おらー!
今回は世界遺産の「セゴビア旧市街と水道橋」に行って来ました!
宿、なんと無料の朝飯が付いていました。
炭水化物ばっかりだけど、無料で食べれるのは嬉しい。
さて、今日はマドリッドから約90km離れたセゴビアに行ったのですが、昨日お会いしたサムライ・ブルーさん(ゲーム内のHN)に車で連れて行ってもらったのです。
なので、もし行き方を検索していてこのページに辿り着いてしまった方はブラウザバックして下さい(;-∀-)行き方は一切書いておりませぬ
朝10時にスペイン広場って所で待ち合わせの約束だったので、宿から歩いて向かいます。
昨日待ち合わせした映画館、よく見たらめちゃレトロな外観でした。ていうか映画館に見えへん。昨日は暗かったから外観のデザインに気付きませんでした。
グルジアのクタイシで偽スタバを見て以来、普通のスタバを見ても笑いがこみ上げてくるようになったのですが、宿からスペイン広場までの約1kmの間に3軒もスタバがありました。
要するに1kmの間に3回ニヤけました。どうしてくれるんだ偽スタバ・・・。
待ち合わせ場所のスペイン広場に来ましたが、
「像の裏側の方ね」と言われていたんですが、像の裏側の方ではイベント設営をやっていました。
作業してる人がみんな大雑把な感じで、よってたかってテキトーにトラックの荷解きをするもんだから、長さ3メートル直径100mmは
ありそうなごつい丸パイプがトラックからガラガラと落ちて来ていました。
その様をボクがじっと見ていると、作業者のおっちゃんがこっち見て「てへぺろ」みたいな顔をしました。てへぺろじゃねーよ危ないわ(((;゜∀゜)))
と言うわけでなんだか飽きない待ち時間でした。結局何を設営しててんやろう。
スペインの高速道路はなんとほとんどの区間が無料だそう。しかも制限速度が100km/hとか120km/hだったりするらしい。ナビがセゴビアまでの約90kmの道のりの所要時間を約1時間と計算したことにびっくりしました。90kmってすごい遠い気がしましたが1時間で行けるのかー。
と言う事で本当に1時間で到着。
乾燥した気候のマドリッドでは滅多に雪は降らないらしいのですが、セゴビアに来る途中はけっこうバンバン雪が降っていて、ちょっと観光無理なんじゃないかと思いましたが、到着する頃はおさまっていました。
いきなり一番目玉の水道橋!
セゴビアの水道橋(Aqueduct of Segovia)とは
セゴビアの街はなんと紀元前80年にローマ帝国が整備し始めた街。古い。めっちゃ古い。
街を造る際に困ったのが生活用水。セゴビアは丘の上で、水の圧送技術の無い時代に高い場所に水を揚げる事はできません。
そこで造られたのがこの水道橋。なんとセゴビアから約17km離れた山の河川から水道橋で水を引いたのです。低い所から揚げられないなら、街より高い所から引いて来ればいいって発想ですね。勤めている頃に工場のインフラをかじった事のあるボクは、今日ほど揚水ポンプと配管を利用した圧送技術に感謝した日はありません。
最初に建てられたのは紀元後1世紀頃、その後侵略者に破壊されて15世紀に修復されたりしているみたいですが、基本的に1世紀に造られた時のままのようです。しかも19世紀の半ばまでこの水道橋はセゴビアに水を供給し続けていたそうな。ローマ帝国偉大過ぎるやん・・・
・・・ところで橋脚細くない?(;^ω^)
地上から上面までの高さは約30メートル、すべて岩で造られていて、なおかつ最上部を水が常に流れていたと言う事を考えるとかなりの負荷ですが、それに対して橋脚はかなり細い気がしてなりません。
と言う印象を抱いていたら、Wikipediaでも「この橋の特徴はまさに細長く高いところである。橋脚の基部でも幅が2.4メートルしかなく、・・・」って書いてありました。やっぱり他の人も同じ印象を受けるみたいです。
しかし、そんな2000年以上前によくそんな強度的に攻めた設計をしたなと思います。でも実際2000年近く後の世まで水を供給し続けたんだから、ローマ帝国の勝ちですね。
高い所から見る街も良いです。すっかり雪景色。
歩いて次に来たのはセゴビア大聖堂。
第一印象:トゲトゲしてて痛そう(小学生並み感想)
