南アフリカ共和国ヨハネスブルグの観光地を全力で紹介するぞ!
南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグ。ボクはいろいろあって2018年7月19日から2018年8月26日までの39日間、ヨハネスブルグに滞在していました。
なんてったって1ヶ月以上も滞在しているので、あちこち観光で歩き回りました。今回は大都市ヨハネスブルグのボクが実際に行った観光地を紹介します!※並び順はだいたい”ヨハネスブルグ中心部から近い順”です。
参考:ボクが滞在していた宿
ボクが滞在していたのはヨハネスブルグの中心部にあるUrban Backpackersです。観光するには最高の立地でした。宿の紹介記事はこちらのリンク先にまとめました。
目次
- 南アフリカ共和国ヨハネスブルグの観光地を全力で紹介するぞ!
- アフリカ大陸で最も高いオフィスビル!カールトンセンターからヨハネスブルグを眺める
- ヨハネスブルグのあの人は若いぞ!ガンジースクエア
- ヨハネスブルグで最も活気がある地区を散策しよう!
- ゴールド・ラッシュの遺品がいっぱい!メイン・ストリート歩き
- シアターにビール博物館に科学館!?ニュータウン観光がアツい!
- マボネンは若者が集うアートの町!ただいま発展中
- 監獄と裁判所で歴史に思いをはせる!コンスティテューションヒル
- 元高級マンションで元マフィアの巣窟!?ポンテタワーでツアー参加
- ヨハネスブルグと言えばここ!アパルトヘイト博物館
- ドイツの兵器がいっぱい!南アフリカ軍事博物館がときめく!
- ショッピングセンターとアートギャラリーの町!ローズバンクはオシャレだぞ!
- 南ア最大のタウン・シップ!ソウェトでツアー参加
- ヨハネスブルグをまわるならシティ・サイトシーイングバスが便利!
- 個人の移動はUberが便利だし安い!
- ヨハネスブルグは観光地が多い!
アフリカ大陸で最も高いオフィスビル!カールトンセンターからヨハネスブルグを眺める
カールトンセンターとは?
カールトンセンター(Carlton Centre)はヨハネスブルグ中心部にある超高層ビルです。1973年の建築で、50階建て。高さは223メートルです。これはオフィスビルとしてはアフリカ大陸で最も高い建物とされています。
地下2階~地上階はショッピングセンターになっていて、大きなスーパー(Pick n Pay)や、各種ファーストフード店、衣料品店が入っています。
建築当初はカールトンホテルと言う5つ星ホテルが入っていたらしいのですが、1990年代のヨハネスブルグの治安悪化とともにホテル業が立ち行かなくなって撤退。今はTransnetという会社がカールトンセンターに入っていて、カールトンホテルは近くのもう少し小さいビルに移転しています。
最上階は展望台!360度ヨハネスブルグの景色が楽しめます
カールトンセンターの50階部分は、360度見渡せるパノラマ展望台になっています。
ヨハネスブルグは南アフリカ最大の都市ではありますが、高層ビルが並ぶのは本当に中心部の僅かな範囲。その代わり、ずっと遠くまで町が続いているのがよく見えます。
料金
カールトンセンター自体はショッピングセンターなので無料。
50階への入場料は30ランドでした。宿の人は15ランドと言っていたので、どうも外国人料金っぽいですが・・・。
場所・行き方
場所はここ。
ヨハネスブルグ中心部に滞在していれば歩いて来られる範囲ですし、後述のシティ・サイトシーイングバスも停車します。
展望台へのエレベータ乗り場は1ヶ所だけで、ショッピングセンターエリアの地下1階にあったと思います。あやふやですみません。ちょっと目立たない場所にありました。
関連記事
カールトンセンターに行った日の日記はこちら。[日記]モザンビークのマプトから南アフリカのヨハネスブルグへ夜行移動
ヨハネスブルグのあの人は若いぞ!ガンジースクエア
ガンジースクエアとは?
