あっさらーむあらいくむ!
今回はダカールの少し南、バンブーンに行ってみました!
バンブーンとは
バンブーン(Bamboung)は村の名前です。バンブーンを含む地域はサルーム・デルタと呼ばれ、自然が豊かで世界遺産にもなっている地域です。
このバンブーンと言う村には1軒だけ宿泊施設があって、そこに泊って自然の中でアクティビティができるらしいのです。
今のボクのレンズ待ちのヒマとだらけ感を解消するのに手頃そうだなぁと言う事で、今回はこのバンブーンに移動しました。
昨夜、宿のオーナーの山田さんにバンブーンの話を聞いたところ、早めに出発した方が良いと教えてもらったので、朝6時45分くらいに宿を出ました。
ガレ・ジュ・ピキン(ボーマレシェー)へ
シェ・山田からだと、49番バスに乗るのが良いようです。乗り場はここ。
ガレ・ジュ・ピキンへは300CFA(≒59円)でした。
バスはどの便も早い時間からあるようで、まだ薄暗いのにバンバン走っていました。7時ちょうどに49番バスを捕まえて乗車。
この乗った49番バスが、いつも乗ってる路線バスと比較しても激遅で、自転車みたいな速度で走る上、途中渋滞に巻き込まれてしまったので、20kmも無いくらいの距離に1時間15分もかかりました。ママチャリだってもっと早く着くでしょうに(›´ω`‹ )
49番バスは、ガレ・ジュ・ピキンの西側の門の前まで行きます。
バンジュール(ガンビア)行きのセットプラスに乗る
バンブーンに行くには、トゥバクタと言う小さい町で降りないといけないのですが、トゥバクタはちょうどガンビアのバンジュールへ行く道中にあるので、バンジュール行きのセットプラス(乗合タクシー)を探すのが良いです。
料金は6,000プラス荷物代1,000で合計7,000CFA(≒1,385円)でした。ここのセットプラス乗り場には、上に料金表(荷物代含まない)が掲示されているので、それより高くなったり安くなったりする事はありません。通りすがりに探して確認しましょう。
ボクは8時20分くらいに着きましたが、ちょうどバンジュール行きの最後の1人だったので、荷物を載せ次第すぐに出発しました。こう言うのは客待ち1時間や2時間はザラなので、これはかなりラッキーでした。
トゥバクタからクール・バンブーンへ
トゥバクタには、13時ちょうどに着きました。出発してから4時間40分。地図で場所を保存するのを忘れてしまったんですが、国道沿いのバス待ち場みたいな所で降ろされます。
途中、1回も休憩が無いのがちょっと、と言うかかなりしんどかったですが、予想よりかなり早く着きました。
さて、事前に山田さんから聞いていたのですが、ここ以降は自力で行けないのです。
と言うのも、バンブーンの宿泊施設“クール・バンブーン(Keur Bamboung)”は、川をかなり下った所にあって、船で迎えに来てもらわないといけないらしいのです。
なので、まずトゥバクタで降ろされた場所にバイクタクシーがたむろしていたので、クール・バンブーンに電話をかけてもらいました。電話番号は山田さんから聞いていたのですが、公式HPにも記載がありますし、トゥバクタ内に設置されているクール・バンブーンの案内板にも書かれていました。
で、電話をかけてくれたドライバーに、今度は船着場まで乗せてってもらいます。1,000CFA(≒198円)でした。交渉すればもう少し安くなるかも。
久しぶりのバイタクでなんかテンション上がる!٩( ‘ω’ )و
船着場までは15分くらいでした。
船着場まで行くと、バイクタクシードライバーに案内されて、船着場の目の前の民家で待つように言われました。ニワトリ他、いろんな鳥がうろうろしている楽しい民家でした。
バイクタクシードライバーは、住民のおじさんと少し会話して去って行きました。
すると、民家のおじさんがまたクール・バンブーンに電話をかけてくれました。あれ、さっきのバイタクドライバーは電話かけただけで船を呼んでくれてなかったの?(;^ω^)
10分ほど待つと、住民のおじさんが不意に立ち上がって、外の道路を通行している人と会話した後、「彼と一緒に行け」と言いました。外を見ると、木の角材をかかえたおじさんが歩いています。
