基本情報
ビザ
日本パスポートの場合、90日以内の観光目的の滞在であればビザ不要です。(2017年5月時点)パスポート残存期間などの条件はマレーシア大使館のホームページ等で確認して下さい。
言語
共通語はマレー語です。観光地では簡単な英語を話す人がそれなりにいます。文字はラテン文字(要するに普通のアルファベット)を使用している場合がほとんどなので、地名や料理名などはなんとなく読む事ができます(イギリス占領以前はアラビア文字をベースとしたジャウィ文字を使っていたそうですが、今はモスク等でしか見かける事はありませんでした)。また、英単語に近い単語も多いので、しばらく旅行をしていると案内板くらいは分かるようになって旅行しやすくなります。
お金・物価
通貨は「リンギット」。リンギット紙幣1リンギット=26円です。(2017年5月20日時点)ラオスやカンボジアみたいに外貨が流通していたりはしません。物価は宿泊費を中心に安く、安食堂や屋台の類も豊富にあってどこもレベルが高いので、滞在費を抑えるのはかなり楽です。以下に物価の一例を示します。(2017年5月時点の物価。変動する可能性あり)また、比較的綺麗なレストランでも他の東南アジア諸国に比べ、そこまで値段が高くない気がします。セブンイレブンを始めとしたローカルコンビニや、イオンモールのような大規模ショッピングセンターも豊富なので、買い物には苦労しません。マレーシアでは2015年から6%の消費税が導入されていますが、税込み表示か税抜き表示かが店によってまちまちです。表示金額より高い金額を提示される事がありますが、ちょろまかしてるわけではないようです。
食べ物
詳しくは別記事としてまとめたので、こちらをご覧下さい↓↓[レポート]これがうまかった!マレーシア料理5選大きく分けてインド系、中華系、ニョニャ料理とそれぞれ特色のあるマレー料理が食べられます。スパイシーな料理も多いですが、多くの場合スパイシーかノンスパイシーかを選ぶ事ができるので、避けようと思えば避けられます。また、イスラム教徒が多いため酒類は店舗の奥の方にあったりします。大っぴらに飲むのも控えた方が良さそうです。
移動手段
他の東南アジア諸国のようなトゥクトゥクの類はほとんど見かけませんでした。マラッカでは「トライショー」と呼ばれる、自転車にサイドカーが付いたような物があります。一応タクシーが多いようですが、ボクが行った範囲では市バスがちゃんとあり、特にタクシーが必要になる場面はありませんでした。なお、バンコクからタマンヌガラへ鉄道&ローカルバスで行きたい少数派の為のレポートはこちら。↓[レポート]タイ・バンコクからマレーシア・タマンヌガラへ鉄道とバスで行く方法◆市バス前乗り先払いが基本のようです。距離に応じて1.5~4リンギットで乗る事ができます。乗る際に運転手に行き先を告げて、言われた料金を払いましょう。料金を払うとレシートのような物が発行されます。乗車中に提示を求められる場合があるので、降りるまで大事に持っておきましょう。ジェラントゥットからクアラ・タハンに行く市バスだけは、乗車して出発後に乗務員が集金に来るパターンでした。こちらも伝票のような紙を渡されるので、降りるまで保管しておきましょう。ジェラントゥットからクアラ・タハンまでは7リンギットでした。(2017年5月時点)また、クアラルンプールには無料のバスが2路線走っています。ブルーライン、レッドラインという路線名です。クアラルンプール中心地の主要な部分は網羅されているので、ぜひ利用しましょう。北バスターミナルから中心地にはブルーラインで行く事ができます。◆長距離バス各都市間を結ぶ長距離バスはけっこう豊富に走っています。どう見ても需要に対して多い本数が運行されている場合が多く、タイやラオスでのぎゅうぎゅう詰めのバスに慣れていると天国のような環境ですが、逆にちょっと不安になりますwチケットはバスターミナルの窓口で購入しますが、バス会社ごとに窓口がわかれており、それぞれの窓口に行き先と発車時刻が書いてあります。