ムンバイの映画館に行ってみたらキレイすぎてビビった(2017年9月11日)

なますてー!(リアルタイムはカザフスタンだけど)

今日はムンバイの映画館に行きました!

今日もいつものキチュリ屋さんへ。今日は4種類目!これでこのキチュリ屋さんに置いてあるのは全種類制覇です。シーラ15ルピー(≒26円)

シーラ

あれー今までので一番シンプルな見た目だな・・・と思ったら、甘い系でした。でも甘さはほんのりで、さっぱりしています。素材はウプマと一緒で、粗挽き小麦粉ってところでしょう。インドにもこんなスイーツがあるんだなぁ。

「甘い系や!」と言う驚きが顔に出ていたのか、キチュリ屋さんが途中で他の3種類を少しずつ盛ってくれました。めっちゃ嬉しい(;人;)

一通り食べて再確認しましたが、初日に食べたサブダナキチュリが一番好きでした。モチモチ感は正義

あとせっかく最終日なので、インドスイーツを買ってみたら、150ルピー(≒257円)と超高かったです。

どれもやっぱり激甘w4つは多かったな・・・。でもコルカタで食べた、甘い汁でじゅくじゅくパターンのお菓子は1つも無く、全部もっと乾燥していました。じゅくじゅく系はコルカタのお家芸なのかな。

1つはインド風ういろうみたいでした。名古屋ういろうの食感にスパイス入れた感じ。

 

しばし宿でだらだら。この宿、ドミトリー部屋でしたが宿泊客が少なく、結局5泊中3泊がひとり部屋ですごく快適でした。もしかすると2週間前のムンバイの洪水の影響なのかもですけど。

10時半ごろにチェックアウトして荷物を預け、今日向かった先は映画館。インドの映画館で本場のインド映画を見てやるぜ!って事で、グーグルマップで探して片道3km弱の映画館へ行ってみました。

映画館に行く途中で会った、ちょいワル風オヤジ3人組。

来た映画館はこちら。PRV Premiere


なんか予想してたのと違って大きいΣ(゜゜)

なんかこう・・・もっとローカル感漂う映画館を期待していました。まぁこれはこれで良いです。チケット売り場もめちゃキレイです。

ここで誤算が。今まであちこちで見かけていたローカル映画館は、12時開始や13時開始が多かったので11時半に到着するように来てみたのですが、この映画館は10時50分~11時15分くらいの間に開始時間が集中していて、ボクの期待した11時台後半~12時台の映画がほとんどありません。次が13時40分とか。今日は夜のフライトがあるので、13時40分だとちょっと後ろの予定が押してくるんですよね・・・。

あー失敗したなー・・・と思ってよく見ると、1本だけ、11時50分開始の洋画がありました。なんかホラーっぽい感じの、暗いポスターが表示されています。

まぁ見たかったインド映画とは違って残念ですが、ここまで来て帰るのもあれなので、このホラー洋画を見て行く事に。英語版で見やすそうだし。

チケットはなんと135ルピー(≒231円)でした。安すぎる(((;゜Д゜)))

 

映画館の入口がすごく分かりづらく、人に尋ねながら到着しました。入り口でカメラのバッテリーを預けさせられたので、中はスマホ撮影です。

なにこの最新式の映画館

空調も寒いくらいガンガンきいています。これで135ルピーだとぅ!?

まもなく指定されたシアターのドアが開いたので入場。平日昼間だからか、席は2割も埋まっていない感じでした。

ていうか映像設備も音響設備も良い。自宅の近所のワーナーマイカルより、音の立体感が少し薄めな気もしますが、十分良い音です。これで135ルピー。いくら人件費とかが違うからって、日本の映画館ぼったくり過ぎちゃう?インドでこの価格でこの品質で提供できてるんだから、日本の映画館は価格を下げようという意思が無いんじゃないかとすら思ってしまいます。135ルピーなら毎週通いたい

インドの映画館で日本と大きく違ったところは

  • 上映前に起立して国歌斉唱がある(画面にインド国旗が出てくる)
  • 途中で10分ほどの中休憩がある
  • 作品中の主人公とかが、敵にナイスな一撃を加えると観客から拍手が巻き起こる
  • 観客が割と常にうるさい

こんな感じでした。場内でなんか妙に一体感が生まれていました。

ちなみに、ホラー映画は「IT(イット。あいてぃーではない)」と言うやつで、ボクが小説で読んだ事があるスティーブン・キングの作品でした。スティーブン・キングにハマったのは17歳~18歳頃だったので、もう10年以上前になります。その事実にびっくりです

ITはアレげな展開とドロドロした人間模様から、キングファンからも賛否両論ある作品で、しかも「登場人物がやたら多い」「それぞれの家庭環境等の背景がややこしい」って言う、キングの長編作品の特徴をしっかり踏襲した作品だったはず。いったいどうやって映画にまとめるのか・・・と思っていたら、アレげな部分やドロドロした部分はすっぱりカットされて、少年たちが爽やかに頑張るひと夏のホラーみたいになっていました。