言われた通り、角材のおじさんに付いて行きました。子供も何人か角材を運んでいます。
角材のおじさんは、どうやらバンブーンから買出しにやって来て、これから帰るところだったようです。ボートに木材やパンが積まれていました。一緒に乗せて行ってくれるようです。
ボートに乗って出発!大きく蛇行した川の中を進みます。
あぁマレーシアを思い出すよ。あっちはもっとジャングルだったけども。
船に乗っている時間は思いのほか長く、20分以上かかりました。
角材のおじさんは、てっきり宿の人が買出しにでも行った帰りなのかと思っていましたが、近所の一般人だったようです。岸に着くと、目の前の家に入って行きました。ついでとは言え、無料で乗せてくれたのか・・・。すげぇ良い人だ(・人・)
で、ちょうどご家族?が木の下で昼ごはんタイムで、ご相伴に預かりました。白ご飯とやたら辛い野菜の煮物で、タライに入った大量の白ご飯を全員で囲んで手で食べると言う、ワイルドな食事でした。
おいしかったんですが、かなり赤唐辛子が強くて、口の周りがしばらくヒリヒリするほどでした。セネガル料理はそこまで辛いイメージ無かったのですが、地域によって違うのかな・・・。
15分ほどで、今度こそホテルの人が現れました。後ろにくっついて歩きます。地面は砂漠みたいなサラサラした砂で、すごく歩きにくいです。
↑ザックを持ってくれました。ここの道のりも案外遠く、多分2km以上あります。30分くらい歩きました。
着いた!クール・バンブーンです。
セットプラスを降りてから1時間45分くらいかかりました。
ボクはめちゃラッキーな事に船に便乗出来たので、多分最速レベルです。まともにホテルの人が来るのを待ってたら、ホテルの人が船着場に来るまでに歩き30分+船30分で1時間、合流して同じ道のりを折り返すので更に1時間で、早くても合計2時間はかかりそうな気がします。
着くと、リーダーっぽい人が出て来て、いきなり部屋に案内されました。迎えに来た人は、荷物を置くとすぐにいなくなってしまいました。てっきりチップでも請求されるかと思ったんですが、チップどころかボクがお礼を言う前に去って行きました。
外観はこんな感じ。1部屋=1棟で、屋根も壁も、葦って言うのかな?中空の太い藁みたいな、そんな感じの材質で出来ています。
中はかなりしっかりした造り!ベッドには蚊帳完備。
画面外には更にダブルベッドが1つあります。
電気もありました。ありがたい。
まったく期待していなかったんですが、室内にトイレとシャワールームまで併設されていました。
すげぇ!普通にホテルやん!Σ(‘ω’ノ)ノ
外のテラスにのんびりスペースもあります。
そして大事なポイント、ドアももちろんあります。
まぁ、蝶番はただのヒモだし、ストッパーが無いので葦と床の摩擦で閉まってるだけなんですけど。ブンブンでは割れたドア板を引きずって立てかけた事を思えば全然OKです。
電気はどこから来てるんだ?と思ったら、部屋の片隅にある丈夫そうなカゴを開けると、大きいバッテリがありました。
外に出ると、ソーラーパネルが設置されています。
なんかエコい!
予想以上にくつろげそうな感じでびっくりしました。なんだこのクオリティは((((;゚Д゚))))
他にも共有の休憩スペースや、
食堂もあります。
目の前は川。
立地も良いね!
が、ダカールよりかなり気温が高い気がします。時刻は15時でまだまだカンカン照りなので、少しお昼寝しました。
17時くらいに起きてうろうろしようとすると、ホテルの人が付いて来ました。名前はドミニコ。
でっかい木は、いわゆるバオバブの木です。でかい。
一人じゃ歩いちゃいけないのかな?と思っていると、
イノシシ。
野生のイノシシぃぃぃ(;゙゚’ω゚’):ヒィィィ
2頭いました。しかも日本で見た事あるのよりもちょっと大きいような気がします。もう一息でオッコトヌシ様になりそう。
これは一人で歩いちゃダメですね!了解です(;’∀’)ゞ
かなり遠かったですが、川を渡るサルも見れました。
あと鳥の種類が豊富です。
最初のイノシシがヤマ場だったなw
ドミニコの言うには、「今日はいないけど、この辺には”イアン”がいっぱいいる。」らしいです。イアンはフランス語で、英語ではなんて言うか知らないとの事。イアンってなんの動物だろう?
