カミーノ6日目!教会に泊まる!?《Najera⇒Granon》(2017年12月15日)

ブーエン・カミーノ!

今回はカミーノ6日目!ナヘラからグラニョンまで歩きました!

12月15日の記録
  • 移動距離:29.4km
  • 出発地:Najera(ナヘラ)
  • 到着地:Granon(グラニョン)
  • 累積上昇:567m
  • 累積下降:384m

※横軸が距離[km]、縦軸が標高[m]

 

朝飯は昨日新しく買った雑穀パンとチーズとハム。ハム柔らかくてうまい。

 

さて今日も出発!

今日は風が強いよ(((;´Д`)))

 

そしてまた夜明けと同時に雨が・・・・。

6日目だけど、一日中晴れてたのなんて3日目くらいじゃなかろうか。

ブドウの木発見。

小粒で真っ黒な実。

雨が冷たくてテンション上がらん・・・。

 

やっぱり昼近くなると天気回復。

今の時期、この辺はこういう天気なのかなぁ。朝晩は雨が降って、昼から夕方までは晴れるみたいな。

今日の補給食はこちら。

ミスドの・・・なんだっけ、エンゼルなんとか?あれの棒状バージョンみたいです。ふわふわでクリームが入っててうまし。

 

本日のピーク地点にある町、Ciruena。

なんか家ばっかりだなこの町。

雨からの晴れは青く見えるなぁ。

レンズは曇り気味だけども。

西洋の絵画に出て来そうな風景。

 

サント・ドミンゴと言う大きな町に到着!

充実の自販機コーナー。

大きな教会がありました。

過ごしやすそうな町だけど、ここは通過してもう一個先まで行くのだ。

本日の補給食その2。ログローニョのアルベルゲでもらったお菓子。

手作りっぽさあふれるもそもそ感。でも嫌いじゃない(*´ω`)

橋の欄干に植木鉢が生えてる。

川はすごくきれい。

 

ずっとこのくらい天気良かったら歩きやすいのになぁ・・・。

 

14時、今日のゴール、グラニョンが見えてきました。

ゴールの町が見えてからの2kmくらいが、果てしなく長く感じる不思議。

 

さて、グラニョンに到着したけど、昨日のクソテキトーなにーちゃんに教えてもらったアルベルゲは開いてるんだろうか・・・。

 

やっぱり開いてねぇし。※右側の建物

なにが「開いてる開いてる心配すんな」やねん!ヾ(`Д´)ノ”

確か他にもあったよな・・・と探してみると、

おぉ、開いてるじゃん!やったね!

喜び勇んでブザーを鳴らす事3回目、ドアではなく頭上の窓から、おっさんの声が聞こえてきました。

おっさん「おらー!」

ぼく「おらー。」

おっさん「ごめん今日休み!!」

ぼく(ぬか喜びかよクローズの札かけといてよ。これは野宿パターンだな(´・ω・`))

ぼく「この辺に開いてるアルベルゲある?」(一応聞く)

おっさん「あるよー、イン ザ チャーチ!

ぼく「ごめん、なんて!?

おっさん「そこを左に曲がって右に曲がって、あ、ごめん違う、右に曲がって左に曲がってイン ザ チャーチだよ!」

左右にフェイントかけるのはサッカーだけにして頂けませんかね?

えーと、イン ザ チャーチ って、“教会の中”以外の意味になりえないよな・・・?教会の中にあるってどんなや。

とりあえず右に曲がって左に曲がって教会。

 

一応なんか開いてるね・・・。

すげー暗い階段。これ本当に入って良いんかいな(´・ω・`)

暗い階段を登って行くと、

いきなりそれっぽくなった。ここで靴を脱げと。

お、おじゃましまーす・・・。

入ると、年配の男性が出迎えてくれました。マジで教会の中のアルベルゲでした。

広間はこんな感じ。

いかつい暖炉があります。

チェスとかウノとか。

そして寝室!!

なにこの天井裏のロマン空間(*´Д`)

これはあれですね、多くの人が子供の時に憧れる(と思う)窓ですね!

