エレバンから夜行列車でトビリシ、さらにクタイシへ(2017年11月16日~17日)

がまるじょばー!

今回はアルメニアのエレバンからグルジアのトビリシ、更にクタイシへ移動しました!

日付的には11月16日、前回の記事でエチミアジン観光した日の夕方からです。

 

暗くなるころにエレバン駅に着きました。





駅に入ろうとすると、入り口付近で雑談していた、3人ほどのアルメニア人おっさんの1人が声をかけてきました。

アルメニアおじさん「どこ行くんだ?トビリシか?」

ぼく「そうだよ。チケット売り場はどこ?」

アルメニアおじさん「今日のトビリシはもうノーチケットだ」

ぼく「な、なんだってーーーーー!?Σ(゜゜)」

いやいや、ウソやん!隔日運行だから前回のトビリシ⇒エレバン行きは1回「無い」って言われたけど、運行してる日の列車そのものはガラッガラだったやん!席埋まらへんやろこの路線!?

と、ぐるぐるあれこれ考えていると、おっさんは「付いて来い」と言って駅の中へ歩き出しました。待合室に入るとチケット売り場の窓口がありました。でも窓口の中には誰もいません。

ここで待ってろ、と言っておっさんは姿を消したと思ったら窓口の向こうに現れました。いや、あんた駅員だったんかい。暇だからって持ち場離れて雑談ですか。

アルメニアおじさんもとい駅員「で、今日トビリシ。三等で良い?寝台は上と下どっち?」

ぼく「・・・・・・・・・」

ぼく(席あるんかーーーーーいΣ(゜゜))

からかわれてたみたいです。いや、あの、そういう冗談マジでおもしろくないんでやめて下さいホント(; ̄ω ̄)

と言う事で、無事に本日トビリシ行きのチケットが買えました!

料金は9,500ドラム(≒2,187円)でした。エレバンに来た時(2,400円)より安くなってるのはなにゆえ??

 

まだ時間があるので晩飯。駅前で食べられそうな場所を探すとまたKARASがありました。1つの国で3回同じチェーンの店に入るのは初めてです。

Karas・サラダ

ほぐしたチキンとタマネギやトマトを混ぜて固めたサラダでした。多分チキンが一番多い。

バター・オムレット

バター・オムレット

オムレットのバリエーションがいくつかあったので、おすすめなのかなーと頼んでみました。

卵部分はおいしいのですが、肉が塩辛すぎでした・・・。

2品で2,100ドラム(≒483円)でした。

カウンターで食べたんですが、隣に座った十代くらいの男の子が、スマホの音声翻訳機能を使って話しかけてきました。と言うか、何の前フリも無く唐突にスマホから「アナタハ、ドコカラ、キタノデスカ?」と日本語が聞こえて来てびっくりしました。

でも、結局グルジア語⇒日本語の音声翻訳は、「アナタハ、ドコカラ、キタノデスカ?」以上の翻訳はしてくれませんでした。マイナー語(英語など欧州系以外)同士の翻訳は、まだまだ使えるレベルじゃないよなぁ。

 

夜のエレバン駅。

アルメニアの小銭が余ったので、駅のコーヒー自販機で一番高いやつを買ってみました。

カプチーノwithチョコレート250ドラム(≒58円)

持ち運ぶためにちょっと飲んでしまいましたが、元はカップぎりぎりまで入っていました。で、カップに入った状態で出てきたマドラーは完全に沈没していました。

チョコレート風味はあるのですが、甘さ控えめで値段の割にはおいしいコーヒーだなーと思って飲み干したら、底に大量の砂糖が沈殿していました。なるほど、これをマドラーで混ぜないといかんかったのね。でも砂糖混ざってない方がおいしかったよ。

 

21時頃に乗車。出発まで電気が付いてなくて暗い・・・。

21時半に出発して、翌朝は5時半くらいから国境越えで起こされました。と言っても、アルメニア側はまわって来る係官にパスポート渡してスタンプ押してもらうだけ。グルジア側はパスポート渡す&荷物をちょっと開けて見せるだけなので、ほとんど動かないまま終わります

やっぱり鉄道での国境越えは、座ったまま(と言うか寝たまま)で終わるから楽ですね。いかん楽な国境越えに慣れてしまう!Σ(‘ω’)

 

朝7時50分、グルジアのトビリシセントラル駅に到着!

