世界遺産ブハラ観光!ブハラは街並みがイイ!(2017年10月10日)

さろーむ!

今日は世界遺産ブハラの旧市街地を観光しました!

そもそもブハラってなんぞや

ブハラはこの周辺の広大な砂漠地帯の中にありながら、水資源に恵まれている土地で、紀元前5世紀には既に要塞都市があったと伝えられています。

東西交易の要所として経済的な価値が高く、9世紀から10世紀にかけては当時の王朝サーマーン朝とやらの首都にもなり、めちゃ発展したらしいです。お土地柄、いろんな民族の王朝が建ったり滅んだり、モンゴルに支配されたりしている間でも、ブハラは依然として大都市であり続けたようです。

19世紀後半にはロシアの植民地になりましたが、ロシアはイスラム色の強いブハラを避け、ブハラの隣のカガンに新しい都市を建設しました。これが幸いし、元のブハラにはロシア支配以前の建物や街並みが残ったそうです。

ちなみに、ブハラ人民ソビエト共和国と言う名前の国が1924年の9月から10月にかけて、わずか1ヶ月の間だけ存在したそうです。そのくらいブハラはこの土地で大きな意味を持つ都市のようです。

ボクが昨日「中東みたいな雰囲気だなぁ」と思ったブハラは、ロシアの影響が及ぶ前の本来の中央アジアの姿だったって事かな。

 

さて、朝8時に宿が出してくれる朝食を食べにキッチンへ。

右のはなんだか見た事ない食べ物です。

ぷるぷるした餃子の皮のような物体の中には、固めの卵が入っていました。

んー、なんか冷え切ってて外側も中身も固くなっててイマイチ。温かかったらおいしそうなんですけど。

左のパイはほんのり温めてありました。中身はタマネギとニンジン。

オートミールも出てきました。アメリカの小説などで字面はよく目にしますが、実際に食べるのは初めてです。

オートミール

んーーーーー。ほんのり甘い・・・一言でいうならミルク粥

あんまり積極的に食べたい物じゃないですね。熱々だからなんとなく食べられるけど、冷めたらちょっと気持ち悪くて食べられないなコレ。

更に後からパンも付いてきました。

あのー、炭水化物はもういいからタンパク質とかが欲しいんですけど・・・。

チーズやバターとパンだけで良いのになぁ・・・。

 

さて、実は昨日薬局でテーピングを買っておきました。

「テーピング!」と言うと、なんか包帯のボスみたいなのが出てきました。ボクが思ってたのと違いますが、7,200スム(≒100円)しかしなかったので、試しに購入してみました。↓ボクが思ってたの↓

あえて画像にGONTEX選んだのはさておき、まぁ普通に伸縮性の粘着テープが欲しかったんです。

非粘着テープは使った事ありませんが、足のテーピングなら足裏、足首、ふくらはぎ、膝、腿の裏表に至るまで、すべてテーピングできる自信があります。早速右足首を固定してみました。

粘着しない分、かかと部分が滑ってダルっとなってしまいましたが、それなりに固定できました。

試しに宿の階段を上り下りしてみると、案外快調。階段降りるのが一番痛かったんですが、全然平気になりました。これで心置きなく観光できるずぇ(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

今日はブハラの旧市街地の中でも、世界遺産に登録されている主要な建物2ヶ所を見に行きました!

旧市街地は意外と整備されていて、公園みたいになっています。

でもまぁ、なんでもかんでも整備されているわけではなく、こういう路地も残っています。

個人的にはこっちの方が好き。

カラーンモスク(Kalyan Mosque)

大きくてメインの見どころにもなっているモスクです。入場料は無料みたいでした。

カラーンモスク

中は四角く囲まれた広場みたいになっています。

一番奥の建物の、一番奥の壁に何か鎮座しているかと思ったんですが、

装飾を施されたスペースがあるだけで何もありませんでした。そういやイスラム教は偶像崇拝はダメだから、像とか置いちゃいかんのよねきっと。

だからその分装飾に凝ってるのかなぁ。

周囲のアーチ上部の模様は、よく見るとそれぞれ違っていました。

建物上部から出ている筒みたいなものは、多分雨どいのような役割の物だと思うんですが、なんでわざわざ内側向けるんだろう。

しかも中庭部分には排水経路がありません。まぁ雨はそんなたくさん降らなそうなので大丈夫なんでしょうな。日本だったら中庭水没です。

カラーンモスクの向かいにある建物に入ってみると、屋上に登れました。

なんでこんなに屋上がボコボコしてるんや・・・

もしかして中の天井がアーチだから、その形状がそのまま屋上に出てるのか?どこかで埋めろよΣ(゜゜)

カラーンミナレットとカラーンモスクが一望できました。あっちも屋上ボコボコですね。

カラーンミナレットとカラーンモスク

急な階段でしたが、テーピングしているので楽に上り下りできました。

カラーンモスクの外壁にも、雨どいが飛び出ていました。やっぱり外にも出すのね。

もう少し雨どいの工夫のしようがなかったのかな。ちょっと目立ち過ぎw

 

城塞アルク(Ark)

旧市街地の北西にあるのがアルクです。これも世界遺産登録されている建物。カラーンモスク側から歩いて行くと、アルクの真裏に出ます。

なんだか登りやすそうな傾斜の城壁ですな。

丸太があちこち飛び出てるし・・・クライミングをかじった人なら楽勝で登って行けそうです。

城壁を見るたびに、熊本城の武者返しについて語るうちの母が脳内に出てきます。親の影響ってすごい。

でも遠目から見たこの曲線は美しいですね!好きな形です。

こちらがアルクの正面。

アルク

ここは入場料が必要でした。ガイド無し入場料15,000スム(≒209円)、カメラの持ち込み5,000スム(≒70円)でした。

敷地内は、昔の建物がちょっと残っていつつ、その建物の中にブハラで発掘された物や、民族衣装なんかが展示されていました。

ちょっとびっくりしたのが、木製の柱と天井と屋根

中国風な感じもしつつ、でも中国とはあきらかに違う装飾。すごく不思議な感じです。

でも梁が危ういのか、すごく突貫の柱が何か所か立っていました。ナニコレ天井落ちて来るの?