ガンジースクエア(Gandhi Square)は、その名の通りガンジー像がたっている広場です。
ここにたっているガンジー像は、言われなければ誰か分からないくらい若いガンジーです。
ガンジーは24歳に弁護士として南アフリカに渡ってから、22年間南アフリカで過ごしました。このガンジースクエアの近くに法律事務所を構えていたそうです。その後、南アフリカではインド移民の権利回復運動をしていたため、南アフリカでもガンジーは有名です。
まぁそんなわけで、南アフリカで見るガンジーの写真や像はどれも若いのです。
なお、ガンジースクエアは市バスの起点でもあり、周囲の商業ビルには新しい店がたくさん入っています。
ボクは主に、この一角にあるスーパー(SPAR)を利用するためによくガンジースクエアに来ていました。総菜が豊富なんですよ。
料金
無料。
場所・行き方
場所はここ。
ボクは宿がすぐ近くだったのでいつも歩いて来ていましたが、おそらくヨハネスブルグ中心部を走る市バスなら、どれに乗ってもここに着くと思います。
関連記事
ガンジースクエアに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグの中心部をお散歩!ガンジーとの再会
ヨハネスブルグで最も活気がある地区を散策しよう!
ヨハネスブルグで最も活気がある地区とは?
正式な地区の名前は不明ですが、前述のカールトンセンター北側からパーク駅(ヨハネスブルグの中央駅)東側あたりまで、ヨハネスブルグきっての商業地区が広がっています。
ショッピングにヘアスタイルのセット、露天の飲食など・・・
この地区には、オシャレな服飾店が並ぶミニ商店街の他、路上にはドレッドヘアー編み屋さんや女性用のかつらを手作りしている人がたくさん店を出しています。歩いていれば必ず誘われるほどです。
また、南アフリカの他の都市ではめったに見ない露天ローカルフード屋さんが、この地区には多く出ています。
売られているのはたいてい、巨大な肉、付け合わせ、プァーパ(メイズと言う白いトウモロコシを練って茹でた物)が1皿に乗った、満足度の高いパワーメシ!
腹いっぱい食べて30~35ランド(250円前後)程度。肉やソーセージは、その場で網焼きです。
場所・行き方
範囲が広いのでここ!と言えませんが、グーグルマップで見ると、この市裁判所周辺に広がるオレンジ色っぽい地区がそうです。
ヨハネスブルグ中心部に滞在していれば徒歩で行く事ができますが、ちょっとごみごみしていて浮浪者も多いので、できるだけ手ぶらで日が高いうちに行くのが良いです。
関連記事
この周辺を散策した日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグのパークステーション駅近くの動画を撮ってみた
ゴールド・ラッシュの遺品がいっぱい!メイン・ストリート歩き
メイン・ストリートとは?
メイン・ストリート(Mains St.)はヨハネスブルグ中心部の南を東西に走る道路の名前ですが、メイン・ストリートのガンジースクエアから西側は、かつてのヨハネスブルグの金融街とも言われ、重厚な雰囲気のイギリス風の建物が今でも多く残っています。
メイン・ストリートの楽しみ方
古くて立派な建物巡りも楽しいですが、この通りにはゴールドラッシュ時代にヨハネスブルグで使われていた鉱山採掘の道具が展示されており、ヨハネスブルグの歴史の説明パネルも設置されています。
また、メイン・ストリートと1本北の道のフォックス・ストリートは、今でもヨハネスブルグのビジネス街なので、この辺にはビジネスマンが好んで利用する少し高めだけどカジュアルなレストランや、オシャレなカフェ、しっかりしたインド料理屋などが並んでいます。
全体的にやや高めの値段設定ですが、ヨハネスブルグのビジネスマン向けのお店なので観光地のレストランよりはリーズナブルだし、質も折り紙付きです。露店メシやスーパーの総菜に飽きたら、ここで食事を取るのも良いでしょう。
料金
無料。
場所・行き方
この周辺。東はガンジースクエア、西は裁判所に突き当たるまでくらいの範囲。
ボクは近場に滞在していたので歩いて行きました。道が細くて一方通行なので、ガンジースクエアまで市バスやタクシーで来て、そこから歩くのが良いと思います。
関連記事
メイン・ストリートに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグの中心部をお散歩!ガンジーとの再会
シアターにビール博物館に科学館!?ニュータウン観光がアツい!
