国民年金の免除/猶予申請の話

一見、微塵もおもしろくなさそうなタイトルのようですが、予想に反する事なくやっぱり微塵もおもしろくない記事です。

はいw自分の備忘録、もしくは似た状況にいる少数派の人の為の参考記事です。

1月末の話になりますが、市役所に行って国民年金への加入と、納付の免除/猶予申請をしてきました。

なんで退職後2ヶ月近く経過したタイミングかと言うと、
 1.国民年金の加入に離職票が必要だった
 2.一括納付を利用する場合、受付が1月20日からだった。
というものです。1の離職票は、勤めていた会社から退職後に届くものなのですが、大企業ほど遅い傾向にあるらしく、うちは1ヶ月ほどかかりました。
2の一括納付は、「支払い免除/猶予してもらえたらいいなぁ」とは思いつつ詳しくは知らなかったので、もし払わないといけない場合は割安な一括納付の制度を使いたいと思ったからです。

でまぁ、寒い中自転車キコキコこいで市役所へ。1時間あれば終わると思って11時頃に行ったんですが、ボクからいろいろ質問したり、市役所のおっちゃんが答え切れない事をどこかへ電話で問い合わせたりとしてるうちに12時のチャイムが鳴って、事務所がざわざわし出していましたが、対応してくれた市役所のおっちゃんは粘り強く面倒見てくれました。ありがとうおっちゃん(-人-)

そんな感じで聞いてきたことをまとめると以下の感じ。

①納付免除/猶予が適用されるかどうかは、申請年度の2年度前の収入によって変わる。
 全額免除、3/4免除、1/2免除、1/4免除、猶予 と段階があります。自分で選んで申請するのではなく、免除/猶予申請を提出するとこれらいずれか、もしくは却下の判断をされます。

②納付免除/猶予申請には「一般」と「特例」がある。(違いは下表参照)
一般と特例の違い
 ①で「申請年度の2年度前の収入によって」と書きました。この「2年度前の収入」に「本人の収入」も含めて計算されるかどうかが違います。これにより、1人暮らしの場合は「退職特例」で申請するとほぼ通ると思われます。
 ボクは親の世帯に戻ってしまったので親の収入が関係してしまい、通らなそうな気がしていますが。

③「退職特例」で申請できるのは、退職後の2年度分まで。
 先ほどから出てきている「年度」ですが、納付免除/猶予申請で言う年度は、「7月始まりの6月終わり」です。

④退職特例の場合、納付免除/猶予申請は1年度で更新しなければならない。


よくわかりませんねーw
以上の話を、ボクの場合で図にまとめると以下のようになります。
年金納付免除/猶予期間の考え方
ボクの退職はH28年11月。
国民年金への加入手続きをしたのはH29年1月ですが、遡ってH28年12月(退職翌月)から加入していた事にできます。
今回申請してきた納付免除/猶予の対象期間は「H28年度分」で、H29年6月分までを言います。
H29年7月からまた1年度分(H29年度分)申請する事は可能ですが、その場合H29年7月にまた申請しに行く必要があります。ちなみに、「一般申請」だと自動継続が可能で、認められれば申請し直さなくて良いようです。
退職特例で申請できるのは2年度分。よって、ボクの場合H28年度分とH29年度分は申請可能ですが、H30年度分からまた免除/猶予してもらおうと思うと、一般申請で出すことになります。
②で書いた通り、2年度前の収入(H30年度の申請時はH28年度の収入)で計算されます。
ボクの場合退職後の収入は無いので、H28年7月~11月の収入によって判断されることになりますね。

お気づきかと思いますが、納付免除/猶予申請が通るかどうかはさておき上記のような手続きを2年も国外に出っぱなしの本人がやるのは不可能ですね。

また面倒なことに、納付免除/猶予申請が通ったか否かの結果が出るのには2~3ヶ月かかるそうです。
退職後、離職票を受け取るまでに1ヶ月、そこから申請の結果が分かるまでさらに2~3ヶ月も待てる人はなかなかいないでしょう。

結局何が言いたいかと言うと、やっぱり2年も国外に出てしまう場合は住民票を抜いて、国民年金からは脱退して行った方が良さそうという事です(^-^;)
年金払うのがそう苦でない人は、さくっと一括で納付しておけばいいと思いますが。
ちなみに、1ヶ月で16,260円ですので、普通に払うと1年で195,120円、1年前納だと1年で191,030円、2年前納だと2年で377,310円。痛いっすね^^;

免除/猶予申請するメリットとしては、申請が通れば、年金を納付していない期間も「受給資格期間」へ算入される事です。
これは「年金を払っている期間がxx年以上にならないと、受給資格がありませんよ」というもので、数年前にいろいろ問題になっていましたね。現行では25年以上ですが、H29年8月からは10年以上になるそうな。
正式に免除/猶予が認められれば、支払っていない期間もこの受給資格期間にプラスされます。
当然、脱退してしまうとカウントがいったんストップしてしまいます。帰国して加入し直すと、脱退前の年数にプラスされていきます。

いろいろ聞いてきたけど、やっぱり年金はめんどくせーという事ですw 退職後、社会保障とかの仕組みがようやくわかって来たのでこれも勉強かなぁと思います。

あーおもしろくない話だった!w

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