岩の上に立つ謎が多い教会”カツキ・ピラー”を見て来た!(2017年11月19日)

がまるじょばー!

今回は岩の上の修道院”カツキ・ピラー”に行って来ました!

今日も朝ご飯はメディコの家で。昨日と同じメニュー(ヒンカリ)だったので写真は無し。多分だけど、宿泊者数や飯食べる人の数が読めないから、基本的に大量に下準備するんだと思われる・・・w今は宿泊者が少ないので、同じ物がいつまでも出て来る

 

さて、今日はカツキ・ピラー(Katskhi pillar)に行くのだ!

例によって行き方をメディコに教えてもらいました。今日は紙に書いて教えてくれました。メディコのメモを再現するとこんな感じ。

カツキ・ピラーへの行き方

マルシュルートカで行く方法は2つ。簡単なのは、チアトゥラと言う町へ行くマルシュルートカに乗り、カツキ・ピラーで途中下車する方法(図の青実線)。

もう1つの方法は、トビリシ行きのマルシュに乗り、ゼスタポニと言う町で途中下車。ゼスタポニからチアトゥラ行きのマルシュルートカに乗り換える方法(赤点線)。

直行便があるのに、なんでわざわざ乗り換え案があるかと言うと、クタイシ発チアトゥラ行き直行便は本数が少ないらしい。その点、クタイシ発トビリシ行きは1日に何本も出ているし、ゼスタポニ発チアトゥラ行きも、クタイシ発に比べると本数が多いので捕まえやすいんだそう。

カツキ・ピラーからの帰り方

行きと逆の話。カツキ・ピラーは町でもなんでもない国道の途中にあるので、走って来るマルシュを停めないといけない点が行きとは違います。

カツキ・ピラーからクタイシに戻る方向のマルシュを捕まえて、運が良ければそのマルシュはクタイシ直行便。運が悪ければゼスタポニ止まりなので、またクタイシ行きに乗り換えないといけません。

 

チアトゥラ行きもトビリシ行きも、クタイシⅡ駅前のバスターミナルから出ています。通称「マクドナルドのバスターミナル」。

試しにまずチアトゥラ行きを探してみると、案外すぐ見つかりました。

一応乗って待っている人も何人かいます。直行便捕まえれたぜラッキー٩( ‘ω’ )و

客待ちは45分かかりました。まぁこんなもんでしょう。1時間半くらいまでなら仏の心で待つ事も可能です٩( ‘ω’ )و

 

カツキ・ピラーでそのまま降りても良かったんですが、確かメディコが「チアトゥラは山の中の小さい町で良い所」と言っていたので、試しにチアトゥラまで乗ってみました。6ラリ(≒250円)。出発してから1時間半くらいかかりました。

なんか、本当に山の間にある町って感じです。急斜面に町があるから家の上に家が見えてる状態。

小さい町と言うからもっと小さい町を想像していたら、意外と大きくて賑わっていました。

小さい魚がたくさん。

30分ほど歩き回りました。

 

今度は「カツキ・ピラー」と言いながらマルシュを探すと、出発直前のマルシュに乗せてもらえました。カツキ・ピラーの入口まで1ラリ(≒42円)

カツキ・ピラーまでは10分ほど歩きますが、カツキ・ピラーそのものは入口のあたりからもう見えています。

カツキ・ピラーはなんと「岩のてっぺんに建つ教会」なんです。

カツキ・ピラーとは

カツキ・ピラーは、直訳すると「カツキの柱」。カツキはこの辺の地名です。高さ40メートルの岩の上に教会が建っているのです。

今見えている建物は2009年に再建されたものですが、元の建物は、遺跡の発掘調査により4世紀~5世紀頃に建てられていたと言われています。

カツキ・ピラーが最初に文献に出てくるのは18世紀。その文献には「山間に柱のような大きな岩があり、その岩のてっぺんには小さな教会が建っているが、誰も登ることができないし、どうやって建てられたのかも分からない。」とあるそうです。

4世紀やその辺に、どうやって40メートルの高さの岩の上に教会を建てたのか、なぜ建てたのか。いろいろ謎が多い教会だそうです。

 

岩のふもとまで行く事ができます。入場料はかかりませんが、開いているのは10時半~18時だそうです。

ハシゴがかかってるんですが・・・

ちょっと前はハシゴで上まで上がれたそうですが、今は一般客は登ることはできません。

麓にも建物が建っています。教会もあります。

参拝者はカツキ・ピラーの岩の根元にローソクを立てていくようです。ローソクの周りでうろうろしていたら、参拝していたおばちゃんがローソクをくれました。わーいわーいありがとー。

一番左のがボクのろうそくー(。-∀-)うへへ

滑車は荷物揚げ用かな。再建とは言え教会だから、ちゃんと毎日誰かが維持してるんでしょうね。

けっこうな移動時間をかけて来てこれだけっちゃこれだけですが、期待通りの迫力で満足でした。

 

帰りは国道でマルシュ拾い。10分もかからずに捕まりました。しかもちゃんとクタイシ直行。今日は運が良いぜヘヘーイ٩( ‘ω’ )و

 

クタイシに到着して辺りは薄暗くなり始めていますが、今日はもう一つやる事が。それはスターバックスを探す事

先日アルメニアでお会いした長期パッカー三矢さんとご友人から、気になるお話を聞いていたのです。「クタイシに変なスタバがある」と。

スタバのロゴが掲げてあり、店内にはスタバの商品やコーヒー豆が置いてある。しかしよく見るとメニューがめちゃ少ないし、値段もスタバの半額くらい。そしてよくよくロゴを見ると、「StarBucks」の「c」が無いのだと・・・!