天井に付いている巨大な赤い物体は、消火剤かなんかだろうか。

火災報知器の延長線上にあるから、火報の動作と連動するのかな?天井に取り付ける消火器って良い発想ですが、ちょっと見た目が主張しすぎな感もあります。防災って難しいな。

なんかすごく小さい土器が・・・w

こんな小さいの何に使うんだろうな。

「中国や日本から運ばれてきたもの」

中国と日本じゃ全然違うやんか!いっしょくたにするでない(´・ω・`)

ここ、屋根の大きさに対して柱が細すぎないかい・・・?

柱の一番細い部分、こんなんだぜ。

蹴ったら折れそう。

壁の装飾はやっぱりイスラミック。

アルク内で観光客が回れるのはごく一部でしたが、のんびりしていて良い雰囲気でした。

でも建物内はどこも狭いので、観光客が多いとストレスたまりそう。今日は程々でちょうど良かったです。

 

外に出ると、アルク前の広場で兵隊さんが音楽に合わせて行進していました。

しかし、士官学校の生徒なのかなんなのか、高校生の運動会の行進に毛が生えた程度の出来で、最後整列時に音楽が止んでもまったくピタッと止まらず、4回ほどやり直ししてましたw

どうも特定のどんくさいのが数人いるようで、音楽から2テンポくらい遅れるのです。3回目あたりから、観客から笑いがおこるようになりましたw

なんの一団かよくわかりませんでしたが、どことなくほのぼのしていました。

 

旧市街地には小さいアートギャラリーやモスクがたくさんあるので、そういうのをぶらぶら見ながら宿の方角へ。

子にゃんこ。

旧市街地のレストランはどこも高そうだったので、新市街地まで出てカフェへ。

スターバックスではないだろ。ていうかダメだろ、権利とかそういう系的にw

ラグマンを頼みました。ナンとお茶も併せて9,000スム(≒125円)

ラグマン

このラグマン、全く汁がない!いただきまーす。

これはあれだ、和名を付けるならうどんナポリタン

麺はコシのある手打ちラグマン麺、ソースは完全にトマトソースです。ちょっと油気の多いこってりソースですが、その分トマトや生タマネギとよく合います。

日本のローカルカフェにもありそうな味。ちょっと変わっていますが、ボクは結構好きですw

食後、売店でアイスを購入。3,500スム(≒49円)

おいしい。普通においしい。

量的な満足度ではサマルカンドのソフトクリームには及びませんが、日本で120円~130円くらいで売られているアイスとなんら変わらないおいしさです。

ウズベキスタン、もしかしてアイスのレベルが高いのか!?(´・ω・`)

カザフスタンでは確かに安くてまずいアイスが売られていたんですが・・・どの国の時点でおいしくなったんだろう。そう言えばドゥシャンベで買った、ホームランバーくらいのサイズのちょっと潰れたアイスも意外とおいしかった気がします。キルギスでは買ってないのでわかりません。

・・・ウズベキスタン滞在中はアイスたーべよ(*´ω`)

 

ブハラ良い所です!ボクはサマルカンドより好みです。街並みが良いし、サマルカンドほど観光地観光地してないのが良いです。

さて、明日は夜行列車でウズベキスタンの首都タシケントへ行きます。

日中はブハラをもう少し観光して、夕方駅に移動、夜に列車に乗って、翌10月12日朝にタシケントに着く予定です。インドみたいな駅Wi-Fiは無いと思うので、ブログは更新しないと思います。では今日はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    話がそれてる感じもあるけど、空の青さが羨ましい。
    ガスってるとか光化学スモッグとかあるんですかね?
    日本が人口過密なんだろうなぁ。
    こっちはどこぞの国のせいで放射能が流れてきそうでもあります(´・ω・`)

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    快晴で良いお天気でした!
    地元民は「10月は涼しいのに今日は暑い・・・」とげんなり気味でしたけどw
    町と町の間が何にもないから、空気もキレイなんだろうなぁと。
    でも、何にもない区間を通っていると、そこはかとなく不安を感じたりします。バランスって大事だなぁと思います。

  3. ログボ より:

    穢れた心も洗われるようだね(´・ω・)b

  4. baum より:

    ホント真っ青な空が続きますね^ ^最近はずっと雨に逢ってないような気がしていますが如何❓
    湿布は温めたり冷やしたりするから東洋医学なんだ?言われてみれば確かに頷けますo(^_^)oガッテン‼️

  5. wolt より:

    >>ログボさん
    もともときれいですよ(*’ω’*)

    >>baumさん
    最近はだいたい晴れですね~
    ドゥシャンベに(朝3時に)到着した日、早朝ちょっと降られたくらいです。

  6. ログボ より:

    へぇ(*’ω’*)

  7. y.kujime より:

    綺麗な建物堪能しました、ネコ愛嬌ですか。次回も期待してますよ。

  8. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    ウズベキスタン、ネコの数はけっこう多いのですが、どのネコも警戒心が強くてまったく近づけません(;´Д`)

  9. ログボ より:

    >どのネコも警戒心が強くてまったく近づけません(;´Д`)

    m9(´・ω・`)心が穢れてるからだ!