【タンザニア】ザンジバルを出てダルエスサラームに戻り。雨のち大荒れのち晴れ(2018年10月22日)

じゃんぼー!

今回はタンザニアのザンジバルからダルエスサラームに移動しました!

 

朝6時半くらいに目が覚めるとでした。なんとなくザンジバルは朝が天気悪い傾向?

7時半くらいには小雨になったので、朝飯を買いに外出。

まだ薄暗いし、パラパラと降っています。

10分ほど歩いた所にある、今回初めて入る店で軽食をテイクアウトしようとすると、また雨が本降りになって来ました

 

雨宿りがてらその場で食べる事に。軽食各500シリング(≒25円)、チャイ1,000シリング(≒49円)。

タンザニアのチャイは、どこで飲んでも薄いと言うか、主張しないと言うか。フレーバーなホットミルクを飲んでる気分です。チャイやコーヒーはここより北の国に期待ですね。

この店のふわふわチャパティ(?)はしっかり塩味がついていました。そのまま食べるには良いけど主食には向かなそう。

丸っこいのは、別の店で食べた時は甘かったんですが、ここのはほとんど甘くありませんでした。店によってけっこう味が違うようです。

 

食べ終わって更に10分ほど待っていると雨が弱まってきたので、店を出て帰ろうとすると、

宿への道が浸水してるっ(|||´Д`)そ

まぁ、ここは道の左端を通ったら通れたんですが、難関は次。

どうやって通れと!?(|||´Д`)そ

しかもこれ、ただの水たまりじゃなくて生ごみその他がたっぷり混ざった水たまりなんですよね。靴が濡れたら臭くなりそうだし、皮膚に触れたら病気になりそうです。

ていうか、ストーンタウンは古い街でただでさえ排水経路が少なくて貧弱なのに、アフリカ人にはたいてい排水溝にゴミをポイポイ捨てるという頭悪いとしか思えない習性があるから、こんな30分足らずの雨で道が沈むんですよ。ちょっとは考えろ。

結局、この道を通るのはあきらめて、いったんストーンタウンを出て大きく迂回して帰りました。

 

宿に戻って少しのんびりして、10時半ごろに外に出るとすっかり晴れていました。

さて、フェリーターミナルに移動です。

 

フェリーターミナル到着。

時刻は11時。往きのFlyingHorse社のフェリーは12時半発で11時にはもう乗船できたんですが、この帰りのKilimanjaro社は12時半発の予定なのにまだ乗船が始まっていません。しばらく待機。

 

乗船はなかなか始まらず、12時20分にようやく乗船開始。ギリギリ過ぎやん・・・。

おぉ!これは高速船ではないか!Σ(‘ω’ノ)ノ

なるほど、15USドル分の料金差は高速船かどうかの差だったわけですね。往きは3時間も乗ってるのが正直苦痛だったので、早く着くのは嬉しいです(何時に着くか知らんけど)。

エコノミークラスだったので、一般の人と同じ空間です。

座席は、ボクから見える範囲は完全に満席になっていました。

そういや小腹が空いたなーと思っていたら、隣に座っていた青年がどこからともなくサモサを取り出して1つくれました

うおー!これ熱々パリパリでうまーい(*´ω`)

すごく嬉しかったですが、隣の青年が何故いきなりサモサをくれたのかは謎です。ボクそんなに飢えた顔してましたかね。

 

12時45分頃に出発すると、デッキが開放されました。

ちょちょちょ!風が強すぎてしんどいΣ(‘ω’ノ)ノ

普通のフェリーと比べると「爆走」ってレベルでびゅんびゅん進みます。さすが高速船。

外は風も日差しも強すぎたので、すぐに中に戻って、居眠りに入りました。

 

約1時間後、ふわっと浮く感覚で目が覚めました。周囲の乗客は、女性は「ひぇっ」と言ってるし、小さい子供はぎゃんぎゃん泣いています。そう、いつの間にか海が大荒れでした。

高速船はジブラルタル海峡を渡る時に乗ったし、大荒れの海は日本出国時の新鑑真で体験済みですが、高速船+大荒れの海は初めてです。しばらく様子を見ていて、この組合せって最悪だなと思いました。