英語のみで映画を見たのは初めてですが、小説で知っている作品だったのでなんとか見る事ができました。でも作中で化け物を「it」と呼ぶので、英語力いまいちなボクは固有名詞としてのitか、普通の指示語としてのitかがさっぱりわからず結構困りました。

インド映画は見れなかったものの、ITが見れて満足でしたが、当分の間、排水溝は怖くて覗けそうにありません

 

インドの映画、最初のCMが20分くらいあり、中休みも10分ほどあったので、終わったのは15時でした。

宿の近くに戻って遅い昼飯。タリ―307ルピー(≒526円)。最終日なので思いっきり贅沢です。

タリ―

パラタがいろいろ選べたので、パニール・パラタにしてみました。でも、ここのパラタも全粒粉です。あの白いもちもちパラタは、もしかして南インドでしか食べれないのか??

左はキュウリが入ったライタ(生野菜のヨーグルトサラダ)、中央と右は、味は違いますがどちらも豆カレーです。スパイスよりも豆の味が強く出ています。右の方が香ばしくて好きだったかな。

味はあまりスパイシーでなく、こってり濃厚な感じ。ムンバイのカレーは完全に北インド風ですな。

期待のもちもちパラタではなかったものの、パニール・パラタが最高にうんまかったです。外側サクサク、中はまったり濃厚パニール入り。これだけでエンドレスで食べられる( *´艸`)

最終日贅沢はこれだけじゃ終わりません。クルフィーファルーダ153ルピー(≒262円)

クルフィーファルーダ

だいぶ想像と違うのが出てきたΣ(゜゜)

ファルーダはそもそも飲み物なはず。これは完全にアイスクリームやんかw一番の特徴のはずのバジルシードも入ってません。とりあえず細長いゼリーがたくさん載っています。ちょっとピンクがかっているのは、ローズ風味です。インド人、ローズ風味を好んでいて、ローズ・ミルクやローズ・ラッシーもよく見かけます。

まるでファルーダ感がありませんが、クルフィーはとても食べやすいスパイス度で、すごくおいしかったです。

最後の最後で、「パラタとは結局なんなのか」「ファルーダの定義とはなんなのか」と言う壮大な疑問を抱いて終わる事になりました。

 

宿で荷物をピックアップして駅へ。

一駅移動して、ムンバイ・メトロと呼ばれる新しい路線へ乗り換えです。

ムンバイ・メトロはバンコクのスカイトレインみたいな感じでした。荷物検査と改札があり、

切符はコイン型

新しいホーム。

チェンナイの空港線は人が少なかったですが、ムンバイ・メトロはしっかり混雑していました。

何気に駅から空港まで2kmくらいあって面倒でした。せっかくなんだから、もう少し空港に近い駅を造れば良かったのに・・・

歩道の柵に洗濯物を干している途中で、柵の向こうにいる友達?に気付いて洗濯物をほったらかしておしゃべりを始める、路上生活の女の子。

 

さて、ツイッターでリアルタイムでつぶやきましたが、チェックインでめっちゃ苦労しました。

理由は2つ、「カザフスタンビザが無い」「カザフスタン出国の航空券が無い」。

「カザフスタンビザはありますか?」⇒「日本パスポートはカザフスタンビザいらない」⇒「アライバルビザには出国の航空券が必要です」⇒「だからビザいらないんだってば」⇒「は???」⇒「は???」

と言う感じです。「日本人はビザいらん」と何回言っても納得しません。カザフスタンのビザが不要になったのは確か今年1月と比較的最近なので、まだ知られてないんでしょうか。つってももう9ヶ月も経ってるんだぜ。

「確認するのであちらに座って待ってて下さい」と横に座らされ待つ事15分。なんかほったらかされてる気がしたのと、待たされる事に腹が立ったので、チェックインカウンターの前に座り込んで待つ事に。客がチェックインを済ませて入れ替わるたびに、チェックインの人と目が合います。すげぇめんどくさいやつになっていますが、待たせる方が悪い。

しばらくすると別のチェックインカウンターに呼ばれましたが、先程と同じ会話をして終わりました。30分待たせて何を確認してたん?(´・ω・`)

結局また「確認します」と言われて待たされる事に。チェックインカウンターの前で30分待つと、チームリーダーっぽい感じの男性がやって来ました。が、電話をかけたりパソコンの画面を見たり、うろうろするけど一向に進展する様子が見られません。

ムンバイ空港のWi-Fiは1日45分制限があるので、こんな所で使いたくはなかったですが仕方ない。在日本カザフスタン大使館のビザ免除の文章と、それをグーグル翻訳に放り込んだ英語文章を見せました。

「また確認します」と言ってパソコンに向かいましたが、もう搭乗時刻が迫ってきています。チェックイン客も最後の数組になっていました。

ようやく「ビザが不要な事はわかった」と言われましたが「やっぱり出国の航空券がいる」と言って聞きません。「今までの国もインドも同じ事言われたけど、毎回ちゃんと入国できてる」と言っても聞きません。