セゴビア大聖堂(Segovia Cathedral)とは
セゴビア大聖堂は17世紀に建てられた建物です。実はこの大聖堂は2代目らしく、1代目は16世紀頃、後述のアルカサルと言う城に隣接して建てられていて、有事の際には軍事上の拠点としても使われていたらしいです。
でもまぁ結局1代目は戦争により荒廃してしまったので、今度は城から少し離れた位置に建て直したのがこの今あるセゴビア大聖堂だそうです。
そりゃー宗教施設と軍事拠点一緒にしたらそうなるわ・・・。比叡山だって石山本願寺だって燃やされたじゃないか。
中はめちゃ広い空間が広がっています。
建物上部にステンドグラスがあるんですが、位置が高すぎて何がデザインされているのかさっぱり見えません。見えないからってなんかものすごくテキトーな絵が描かれてたりしないんだろうか。
こういう祭壇みたいなのが、聖堂内の至る所にあります。
これが一番メインのやつっぽい。
一気に西に飛んだので、グルジアやトルコらへんの教会との造りの違いにびっくりします。
またしばらく歩いて次の目的地へ。天気悪いのに、観光客はけっこうたくさんいます。
これが前述の城、アルカサルです。
アルカサル(Alcazar)とは
最初にここを軍事拠点にしたのは、ローマ帝国よりも前のケルト・イベリア人だったらしいです。三方を断崖絶壁に囲まれた高い場所にあるので、ローマ帝国以降もいろんな勢力が同じ場所に砦を造っては戦争で壊され、造っては壊されしたみたいです。
あと歴史上の重要なイベントとしては、15世紀にイザベラ女王一世がこの地で誕生したそうな。ボク世界史が弱すぎてイザベラ一世が誰なのかさっぱりわかりませんけど。
あとディズニー映画の「白雪姫」の城のモデルになったらしいですが、白雪姫は見た事無いし天気が暗すぎるのでちょっとよくわからんです(;^ω^)
確かに高台で景色が良いです。
振り返るとさっきのセゴビア大聖堂が見えます。
で、昼を回ったのでお昼ごはーん!
タコのガリシア風(Pulpo a la gallega)
こここ、これめちゃうまーーーーい٩(*´꒳`*)۶
まずタコがめちゃ柔らかいんですよ!たまにある飲み込むタイミングが分からないようなタコじゃなく、ストレスなく食べ進められるタコです。
ネットに書いてあるのを信じると、茹でたタコにオリーブオイルと調味料を乗せただけらしいんですが、なにこの劇的なうまさ。何をどうしたらこうなるの。
下には薄切りのジャガイモが敷いてあって、タコの風味がしっかり染み込んだこのジャガイモもまたうまし。なんかもうこれだけで今日幸せになれるレベルの食べ物です。
こちらが子豚の丸焼き(の一部)。この辺の名物らしく、あちこちのレストランでディスプレイされていました。
ちなみによく見ると左の一切れは脚らへん、右の一切れは耳らへんです。
外側がパリッパリ、中はしっとりふわふわでうまーーーい( *´艸`)
味はシンプルにうっすら塩味ですが、肉のジューシーさだけで既に完成されてますね。
あきらかな脂身が無いので初めはあっさりな印象ですが、後半けっこうこってり感を感じるので、やっぱりけっこう脂分は含まれていそうです。
帰り道、別のレストランですがこう言うのが表にディスプレイされていました。
行儀よくお皿に乗って・・・こんな状態で焼かれるのかー(;´∀`)
って言う、以上すべてをサムライ・ブルーさんの案内により楽しみました。もう全部任せっきりで本当に申し訳なかったんですが、人に頼りっきりで観光できる幸せをひしひしと噛みしめました。
よく考えると、2月に日本を出て以来ほぼツアーに参加せず個人でどこでも行って来たので、毎日何かしら調べたり考えたりしないと動けないのです。こんなに何も考えなかった日はこの9ヶ月ちょっとで多分初めてです。
サムライ・ブルーさん重ね重ねありがとうございました(;人;)
帰りはちょっと渋滞していましたが、1時間半くらいでマドリッドに戻って来ました。
さて、今日の出来事はこれで終わりですが、実はマドリッド滞在中にいくつかやらないといけない事があります。
- 写真をオンラインストレージにアップロードする(約1万4千ファイル)
- 溜めているレポート書く(6件)
- 靴のソールを貼換える(ムリなら新調!?)