※ダカールに帰ってから調べた所、イアンはハイエナでした。うわー、ハイエナ見たかった!
30分ほど歩いただけでしたが、なかなかにエキサイティングでした。
でもイノシシは後でまた食堂の近くに現れました。珍しいわけではなさそうです。
川はめちゃキレイなわけではないけど、汚くはなさそう。
全然泳いでも良いなと思えるレベル。
足を浸けていると、メダカくらいの大きさの魚がたくさん寄って来ました。
夕暮れは薄雲が多くてちょっとぼんやり。
晩飯は宿泊費に含まれています。まず卵。
メインは煮魚とフライドポテトでした。
暗すぎて肉眼でもハッキリ見えないのが残念。なんかトゲトゲした魚でした。
煮魚は、トマトケチャップ+セネガルでよく使われている酢のような調味料のお味。酢がかなり強めです。
フライドポテトがかなり多かったので、すげーお腹いっぱいになりました。
デザートはバナナ。
腹いっぱいの所に更にバナナは・・・と思いつつも出されたら食べるボク。
移動で疲れてたので、飯の後はさっさと寝てしまいました。
さて、明日はアクティビティを何かやりたいなーと思っています。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
旅行者向け情報
★移動
- ダカール市内→ガレ・ジュ・ピキン(ボーマレシェー):市バス300CFA:1~1時間30分
- ガレ・ジュ・ピキン→トゥバクタ(バンジュール行き):セットプラス6,000+荷物代1,000=7,000CFA:4時間半~6時間半
- トゥバクタ→船着場:バイタク1,000CFA:15分程度
- 船着場→バンブーン:ボート無料:20分程度
- バンブーン→クール・バンブーン:徒歩もしくはロバ無料:40分程度
※トゥバクタからクール・バンブーンは、迎えに来てもらわなければならない関係上2時間はかかるので、トゥバクタ到着が17時過ぎてしまう場合は、無理せずにトゥバクタで1泊した方が良い。
※ガレ・ジュ・ピキンからトゥバクタは、バンジュール行きが無ければカオラック乗換えで行く事も出来るが、時間も料金もかかる(運賃は一緒だけど、荷物代が2回分かかるのでその分高い)ので、できればバンジュール行きを捕まえた方が良い。
★クール・バンブーン料金
- 1泊(2食付き):17,000CFA(小屋1棟の値段。2棟繋がった小屋もあり、そちらは多分22,000CFA)
- 昼食:5,000CFA
- 水1.5L:1,000CFA
- 各種ジュース:800CFA
- ビール等:1,500~2,000CFA(ここだけうろ覚え)
※1棟にシングルベッド1つ、ダブルベッド2つがあるので、実質3人泊れる。
※食事はおいしく十分な量が出るが、水がめちゃくちゃ高いので、水だけは持参した方が良い。水道などの生活水は無料で使えるので、飲み水だけを考えれば良い。
※ジュースはファンタ、コーラ、スプライトの瓶は見かけた。ビールもあるみたいだった。
※昼飯は別料金だが、いつの間にか用意されてしまうので、いらない場合は早めに断る事。
コメント
(´・ω・`)いのししは食べないんですか?
今度セネガルの彼女ができたら紹介よろしく。
>>ログボさん
さもイノシシ以外の野生動物は食べてるみたいな言い方!?Σ(‘ω’)
セネガルの女性は強そうだぞぉ。若い子はほっそりしてるのに、おばちゃんはもれなく逞しい腕をお持ちですし。
バオバブがイメージと違う
もっと幹は太くて真っ直ぐで、葉っぱは上の方だけって思ってた。
あれなら神様はひっくり返してないで。
>>京都マスターさん
幹が太いのもありますよ!たまに。
年取った木ほど太いみたいですけど、バオバブの木はかなり成長が遅いので、立派な大きさになるにはものすごく年数がかかるみたいです。実をつけるようになるまでで80年かかるってセネガル人が言ってました。
葉っぱが付いてるのは・・・ほとんど見てないですね。季節的な物なんですかね??
ちゃんとサンダル持ち歩いてるんですね。そこに感心!水に入ったと書いてあるからてっきり裸足かと。
>>Tomさん
本当は宿の中でうろうろする用の、半屋内履きサンダルだったんですけどね^^;
ベトナムで買ったサンダルで案外長持ちしていますが、マングローブ歩きで一気にくたびれた感じになりました~。