エルジンジャンからイスタンブールへ移動(2017年11月26日~27日)

めるはば!

今回はエルジンジャンからイスタンブールに鉄道移動しました!

まずはエルジンジャンの朝から。朝割と早く起きてパソコンを触っていると、9時くらいに宿のスタッフ(おじいさん)が呼びに来ました。よくわからないままついて行くと、宿のレセプションのある建物に連れて来られ、朝食が出てきました

朝食付きなんて知らなかったんでびっくりです。まぁまだ食べてなかったので丁度いいや。

11時頃に荷物を宿に置いてチェックアウト。少しエルジンジャンの街をうろうろ。

メインの通りはとにかく新しい建物が多いです。

気温は天気予報によると最高気温6℃とかのはずですが、カフェの屋外席が健在です。

茶飲むには寒いやろ・・・(;´ω`)

魚屋さん。「トラブゾン産」なんて表記もありました。

公園発見。公園の中にはミニ遊園地。

でも閉まっているようです。中央アジアにもこういう公園たくさんあったけど、ちゃんと営業してる所1つも見かけてないな・・・。

エルジンジャン、どうも博物館系や動物園系も何も無いみたいです。この街の人達、どうやって余暇を過ごしてるんだろう。

でもとにかく山は綺麗。

ショッピングセンターに来てみました。

こういうショッピングセンター、中はどの国も似たような感じやなぁ。

最上階にはフードコート。こういう所も世界共通。

カフェがあったので、トルココーヒーを飲んでみる事にしました。7.5リラ(≒227円)ってけっこー良い値段だぞ・・・。

と思ったら、なんかいろいろ付いてきました。

トルココーヒー

コーヒーの他に、リンゴジュース、チョコレート、クッキー、筒状のチョコ菓子。クッキーが甘さ控えめでうまかったです。

コーヒーは、やっぱりヨルダンのアラビックコーヒーとよく似ていました。濃くてドロッとしていて、酸味のような甘みのようなえぐみのような、なんとも言えないつんとした味がします。でもボクはやっぱり好きです。もちろん底には泥のような沈殿物が堆積。ヨルダンのより若干飲みやすいと感じましたが、ショッピングセンターのチェーン店だからクセは控えめにしてるのかもしれません。

 

また中心部に戻って来てうろうろ。

グーグルマップに「スタジアム」と書かれた場所があったので、見に来てみると、

節子、これスタジアムちゃう!体育館や!Σ(‘ω’)

うん、ちょっと和んでしまいましたw

ふと振り返った時に見える雪山の美しさに息をのみます。

エルジンジャン、見る所は特にないけど、街の雰囲気と山の美しさだけで好きになれる。

 

宿の近くで午後飯。キョフテとごはんと生野菜。12リラ(≒341円)

キョフテ

生野菜は頼んでないのに付いてきました!中央アジアやコーカサスだと、しょうもない生野菜がメインより高かったりしたので、自動的に付いてくるシステムは嬉しいです。

キョフテは野菜のトマト煮込み。ピーマンみたいなやつが、実はシシトウ的なやつでピリピリ辛かったです。スープはうまし!見た目油っこいですが、実際そうでもありません。

米はやっぱり炒めてあって香ばしくてうまい。

 

宿に戻ったらオートロックがかかっていて締め出されてたと言うハプニングがありましたが、無事荷物をピックアップして駅へ。

昨日よりやや早めの時間帯なので、駅は人でごった返していました。

昨日チェックインが遅れたせいで日没ギリギリにチケット買いに来たけど、ガラガラだったからむしろ良かったのかも。

列車はきっちり予定通りの時刻(16時12分)にやって来ました。ちょっと感動します。出発が予定の16時20分より40秒ほど早くてびっくりしましたけど。

客はたくさんいましたが、エルジンジャンから寝台車に乗る客はボク一人だけだったようで、列車から降りて来た乗務員に名前を呼ばれてびっくりしました

多分エルジンジャンから乗る外国人なんてほとんどいないんだろうな。

そして列車に乗り込んで、その豪華さに腰を抜かしました。まず、通路は普通。

ベトナムと同じ、コンパートメントがあるタイプですね。

ドアを開けると

なんか座り心地良さそうな座席が2つ。

倒すと寝台になる!

