ぼんじゅーる!
今回はコートジボワールのヤムスクロにある世界最大の大聖堂を見て来ました!
どうもコートジボワールに入ってから、毎日夕方~夜以降、必ずネットに繋がらなくなります。朝には復活してるんですけど。
別に1日あたりの容量が決まっているプランにしたわけでも無いし、朝たくさん使っても昼に切れる事は無いから、なんかこう込み具合に対応しきれない的な欠陥だと思うんですけど。
そんなわけで、ブログの投稿のタイミングが最近違いますが、そういう理由なので、大目に見て下さい。
ヤムスクロの大聖堂とは
ヤムスクロの大聖堂は正式名称「Basilica of Our Lady of Peace(平和の聖母大聖堂)」と言い、建築面積3万平方メートル、高さ158メートルで、その面積と大きさは大聖堂の中で世界最大を誇りギネス記録に認定されています。
他のサイトではしばしば「バシリカ大聖堂」って書かれているんですが、「Basilica」がそもそも「大聖堂」って意味らしいので、「バシリカ大聖堂」だと「お寺寺院」って言ってるようなもんな気がします。ここでは「大聖堂」と呼びます。
え、何でコートジボワールに世界最大?って感じですね。
この大聖堂、建築は1989年なんですが、当時の大統領が自分の生まれ故郷のヤムスクロを首都に定めてしまうような、ちょっと地元愛が強すぎる感じの人だったみたいなので、きっと自分の地元になんかすごいスポットが欲しかったんじゃないでしょうか。
世界最大は、多分狙って行ったものと思われますw
さて、前述の通り昨夜投稿するつもりだったブログが投稿できなかったので、今朝しっかり投稿してから外出。
道幅ひろーい。
ヤムスクロはコートジボワールの首都に定められていますが、コートジボワール最大の街はアビジャンで、実質の首都機能もアビジャンにあります。
ヤムスクロは前述の通り、大統領の一存で1983年に首都に制定された街。もともとはただの田舎町だそうです。
なので、あきらかに車の通行量に対して道幅が広すぎるんです。ちょっとミャンマーのネピドーみたいです。
排水溝はゴミ捨て場じゃありません(; ̄ω ̄)そ
大雨来た時どうするんだ・・・。
朝飯は軽く。ドーナツ。3つで100CFA(≒20円)
外側は薄くて、中はもちもちタイプでした(*´ω`)好き。
さて、大聖堂までは3kmほど。最近走れていないし、ここは歩いて行きましょう。
なんかもう既にちょびっと見えてます。大聖堂が大きいし、周囲に高い建物が無いので、遠くからでもよく見えます。
首都とは思えない緑々した風景。のどか。
登校中?下校中?の学生たち。
今10時過ぎって言う中途半端な時間なんだけど・・・。なんでこんなに学生が歩いてるんだろ。
片側3車線ある道路を歩いて行きます。
やっぱりミャンマーを思い出すなぁ。まぁあっちは片側10車線でもっと意味不明なんですけども。
大聖堂、ずーっと見えてるんですが全然近くなりません。
ようやく近づいてきました。ここから門までもまだ800メートルばかりあります。
門に到着。禁止事項が描かれています。
牛とネコと馬がダメ。って、限定的過ぎる(; ̄ω ̄)そ
じゃぁ犬とかサルは良いのか・・・って屁理屈こねたくなります。
一方葉巻とタバコとパイプがダメって、こちらは逆に屁理屈対策かってくらい徹底してます。
あと右下の闘ってる絵がちょっとウケる。
こちらは料金表。外国人2,000CFA(≒404円)。
上の方にカメラ5,000CFAみたいな事が書かれていますが、特にカメラ料は取られませんでした。
門でチケットを買うのかと思ったら、門ではパスポートを見せるだけで、チケット売り場は敷地内にあるカフェのカウンターと兼用でした。
チケット売り場を出た所にいる像。人間かと思ってびっくりしました。
ようやく近くから大聖堂の全体像。
よく見ると、本体部分と、
円形広場部分に分かれてるんですね。
本体よりも円形広場部分の方が大きいんだけどw
このドーム型本体+円形の広場って構成は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を模したらしいです。そっちを実際に見た事が無いのでなんともコメントしづらいですが。
大聖堂は、ずんぐりむっくりした形のせいか、さほど大きくない建物が近くにあるような錯覚に陥ります。
門を入ってからはその錯覚が顕著で、すごく奇妙な感じです。実際はまだかなり距離があるので、歩いても自分がイメージするより進んでないような、足踏みしているような、不思議な感じ。
柱や天井の装飾は、やや地味目です。
スペインやポルトガルで凝ったのを見過ぎたせいかもしれませんけど。