要するにニセスタバですねw

あと三矢さん方は「フラペチーノが気になって結局頼まなかったけど、やっぱり気になるw」と言っていました。フラペチーノって「モカ・フラペチーノ」とか「抹茶・フラペチーノ」なんかがあるもんですが、そのお店にはただ「フラペチーノ」とだけ書かれているらしい。しかも高い。いったい何のフラペチーノが出て来るのか!?と。

 

と言う話を今朝、メディコの家でアキさんに話してみた所、すぐにニセスタバのフェイスブックページを見つけてくれました。

[フェイスブックリンク]StarBuks

よっしゃこれで行ける!とフェイスブックページの地図を頼りに探してみたのですが・・・

見つからない(´・ω・`)

諦めて帰ろうとすると・・・

なんかスゲェちゃちい紙コップ落ちてる

顔を上げると、

んー、この店?(;^ω^)

店内は狭いです。

よく見ると壁の世界地図、北海道と九州と四国がありませんね。イギリスやフィリピンに至ってはまるごとありません。

スタバの商品が申し訳程度に並んでいます。

メニューはめっちゃ少ないw

フラペチーノを頼んでみました。7ラリ(≒292円)。他のコーヒーは安いのに、これだけ高いぜ・・・!

20個組100円くらいで買えそうな紙コップにスタバのマークがしっかり印刷されています。スタバってこんな紙コップ使ってたっけか・・・!?

上に乗っているクリームはおいしいのですが・・・

粘度が高くて冷たい、ほんのりコーヒー味の何か?(;^ω^)?

フラペチーノってこんなのだっけ・・・?何が違うとハッキリ言えないのがもどかしいのですが、何かが違う感が拭い切れません。

・・・が、

店内に「StarBuks」と文字が入ったロゴが見当たらない・・・!?

三矢さん方が話していたほど、スタバゴリ押し感がないし、店名も違いました。もしかしてこの周辺ニセスタバが何軒かあるのか・・・!?(;・`Д・´)

と、何かいまいち謎が解けない感が残ってしまいました・・・。

まぁ、フラペチーノは高くていまいちでしたが、スタバの豆(と思われる)のコーヒーが3ラリ(≒125円)程度で飲めるようなので、クタイシに来た方は是非ニセスタバを探してみて下さいw

 

今日もメディコの晩御飯。細い麺が大きなフライパンに入って出てきました。

麺を自分の皿に取って、ハンバーグやトマトソースをかけていただきます。

うまーい(*´ω`)

麺が少し柔らかめですが、麺を一度揚げてから茹でてるらしく、香ばしさがあります。麺には味付けされていないので、少し塩辛めのおかずとよく合います。

「この麺何て名前?」とメディコに聞くと「バルミシェリ」と教えてもらいました。

バルミシェリ、バーミセリ、バミセリ・・・あれ?なんか聞いた事ある音だなーと思って後で自分のブログ内を検索したら、ミャンマーの記事が引っかかりました。
[日記]マンダレー王宮に行こうとしたのに動物園へ。入口に気を付けよう

意外な所で共通点が!?Σ( ̄ω ̄;)

バーミセリはイタリアのヴェルミチェッリと言う、細いパスタを意味する物が語源っぽい。

東南アジアのビーフンも英語で「バーミセリ」と訳される・・・とWikipediaには書いてあるけど、ミャンマーで「バミセリ」って言って出してくれたホテルの女の子、確か英語が全くできない(eggも知らなかった)子だったから、とっさにビーフンの事を「バミセリ」って訳したりしないと思うんですよね。と言う事は、少なくともミャンマーでは「バミセリ」って固有名詞が定着してるって事か。

ミャンマーは100年ほどイギリスの植民地だった事があるから、イギリス経由で入って来て定着したんだろか。グルジアにはどのタイミングで入って来たんだろう。食文化と言葉って本当に不思議だ

 

さて、明日はクタイシを離れて、グルジア北西部の山間の町メスティアに移動します!では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. Tom より:

    宗教のチカラはすごいですね。カツキピラー。布教者が自分で作ったのか、信者に作らせたのかわかりませんが、どっちにしてもふつうの損得勘定じゃムリムリ。グルジアって古い歴史があるんですね。

  2. wolt より:

    >>Tomさん
    ほんと、どんな経緯で作られたんでしょうねー・・・
    「そんな所に建てる意味無いやん」ってならないのが宗教のすごさですね(;^ω^)

  3. y.kujime より:

    比叡山や高野山等は高いところに在るね、権威や異教徒から守る城なのかな?

  4. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    そんなところでしょうね~>>権威と防壁
    あと日本は山だと周囲に材料(木)が多いとかですかね。人と道具さえ上げれば土地を切り開いた木で作れるって言う。