シンゲッティから首都ヌアクショットへ移動。水と電気が・・・(2018年2月24~25日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はシンゲッティから首都ヌアクショットへ移動しました!

 

朝はちょっと早めの5時出発

シンゲッティからアタールへは、定期便のような車は出ていなくて、前日に乗合タクシードライバーに連絡して、人が集まるようなら希望時間が早い人に合わせて出発と言う感じらしい。

ボクは昨日の午前中にアブドゥに頼んでいて、どうも今日の朝の便は出そうだと言う話は聞いていたのですが、夕方くらいになって「アタールを7時に出るヌアクショット行きのバス乗る人に合わせるから、5時出発」と言う連絡が来たのでした。

ちょうど良い、行けるならヌアクショットまで行きたいと思っていた所です。

 

と言う事で、朝は4時20分に起きて、暗い中荷造りして、4時45分には待機モード。

車は、5時30分にやってきました。ヒマだったので暗い中ハリネズミを探していたのですが、見つかりませんでした。

車はきゅうきゅう詰めで、ボクは助手席に2人乗りの状態で押し込まれました。乗客5人で、お値段は2,000ウギア(≒606円)。行きは3人で1人3,000ウギアだったので、車1台で10,000ウギア前後になるように設定されるのかな。

 

月も落ちて真っ暗な中を走り続けて、7時20分くらいにアタールに着きました。

ドライバーに「ヌアクショットに行きたい」と先に言っておくと、ヌアクショット便がある旅行会社の前で降ろしてくれます。

降ろされた目の前の旅行会社のヌアクショット便は満席だったらしく、別の旅行会社に案内されました。

 

この旅行会社では2台のヌアクショット便が出るらしい。賑わっていました。ヌアクショットまでは4,000ウギア(≒1,212円)でした。

うーん、シュム―アタール間やアタール―シンゲッティ間は、いずれも100km程度で2,000ウギア、アタール―ヌアクショット間は500kmくらいで4,000ウギア。値段設定がわからん。

ヤギさんが梱包されていました

モーリタニアに入ってから何回か見かけています、この光景。この状態で普通に荷物と一緒に積まれます。動物愛護団体が見たら発狂しそう。

 

車は8時過ぎに出発。この車もきゅうきゅう詰めで、15人乗りくらいの車に18人乗っていました。乗客は7割方女性。中央アジアもそうだったけど、モーリタニアも長距離移動する女性が多いなぁ。

500kmあるから、休憩込みで1時間60kmくらいとして、到着は17時頃かなぁなんて思っていたら、町を出た所からもう飛ばす飛ばす。ボクは後ろの方の席だったので速度計は見えませんが、100km/hくらいはあると思います。

荷物も人も過積載の状態で100km/hですからね・・・。ちょっと怖いです。もしもの時に果たしてブレーキは効くんでしょうか。それになにより、ドライバーが割とご高齢の方に見えます。アクセルとブレーキは間違えませんか、大丈夫ですか。

ボクの斜め後ろのおじさんが、出発後からずぅっとぶつぶつお経みたいにつぶやいていて気になったのですが、もしかすると道中の安全を祈っていたのかもしれません。

 

途中、1回だけ休憩がありました。

ここまで2時間半だったのですが、斜め後ろのおじさんはこの2時間半ほぼずぅっとぶつぶつ言っていました。別に変な人でもなく、他の人が話しかけるとぶつぶつを中断して、普通に会話していました。

うろうろしていると、子供に写真を撮ってとせがまれました。

ひょうきんな子達だw

朝飯がまだだったのでパンを購入。100ウギア(≒30円)

ぎっしりもちもちパンでうまい!ほんのり甘みがあって、そのままでも飽きないお味。モーリタニアに入ってから、パンがすげーおいしい気がします

なんか炭火焼をしていました。

パンをむしゃむしゃ食べながら見つめていると、1本くれました

お金を払おうとすると、乗合いタクシーのご高齢ドライバーが、「いいのいいの」と言う仕草をしました。彼がおごってくれたようです

鉄串が熱くて食べられないので、アルミホイルに出して、粗い塩を振ってもらいました。

色からして、レバーと脂身と思っていたのですが・・・。黒っぽい方は、なんだかイカみたいにショコショコした、肉らしくない食感です。そしてレバーよりも鉄臭いです。どこの部位なんだろう

脂身は、唇にベタっとした感触が残って、しばらく取れなかったです。なんの肉なんだろう

えーと、おごってもらったので言いづらいのですが、つまりあんまりおいしくなかったです(;^ω^)気になってたので食べれて良かったと言えば良かった。

ご高齢ドライバーはお茶までおごってくれました。

モロッコ~モーリタニアでは、お茶はだいたい泡立てます。特に南下するほど泡が多い気がします。泡は飲まないみたいです。お茶に砂が入るのを防ぐため、とどこかで読んだ事がありますが、確認はしていません。

パンだけの朝食のはずが、おかげさまで豪華な朝食になりました(人´∀`)感謝☆

 

ご高齢ドライバーはやっぱり飛ばしまくって、14時にヌアクショットに到着しました。500kmに6時間かかっていません。しかも下道。いやまぁ高速道路なんて物は無いんですけど。途中の休憩もあったので、実質5.5時間くらい。あんまり割り算したくないですね。

路面の状態はかなり良く、飛ばしまくっていても揺れも少なく快適でした。

 

旅行会社の前が終点だったのですが、中心部よりまだ10kmくらい手前です。

同乗客は全員、訓練された軍隊のような速やかさでタクシーを捕まえて行ってしまって、防寒着を脱いだりなんかしていたボクは取り残されてしまいました。

大通りで適当に手を挙げて車を捕まえて、中心部まで行ってもらう事に。10kmくらいで700ウギア(≒212円)と、ヌアディブより遥かに安かったのですが、ボクより先に乗っていて同じところで降りた人は、300くらいしか払ってないように見えました。10km700ウギアでも外国人料金みたいです。金額どうこうより、この外国人差別がイラッとします。