ニュータウンとは?
ニュータウン(Newtown)は、ヨハネスブルグ中心部の北西部にある地域の事です。
この周辺にはかつて市場がありましたが、今は観光地として新しく開発されており、博物館などがこの地域に集中して建てられています。
ニュータウンの見どころ
見ごたえがあるのが「世界のビール博物館」や「科学館」。ビール博物館ではテイスティングなども出来るようです。
科学館は触って遊べる展示が多く、子供も大人も楽しめる内容でした。平日の昼間に行くと誰もいなかったので、工学系のボクはニヤニヤしながら遊んでました。
また、市場として使われていた当時の建物を流用した「アフリカ博物館」や、古い建物を今でも現役で使っている「マーケットシアター」等もあります。
マーケットシアターは、入口の警備員に一言言えば無料で見学させえもらえます。広くはありませんが、雰囲気が良くてボクは好みでした。
料金
世界のビール博物館(SAB World of Beer):入場127ランド・・・[英語サイト]世界のビール博物館公式HP
科学館(Sci-Bono Discovery Centre):入場48ランド
アフリカ博物館(Museum Africa):行った時展示入替中で見れず・・・
マーケットシアター(The Market Theatre):無料
場所・行き方
世界のビール博物館の場所がここ。上記であげた場所はここから大通りを北上していくと、すべて行く事ができます。
ここもヨハネスブルグ中心部に滞在していたら歩いて行ける範囲です。また、世界のビール博物館前には後述のシティ・サイトシーイングバスの停留所があります。
関連記事
ニュータウンに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグの中心部をお散歩!ガンジーとの再会
マボネンは若者が集うアートの町!ただいま発展中
マボネンとは?
マボネン(Maboneng)はヨハネスブルグ中心部の東にある地域の事。そもそもヨハネスブルグには「2040年までにヨハネスブルグを世界に名だたるアートの街にする」という計画があるらしく、街中の至る所でアート作品を見かけます。下の写真はあちこちにある彫刻がのった車止め。
マボネンはその一環で整備されているアートな地区。2018年時点ではまだ人も少なく小規模な感はありましたが、若者が多く、これからの成長を予感させる地域でした。
マボネンの見どころ
アーツ・オン・メイン(Arts on Main)と言う施設が、この地域のアートの中心地となっています。
元々古い工場だった建物を、内装や備品を流用しつつも改装しており、センスの良さを感じます。
絵画のワークショップや個人デザイン品のお店などが中に入っており、手作り雑貨やアフリカンな小物が好きな人は楽しめると思います。
ただ、まだ全体の店舗数が少ないのと、どうも個人が副業的にやっている店が多いようで、ボクが行った時は開いている店は少なかったです。今後もっと増えると良いなと思います。
マボネンの街歩き
アートの町と言うだけあって、マボネンには至る所にアートな建物があったり、アートな露天商がいたりします。
ヨハネスブルグ中心部とは違った、下町的な雰囲気も楽しめます。
料金
アーツ・オン・メイン:無料
場所・行き方
アーツ・オン・メインはここ。ボクは最初入口がわからずグルグルまわりましたが、入口は北側にありました。アーツ・オン・メインはマボネンの西の端にあるので、歩くならここを起点に東側に行くと良いです。
ヨハネスブルグ中心部に滞在していれば、歩いて行ける範囲にあります。
他の地域から電車で来る場合は、Jeppe駅が最寄り駅です。
関連記事
マボネンに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグのアートな地域?マボネンを歩いた!
監獄と裁判所で歴史に思いをはせる!コンスティテューションヒル
コンスティテューションヒルとは?