この駅利用するのは3回目です。トビリシ滞在中はずっと天気が良かったけど、今日は雨が降り出しそうな天気です。

駅レストランで朝飯。6.5ラリ(≒269円)とかだったかな。

ハンバーガーはチキンのほぐし身がたくさん。

あと、エレバン駅で買ってた謎の和風パッケージのお菓子。

どう見ても日本を意識してるよなこれ・・・。文字は「ニオ・リオ」と読めます。

中は普通にチョコ菓子でした。

柔らかいチョコを薄いヌガーで包んで、更にその外側を固めのチョコでコーティングしたお菓子でした。日本との関係性はさっぱりわからんけど、けっこうおいしいぞコレ

 

地下鉄でDidube駅のマルシュルートカ乗り場へ。

Didubeのマルシュ乗り場に来るのももう3回目です。

クタイシ行きのマルシュは、カズベギ行きとはかなり違う場所にありましたが、人に尋ねて難なく見つけられました。

トビリシからクタイシは10ラリ(≒414円)でした。

マルシュは割とすぐに出発。途中で1回だけ休憩がありました。

 

で、クタイシ到着!

いやぁ、道中ずっと爆睡していて、クタイシ到着も人に起こされるまで気付かないくらい爆睡でした。なんかワープしたみたいな気分です。

時計を見ると、3時間20分くらいで着いていました。時刻は12時20分。こんなにとんとん拍子で来れるなら、エレバン⇒トビリシが昼行便でも十分夕方には着けたのかもなぁ。

 

さて、クタイシでは有名宿に泊まる事にしました。あえて有名宿を狙うのは、ボクにしては超絶珍しいです。

その名も『メディコ・スリコの家』。その名の通りメディコさん(奥さん。65歳らしい)とスリコさん(旦那さん。73歳らしい)の家がそのままゲストハウスになった感じの宿。昔は本当に民家っぽかったらしいですが、今はしっかり門に「HOTEL」の文字が。

ブッキングドットコムにも載ってて高評価らしい。

なんか日本人が持ってきたと思われるしょうもないお土産が目立ちますね。

ウェルカムティーと言うか食べ物の量がすごい

右下の白くてもちゃっとしたやつは、メディコいわく「フルーツプロフ」。甘いお粥にドライフルーツが入った感じの食べ物でした。

グラスがすごい。外が金ぴかで中が青。

お茶を飲んでいると、スリコが今までの旅行者と撮った記念写真を見せてくれました。かなり古そうな物から最近の物まで、けっこうな量の写真があったのですが、スリコはいちいち写っている人の出身地なんかを覚えていました。



疲れていたのでこの日は外出せずに宿にいました。

で、晩ごはーん!この宿に来たのは、家庭的な晩ごはんが食べられると聞いたからです。

晩ごはん食べる宿泊者が少なかったので、小ぢんまりしています。繁忙期は巨大な皿にどかーんと出て来るらしいです。このあと生野菜も出てきました。

マッシュルームのプロフ。

けっこう塩分が強め。パンと一緒に食べる前提なんじゃないかな。パンは中央アジアと違って塩気は感じません。

手前のはトマトスープと思ったけど、トマトソースらしい。ハンバーグにかけて食べるらしい。奥のはいろいろ野菜(ナス、トマト、パプリカ、タマネギなど)のトマト煮込み。

この日は金曜日で、金曜日はグルジアの人の多くは肉を食べない日らしい。なので、「他の人食べないから」とひたすらハンバーグを勧められました。3つくらい食べたかな・・・。メディコはどんどん食べ物勧めてくれるので、程良い所で自分で皿を片付けないとエンドレスで食い続ける事になります。

で、このおうちでは自家製ワインを出してくれるんですが、ボクはコップ一杯でダウン。頭痛くなって食後ソッコー寝落ちました(; ̄ω ̄)

「日本人めっちゃお酒飲むでしょ」って言われてもボクは飲めないんですぅー(・´з`・)

 

さて、明日はクタイシ近郊を観光します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    (´・ω・`)その駅員僕の弟子やで

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    弟子で・・・刺客!?(;・`Д・´)

  3. ログボ より:

    (´・ω・`)うむ。なかなか優秀じゃ。

    しかし国は違えど家庭の味は落ち着く感じ?

  4. wolt より:

    >>ログボさん
    ん~、ちょっと塩辛い物が多いかも・・・?(;^ω^)

  5. ログボ より:

    (;^ω^)

  6. y.kujime より:

    チャプリンのレコード聴いていたら、犬の写真が出て映画の一こまを想いだしました。泣ける!

  7. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    犬かわいかったですよ~
    歩道のど真ん中で寝てましたけど^^;