さろーむ!
今日はサマルカンドをゆるっと観光しました。
朝食は宿泊についていました。
こう並べられると合宿かなんかみたい。
パン、ヨーグルト、ゆで卵、ハム、チーズ、バター、お茶、コーヒー。洋風と中央アジア風が見事に混ざった朝食ですなぁ。
シンプルだけど、どれも素朴にうまいのですごく満足感があります。バターとパン、チーズとパン等、2つを組合わせるだけでサイコーです。
食卓には砂糖と並んでハチミツが置いてあって、すごくリッチな気分です。
パミールからの流れで考えるとおそらくお茶用ハチミツだと思う(昨夜もお茶と一緒に出て来たし)んですが、この朝食メニューならヨーグルトに入れても良し、パンに塗っても良しと、ハチミツは万能ですなー(*´ω`)
朝はけっこう寒いので、昼前に外出しました。
宿はあんまり何も調べずに決めたんですが、サマルカンドメインの観光地「レギスタン広場(Registan Ensemble)」の裏手(と言うか横)と言う好立地でした。
側面から近づいて行きます。
15世紀とかそのへんに作られた神学校だそうです。
外壁はタイルで模様が描かれています。
イスラム系の建築にしては雑と言うか、荒い模様な気が・・・。
剥がれている所も多いです。
大きく剥がれている所からのぞくと、鉄製の建材(アングル)と鉄筋メッシュが見えました。中には更に構造的な壁があって、そっちはよく見えませんでしたが、少なくとも外壁は15世紀のままってわけじゃなさそうです。
いや、アラ探ししてるわけじゃないねんけどな・・・。建築物の主に構造や造りが好きな身としては、こんな雑な外壁だと気になって近づくやん。
で、こちらがレギスタン広場正面。サマルカンドに来た人は絶対訪れるであろう有名な観光スポットです。
近づこうとすると、係員に止められました。近づくにはチケットが必要みたいです。
係員は妙にもったいぶって、チケットを買うとミナレット(塔)に入れる事や、ここは有名で中はとても美しいんだと言うような事を語り始めましたが、チケットの料金を訊くと15$(≒1,694円)もしたのであきらめました。
なんか、思ったより小さかったのと、何より外壁が割と雑だったので、15ドルも払いたくないなぁ・・・と。500円くらいなら入ったけども(´・ω・`)
こういう、青を基調としたデザインがサマルカンドらしいポイントだそうです。
レギスタン広場を後にして街へ。大通りにはいろんな店が並んでいて、不便しなさそうです。
ただの建物の壁がアーティスティック。
噴水もめっちゃ青を意識していますね。
少し歩いてグーリ・アミール廟(Go’r Amir Maqbarasi)にやってきました。
ここも入場料が必要でしたが、22,000スム(≒307円)だったので入ってみました。
この部屋には棺とかが安置されていました。
サマルカンドが軍事上の要衝である事を示した図(と思う)。
建物裏側。
側面。
ちょっと崩れてしまっていますが、ここはホンモノの石造りの建物っぽいですね!
鉄筋が見えている立派な建物より、ちょっと崩れていてもこっちの方が胸熱です。レギスタン広場は先に建物裏側を見てしまったのがいかんかったなぁ・・・
また街歩き。こういう地下室がありそうな建物が多いです。
次はどこ行こうかなぁとスマホの地図を眺めていると、地元の若者が「何か困ってる?」と英語で声をかけてきました。「散歩してるだけだから困ってないよ。」と答えると、「もし時間があったら話したい!英語の練習してるんだ。」と言いました。
彼の名前はUmirov(ウミロフ)。サマルカンド育ちの大学生らしい。歩いたり座ったりしながら、ウミロフと2時間近く話し込みました。
英語のレベルがボクと非常に近かったので、こちらも気軽に話しやすいし、ウミロフの話す速度や使う単語もちょうど良かったので、かなり会話しやすかったです。
中でも興味深かったのは、中央アジアとその周辺国の、文化や言葉の系統の話。
トルコ、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、アゼルバイジャン、グルジア、中国の新疆は、実は文化と言語が非常に似ているらしい。ウミロフいわく、ウズベク語と新疆語は80%同じで、ウズベク人と新疆人は会話できるんだそうです。
もう一つの系統は、イラン、アフガニスタン、タジキスタン。これらの国は、前者のトルコ系の国々とは文化や言語の毛色がちょっと違うそうな。ボクがパミール(タジキスタン)の町の様子を見て「アフガニスタンみたい」と思ったのは、あながち間違いじゃなかったのかもしれないです。
英語で長時間会話するのはけっこう疲れましたが、いろいろ聞けたし話せたし面白かったです。これを毎日やったら、どんどん英語上達するんだろうなぁ・・・
ウミロフと別れて遅い昼飯へ。
サラダ。やっぱりトマトだらけ。
