むらほー!
今回はルワンダの首都キガリでエチオピア大使館に行ってみました!
エチオピアビザがケニアで取れるかが微妙なので、ルワンダで取りたいなぁ・・・ということで、エチオピア大使館に行ってみました。
今キガリでおじゃましているお宅は、在ルワンダ日本大使館勤務のMさん(ザンビアの人とイニシャル一緒だけど何の関係も無いです)。
Mさんとは、セネガルのダカールの日本人宿”シェ・山田”でお会いしたご縁です。Mさんはその時フランス語留学でダカールに滞在しており、レンズ待ちで日がな一日ダラダラしていた怠惰なボクと同じ空間で、早朝から深夜までフランス語の勉強をしていた大変勤勉な方です。
さて11月6日の朝。実は昨日カハマでバスに乗る前にスナック菓子を食べてから、水以外の物を摂取していませんでした。途中休憩があったり物売りがバスに入ってきたりはしたんですが、ルワンダでお金がゲットできないんじゃないか疑惑があったので、セーブしてたんです。
空腹過ぎたのでMさんからコーンフレークを頂きました。
コーンフレークってこんなにおいしかったっけ。買ってみたもののあんまりMさんの口に合わなかったらしく、開封してけっこう長い事放置されていたようなんですが、24時間以上何も食べてないボクには大変おいしく感じました。
Mさんは8時に出勤して行き、ボクは午前中は溜まっていたブログ記事(キリマンジャロ)の作成。
昼過ぎにエチオピア大使館に行くため外出。
キガリは何て言うか「緑!」って感じですね。首都なのに。
また「千の丘」なんて異名があるだけあって、どこをどう歩いてもほとんど坂道です。
あとは、ゴミがほとんど落ちていません。厳しく規制されているみたいです。
こんな道路脇に緑地が広がっていようものなら、他のアフリカ諸国なら緑がゴミで埋まって糞尿の異臭が漂っているところですが、キガリではそんな事もありません。
キガリでもう2年近く勤めているMさんによると「先進国っぽいのは見た目だけ。中身が全然付いてきてない」と手厳しい評価なんですが、中身も見た目も無いよりは見た目だけでも整えてる方が500倍良いとボクは思います。やっぱりゴミが落ちてないとかすごく大事。
お腹が空いたので、エチオピア大使館に入る前にごはん。小さくて清潔なローカル食堂に入りました。
ぼく「食べ物は何があるの?」
店員「ライス、ミート。」
ぼく(ミートって…チキンかビーフかの選択肢すら無いの…?)「じゃライスとミートで」
店員「他には?」
ぼく「他に何があるの?」
店員「マトケ」
ぼく(マトケって聞いた事あるけどなんだっけ)「じゃライスとミートとマトケで。」
出て来たのがこちら。1,000ルワンダフラン(≒129円)
左:ライス、上:マトケ(蒸した食用バナナをつぶしたもの)、右:フライドポテト、中央:煮豆
なんですかこの大地の恵みに感謝プレートは。ミートはどこですか?
あまりにも穀物への執着が強いプレートに圧倒されていると、もう2皿来ました。
良かった、ちゃんと肉の入ったスープが出て来ました。なんかこう宗教か思想的な理由によりルワンダ人は土から生えて来た物しか食べないんじゃないのかと、一瞬本気で考えてしまいました。ではいただきます。
ミート(牛肉)スープは、どこかの国で食べた事のある懐かしい味ですが、思い出せません。タマネギやニンジンが溶け込んでて、ちょっとピリ辛の油が浮いてる感じ。中央アジアっぽい気もします。
スープと一緒に出て来たもう一皿の茶色いペースト状の物は、ピーナッツソースでした。これも結局穀物みたいなもんな気がしますが。
バナナのペースト状の食べ物は、全然甘くはなく、バナナと言うよりも粘度の高いイモ類を練った物と言った方がイメージしやすいかもしれません。塩味なども付いておらず。要するに主食です。
主食の量に対してミートスープの量が圧倒的に少ないので、工夫しながら食べます。バナナ⇒フライドポテト⇒ライス⇒バナナ⇒ピーナッツ⇒豆・・・・・・
拝啓、母上殿。三角食べって何でしたっけ?(困惑)
バナナとイモとコメって全部主食みたいなもんだと思うんですが、これらをローテーションしても三角食べになるのでしょうか。子供の頃は母に「三角食べしなさい」としょっちゅう言われてたんですが、この圧倒的な主食率のルワンダ料理にも適用されるのでしょうか。
野菜はほとんど入ってないのに食物繊維だけはやたら多い食事で満腹になったので、エチオピア大使館に突撃。
場所はここ。
たいてい大使館って、門の警備員の所でパスポートを見せたり、持ち物検査があったり、台帳に名前などを記入したり等の手続きがあるんですが、ここのエチオピア大使館は「ビザの申請について質問があって来たんだけど」と警備員に言うと、それ以上の質問も何の手続きも無く入れました。ボクが怪しい人だったらどうするつもりですか!
