ばりおーる!
今回は世界遺産ゲガルド修道院へ行きました!
宿は朝飯付いていなかった(2,000ドラムで付けれるらしい。んな高い朝飯いらんわw)ので、まず朝飯買いだし。
買ってきたパン100ドラム(≒23円)と
丸いソーセージ600ドラム(≒140円)。
合わせて700ドラムだけど、3、4食分はもちそう・・・(;・∀・)
しかし今日はまたなぜかお腹ピーピー・・・朝から4,5回トイレに駆け込んでました。
前は「油物食べる⇒胃もたれを感じる⇒翌日ぴーぴー」と言う感じで、ある程度自分で予測がついたんですが、ここ最近のは唐突だし全く心当たり無いしで困ってます。
ゲガルド修道院(Monastery of Geghard)とは
そもそもアルメニアは、世界で初めてキリスト教を国教と定めた国らしいです。定めたのは西暦301年。
このゲガルド修道院は、今残っている主教会の建物は13世紀頃の建築と言われていますが、一番最初は「Ayrivank(洞窟の修道院)」と呼ばれる、岩壁を削って作った教会だったそうです。洞窟の修道院が最初にできたのは4世紀とも言われていますが、正確にはいつ造ったものなのかわからんのだそうな。そういうめちゃ古い教会。
さて、ガルニからゲガルド修道院は約10km。一応ゲガルド修道院まで行くマルシュルートカはあるらしいんですが、本数が少なそうなので、適当なマルシュに乗って5km手前のゴグト(Goght)まで行きました。
ボクは歩く気満々で行きましたが、この辺には観光客狙いのタクシードライバーがたくさんいるので、歩きたくない場合でも困らないと思います。
グーグルマップ的には、このゴグトから脇道に入ってもゲガルド修道院に行けそうな雰囲気に見えますが、周囲の人に訊いたら無理って言ってました。タクシードライバーの「行けない」は98%くらい嘘だと思っていますが、普通の通行人も「行けない」と言ってたのでチャレンジするのはやめました。
で、歩き始めたのですが、2kmも行かないうちに車が停まって初老のおじさんが「乗れ乗れ」と言ってくれました。
タダで乗せてってくれるとの事だったので、お言葉に甘えて乗せてってもらいましたw
と言う事で一気にワープ。
乗せてくれた初老のおじさんは、ゲガルド修道院の前で土産物を売る露天商の1人でした。なるほど、出勤途中だったわけですね。
ゲガルド修道院は想像以上に山の中でした。来た道振り返るとこんなの。
あの十字架、多分けっこう大きいと思うんですが、どうやってあそこに置いたんだろう・・・。
ゲガルド修道院の門の前。左上に見えている岩のくぼみに石を投げて乗せられるとラッキーなんだそうです。日本の鳥居と同じ風習(?)があるのは興味深いです。
ここに写っている男性3人組はがんばって何回も石を投げてたんですが、この後すぐ後ろから来た若い女性が2,3回でさらっと乗せてました。まーラッキーってそういうもんだよな(;・∀・)
これが13世紀頃の建築、主教会。これでも十分古い。
中は別に撮影禁止とは書かれていないんですが、天気が悪いのもあって中は真っ暗。撮れない部屋が多いです。。
真ん中の鳥さん、羊なんか持ち上げてます。なんてマッチョ。
教会の中で水が湧いてました。縁起物らしく、みんな触ったり飲んだりしてたんですが、既におなかの調子がアレなボクは飲むのは控えました(›´ω`‹ )
教会敷地内は、ちょいちょい探検する場所はありますが、そんなに広くないのですぐ見終わります。
よく見ると石積みの石の中にも十字架や絵が彫ってあるので、探すと時間つぶしになります。
ここでも水が湧いてます。水が豊富なんだろなー。
教会の裏側に抜けると、羊の解体の真っ最中でした。※画像クリックしたら大きくなります。
しっかり血抜きしてあるのでそう生々しくはないです。
こう言うのってわざわざ教会のすぐ近くでやるもんなん?この距離でっせ。
左の屋根の下:解体場、右の石壁:教会の塀
で、解体しながら肉を鍋に投入してました。
よく飲食店で料理が出てくるのが遅いと「きっと解体するところからやってる」なんて冗談言ったりしますが、ここでは冗談じゃないみたいです。捌きながら鍋に入れるって、食材としてはこれ以上無い新鮮さw
教会裏手の川を渡ります。
めっちゃシンプルなアーチ橋!
川を渡るとすぐこんなの。ナニコレ!?Σ(‘ω’)
参拝者が布を木に巻き付けているみたいです。これも縁起物かな。
「白い布」が大半を占めているので、白い布を巻き付けるのが一番正しそうなんですが、よく見ると「白くない布(ヘアバンドとかハンカチ)」「白い紙」「白いスーパーの袋」なんかが混ざっています。
ちょっと統一感無さ過ぎて汚く見えるね・・・(;^ω^)
この周辺で、木に巻く用の白い何かを売った方が良いんじゃなかろか。よくわからんけど。
奥には岩壁を掘ったような、半洞窟の空間がありました。
これがもともとの「洞窟の修道院」なのかな?
石積んであるあたり「登山かよ」って言いたくなりますけど。
「石を投げて高い所に乗せる」「布や紙を木に巻きつける」「宗教施設内の湧水は縁起物」「石を積む」どれも日本でも見られる行為や習慣なのがおもしろいです。人間の自然な行動なのかなー。
あ、そう言えばゲガルド修道院、入場料払う場所無かったんですが、これボクがどこかスルーしたわけではないですよね???
