こっちが「え?」ってなると、「コリアン?チャイニーズ?英語ちょっとちょっとだねーwww」って言われるのがけっこうイラッとします(#^ω^)

おめーらの英語が変なんだよ(#^ω^)

 

さて、ガーナは最終的にアクラを目指すのですが、いったん北に向かいます

明日は北上してクマシって街まで行こうと思います。都会みたいです。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

           オモ・トゥオ!
        ∧∧
        (,,゚Д゚)⊃   ≡≡≡≡≡≡○
       (/   /
      ⊂_  /
        (/

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    攻撃呪文!?(´・ω・`)

  3. Tom より:

    半裸のおじさん、怪しいですね。不法占拠では???ヒトの場所で商売したり御金とったりってのは日本でもありますからね。
    「後ろの人の船の乗り方ひでぇw」の写真、いいですね!絵みたいで好きですね。

  4. baum より:

    ネスレのMILO頑張ってるなぁー!
    まさかアフリカ大陸で売られているとは??思わなかった。
    英語の細かい文法は気にしないでおきましょう。
    だから日本のEnglishは庶民に浸透しないんだ!と思うよ。

  5. wolt より:

    >>Tomさん
    おじさんは何なんでしょうねーwすごく堂々としてましたが・・・。
    まぁ、法外なお金取るわけでも無いし、丁寧に対応してくれたしで、個人的には構わないと思っています。
    船の写真は「窓から船が!シャッターチャンス!!!」と思って撮ったら、後ろの人の乗り方でずっこけてしまった系ですw

    >>baumさん
    ミロは東南アジアでは大人気なんですけどね~。アフリカで飲めるなんて嬉しいです。

    英語は文法のレベルじゃなくて、根本的に単語の意味が違うのはダメっすよー、全く意味が分かりませんもん。文法違っても単語が合ってれば意味は分かるけど、単語がそもそも合ってないんじゃ意味不明ですw
    attitudeが宗教とか絶対わからんです。

  6. keikoおばさん より:

    楽しい世界一周の様子です。
    パソコンの先生が『写真がうまい✨内容はおもしろい』といってますよせっかくの冒険、悔いのないよう、やりきって❗

  7. wolt より:

    >>keikoおばさんさん
    ブログご紹介して頂いてありがとうございます(人´∀`)
    嬉しいご感想を頂けて光栄です。もっと上手になれるようがんばります!