ブーエン・カミーノ!
今回はカミーノ7日目!グラニョンからエスピノーザまで歩きました!
12月16日の記録
- 移動距離:24.5km
- 出発地:Granon(グラニョン)
- 到着地:Espinosa(エスピノーザ)
- 累積上昇:481m
- 累積下降:247m
※横軸が距離[km]、縦軸が標高[m]
いつもは8時に出発するんですが、朝飯が8時と言われたので待機。いつもは、朝飯が遅い場合は自分で食べてさっさと出かけてしまうんですが、昨日売店が開いてなかったせいで食料が尽きかけなのです。
・・・が、出て来た食事はカッサカサのパンと、マーガリンと、ジャム。えぇ、こんなんで歩けると思っt・・・いえいえ主の恵みに感謝します(;-人-)
パンは、どこでもパンがうまいスペインで、こんなおいしくないパンも食べれるんだね?ってくらい乾燥し切っていました。いつのパンなんだ。
皿洗いに行った時にふと冷蔵庫を開けると、トルティージャが半分くらい入っていました。えぇ、これレンチンして出してくれると嬉しかってんけど・・・(´・ω・`)
微妙に物足りなさを感じながら8時40分ごろに出発。
歩き始めてすぐに、州境を越えました。
ここからレオン州らしい。
今日は天気良いなー
と思ってたら、30分くらいで雲行きが怪しくなって来たり。
何回か降りそうな気配になりましたが、今日は歩いている間は1度も降りませんでした。良かったー。
ただ今日は風が冷たくて強いのと、ずっと国道沿いで単調・・・。
それに、やっぱり朝飯がまったく足りなかったようで2時間半くらいで空腹になって来ました。体温も速度も全然上がらなくてツラひ・・・(›´ω`‹ )
空腹でヘロヘロの状態で大きな町ベロラドに到着。
売店!売店!
お菓子たくさん買いました。
これだけ買って1.89ユーロ(≒250円)!安い!
2つ食べて、残りは明日の補給食。はー、生き返るわーありがとう糖分(*´Д`)
元気になって再出発。エネルギーが入ると力の入り方が全然違うんだぜ。
さて、今日もいつも通り30km弱くらい歩こうかと思ってたんですが、昨日アルベルゲのボランティアさんに訊いたところ、この先アルベルゲが閉まってる村が多くて選択肢が無い事を教えてもらいました。
それによると、今日はグラニョンから24km地点のエスピノーザと言う村に泊まらないといけません。エスピノーザを過ぎるとこの先20km近くアルベルゲが無いらしい。
よし、エスピノーザエスピノーザ・・・
と思いながら歩いてたつもりなんですが、燃料(お菓子)が入ったおかげで気分良くさくさく歩いてたら、危うくエスピノーザ通り過ぎかけました。
↑の景色を見て、「あれ、村見えなくね?」ってなって、今通り過ぎかけてた集落がエスピノーザって事に気付きました。危ない危ない。
ちょっと引き返して、アルベルゲを無事発見。
教会のアルベルゲで教えてもらったから、もしかしたらまた教会かと思いましたが、普通の建物でした。
ベッドが2つ~3つ並んだ部屋が何部屋も。
アルベルゲのオーナーが「寒いでしょ!ちょっと待っててね」と言ってどこかへ去ったと思ったら、大きい袋を抱えて戻って来ました。
大きい袋の中に入ってたのは木のチップみたいな燃料でした。どさどさと金属の箱に投入。
おぉ、燃えてる・・・!
なんて呼ぶ暖房器具か知りませんが、めちゃ強烈です。
ていうかこの宿、1泊たった5ユーロ(≒662円)なんですが、ボク1人にこんなに燃料使って元が取れるんだろうか・・・。
近くのバーは19時にしか開かないと聞いたので、シャワー浴びて洗濯した後、売店を探しに出てみました。
この直後、あられが降り出してすぐ戻りましたが、後で聞くと売店はこの町に一軒も無いらしいです・・・。この町の人達どうやって生活してるの?そりゃ車でよその町に買出しに出かけるんだろうけど、「ちょっと卵が」とか「ちょっとトイレットペーパーが」って時どうするねん(;・`Д・´)
と言う事でひもじいまま宿に戻り・・・。一応パンとチーズはありますが、売店が無い以上、明日の朝飯は取っておかないといけません。とりあえず昼買ったお菓子をまた1つ食べましたが、塩分が欲しい・・・せや!!
トルコのエルジンジャンで買って、おいしくなくて全然減らなかったミックスナッツ!!
