あっさらーむあらいくむ!
今回はメルズーガ発のサハラ砂漠ラクダツアーに参加しました!
朝は10時に出発のとの事で、のんびり起きて砂対策をしました。
カメラのレンズをインナーバッグごと、巨大なジップ付きビニル袋に入れます。
そしてそのまま、いつも通りウエストバッグに。
SIGMAの広角レンズが、旅行に出て早々カンボジアあたりでぶっ壊れた(たぶん砂埃の為)ので、ちょっと学習しました(๑•̀ㅂ•́)و✧
朝飯は、宿の隣のレストランで朝食セット30ディルハム(≒354円)を頼んでみました。
良い値段するから何が入ってるのかと思えば、左からジャム、チーズ、マーガリンでした。
これにパンとお茶が付くけど、30ディルハムは取り過ぎやろ・・・(´・ω・`)とりあえずチーズはあるだけ食べました。
あんまりうろうろする時間はありませんでしたが、宿の周りはこんな感じ。
一気に砂漠の町っぽさが!
大量にスキー板が立てかけられています。
アリいわく、砂の斜面でスキー滑れるんだぜ!って事で、観光客に貸し出してるみたいです。滑れるのか・・・?
アリの車に乗って10分ほど移動。町から少し離れたところに、もういきなりラクダがいました。
ツアー中はこのラクダに乗せてもらいます。
黒いターバンに黄色い服の人は、ラクダ使い兼ガイドで、名前はバラク。古くからサハラ砂漠に住む民族ベルベル人らしい。
そしてラクダの名前はジミーヘンドリックス。いわゆるジミヘン。誰だラクダにそんな名前を付けたおっさんはw
で、すぐ出発。なんと客はボク1人だけでした。
昔インドで同じようなツアーに参加した時は、ガイド3人と客8人の大所帯だったので、てっきり今回もそのくらいかと思っていました。
バラクによると、3月くらいから人が増えてくるそう。世界各地でことごとくシーズンを外すボク・・・(; ̄ω ̄)
ところで、ラクダはとても乗り心地が悪いです。他の動物に乗った事が無いので比較はできませんが、絶対悪いと思います。
ラクダの上から動画を撮ってみました。15秒だけなんですが、酔いやすい人は再生しない方が良いかもしれません。
めっちゃ揺れる!!
特に最悪なのは、乗り降りの為ラクダが立つ時と座る時。例えば、完全に足を折りたたんだ状態を0、伸ばした状態を100とすると、立つ時は前足0の状態で、いきなり後ろ足100になるので、前に吹っ飛びそうになります。座る時は、後ろ足は100のままで、膝カックンされたみたいにいきなり前足が0になるので、やっぱり前に吹っ飛びそうになります。
知ってると構えてるので大丈夫なんですが、初めての時は本当に怖いです。いつかラクダに乗る時は注意して下さい。
インドのラクダと違って、かなり清潔でした。
インドのラクダは顔の周りはハエだらけだし、臭くて酷かったもんですが、ここのラクダは乗っていても気になるほど臭いません。
それでも、たまに頬の内側?のたるんだ皮を口の外に出してベロベロベロベロ言ってたり、よだれが糸を引いて風に舞って飛んでいくあたりは、ラクダとして仕方ないみたいです。なんでこんなにお口周りがユルイ生き物に進化しちゃったんだろう・・・(;・ω・)
町に近い所には、ちょいちょい筒みたいなのが立っていました。
バラクが「ウォーター」って言ってたんで、井戸なのかな。すごく深いとも言っていました。
1時間ほど行くと、景色が変わりました。
化粧品や塗料に使われる黒い石が多く混ざった土地で「ブラック・サハラ」と言うらしいです。
ブラック・サハラ、黒いサハラ、黒いサハラ砂漠・・・おっともう一息でゲームの名前になる所だ。
ブラック・サハラにある集落で降りました。
建物はいくつかあるんですが、廃墟になって砂に還りかけている建物も多く、2,3世帯しか住んでいないようでした。
なぜか屋外に置かれている調理器具。
ロバかわゆす(*´ω`)
バラクいわく「ロバはベルベル人のタクシー」。そうか、このかわいいのはタクシーか・・・。
立ち上がらないように繋いであったラクダ(ジミヘン)が騒がしいと思ったら、通りすがりのラクダの集団に取り囲まれていました。
いじめられてるわけではなく、心配そうにジミヘンを覗き込んで、みんなでおろおろしてる感じです。ラクダって仲間意識強いのかな。
バラクが追い払いに行きました。ジミヘン寂しそうです。
ツアー客休憩用のテントで休憩。
なるほど、モロッコの絨毯はテントを張るのにも使うのか!