ほぼ毎回起こるこの攻防、ホントうんざりです。そもそも客が入国できるかどうかなんて、航空会社が知った事じゃないやろ・・・。

結局、「じゃぁここで予約するわ!」と、カザフスタンからキルギスへの航空券の検索画面を見せただけで通りました。予約確認画面ですらなく、検索一覧から詳細画面に飛んだだけです。このおっさん、強情な割にはそこはテキトーなのかよ。まぁ、日本語の強い所ではありますね。見せても「出発地」「到着地」「日付時刻」しか分からんって言う。

しかし時刻は既に搭乗時刻の10分前。そりゃ、列に並んで20分、「確認」待ちで1時間40分も待たされりゃそうなるわファック^q^

まぁでも、「ボーディング時刻が近い!」事を大義名分に、機内持ち込み荷物チェックの長蛇の列をすっ飛ばして横入りさせてもらえるのは良いですね。

荷物チェックとイミグレの出国手続きがすんなり行ったので、ちゃんと間に合いました。どっちかで引っかかったらアウトなのでヒヤヒヤでした。

ムンバイの空港ではさっさとチェックインして、残ったルピーを使って空港でのんびり贅沢するつもりだったんですが、そんな時間があるわけもなく、通りすがりに辛うじてルピーをアメリカドルに両替して終わりました。疲れた・・・。

汗かいたので喉が渇いた状態で搭乗したのですが、実はこの航空会社(エア・アラビア)はLCCで水すら有料って言う・・・。航空券4万5千円も払ったのにLCCってありかよ・・・。唯一無料のお湯(多分紅茶用)をもらって、ちびちび飲んでやり過ごしました。

深夜に経由地の、アラブ首長国連邦のシャルジャ空港に到着。石油国の空港なんてさぞかし立派だろうと思いましたが、地方空港かと思うくらい狭苦しかったです。

乗り継ぎ便は翌朝9時40分なので、その辺の床に横になりました。

続きは次の記事にします!では今日はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. y.kujime より:

    インドで映画観ましたか、こちらからリクエストしたみたいですね。ありがとうございます。体調はもう問題ないですか。楽しい情報まってます。

  2. 柚姫 より:

    おつやで(ΦωΦ)
    数日後の出国フライトの「予約前最終確認」画面のスクショを用意して挑まなあかんね!
    にしても航空会社おせっかいすぎな。到着時の入国審査で引っかかるならまだしも。

  3. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    インド映画、ツイッターのフォロワーさんで好きな方がいて、その人のツイートがおもしろいので一度見てみたかったんですが・・・結局見れませんでしたw
    体調はもうばっちりです(๑•̀ㅂ•́)و✧

    >>柚姫さん
    航空会社の勝手なルールのせいで事前に一手間ってのも癪な話です・・・(›´ω`‹ )
    ちなみに、入国審査では出国について質問すらされませんでしたw

  4. jun より:

    私の旅行のテーマは、現地の人の
    生活に触れる事とB級グルメを食べる事です。だから、ブログを見てると凄く参考に
    なります。

  5. wolt より:

    >>junさん
    いつもありがとうございます!
    あらゆる面で拙いブログですが、ご参考になれば幸いです^^

  6. 京都マスター より:

    なんか思ってるインドとちゃう
    危険回避能力高過ぎたんやね。
    もっと波乱をきたいしてたのになー

  7. wolt より:

    >>京都マスターさん
    20歳の時に行ったインドは、20メートルおきに危険が口開けて待っていたので、回避どころかツッコミも間に合わないくらいだったんですけどね・・・

    これが地域差なのか、時代の差なのか、いまいちよくわからないままでした(´・ω・`)
    実際インド人に聞いても、「デリーは危ないからキライだ」って人と「デリーも今はだいぶ良くなってるよ」と言う人がいて、やっぱりよくわからんです(´・ω・`)

    少なくとも南インドの都市部&観光地は、普通に旅行先としてオススメですw

  8. 道草亭ペンペン草 より:

    映画館で起立して画面にたなびく国旗をみながら、国歌斉唱は台湾でも同じだったなあ・・・(1988年頃ね)、いや国歌斉唱じゃなくて、BGMとして流れていたような記憶もあるなあ・・・
    ムンバイがボンベイと呼ばれていた頃に行った事があります。コロンボからですが、コロンボのインド大使館でヴィザを取るときにえらく暗くて、混雑している場所が印象的だった。ヴィザのハンコもえらく大きかった。
    「インドへの道」に出てくるインド門(ボンベイ)とマラバー洞窟に行きました。
    洞窟はコウモリがたくさんいるらしく、静かに入っていきましたね!

  9. wolt より:

    >>道草亭ペンペン草さん
    何も映画館で国歌歌わなくても・・・と言う気はしますねw
    昔はハンコのビザだったんですね。アフリカではいまだにハンコビザがありますけど、インドもそうだったとは。