大きな通りで降ろされました。

シンゲッティの、Webページもろくに開けないWi-Fi環境で、なんとか1軒だけ情報を得れた宿、オーベルジュ・メナタは1.5kmほど先。てくてく歩く事に。

ヌアクショットは思ったより賑わっていました。さすが首都。道路も広いし。

 

オーベルジュメナタに行くと、なんと停電&断水していました。

まぁ、宿のオーナーは「夜には復旧する」と言っているし、他にアテも無いので、復旧を期待して滞在する事に。

庭にはかなりゆったりしたスペースが。

 

子犬が放し飼いになっています。

カメラを構えると吠えられましたw

 

併設されている食堂で飯。チキン・ライス1,000ウギア(≒303円)

チキン・ライス

思ったより凝ったのが出て来た!ご飯にローストチキンが乗ってるだけみたいなのを想像していました。ご飯に、鶏もも肉とジャガイモ、ニンジン、タマネギ、インゲンなどを煮込んだ物がかかっています。

この素朴な味めちゃ好みだーーー( *´艸`)

米は、モロッコの丸っこいポクポクした米ではなく、東南アジアやインドによくある細長い米になりました。でも歯ごたえがしっかりしてるので、アジアの米より好みだな。

 

少し散歩。

この辺は人通りが少ないですが、やや身なりの良い人が歩いている気がします。落ち着いた雰囲気。

 

 

夜は結局、電気も水も復旧しませんでした

停電や断水の起こる宿はそう珍しくもないですが、停電と断水のダブルパンチで、なおかつ長時間にわたるのは初体験です。何が起こったんだ・・・。ちなみにダメなのはこの敷地内だけで、向かいの店なんかは普通に照明が点いていました。

水も電気も無いとなると、何もやる事がありません。夜8時過ぎには寝てしまいました。

 

 

 

何も書く事が無いので、続けて翌日分

あんまり期待していませんでしたが、夜の間に復旧しているなんて事はあるわけもなく、朝になってもやっぱり水も電気もありませんでした。

これは宿代の返金を強く要求して、今日は違う宿に移動だなぁなんて思いながら、缶詰とパンの朝食を食べていると、宿のオーナーがやってきて、ボクがまだ何も言わないうちから謝って2,000ウギア返金してくれました(元は1泊6,000ウギア)。

朝の時点ではけっこうイラッと来ていて、4,000ウギア+今日の分6,000ウギアを返金してもらって宿を移ろうと思っていたんですが、先に平謝りして来て、朝早くから各トイレに水をためたバケツ(近所でくんできたみたい)を運んで回っているオーナーを見ていると、なんだかかわいそうになってきました(;^ω^)怒りたいわけじゃないしねぇ。

それに、朝飯食べてる間に「1泊だけの為にまた宿を探すのも億劫だなぁ」と思えて来たので、電源とWi-Fiは近くのカフェでどうにかするとして、今日も滞在する事に。

 

オーナーに、Wi-Fiと電源のあるカフェに行きたいと言うと、宿から200mほど離れたカフェに連れて来てくれました。

コーヒー代も出してくれました。金額的には、水も電気も無い部屋が1泊4,000ウギアじゃ高すぎるんですが、先手を打ってこういう誠実な対応をされると弱いです。オーナーの勝ちですな・・・。

カフェには10時半くらいに来て、17時半まで居座りました。コーヒー1杯で。

でも、カフェは大きなテレビがあって、近所の人たちが別にコーヒー飲むわけでもなくサッカーの試合観戦に集まっていたので、まぁコーヒー1杯半日でもさほど罪悪感はありませんでした。

Wi-Fiはちょっと不安定な感じでしたが、なんとか明日のセネガル行きの情報も手に入りました。ひと安心なはずなんですが、不安な情報ばかり手に入ってむしろ不安になりました。なんだかクソ過ぎる事で有名な国境みたいです。

 

夕食は、今日は宿の向かいにあるレストランに入りました。

外観がキレイなレストランだったので、べらぼうなお値段だったらどうしようかと恐る恐る入ったのですが、中はボロくて安心しました。メニューの値段も安かったです。なお室内はハエだらけ。

ぼく「魚ある?」

店員「魚は無い」

ぼく「何がある?」

店員「コッコココー

ぼく「こ、コッコココー???」

店員「コッコココー」

ぼく「じゃコッコココー???で・・・」

ボクのリスニング力が低いのでしょうか・・・。コッコココーと言ってるようにしか聞こえませんでした。ていうか会話の後半、自分で言っててちょっとおもしろかったです。ニワトリか。

と言う事で、コッコココー900ウギア(≒273円)

コッコココー

出てくるのめちゃくちゃ早いな。3,4分で出てきました。

真ん中にあるのは鶏もも肉。

これも結局、野菜と鶏肉を一緒に煮込んだ感じの物でした。味はまぁまぁ?ポテトはしんなりしていて要らない感じですけど、鶏肉そのものはおいしい。

 

宿の庭に座っていると、宿の子犬が物欲しそうにやって来たので、朝の余りのパンをあげてみました。

なぜわざわざ人の足の間に持って来て食う?

昨日吠えていたところからの、いきなりのこの親しさ。

中庭に座ったりトイレに行ったりするたびに寄って来るようになってしまいました。

 

さて、明日はセネガル入りしてサン・ルイと言う町を目指します!では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    >どこの部位なんだろう。
    (´・ω・`)君の脳みそだよ