何がおいしくないって、なんかポソポソ乾燥した豆と、味気ないカボチャの種がやたら多いんです。思い出して時々食べてたんですが、なかなか減らずにずっと残っていました。
ポリポリポリ・・・うん、塩味がうまい(ノω`)しくしく・・・。
何度か捨てようかと思いましたが、持ってて良かったです。豆なので腹にもたまるし。食べ物は大事に。
ていうか、カミーノでまさかこんなに食料に困るとは思ってなかったなぁ・・・。小さい町では売店もバーもレストランも、ほとんど開いてないんだもん。最低2食分は持ってないと怖いです。
ブログ記事を書き終わって、やっぱり空腹で何もやる気が起きず、死んだ魚のような目でソリティアをやっていると、オーナーが「バー開いたよ!」と呼びに来てくれました。時刻は17時半。早い!ありがたい(;ω;)
パソコンを片付けてバーに行くと、カウンターの向こうにアルベルゲのオーナーがいました。あなたのお店でしたか。まぁ1泊5ユーロのアルベルゲだけじゃ生計立たないもんな。
このバーには巡礼者メニューがありました。巡礼者メニューは比較的安価に食べられるメニューで、夏季は至る所で提供されているようなのですが、ボクはここが初めてです。前菜とメインがそれぞれ4種類ずつくらいあって、選べるようになっていました。
前菜は、アスパラガスを選びました。
なんか思ってたアスパラガスと違う!白くてゴツイΣ(‘ω’ノ)ノ
食べた感じも、思ってたアスパラガスとはかなり違って、かなり柔らかかったです。うん、まぁ栄養はあるんじゃないかな・・・。
そしてメイン、ローストチキン。
うはーーーーーーヾ(*´∀`)ノ”
“ロースト”チキンなのに、なんで厨房で揚げ物の音が聞こえるんだ?と思っていたら、ポテトの音でしたか!いただきまーす。
ふぁぁぁぁ!あたたかーーーーい!肉ぅーーーーー!(^ω^三^ω^)
調理されたてのうまい食べ物なんて何日振りだろう。昨日は冷えたチキン、一昨日はレンチンのブタの耳なので、実に72時間振りくらいです。今日はなんて幸せなんだろう。
食後のデザートまでありました。アイス、ヨーグルト、プリンから選べました。プリンをチョイス。
更に更に、食後のコーヒーまでありました。
お菓子までついてます。今日はなんて幸せなんだろう(2回目)。
これだけ食べてたった10ユーロ(≒1,325円)!涙出そう。久しぶりの満腹感です。
・・・だがしかし、サービスサービス!と、注がれたのはなんかヤバそうなお酒。
とりあえずちょっと舐めてみる。
・・・
・・・口の中が熱いんですけど!?(; ̄ω ̄)
一口目で口の中が熱く、二口目で喉が熱く、三口目で胃が熱くなりました。ストレートの焼酎みたいです。これあかんやつ。
でも、甘くはないのにフルーティで、スッキリしています。これがおいしい酒とやらか・・・。
と言う事で、めっちゃがんばって全部飲みました!!
偉いでしょ褒めて褒めて(^ω^三^ω^)
だめだ、ぐらぐらする・・・OTL
さて、オーナーに開いてるアルベルゲを訊いたところ、どうも開いてるのは21km先、その次はもう42km先になってしまうとの事。ブルゴスで半日観光したいので本当は明日もっと進みたい所でしたが、アルベルゲが開いてないのは仕方ないです。
明日はアタプルカと言う町まで行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
(´・ω・`)普段質素だとちょっと贅沢した時にありがたみを感じますね。
お酒は全く飲みませんし興味もありませんので調べません。あしからず。
しかし、写真見てるとグルジアなんかとあんまり変らないように見えます。
まぁ日本も田舎に行けば他のアジアとあまり変らなかったりするんでしょうか。
以上、旅行は趣味ではないので行かないログボさんでした。
そのアスパラはたぶん缶詰だ!
冬のカミーノはちょっと辛そうですね。食べ物も不足気味だし、寒そうだし。シーフードどころじゃないじゃないですか。本当の巡礼体験をしてるってことですかね!
昔の巡礼者はひもじい思いしながら神に感謝しながら歩いてたんだろうか?泊まれる場所や暖炉や食べ物の有り難みを再認識させられる旅デスね。私もすっかり忘れていました(~_~;)明日から感謝です!
>>ログボさん
大都会と山の中はどこの国も似た感じになる気がします~
お酒はボクも飲まんのでわからんですw
>>柚姫さん
なるほど、缶詰!
適度な常温感的に多分そうですねーwww
>>Tomさん
ほんとそれですよー、何か食べれたらラッキーみたいなレベルですw
巡礼者になりきれそうです。。。
>>baumさん
屋根があるのも、部屋が暖かいのも、寝床があるのも、お腹一杯になるのも感謝です(-人-)
生きてる感がするから、こういうチャレンジが好きなんですけどねーw
腹はへっても、写真が絵画みたい、素晴らしいところやね。
>>y.kujimeさん
景色自体が良いおかげですね~
リアルタイムでは10日を過ぎたので見慣れてしまった感はありますけど^^;