「結局どこ行きのバスがいつ出発するのか」が微妙にわかりづらい仕組みになっていますが、あちこちの窓口を覗いて求めるバスを探しましょう。◆マレー鉄道古くからある情緒あふれる鉄道です。長距離移動ならバスより楽だと思いますが、空調が効きすぎている、本数が少ない等、イマイチな面が多いです。鉄道の旅を楽しむために1度乗れば良いかなと言う感じ。◆クアラルンプール市内電車乗り方など詳しい話は別記事の日記をご覧下さい。↓[日記]クアラルンプールからマラッカへバス移動クアラルンプール市内を移動する綺麗で便利な乗り物です。市バスが網羅していない範囲にも行けます。乗り降りする駅もわかりやすいので安心です。◆クアラ・タハンのボートタマンヌガラ(クアラ・タハン)内はボートでの移動がメインになります。乗り降りする場所は岸近くに浮いている水上レストランや船着場です。対岸に行ける他、公園内の各地船着場へも行く事ができます。遠方に行く場合、水上レストランにはボート乗りがたむろしているので、直接交渉は可能ですが、できればクアラ・タハン内にある旅行会社(TouristInformationと看板が出ている所)で予約するのがベターです。理由としては以下が挙げられます。①料金の取決めがあるらしく、直接でも旅行会社を通しても値段は変わらない②直接交渉だとトラブルになる⇒こちらの記事参照まぁ、値段が変わらないって時点で旅行会社を通すべきですね・・・
治安・街の雰囲気
東南アジア諸国の中では街は比較的清潔です。治安も、大通りなら夜でも歩けるくらい安定しています。ジョホール・バルの国境付近は若干微妙な気もします。ただし、道路が歩行者にまったく優しくなく、ちょっと遠くまで歩こうとするとなぜか車がびゅんびゅん走っていくバイパスのような大通りを横断する羽目になったりします。そこまでなくても、歩道が唐突になくなって、やっぱり大通りを強引に横断せざるを得なくなったりします。歩くのは歩行者が多い近場までにしておいて、2,3km移動するときは素直に市バス等に乗った方が良さそうだと思いました。
宿
宿泊施設は全体的に安いです。タマンヌガラ(クアラ・タハン)だけ別記事としてまとめたので、こちらをご覧下さい↓↓[レポート]タマンヌガラ(クアラ・タハン)の安宿紹介ドミトリーは1泊15~25リンギット程度です。宿にもよりますが、部屋の掃除はそこそこOKです。水回りのトラブルもありませんでした。エアコン付きの宿が多く、選択肢がない場合がほとんどでした。
トイレ事情
インドと同じで、水と手を使って洗うタイプです。インドと違うのは、ほとんどの場合手桶ではなくホースが用意されている事。手桶よりもホースの方が使いやすくて良いなと思いました。なので、紙はおろかゴミ箱が用意されていないトイレも多いです。どうしてもトイレットペーパーを使いたいなら持参して、使用後の紙は持ち出して付近のゴミ箱に捨てるなどしましょう。ボクはインド式トイレは割と好きなので、紙を使う事はありませんでした。
人柄
温厚で愛想も良いです。ぼったくりや、観光客を歩く金づるみたいな目で見る人にはほとんど会いませんでした。ジェラントゥットのタクシードライバーが唯一嘘をつきました(「今日はクアラ・タハン行きの市バスは無い」と言ったw)が、それ以外で嘘をつく人はいませんでした。また、多くの一般市民が親切にいろいろ面倒を見てくれました。ボクが行きたい町を言うと、手を引いて乗るべきバスを教えてくれたり、降りる場所を教えてくれたり。日本語であいさつしてくれる人もたくさんいます。話によると、80年代~90年代は日本人旅行者がたくさんいたそうです。今はすごく減ったそうな。(クアラ・タハンのレストランのオーナー談)あと、人ではないですがネコがやたら多いです。以上、旅に役立つ(と思われる)マレーシアの基本情報まとめでした!ぜひマレーシアで自分に合った旅行を楽しんでください。
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