ミャンマーの雨季(雨期)は旅行できるのか?

ミャンマーの雨季(雨期)ってどうよ?

ミャンマーの雨季は5月から始まり、6月7月8月は降水量がピークを迎え、9月から徐々に収まって行きます。

ボクは2017年の7月にミャンマーを旅行しました。約3週間の滞在期間、ものの見事に雨季に丸被りしていたわけです。

そんなミャンマーの雨季にどっぷりつかったボクが、「雨季のミャンマーってどうなの?」って話を旅行者の観点でまとめます!




グラフで見るミャンマーの雨季

ミャンマー(ヤンゴン、マンダレー)と東京の降水量と最高気温の年間推移をまとめたグラフがこちらです。

ミャンマー気候
[参考]旅行.info
[参考]気温と雨量の統計のページ

ヤンゴンやばいですね。降水量が梅雨の東京の3倍くらいです。対してミャンマー中部に位置するマンダレーはそれほどでもなく、東京の梅雨~夏とほぼ同程度の降水量のようです。

 

ミャンマーの雨季は実際どんな感じ?

東南アジアの他の地域でよくある、「1日の内30分~1時間だけざぁっと降って止む」と言う雨季ではありません。ミャンマーの雨季は半日から1日にわたってだらだらと降り続き、どちらかと言うと日本の梅雨に似ています。それでいて唐突に豪雨になったりします。梅雨とゲリラ豪雨が1日のうちに同時にやってきたりもします。

中部のバガンやマンダレーはそれほどでもありませんが、やはり降る日は半日じめじめと降りますし、バガンはたいして降らなくてもイラワジ川が増水して、家や道路が水没したりします。↓水没したバガンの道路

 

雨季のミャンマーを旅行するデメリット

出かけられない

雨と言えばやっぱりこれですね。良いホテルに滞在していればまだヒマの潰しようもありますが、ヤンゴンのベッドしかない共有スペースも無い安宿なんかだと、1日中かび臭い部屋で過ごさなくてはならず、結構ツラいものがあります。

危ない

豪雨が降ると、前述のバガンもそうですがヤンゴンも簡単に水没してしまう地域があるので、うっかり外出なんかしていると危ないです。

景色の良いスポットがものすごく残念

ミャンマーの観光スポットには、南部のゴールデンロックやバガン近くのポッパ山など、山の上の絶景スポットがあります。雨が降ってないからと出かけても、山では雨が降っていたり、濃霧に覆われていたりします。「見たいものが見られない」正直、これが一番ツラいものがあります。

※ボクは幸いどちらもしっかり見れましたが、ゴールデンロックなんか本当に幸運だったとしか言えません。

バイタクがしんどい

ミャンマー人はチャチいポンチョでガンガンバイクに乗りますが、旅行者的には正直ツラいものがあります。長時間移動なんかかなり気が重いです。

また、「雨だから」とふっかけて来られたり、こちらも雨で気が滅入っていてついOKしてしまったりするので、移動費がかさんでしまったりします。

 

雨季のミャンマーを旅行するメリット

観光地が空いている

すごいです、ガラッガラです。どこでもゆっくり写真を撮ったり休んだりできます。

その分、乗り合いトラックなどの待ち時間が長くなるなどのデメリットはありますが、観光地で人が少ないと言うのはかなり快適です。

宿がとり放題

実は、ミャンマーは近年急増する旅行者に宿のキャパシティが追いついておらず、シーズンには人気のゲストハウスなんかは全然取れないそうです。(まぁ、人気じゃない宿はあるんやろって思うんですが・・・)

それが雨季だと取り放題!客も少ないので、ホテルスタッフからもちやほやされるので快適です。

また、バガンの一部のゲストハウスなどでは雨季は値下げするらしいので、料金的にもお得です。

比較的過ごしやすい!

先ほどの気温のグラフを見てもらうとわかるのですが、ヤンゴンは6月~8月が最も涼しいです。

数字的には8月の東京並みですが、体感はもっと低いです。多分、数少ない晴れた日は乾季と同じくらい気温が上がるので、平均値が上がっているんだと思います。1日中雨or曇天の日なんかは体感気温はもっと低く、比較的過ごしやすい気候になります。

 

結局雨季のミャンマー旅行はアリ?

雨季のミャンマー旅行は、大いにアリだと思います。

ヤンゴンはさすがに降り過ぎて気が滅入りますが、中部のバガンやマンダレーはそこまで降りませんし、炎天下の中バガンの遺跡巡りもツラい所なので、少々天気が悪いくらいが丁度良いです。また、ネピドーなんかは巨大な博物館が多いので、移動だけがんばれば後は半日博物館で過ごすのも悪くありません。

気になる朝日や夕日ですが、中部のマンダレーやバガンは3日に1回程度の確率で晴れるので、3日以上滞在すればまぁよほど運が悪くなければ見れるかなと言う感じです。

ただし、旅行期間が短い人、スケジュールの変更がきかない人、朝日や夕日などの景色を楽しみたい人にはオススメしません。雨で1日や2日つぶれる事もあるので、時間に余裕がない人は楽しめない可能性が高いです。朝日や夕日も3日に1回見れると言っても、それをメインに据えてしまうと、毎日天気を気にしてやきもきしてしまって楽しくないと思います。

「1日や2日くらい雨でつぶれても良いや~延泊するし」と言う、日程に余裕を持った旅行者には雨季のミャンマー旅行もアリかなと思います!のんびりするつもりで雨季のミャンマーに出かけてみてはいかがでしょうか??

コメント

  1. y.kujime より:

    雨季のデメリットはメリットでもあるわけですね。

  2. wolt より:

    >>y.kujime さん
    ミャンマーに入国したばかりの頃は、雨ばかりでとにかく気が滅入っていましたが、旅行を続けていると「これはこれで快適かも」って思うようになりました!