波が高いのに一切船足を緩めず爆走してるもんだから、船がめっちゃ飛ぶんです。実際どうなってるかはわからないけど、こっちの波のてっぺんからあっちの波のてっぺんに飛び移ってるくらいの感覚。

案の定、すでに気分悪そうな人がいっぱいいて、船員がエチケット袋を配って回っていました。もちろんボクももらいました。

 

幸い、ボクの左右は強い人たちばかりで、中には新聞を読み続ける人間離れしたおじいちゃんもいたくらいですが、30分も経つと部屋全体はけっこう悲惨な状態になりました。船員が中身の入ったエチケット袋をゴミ箱に捨てに行ったり、新たなエチケット袋を配ったりと、ひっきりなしにうろうろしています。

ボクもそんな周囲の雰囲気(と言うか臭い)に飲まれてピークが近くなって来ましたが、こういう時は例の必殺技ですよ。必殺!歌う!(デデーン)

船のエンジン音が静かなので、どんだけ小声で歌っても絶対周囲に聞こえるんですが、背に腹は代えられません。両隣の人だって、隣でゲロられるより歌われる方がマシに決まっています。

 

 

16時、ダルエスサラームに到着!

か・・・勝った・・・!何に勝ったかわからないけど勝った・・・(›´ω`‹ )

まぁ、降りる時に、2つ隣の席にいた年配の方から「ずっと歌ってたねw」と笑われましたが、これは仕方がありません。名誉ある負傷です

往きは普通のフェリーで3時間、帰りは高速船で2時間15分。海が荒れていたせいか、以外と差が出ませんでした。

 

さて、今日はこれだけで終わらないのです。まずは前回と同じYWCAのドミトリーにチェックイン。

 

そして、すぐにバスチケットを買いに外出です。

明日はいよいよキリマンジャロ登山の起点の町モシに移動するんですが、けっこう遠いのでバスが早朝発なのです。確実にチケットを押さえておきたい。

どうやら、ダルエスサラームの長距離バス乗り場がある「ウプンゴ・バスステーション」と言う所に行けば良いらしいのですが、市バスで片道20~30分かかるみたい。早く行かないと日が暮れる。

と、早足で歩いていると、突然後ろから呼び止められました

???「元気?俺の事覚えてる?

背がボクより低くて、しっかりした体格、肌は黒人だけど顔はあきらかにインド系が混ざっている、人の好さそうな人がニコニコと立っていました。確かに見覚えがあるけど誰だっけ・・・(;^ω^)

ケビン「俺ケビンだよ!ヌングイのマゴロゴロロッジの!

ぼく「あぁー!!・・・・・・・・・・あぁ!?なんでここにいるの!?」

ケビンは、ブログには出て来ていないけど、ヌングイで泊まったマゴロゴロロッジにいたスタッフで、ボクがテント張ろうとしたら周りの床を掃除してくれたり、「テント張るの手伝おうか?」と言って来たり(これは断ったけど)、食堂を教えてくれたりと、アフリカ人らしからぬ細やかさを見せてくれたスタッフでした。

ケビン「日本人旅行者から頼まれて、ダルエスサラームの空港からヌングイのマゴロゴロロッジまでエスコートする仕事があってさ!今日の夜、日本人旅行者3人がダルエスサラーム空港に着くんだ。」

はぁーなるほど。宿のスタッフがそんなお仕事まで。大変というかなんというか。

ケビン「ところで君は何してるの?」

キリマンジャロに登りたいから明日モシに移動する事、今からそのバスチケットを買いに行く事を伝えると、

ケビン「え?ウプンゴ・バスステーションまで行かなくても、モシ行きならこの近くから出てるよ。」

ナ、ナ、ナンダッテー!?