プロフ。
中央アジアに来てプロフを食べる度に「どこかで似た食べ物食べた事あるなぁ」ともやもやしていたのですが、今日判明しました。この旅行のスタート地点、上海の新疆料理レストランで船酔いが抜けないまま食べた新疆チャーハンにそっくりです。7ヶ月かけて原点に戻って来た気分です。
ここのプロフはやっぱり塩気強めでしたが、脂っこさは控えめで食べやすかったです。あと米がえらく気合いの入った固さでした。要するにボクの好みど真ん中。意識して噛まないといけないくらい固く炊いた米が好きなのです。
店の前にはカラスがいました。
逃げないなーと思ってたら、よく見ると紐でつながれていました。
頭良い生き物をつなぐのはなんかストレスになりそうな気が(´・ω・`)
このあとスーパーに寄って
黄色いニンジンを発見。
これ、多分プロフの上によく載ってる黄色いやつですね!さっきので言うとコレ↓↓
ニンジンにしちゃ黄色すぎるけど、食感も味もニンジンなんだよなーとすごく疑問に思っていましたが、ようやく謎が解けました。こういうニンジンなんですな。
デザート。ソフトクリーム。3,000スム(≒42円)
このソフトクリームなめらかで普通においしい!しかも大きい!なんだこの値段は!?Σ(゜゜)
乳製品が安いからとか、そういう事ですかね。1日3回食べたいです。
ソフトクリーム屋のおやじさん。
すごく不機嫌そうな顔をしていますが、直前まではちゃんと笑ってたんですw
近くの商店のおやじさんも。
更にその娘さん。
びっくりするくらい自然で良い笑顔するねぇ(*´ω`)
あれ、今日あんまり観光してない!?(´・ω・`)
ほとんど歩いたり人と話したりしてました。それなりに充実したのでむしろオッケーかな。
明日も引き続きサマルカンドでゆるーく観光すると思います。では今日はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
修繕はともかく、空の青さに溶け込むような青さの建物や公園。
あと電信柱と電線が無いのが開放感があるね。
>>ログボさん
公園は広いしあちこちにあるし、ぶらぶら散歩するのにちょうど良い感じです~
でも公園の地面に敷いてあるブロックなんかも、割れたまま補修されずに地面が覗いてたり瓦礫になってたりw
お金が無いわけじゃなさそうだから、保全とか維持が苦手なお国柄なのかなぁ・・・と
あ、そうそう。プロフ=ピラフじゃないかと思ってちょっと調べた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%95
「タジキスタンの国民食であるプロフを調理するタジク人男性」の画像もあるから
関係は深そう。
「アレクサンドロスによるソグディアナの都市マラカンダ(現サマルカルド)占領においてこの料理が供されたことが知られている。」とか、なかなか凄い食べ物やね。
>>ログボさん
プロフ=ピラフはどこかで目にした覚えが(たぶん地球の歩き方)ありましたが、アレクサンドロスが~って話は知りませんでした!
サマルカンド、どこのレストランでもプロフをメインに看板に出しているのでなんでだろうと疑問に思っていたんですが、きっとその由来からご当地グルメみたいな扱いになってるんですね。
カラスがピッカピカ❗️ワックス塗った作り物かと思いました。親娘が自然な感じで似るのは万国共通?子どもの笑顔がイイね^ ^でも艶っぽいカラスには敵わない(笑)
>>baumさん
飼われてるカラスはこんなにツヤツヤするんですね~
そんなにカラス気に入りましたか!?(;゜∀゜)そ
中央アジアの観光地って二個しか知らんくて、そのうち一個がここなのでレポート楽しみにしてたんやけどわ、イマイチなんやねー。
因みにトルクメニスタンの地獄の門って行かんのよね?
>>京都マスターさん
自分も期待してたんですが、そこまで・・・って感じでしたね^^;
主要観光地間が公園のような遊歩道でつながっているので移動しやすく(電動シャトルカーみたいなのも走ってる)、確かにモスクの青色は綺麗だなぁと思います。・・・が、肩透かし感は否めないです。
地獄の門は見てみたくはあるのですが、トルクメニスタンは中央アジアの中で一番ビザが意地悪な国で、観光ビザはハードルが高すぎて取得できず、トランジットビザは5日間しか滞在できないのに55$もするというヒドイ国なので、今回は行きませぬ!
京都マスターさんならビザ代の時間単価出しそうだなと思いました。
そのうち普通に観光できるようになったら行ってみたいなーと思います。
青い壁が印象的ですね、壁の中見たのは初めてです、ピラフみたいの美味しそうで食べたいです。
>>y.kujimeさん
壁の中は見てしまった感がありますね・・・^^;
プロフはけっこうお気に入りです。味も油分も多めでくどいのですが、おなか空いた時は最高です!