住民のおばさんがお茶を置いて行ってくれました。
ほんのり甘くてうまいー。町中のカフェのとは違って、ハーブは控えめ。
バラクがお昼を用意してくれました。
生野菜と、ちょっと魚。って・・・多くね!?2,3人前ありそうなんだが・・・(´・ω・`)
タジンも出てきました。
トマトとタマネギ、卵のシンプルなタジンですが、これも多くね!?(;´・ω・`)
とりあえずタジンはがんばって全部食べましたが、天気が悪くて寒くなって来たので、生野菜は1/3くらいしか食べれませんでした(´・ω・`)
食後は1時間くらい休憩。途中で小雨が降り出しました。
これ、夕焼けも星も見れないんじゃ・・・と、このあたりテンション最底辺ですw
のんびりしようにも風が強くてめちゃ寒い!上下ダウンジャケット着ていましたが、とてもじゃないけどリラックスできる気温じゃなかったです(;´∀`)
15時に再出発。また砂のサハラの方に戻ります。
砂のサハラにも黒い物が・・・石かな?と思ったら、よく見ると全部ラクダの糞でした。
よく考えたら砂漠って限りなく微生物少なそうだから、糞がいつまでも残るんですね・・・。
で、みんながラクダを停める一帯はこうして糞だらけになるみたいです。
また1時間くらい歩いて、今日の宿泊地に着きました。
ツアー客向けのキャンプのようです。意外としっかりしていて、キレイなトイレまでありました。
ここに住んでる(?)子犬がまとわりついて来ました。
たまには犬も良い(*´ω`)
近くにある、大きい砂丘に登りに。夕方が近づいて来たので、他のツアー客もちらほら現れ始めました。
人との比較で想像して下さい。砂丘めっちゃでかいです。小さな山くらいあります。
高い所から見ると、砂っぽいエリアは限られていて、その向こうは岩の多い荒野が広がっています。
サハラ砂漠は、いわゆる砂漠らしい「砂砂漠」は全体の14%しかないそうです。
続々とラクダツアーが集まって来ています。
頂上には、学生らしきグループがいました。どうもスノーボードを持って来た学生がいたみたいで、盛り上がっています。
・・・が、見てると全然滑れていませんでしたw
当たり前っちゃ当たり前ですが、表面が雪ほど滑らない上、雪より沈みやすいので、滑ると言うよりは砂をかき分けてずり落ちてる感じです。
更に急な斜面でも試してましたが、やっぱりダメみたいでした。
うーん、砂でスキー・スノボはかなり無理みたいだなぁ(;^ω^)
夕日はあきらめかけていましたが、1時間ほど粘ると、徐々に雲の切れ間が出来てきました。
これはいけるかもしれない!と思って、急いで写真写りが良さそうな場所へ移動≡\(‘ω’)/ワー
日が出ているのは本当に十数分だけでしたが、なんとか砂漠っぽい写真が撮れました。
風が強いので、砂の模様がハッキリしているのが良い!寒いけど。
日はあっという間にまた雲に隠れ・・・終了。
一瞬だけでも良い時間があって良かったです。あきらめず粘った甲斐がありました。
暗くなる前に戻って来ました。
砂漠って目印が無い上に、地形の凹凸が多くて視界が悪いので、真っ暗になると戻れる自信がありません(((;゚Д゚)))
砂漠ネコ。
これはキャンプに住み着いているネコですが、砂漠の野生動物としてはキツネ、ネズミ、トカゲがいるらしいです。まったく見れませんでしたけど。
寝室を1つもらいました。
中にはしっかりした寝台があります。
砂の上に毛布を敷いて星空の下で寝たインドとは雲泥の差・・・(;・`Д・´)
19時、一番大きなテントに呼ばれて夕食。他のツアー客も3組いました。
前菜。冷たい米に、漬物とオリーブを添えた物。
米はぽろぽろした固いお米。まずくはないけど、寒い中冷えたお米はあんまり・・・。
タジン鍋登場。
ででん!