コンスティテューションヒル(Constitution Hill)は、もともと監獄と裁判所だった場所の事で、今は建物をそのまま流用して博物館やイベント会場になっています。
コンスティテューションヒルのみどころ
博物館部分は、刑務所と女子刑務所の二ケ所。
展示はあまり多くはありませんが、独房の扉の内側には投獄された人達が扉の表面を削って書いた文字が当時のまま残されており、戦慄を覚えました。
また、敷地内にある元・砦の城壁(と言うか土手みたいな)部分は、のぼってぐるっと歩く事ができます。
Hillと言うだけあって少し小高い場所にあるので、周囲がよく見渡せます。
料金
刑務所・女子刑務所共通:60ランド。敷地内のそれ以外の場所は無料。
場所・行き方
場所はここ。ヨハネスブルグ中心部から離れて少し北にあります。
少し距離がありますが、ヨハネスブルグ中心部から歩いて行く事ができます。少しごみごみしたパーク駅付近を通過する事になるので、できれば手ぶらの方が良いです。
他の地域から電車で来る場合はパーク駅が最寄り駅です。
市バスは、パーク駅の北側に停留所があり、C3、C4、C5、F11、F12、T2、T3バスが停まります。
また、後述のシティ・サイトシーイングバスがコンスティテューションヒルの敷地内に停車します。
関連記事
コンスティテューションヒルに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグのソウェトとコンスティテューションヒル観光!
元高級マンションで元マフィアの巣窟!?ポンテタワーでツアー参加
ポンテタワーとは?
ポンテタワーは、正式名称をポンテ・シティ・アパートメント(Ponte City Aapartment)と言い、あらゆる意味でヨハネスブルグの象徴となっている55階建の高層マンションの事です。
元々は1975年に主に富裕層の白人向けに建てられた物ですが、1980年代以降、ヨハネスブルグの治安悪化とともにポンテタワーの住民はほとんど退去してしまい、その空き家にマフィアやギャングが住みついてしまった為、一時は「危険なヨハネスブルグの中でも最も危険な場所」とすら言われたほどでした。
2001年に管理会社が変わったのをきっかけにポンテタワーの改善が図られ、今では普通の一般市民が住むマンションになっています。
ポンテタワーはツアーで行ける!
ポンテタワーは今では一般のマンションで、外のゲートには警備員がいるし、建物の入り口には認証式ゲートがあって、部外者は基本的に入れないようになっています。
なので、ポンテタワーはツアーで行くのが良いです。ツアーは日曜などを除くほぼ毎日、DlalaNjeと言う若者で構成された組織が開催しています。⇒[外部リンク]ポンテシティツアー(DlalaNje)
ツアーには、ポンテタワーの見学と歴史の解説、あと周辺のシティツアーと昼食が含まれていました。午前11時開始、午後15時頃解散。
また、屋上まで歩きで上るイベントもDlalaNjeが時々開催しているようです。スケジュールが合えば参加してみてはいかがでしょう。
料金
ツアー費用は2018年8月時点で270ランド。
場所・行き方
場所はこちら。ヨハネスブルグ中心部を少し出て北東方角にあります。
一応、F11番の市バスが近くまで行くようですが、ボクはUberで行ってしまいました。ヨハネスブルグ中心部からポンテタワーまでUberで32ランドでした。
関連記事
ポンテタワーに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグで最も有名な(?)”ポンテタワー”にのぼった!
ヨハネスブルグと言えばここ!アパルトヘイト博物館
アパルトヘイト博物館とは?
アパルトヘイト博物館(Apartheid Museum)は、あの教科書に載るほど有名なアパルトヘイト政策に関する展示を集めた博物館です。
当時の写真や映像、ネルソン・マンデラ氏の生い立ちなどを知る事ができます。
アパルトヘイト関連の博物館では南ア最大。ヨハネスブルグに来た観光客は必ずと言って良いほど訪れる必見スポットです。見学はゆっくりまわると3時間くらいかかります。
料金
入場料:95ランド(シティ・サイトシーイングバスのチケット割引で80ランド)
場所・行き方
場所はこちら。ヨハネスブルグ中心部から離れた南西の方角にあります。
ヨハネスブルグ中心部からけっこう距離があるのと、バス停などが近くに無いため、個人で行こうと思うとタクシーかUberになります。
後述のシティ・サイトシーイングバスの停留所がアパルトヘイトミュージアムの前にあるので、割引もあるしこちらの方がオススメです。
関連記事
アパルトヘイト博物館に行った日の日記はこちら。[日記]観光バスでヨハネスブルグをぐるっと一周!アパルトヘイト博物館と軍事博物館へ
ドイツの兵器がいっぱい!南アフリカ軍事博物館がときめく!