なんとなくネットゲームのRPG感ある。
入口の警備員に中は撮影禁止と言われました。
どうも先に入っている10人くらいのグループが無料のガイドツアーでまわっているようで、それに付いて行くように言われました。
でも、ガイドはフランス語なのでいまいちわかりません。唯一分かったのが、入口の扉の重さが1枚2トンあるって話だけ。
開け閉めめんどくさそうだな~。ハンター×ハンターのキルアの家みたい。あれ一番軽い扉は何トンだっけか。
大聖堂内にはエレベーターがあって、屋上にあがれました。
屋上から円形広場を見下ろす。
遠くにヤムスクロの街が見えますが・・・平たいw
首都の眺めとは思えないw
大聖堂の模型もありました。
なんか円形広場部分がえらくひしゃげてるんだけど、スペースの関係?w
この大聖堂の中と広場合わせると約2万人を収容できると説明されました。が、後でWikipediaで調べると過去に開催されたイベントではせいぜい数百人しか集まった事がないそうです。
そもそもコートジボワールのキリスト教徒率が全体の10%しかいないんだから、そりゃそうだろって感じではあります。
なお、普段ヤムスクロのキリスト教徒が使う聖堂は、市内の別の場所にあるらしいです。この大聖堂、マジで作りたかっただけやよな・・・。
大聖堂内の2階にも上がれました。
2階から1階の写真を撮るのは良いらしいです。謎。
屋内は全方位ステンドグラス!ステンドグラスの綺麗さを撮るのが難しいw
1階の座席は円状に配置されています
祭壇?のある場所が建物の中央じゃないのがちょっと気持ち悪いんだけど・・・。
1階のステンドグラスをがんばって撮りたかったの図。遠い。
2階のステンドグラスは、12使徒が1枚ずつ描かれていました。
ガイドさんはボクに気付いてからは、たまに英語でガイドしてくれました。
1階のステンドグラスの内1枚に、大統領や大聖堂のデザイナーが紛れていました。1階だから撮れなかったけど。人間ってそういうの好きだなw
大聖堂は1時間ちょっとかけてまわりました。
帰りは少し遠回りして、違う道から帰る事に。
水辺。牛がたくさん。
途中で昼飯。アチェケ350CFA(≒円)。
スプーンが無い店だったので、周囲に倣って手で食べたんですが、みんなはアチェケを手でぎゅうぎゅう握って、ある程度のかたまりにしてから食べていました。
うーん、素手でぎゅうぎゅう握るのはちょっと抵抗あるなー(; ̄ω ̄)
露店の靴売り。歩道が広いからって広げすぎです。
宿の近くまで戻って来ましたが、相変わらず大聖堂はすぐ近くに見えます。
まぁいろいろツッコミどころは多いにしても、けっこうおもしろい建物でした。
宿の近くにスーパーがあったので、冷たい飲み物を買うべく突撃。
いやぁ、スーパーなんて近代的な物、セネガル以来・・・とワクワクしながら入ってみると、
なかなかにカオス。梱包を解いてない品物が通路に無造作に置かれています。
いや、通路に置くにしてもさ、もっとこう、ちゃんと置けない?(;^ω^)
分かりやすい商品は一応棚ごとに分類されているのですが、分類できない商品は一か所にまとめられていて、更にカオスでした。
例えば、ガスコンロと自転車のヘルメットと髭剃りが同じ棚にあったりとか。
あんまり写真撮ってたら店員に怒られてしまいました。買い物もしてるんだから大目に見てくれw
さて、明日はディンボクロって町に移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
露店の靴売り、アートになると思いませんか。見たことない場面やね。
カオスのスーパーで冷たい飲み物は買えたんでしょうか? ?
独裁者はやることが似通ってますね。新しい首都を作る、どでかい銅像や建物を建てる、個人崇拝をさせる。どこからお金が出てくるんでしょうかね。
>>y.kujimeさん
靴、縦横も割としっかり気にしていて、きれいですよねw
ここら辺の露天商の人は、けっこう商品ディスプレイのセンスあると思います。スーパーにはありませんでしたけど。
>>Tomさん
冷たい飲み物は買えました!品ぞろえはいまいちでしたが^^;
確かに、独裁者が全然違う場所で似たような事するのはおもしろいですね。
コートジボワールは、一説には大聖堂の建築によって国債が2倍に増えたとも言われています・・・(;-ω-)
ハンタはこの扉パクったんやなあ。禁止事項のcourtってなんだ?
>>にみくともさん
courtはフランス語で、英語で言うとshortなので、たぶん短パン(半袖も?)ダメって事だと思いまふ。
普通に半袖短パンの人いましたけどね~。