建物に入るとすぐに受付のお姉さんがいました。
ぼく「ケニアからエチオピアにバスで行く予定なんだけど、ここでエチオピアビザは取れますか?」
受付「観光ビザ?それならオンライン申請ができるわよ!」
ぼく「えっ?e-Visaは陸路の国境では使えないと思ったんだけど」
受付「ちょっと待ってね」(裏へ消えて行くお姉さん)
受付「えぇe-Visaで大丈夫」
マジですか?それなら多くの旅行者がエチオピアビザの取得であちこちのエチオピア大使館で苦労しているのは何だと言うんだ・・・。
エチオピアのe-Visaの申請ページはニセモノがいっぱい出回っていると言うので、わざわざURLを書いてくれました。
けっこうしっかりしたお姉さんだったので、信頼できそうな印象ではあったんですが・・・半信半疑のままエチオピア大使館を後にしました。
行きは3km、帰りは遠回りして4kmほど歩いて戻り。
Mさん宅に戻って、早速教えてもらったURLを打ち込んでエチオピアe-Visa申請のページへ。
やっぱり、トップページの注意書きのひとつに「現在、e-Visaが許可されているのはアディスアベバの空港からの入国のみです」と書かれていました。どっちやねん・・・。
お問い合わせのメールアドレスが記載されていたので、とりあえず今日は質問メールを送って終了。まぁ返信は全然期待していませんが・・・。
翌朝、11月7日。午前中になんと返信が来ていました。びっくりです。しかし、
「e-Visaを申請して下さい。それがあなたにとっていい手段でしょう」と言う内容でした。これ、ボクのメールちゃんと読んでるのかな・・・。「e-Visaで陸路の国境から入国できますか?」の問いに対して「e-Visaを申請して下さい」と言ってるわけだから、ポジティブにとらえると「e-Visaで入国できる」と言っているように聞こえるのですが、どっちかと言うと明言を避けられているように見えます。
「それは”モヤレ国境(陸路の国境)でe-Visaが使える”と言う意味ですよね?」と言う念押しのメールを返信して終了。すごく不安や・・・。
この日はあんまり動かず、近くをうろうろしました。
昼過ぎにブッフェの看板を見てレストランに入店。
ルワンダではブッフェスタイルの店が多いのです。
ブッフェと言っても、1つのお皿に1回だけ好きなだけ盛ると言うルール。
意外と品数が多い!
・・・と思ったら、やっぱり半分以上が主食系でした(;・∀・)
ワンディッシュブッフェ(スープ付き)。2,000ルワンダフラン(≒258円)
ほとんどが米と野菜とイモw
肉類だけは盛り放題ではなく、店によって1つor2つまでと言うルールがあります。ここはミートボール1個だけ。
肉肉していておいしいミートボールでしたが、たんぱく質が少な過ぎるよ・・・。
その後はえらくキレイなショッピングセンターに行ってみたり、
変な建物を遠巻きに眺めてみたり、
巨大なラウンドアバウトのまん中がもはや公園になっている事にびっくりしたりしてました。
Inzora Rooftop Cafeと言う、評判の良いカフェに入ってみる事に。
外観はただの商業ビルで、ツアー会社や本屋が入っています。
場所はここ。
小さいけど、眺めが良くてすごく雰囲気の良いカフェ。評判が良い割に客が少なくて静か。
ガラスが多分UVカットで色が入ってるので、なんか変な色になってしまっています。
コーヒー2,000ルワンダフラン(≒258円)と、チョコレートケーキ2,000ルワンダフラン(≒258円)。
コーヒーは、普通においしいはずなのですが、キリマンジャロコーヒーを飲んだ後だと薄くて物足りない気がします。チョコレートケーキは濃くておいしかったぁ(*´ω`)
器や皿が、日本の良い陶器を思わせる質でした。
ふきんも使い捨てではなく、なんとなく和を感じる柄のふきん。
屋上席もありましたが、こちらは景色がいまいち。
屋上への出入口は、敷居がボクの肩くらいまでの高さしか無いので注意が必要。
小雨が降る中を歩いて帰りました。
さて、なんだか釈然としませんが、キガリでエチオピアビザを申請する感じでは無くなった・・・ので、明日からはルワンダ散策&観光にシフトします。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
ルワンダと言えばやっぱり内戦を思い出すんですが、今は町中はきれいなんですね。
内戦を扱った博物館は展示内容が結構ヘビーなところみたいですね!
>>いすさん
そうですね~街中は非常にキレイです。
しかしリアルタイムではそのジェノサイド記念館から帰って来たばかりなので気分が暗いです・・・。