南アフリカ軍事博物館とは?
南アフリカ軍事博物館(South African National Museum of Military History)は、ヨハネスブルグ中心部から北に約4,5km行った所にある博物館の事です。
南アフリカが関与していた戦争に関する展示を集めているらしく、かなりの数の戦闘機や戦車、兵器などが展示されています。なお屋外展示は写真撮影可ですが、屋内展示は写真撮影不可でした。
アフリカーナ―系から入って来たのか、ドイツ軍の兵器が多いです。ナチスマークの付いた兵器も置かれています。
料金
入場料は40ランド。
場所・行き方
場所はこちら。
後述のシティ・サイトシーイングバスの停留所がすぐ目の前にあります。
個人で行く場合は、パーク駅付近のコンビ(乗合タクシー)乗り場から、キラーニーモール(Killarney Mall)行きのコンビを探し、キラーニーモールまで行くと、徒歩で軍事博物館まで行く事ができます。
関連記事
南アフリカ軍事博物館に行った日の日記はこちら。[日記]観光バスでヨハネスブルグをぐるっと一周!アパルトヘイト博物館と軍事博物館へ
ショッピングセンターとアートギャラリーの町!ローズバンクはオシャレだぞ!
ローズバンクとは?
ローズバンク(Rose Bank)は、ヨハネスブルグ中心部から北に8kmほど離れた所にある地区の名前です。
ローズバンクには新しくて大きいショッピングモールがある他、周辺にはオシャレなカフェやバーがオープンしており、高級ホテルや高級マンションも現在進行形でガンガン建てられています。ショッピングモールにはアフリカ工芸品マーケットもあり力を入れているようです。
ローズバンクの見どころ
ローズバンクは、マボネンとはまた違った雰囲気でアートの町です。
マボネンは若手を中心としたストリートアーティストや週末アーティストが多いですが、ローズバンクは立派なアートギャラリーが多く、南アフリカで活躍しているプロのアーティストが出展しています。
アートギャラリーはあちこちに点在していて歩き回らないといけませんが、ヨハネスブルグ中心部とはまたちょっと違う、広々とした新しい町の中を散歩する気分で楽しむと良いです。
料金
ボクが行ったアートギャラリーは全て無料でした。
場所・行き方
ローズバンクの駅の場所はこちら。
ヨハネスブルグ中心部からはハウトレイン(Gautrain)やコンビで来る事ができます。ハウトレインはちょっと高級ですが、安全性を売りにしている地下鉄です。
また、後述のシティ・サイトシーイングバスのオフィスと停留所がローズバンクにあります。
ローズバンクにある、ボクが行ったアートギャラリーのうちオススメは2件。
Circa Gallery
Gallery Momo
あちこち歩いてアートギャラリーを探して見ましょう!
関連記事
ローズバンクに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグでアートギャラリーめぐり。ハウトレインに乗った!
南ア最大のタウン・シップ!ソウェトでツアー参加
ソウェトとは?