- スペイン巡礼のルートを決める
- 日本に荷物を送る(ちびちび貯めている各国の硬貨の重さがそろそろバカにならない。でもマドリッドでなくても良いので優先順位低め)
タイのバンコクで毎日げんなりしていた写真のアップロードをまたやらなければなりません。パソコンの容量がもう限界なのです・・・。多分これが一番足が長く、1週間くらいかかりそうかなぁ。タイではちょっと奮発して個室宿を取って一気に終わらせましたが、ここではどうしようか・・・。まずは丸一日がんばってみて様子を見たいと思います
で、アップロードが終わるまでにちょっとずつ他の事を済ませようかなーと言う感じです。
とりあえず明日は久しぶりに引き籠ります。しばらく日記はまったりした内容になるかと思いますが、近くに観光地がたくさんあるのと、トレドには行っておきたいので、バンコクの時ほど内容薄くならないと思います。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
>日本に荷物を送る
(*’ω’*)期待してr・・・・げふんげふん
>タコのガリシア風
赤いのはパプリカパウダーなのかな?(´・ω・`)
ttps://www.compathy.net/magazine/2015/11/08/40selection-of-spanish-cuisine/2/
シンプルなのが多いなと思ったら、
素材の良さをいかした料理が多いとか書いてある。ふむぅ。
見応えのある写真でした、水道橋スゴイですね、寒そうですので風邪に注意(昔スペイン風邪で死者が相当出たそうです)
僕、チャーシューでいいよ!
「セゴビア」「名物料理」でググったらコチニーリョ・アサード(子豚の丸焼き)」がヒットした。ディスプレイはそういうことなのか~
>>ログボさん
え!?石でも詰めて送りましょうか!?(´◉◞౪◟◉)
赤いのはよくわからんです・・・(;-∀-)
辛かったりはしなかったので、パプリカパウダーとやらかも・・・?
>>y.kujimeさん
車の中で見た外気温は-2℃でした(›´ω`‹ )
寒かったせいでカメラが冷たくなり、途中から持ちたくなくなりましたw
>>ユウキさん
それそれ、コチなんとかド!
めちゃうまかったーいいでしょー(*´ω`)
あ、でもチャーシューも食べたいなぁ・・・
>石でも詰めて送りましょうか!?(´◉◞౪◟◉)
(›´ω`‹ )酷いわ、悪魔よ、全裸よ
ヾ(‘ω’)ノ”
ログボさん→ ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノゲシッ ←wolt氏
えぇ・・・(;´Д`)
石造り水道橋は凄い❗️感動的なアングルですね^ ^行ってみたくなります。ほぼ2000年の間、地震と言うものが無かった⁇アーチと楔と風通しを考えて設計したんでしょうね…偉い❗️
パイプの荷下しは重力に任せて落とすだけ…中々合理的デスね^ ^
昔は日本でもコソッとやってました。フォークリフトもユニックも無かった頃は、軽トラックに載ったワイヤーの束を、アオリを下げてバックでスピード出して急ブレーキ掛けたら滑り落ちてました…コレも荷下し作業!
(笑)
>>baumさん
好きそーですねw
2000年前にどうやって設計したのか、想像もつきませぬ・・・
日本でもそんな事やってたんですねw
荷下ろしというより荷落としな気が・・・w