だから多いってぇぇぇ。やっぱり3人前くらいあります(;´Д`)
と言うか、グループ1つに1つのタジン鍋で、3人グループも1人グループも同じ量です。量の調整ってしないのかい??
具は、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ピーマン、大量のオリーブ、柔らかい鶏肉。スパイス控えめの優しいお味。
味が優しくても量はなんともならんので、健闘しましたが6割残りました・・・(;´Д`)
まぁ、明らかに1人分じゃない量出してるんだから、出してる方も残る事は想定してるやろ・・・と自分を納得させました。
食後はガイドさん達によるベルベル人の音楽演奏会。
動画を撮ったんですが、15秒のラクダの動画はアップロードできたのに、40秒の音楽動画は何回トライしてもアップロードできませんでした・・・。
太鼓は、胴の部分が陶器、叩く面はラクダの皮だそうです。
ガイドさん達、一応民族衣装は着てるんですが、ズボンはジーパンだし、ダウンジャケットを羽織ったりしています。日本の着物もこういう着方で流行らないかなw
夕方まであんなに曇っていたのに、夜はきれいに雲が無くなっていました。月も無く満点の星空!!!
・・・すみません勉強不足でロクに撮れませんでした(;人;)
レリーズ持ってないから、カメラで設定可能な最大露光時間30秒で、ギリギリ写るかどうかの感度で撮ってみましたが・・・。もっと明るいレンズならもう少し撮れたのかなー・・・。
寝室に戻ると、寝台が子犬に占領されていました。
おう、かわいいぞ。かわいいけど寝台はやらないんだ(ノシ`Д´)ノシ
幸い、しばらくすると勝手に出て行きました。
さて、一時は天気がダメ過ぎてどうなる事かと思いましたが、どうにかこうにか見たい景色は見れました。明日はメルズーガに戻って、そのままワルザザートに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
>ラクダの名前はジミーヘンドリックス
これが一番面白かった(´・ω・`)
モロッコ人ジミヘン聞くんだ~。
結構いい値段だけど、美味しい食事と、
きちんとしたガイド、部屋もあって良かったんじゃないの?(´・ω・`)
宮崎のイママサです。私のサハラ旅は、アルジェリアから攻めて行ってインサラー、タマンラセットまででした。岩石砂漠の中をバスが走りオアシス町に着くと、どこからともなく湧水が出ていて、魚が泳いでいたり、植物が生えていたりで砂漠の中のオアシス。さすがオアシスだなあと感激したものでした。旅報告引き続き楽しみにしています。楽しんでね~!
>>ログボさん
ツアーは質が良くてびっくりしました!
多分、人が多い時期はもう少し値が下がりそうですが、ガイド付きっ切りと言う事を考えると納得の値段です。
>>イママサさん
アルジェリア側からですか~
がっつりサハラ砂漠を突っ切るのも良いですね!
これから西サハラ入るので、また違ったサハラをお届けいたします(๑•̀ㅂ•́)و✧
久しぶりにやってきたわ
カウンターもうすぐ大台やね
切り番狙いにいこー
>>京都マスターさん
カウンター見てらしたんですねw
もうすぐだな~て密かにわくわくしてました(((*’ω’*)))
こんなとこ走るのしんどそうやなあ
>>にみくともさん
サハラマラソン出るんですかヾ(´∀`)ノ”
風の有無でかなりしんどさが変わるんじゃないかなぁ・・・。
>ツアー客休憩用のテント
中に入って見上げたらフンドシでしたか?(´・ω・`)
>>ログボさん
そんな遡ってグルグルネタ投げて来るΣ(‘∀’)
確かに砂漠でテントってなんかグルグル感はあるーw