入場料払ってない事に後で気付きました。ボクが見落としたんじゃなければ無料なんだと思います。
道や村など広範囲にわたる世界遺産はともかく、こういうスポット的な世界遺産で入場料無料なのは初めて出会った気がします。
世界遺産って維持費もかかるだろうから、入場料がやや高くなるのは仕方ないと思ってるんですが、どう考えても必要以上に取ってる国はゲガルド修道院見習ってほしいですね。インドネシアとかカンボジアとか。
帰りは歩きました。天気が悪いのでイマイチですが、晴れたら景色良いと思うので、気候の良い時期は歩くのがオススメですな。
季節柄、道の脇でリンゴ売ってるおっちゃんおばちゃんがちらほらいて、歩いているとじーっと見られるので通り過ぎる度に微妙に気まずかったんですが、そのうち1人のおばちゃんに呼び止められて、小さいリンゴ3つももらいました。(後で撮った写真)
買わなくても良いからうちの自慢のリンゴを食べてくれ!って事なんでしょうか。実際、味も食感も申し分ないおいしいリンゴでした。タジキスタンでやたらもらうやつとはちが・・・ごにょごにょ
と言う事でこの辺のリンゴうまいので、是非買って下さい。
ゲガルド修道院からゴグトのバス停までは5.3kmでした。朝、ここのタクシードライバーは7kmっつってましたけどね。よくある話です。やっぱり観光地のタクシードライバーは嘘つきばっかだ。
ゴグトからマルシュルートカでガルニに戻って、昨日と同じレストランで食事。
オーダー取りに来たウェイターに「アルメニア料理食べたい」と訊いて、勧められたものを食べる事に。
名前忘れたけど、サラダ。
ウェイター曰く「ホットサラダ」「マウンテングリーン」。えーと、山菜と思えばいいのかな。
山菜(仮)とそら豆を一緒に蒸した料理でした。そら豆が新鮮でおいしくて、山菜(仮)も見た目の悪さに反して良い味してました。味付けはシンプルな塩味ですが、山菜とそら豆の味がしっかりあるので飽きません。食感は少しもちゃもちゃした感じなので、苦手な人は苦手かもw
で、こちらがアウルラ+アルシュカ
名前は耳で聞いただけなんで全然自信ありません。アウルラが肉料理、アルシュカがアルメニア風パスタだそうで、メニューには無いけど、その2つを混ぜて出す事も出来るよーとウェイターが言っていたので、それを頼んだのです。
いただきまーす。
し・・・・・塩辛い!!!!!(|||`Д´)そ
えっとね、アウルラ(肉)が塩辛すぎw多分塩漬けの肉を使ってるんじゃないかな。中までもう塩味しっかりです。そこに加えてアルシュカ(パスタ)の麺そのものも、多分かなり塩が練り込まれているので塩辛い。きっと料理と同量の生野菜投入してもまだ塩辛いと思うわw
とりあえず塩辛い話はいったん置いとくとして、麺が一風変わっています。
重力に負けないくらい固いw
食べた時のイメージは、中国の伊府麺に少し近いです。油で揚げていったん固めて、食べる時に茹でるあの麺です。
多分ですが、この麺は低温の油でじっくり揚げてるんじゃないかな。揚げると言うより油で煮るイメージなんかも。
で、多分揚げた後そのまま肉と混ぜて提供。なので麺がめちゃくちゃ油っこい。
一方アウルラ(肉)はウェイターが「油でなんかした料理(←聞き取れてない)」と言ってて、こちらも油っこい。
つまり塩と油がすごい!!!
後半はもう塩の塊食ってるような感じで、完食できませんでした・・・(|||´ω`)
皿に残っている液体は油ですw
食後に飲んだミネラルウォーターが甘く感じました。ただの水が甘いなんて熱中症以外で初めてです。
食事をして店の人に感想を聞かれることはよくあって、ボクはたいてい「おいしかったよ」と返すのですが、今回は思わず「ちょっと塩辛かったよ、ちょっとね」と言ってしまいました。多分、ボクが今まで料理として出会った物の中では最も塩辛かったです。ていうかこれより塩辛いともう塩だぜ。
まぁでも個性的なアルメニア料理食べられたのは良かった気がします。ウェイター曰く、今日食べたのはどれもアルメニアにしか無い料理らしい。後で「アルメニア料理ってどんな味だっけ・・・?」とはならないですね絶対。
エレバンから日帰りでも十分行けるゲガルド修道院ですが、まぁのんびり滞在できて良かったです。
明日はまたエレバンに戻ります。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
よし、フランスまでエビアンを飲みにいこう!
>>ゆうきさん
エビアンてフランスだったんですねー!
エビアンが町の名前って、今調べて初めて知りました。
本場エビアンの湧き水も汲めるらしいし、近く通ったら寄ってみたいです。
りんごの写真いいですね。伊吹山で見た写真ではイヌワシが鹿の子供を掴んで飛んでいましたよ。
十字架は比較するものないので大きさわかりませんね。石積みとか枝に布とかあまり好きになれないな。
>>y.kujimeさん
イヌワシは大きいですもんね~
翼を広げたときの翼端から翼端までの長さは2m超えるとか。
十字架は肉眼でも大きさはわかりませんが、道路標識の法則だとかなり大きいはずですw