このタイプは初めて見ました。しかも振り返ると、

コンパートメント内に手洗い台がある。

棚は引き出すとテーブルになる。

下の戸棚を開けると・・・これはまさか・・・(;・`Д・´)

なんと冷蔵庫!しかもお菓子が入っています。これ食べて良いの?(^ω^三^ω^)

室内用スリッパまであります。

こうなるともう電源があるのはむしろ当たり前ですね。

一応2人用のコンパートメントですが、客がめちゃ少ないので要するに個室です。

なにこのビジネスホテルみたいな寝台車。すごい。トルコすごい。

チケットが103.5リラ(≒2,951円)でちょっと高いなーと思っていましたが、この車両ならむしろ安いくらいです。だって昨日、一昨日の宿(40リラと50リラ)よりキレイな快適空間なんだもんここ。

さすがにWi-Fiはありませんでしたが、そのうち付きそうな勢いです。

 

駅に戦車を運搬している車両が停まっていました。

包み方が雑と言うか、戦車である事を隠す気ゼロですね。

あれ、ボクこんなの撮ってて消されたりしませんか?((((;゜Д゜))))

走り出すと、中央アジアを思い出す乾いた風景が続いていました。

さくっとブログの下書きを書いて、20時にはもう寝てしまいました。

 

翌朝、7時前にドアがノックされる音で起こされました。めっちゃサービス良かったけど、やっぱりシーツを回収して返さないといけないみたい。あぁインドのほったらかし感が懐かしいよ。

中央アジアからこっち、お気に入りでちょいちょい買っているチーズの燻製で朝飯。

ちょっと塩気強めですが、チーズが好きで燻製が好きなら絶対好きな味。

 

グーグルマップを見ながら、「あと50kmくらいでアンカラやなぁ~」と思っていた7時40分頃、乗務員が呼びに来て「ここで降りて」と言いました。えっ(;゜ω゜)そ

周りも降りていたのでとりあえず降りました。

駅の外で待機していたのはバス。

なぜか残り50kmくらいをバスで移動しました。わけがわからん・・・。

 

9時頃、アンカラ駅到着!

アンカラ駅

アンカラにも興味がありますが、とりあえず今回はイスタンブール直行です。

アンカラ駅

すぐに駅に入ってチケット売り場で「イスタンブール!」と言うと、「イスタンブール行きはあっちの駅」と言われました。

指さされた通り駅の反対側に出ると、大きくて新しい駅が。

アンカラ駅

中ぴっかぴかやーん!

無事、10時出発のイスタンブール行きのチケットを買えました。

料金は90リラ(≒2,554円)

・・・は!?夜行でここまで来た料金と変わらんやん!?Σ(゜゜)

まー特急料金ですよね・・・。昔は8時間程かかってたのを、今は4時間でいけるらしい。

出発時間が近くならないとホームに降りれないシステムだったりして、中国の高速鉄道を思い出しました。

 

30分前に無事乗車。

うーん、ぴかぴか。

走り出すと、食事が配られました。飛行機かよ。

ハチミツの小瓶が付いて来たのがちょっとめずらしい。

温かくてむにょむにょしたチーズ風味の何かも配られました。

食事は別に無くても良いかなぁ・・・。もう少し安くしてほしいよ。

 

Pendik駅と言う所に着いて、「あと30kmくらいでイスタンブールやなぁ~」と思っていると、また「ここが最終だから降りなさい」と言われました。なんで?(´・ω・`)?

どうやら高速鉄道は本当にPendik駅が終着点みたいです。ちなみに、Pendikは一応イスタンブール市らしいです。でも中心部まであと30km近くあるんすけど・・・。

もし名古屋行きの電車に乗って桑名で降ろされたら激おこだと思いませんか?隣県でっせ。

しかも中心部まで行く手段がまるでわからんって言う。表示不親切すぎるわ(;´Д`)

人に訊いても、「電車で行け」と言われたり「バスで行け」と言われたりして、何回も同じ場所を行ったり来たり。この唐突に変な場所で放り出されるの、東南アジアを思い出しますね。なんか毎日のようにキレてた覚えがあります。

英語分からん人に訊いても指さされるだけで埒があかないので、バス停にいた大学生くらいの男の子に訊いてみると、ちゃんと英語話せました。教育って素晴らしい

でもこの大学生もよくわからんようで、周囲の人に訊いたりグーグルマップで調べたりしていました。イスタンブール市民も調べないとイスタンブール中心部に行けないって交通網不親切すぎるやろ

 

結果、どうやらPendik駅から直通で中心部には行けず、とりあえずカドキョウ(Kadikoy)に行かないといけないとの事。大学生は一緒にバスを探してくれたと思ったら、一緒に付いてきてくれました。しかもICカードでボクの運賃まで払ってくれました。

「一緒に来て良かったの?」と訊くと「自分も行く予定だったから」と返って来ました。でもキミ、最初反対側のバス停にいたよね??(;^ω^)

とは思ったものの、詮索するのもナンセンスなので黙ってました。

 

道が激混みだったので、カドキョウまで1時間10分ほどかかりました。

大学生はまたグーグルマップを見た後、「スチームボート」と言いました。

すぐ目の前にフェリーターミナルがありました。

ここから対岸に渡るらしい!なるほど!