夜はここで星を見るんだい٩( ‘ω’ )و※曇りで見えませんでした

好きな場所にマットを敷いて寝ろって事らしい。

コンセントはしっかり充実。

Wi-Fiは無いですが、ここであったら逆にびっくりします。

宿帳と

寄付箱。

一泊二食付きでなんと無料。できれば寄付お願いねと言うスタンスみたいです。神かよ。あぁまぁ神なのか。すごいな。硬貨ありったけ入れとこう。

ちなみに、出迎えてくれたおじさんはボランティアの人らしいです。

 

ただ、晩飯が20時とボク的には遅すぎるので断ると、代わりにと昼飯出してくれました

暗くてよく見えませんが、生野菜(レタス、ニンジン、ピーマン)とチキン、焼いたジャガイモ、パン。

やった、野菜だ!٩( ‘ω’ )و

生野菜は乾燥しかけだし、鶏肉もジャガイモも冷たいし、パンはスペインで食べたパンの中で一番乾燥しているしでちょっと質s・・・いえいえ主の恵みに感謝します(;-人-)

野菜はボウル一杯あったんですが、もりもり食べて一人で大半平らげてしまったので「おなか空いてたんだね~」と笑われてしまいました。えぇそれはもう。

 

明日の補給食が欲しかったので売店の場所を聞いて行くと、

閉まってゆ(´・ω・`)15時過ぎたら開いてると聞いたんだけど・・・。

さっき歩いてる時にチラッと見えた自販機も、

薬局の自販機だから食べ物ナッシング(;´Д`)

ただ、膝のサポーターとかテーピングが自販機で売られているあたり、巡礼路らしいと言えば巡礼路らしいです。

明日の補給食は途中で買うかー。どうしても腹減ったら今朝のパンの残りがあるし。

 

客は今日はボク一人かと思ったら、18時頃に韓国人2人組がやってきました。ロス・アルコスやログローニョでも同じ宿になった人達で、40代くらいの陽気なおばちゃんと十代の少年の親子2人組です。あっちも覚えててくれました。

 

夜は19時に教会に呼ばれて”マス”とやらに出席。要するに礼拝。宿泊者は全員参加らしいです。

上の写真は散会後。

魔法使いのローブみたいな服を着た神父さん?が前で話して、参加している人たちが復唱したり歌ったり。

まぁスペイン語で一切わからないので、周りに合わせて立ったり座ったりしてるだけでした。やたらセニョールセニョール言ってるのだけ聞こえました。

後で調べると、スペイン語の“セニョール”は英語の“ミスター”と同じ意味だそうですが、スペインではイエス・キリストへ呼びかけにも使われるみたいです。日本語だと「主よ」ってやつです。

最後に巡礼者3人が呼ばれて神父さんの前に並んで、道中の安全を祈願してもらって(多分)、散会。全部で20分くらいでした。

 

このアルベルゲ、今日は3人だけですが、どうもけっこう有名と言うか人気みたいで、宿帳を遡ると9月~10月や5月~6月は毎日40人以上、一番多い日で66人宿泊していました。

広い雑魚寝部屋がもう一つあるのは見つけましたが、ここに66人も入ると、足の踏み場も無くてかなりストレスたまりそうです。12月の巡礼はなにかと不便ですが、そういう面ではのんびりできて良いな。

 

と言う事で、なんか全く予定してなかったけど今日は教会に泊まったのでした。

教会の中にアルベルゲって、もしかするとカミーノでは定番なのかもしれないけど、カミーノに関するブログ等をほぼ全く読んでないボクはびっくりしました。

 

さて、明日はエスピノーザと言う町まで行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. y.kujime より:

    巡礼は前進あるのみか、教会の屋根裏部屋、60人も泊まるとすごいね、、富士山山小屋の屋根裏も大根並べたような混雑参るね。年末にかけて宿と飯提供日本にもあった。今もやってるかな。

  2. baum より:

    標高700m位の様ですが、ちょっと素朴な疑問が…標高って万国共通でしょうか❓私の知っている範囲では飛騨の上宝村くらいなのですが気候も似たようなものなのかなぁ〜?

  3. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    屋根裏部屋って雰囲気良いですよね。確かに山小屋に似てるかもしれません~

    >>baumさん
    うーん、海面の高さに対する高さだから一緒じゃないですかねー?