 

と言う事で、ケビンにそのバス会社まで案内してもらいました。

キリマンジャロエクスプレス

モシまで33,000シリング(≒1,624円)。出発は明日朝5時05分。かなり早いですが、宿から歩いて来られる距離なので移動手段の心配は要りません。地図で言うとここ。

 

ケビンはボクがバスチケットを買うのを見届けて、さわやかに去って行きました。素晴らしい人です

ウプンゴまで行っていたら時間も市バス代もかかったし、何よりウプンゴは客引きが悪質でうっとうしいと旅行者の評判がすごく悪いので、実はかなり気が重かったのです。ケビンのおかげでものすごく楽に早くチケットを買う事ができました。街でばったり出会えた事がものすごい幸運。

 

時刻は17時。お腹空いた。

なんか気になるたたずまいのお店へ。

このレトロ感・・・まるで日本の下町にある古い中華料理屋

古臭い空調機、無秩序に壁に貼られたメニュー写真(色褪せてる)、額に入った営業許可証、茶色い壁、ちょっとズレた時計、すべてが完璧にレトロ感を醸し出しています。何ココきゅんきゅんするぅ(*´Д`)-з

もう17時だけど、ランチメニューがまだあると言うので注文。

ぼく「これ下さい」(メニューを指して)

食堂のおばちゃん「フィニッシュ」

ぼく「これは?」(メニューを指して)

食堂のおばちゃん「フィニッシュ」

ぼく「どれがあるの?w」

食堂のおばちゃん「ビリヤニ・・・アンド・・・チキン」

ぼく「じゃそのビリヤニ・アンド・チキンで」(チキン・ビリヤニじゃなくてビリヤニ&チキンって何だろう・・・)

 

ビリヤニ・アンド・チキン。5,000シリング(≒246円)

ビリヤニ・アンド・チキン

想像とだいぶ違ったΣ(‘∀’)

確かに、ビリヤニとチキンが別で出てきましたね。おばちゃんの言葉選びは意外と正確でした。ではいただきまーす。

レトロ感パネェ!!!(*´Д`)-з

何がレトロって、奥の小皿に乗ってるキャベツの酢漬けがレトロ。なんかそんなにフレッシュじゃなくて、なまぬるいキャベツの酢漬け。これまた、下町の中華料理屋の定食に付いてきそうです。

ビリヤニも、見た目の割にはかなり優しいお味。クローブはしっかり入ってるけども。

下町の中華料理屋のラーメンが中国のラーメンとは別物なのと同様、このビリヤニもインドのビリヤニとは別物ですが、これはこれで地域に根付いた完成した料理だと思われます。

チキンも別にマサラ等のスパイスは入っておらず、この辺の国でよく出て来るトマト煮込み。

この店・・・どストライクっすわぁ(*´Д`)-з

まるで日本の中華料理屋のようなインド料理屋。だいぶ支離滅裂ですが一言で表現するとそう言う事です。

 

ケビンのおかげで、飯をゆっくり食べて、買出しを済ませても、ちゃんと明るい時間に帰れました。

今日は朝から雨で、フェリーは大荒れでしたが、後半はいろいろ良い事ばっかりでした。

 

さて、明日はモシに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    >日本の中華料理屋
    なんとなく分かる(´・ω・`)

    近所の20年くらい前からあった中華料理屋が潰れちゃってさ。
    たぶんご主人の年齢のせいだと思うけど、ラーメンとか固焼きそばとか旨いのね。
    安いわけじゃないし行列ができるようなお店でもないんだが、
    なんかほっとするんだよね。

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    そう言う店はどんどん減ってますもんねー。
    ボクは好きなので旅行先で見たらついつい入っていました。固焼きそばおいしそうだなぁー。

    • ログボ より:

      (´・ω・`)ホテルの結婚式とかパーティーの料理のほうが
      明らかに贅沢な食材使ってきらびやかなんだけど、
      価格も数千円はするはずなのに、そこまで旨いとは思えなかったりする。

      • wolt より:

        結婚式やホテルのパーティの飯がそんなにおいしくないの分かりますw
        全然印象に残らないわボリュームも無いわで、良い所無いんですよね。

  3. baum より:

    勝った!確かにアンタは勝った❗️勝者デス。
    ずっと早よ歌えヤァ〜思とりましたf^_^;)
    日本人向けにアレンジした中華料理の
    アフリカで食うインド料理版っと…フムフム!
    分かりまへんがな(>人<;)

  4. wolt より:

    >>baumさん
    「日本人向けにアレンジした中華料理のアフリカで食うインド料理版」
    その理解で完璧に合ってます!w