さすがに大学生はここまでのようでしたが、最後に改札をICカードで通らせてくれました

とりあえず慌てて改札は通って、「お金払うよ!」と言ったけど、さわやかに手を振って去って行きました。なんなんやトルコの大学生イケメン過ぎるわ(;´Д`)

 

船は10分くらいで来ました。

古いフェリーを、内装だけちょっとキレイにした感じの船でした。

曇っているので景色はいまいち。

 

10分ほどで対岸に着きました。

まさか船でイスタンブール入りするとは思いませんでしたが、嬉しい誤算です。

橋の上、釣り人多すぎやんw

 

宿のアテはまるでありませんでしたが、カンを頼りに歩くと割とすぐ見つかりました。ドミトリーで1泊35リラ(≒993円)。ドミにしてはちと高いですが、キレイだし人も少ないし立地も良いしでポイント高いのでOKです。

あとネコがいるので20ポイント追加

薄暗くてキレイに撮れなかったけど、おとなしくてかわぁぁぁ(*´ω`)

雨が降り出したので、食事は近くで適当に。豆ごはんとマッシュルーム&鶏肉の煮物

トルコの味付け、なんとなくマレーシア料理やミャンマーのシャン料理を思い出すんですよね。中華系にちょっとインド~中東のスパイスが入ったような感じ。とても落ち着く味です。

マッシュルームは一度酢漬けしたのを入れてあるようでした。鶏のダシがしっかり汁に出てて、汁まで完食しました。

あとご飯が本当に「豆ごはん」って感じで、あっさりした塩味でうまかったです。豆はひよこ豆ですけど。

 

イスタンブールはスイーツが盛んと聞いていましたが、確かに宝飾品屋と見紛う外観のスイーツ屋が至る所にあります。

お高そうなのはちょっと避けて、安めのやつを何か試してみたいですねー。まぁ明日とかにでも。

 

やっぱりこの、アジアを渡って来てイスタンブールに至ると言うのは感慨深い物がありますね。気分的には一つの節目です。

クタイシあたりからスペインへ飛ぶ案も考えたんですが、やっぱりがんばってトルコ横断して来て良かったです。

さて、無事イスタンブールに到着したので、予定通り11月30日のフライトでスペインのマドリッドに飛びます!28日と29日はイスタンブール観光ですが、移動が続いたのでちょっと休みたいような気もします。まったり行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. y.kujime より:

    トルコ人は親切そうだね。ネコもいい顔してる。大学のイケメンの写真見たいね。

  2. ベティ より:

    woltさんこんにちは。
    イスタンは私にとって第三のふるさとなので、woltさんがどこに泊まってるか興味あります。
    どのへんに泊まってます?(もしくは、さしつかえなければ宿名いただければ)
    あと、イスタンの旧市街は猫天国ですので、ぜひ気にかけてみてください!
    あと、もう一つ。今の季節は難しいかもしれないけど、ウスキュダル(フェリーで対岸の場所)の夕日は絶景です。晴れたらぜひ!

  3. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    トルコ人親切ですね~。英語話せなくてもガンガントルコ語で話しかけて来るような、若干押しが強い所もあります。
    (日本人もそうですけど)シャイなお国柄だと、人は親切でも助けてもらいにくかったりするので、そういう意味でもトルコは旅行者に人気があるんだろうなぁと思いました。

    >>ベティさん
    ボクは今Second Home Hostelという所にいます。
    Eminomu港から少し丘を上がった所で、東に行くとギュルハネ公園やトプカプ宮殿があるようです。思い出して、久しぶりに現在地ページも更新しましたので、メニュー⇒現在地のページから地図も見れます。

    ネコ天国!行きます!(*´Д`)-з
    港が近いので、ウスキュダルへも楽に行けそうです。滞在中に晴れたらトライしてみますね~