南アフリカで、アパルトヘイト時代に黒人が居住させられた場所を「タウン・シップ」と呼びます。タウン・シップは南アフリカやナミビアなどの各地の都市部にありますが、中でもソウェトはタウン・シップとしては最大規模と言われており、現在ではヨハネスブルグ付近でも有数のベッドタウンになっています。下の写真はソウェト地区の過密した送電線。
ソウェトが有名なのはその規模だけでなく、歴史的に重要な位置づけにあったからです。
アパルトヘイト時代の1976年、ソウェトで学生中心の反アパルトヘイトデモが行われました。デモを鎮圧しようとした警察の銃弾により当時13歳だったヘクター・ピーターソンが死亡。これによってデモは暴動化し、死者176人、負傷者1139人、逮捕者1298人を出す歴史的な大惨事になりました。
この一連の暴動は「ソウェト蜂起」と呼ばれ、これをきっかけに南アフリカ各地で反アパルトヘイト運動が激化する事になります。ソウェトは、アパルトヘイトの歴史において重要な役割を持った地域なのです。
ソウェトへはシティ・サイトシーイングバスのオプションツアーで行ける
ソウェトへは、シティ・サイトシーイングバスが開催しているオプションツアーで行く事ができます。
ツアーバスが停車するのは、ヘクター・ピーターソン記念館と、ネルソン・マンデラの家。いずれもソウェトの定番観光地です。
が、このツアー、時間に余裕が無いと駆け足過ぎて何も見れません。
ツアーのミニバスが1時間おきに出ているので、ツアーから途中下車して次のツアーミニバスに乗ると言うスタイルだとゆっくりまわれますが、それだとトータル4時間くらいかかります。シティ・サイトシーイングバスの運行時間がけっこう短いので、ソウェトをがっつり見ると他の所にほとんど行けません。かなり悩みどころ。
料金
ツアー費用はシティ・サイトシーイングバスの項目に掲載しています。
場所・行き方
ボクはシティ・サイトシーイングバスでしか行っていませんが、ヨハネスブルグ中心部からソウェト地区へはコンビや鉄道で行く事もできます。
ただまぁ、けっこう広いソウェト地区ですので、旅慣れた人でも丸一日かけて観光する事になると思います。治安はヨハネスブルグ中心部よりも良いようでした。
関連記事
ソウェトに行った日の日記はこちら。[日記]ヨハネスブルグのソウェトとコンスティテューションヒル観光!
ヨハネスブルグをまわるならシティ・サイトシーイングバスが便利!
シティ・サイトシーイングバスとは?
シティ・サイトシーイングバス(City Sightseeing Bus)はヨーロッパなどを中心に世界中の都市を走っている観光バスの事です。海外旅行をよくする人であれば、この赤いバスに見覚えがあるのではないでしょうか。
南アフリカではケープタウンとヨハネスブルグの2都市でこの赤いバスが走っています。ケープタウンは市バスが利用しやすいし街も狭いのであんまり必要性を感じませんでしたが、ヨハネスブルグは広いので、シティ・サイトシーイングバスが非常に便利でした。
シティ・サイトシーイングバスのシステム
ヨハネスブルグのシティ・サイトシーイングバスには、レッドルートとグリーンルートの2ルートあり、1日or2日乗車券を買う事で、期間内ならどちらのルートでも乗り降り自由と言うシステムです。
ルートマップと時刻表。
元データは、PDFで公式サイトに載っています。[外部リンク]City Sightseeing South Africa(英語サイト)
全部まわるとヨハネスブルグの歴史がわかる!日本語音声もあるよ
シティ・サイトシーイングバスでは、最初の乗車時に1人1つイヤホンが配られ、乗車中は全座席でガイド音声を聞く事ができます。ガイド音声は日本語も選択できます。
ガイド音声は、観光地の近くでは観光地の案内をしますが、それ以外の時間はヨハネスブルグの歴史や気候風土、文化の話なんかもします。聞いていて飽きません。
全部まわると、乗車しているだけでも2時間半かかってしまうのですが、ヨハネスブルグを眺めながら日本語でのんびりガイドを聞くと言うのもボクはけっこう楽しかったです。うまいこと時間を調整して全ルート制覇しましょう。
ソウェト地区のオプションツアーもあり
1日乗車券・2日乗車券とも、ソウェト地区ツアーとのコンボチケットが販売されています。
シティ・サイトシーイングバスの停留所の1つであるゴールドリーフシティカジノホテル(Gold Reef City Casino Hotel)でソウェトツアー行きのワゴン車に乗換える形になります。ソウェトツアー行きのワゴン車は10時~15時台の間で約1時間おきに出発しており、各ワゴン車は2時間かけてソウェトをまわり、またゴールドリーフシティカジノホテル前に戻って来ます。
ツアーのワゴン車は、ヘクター・ピーターソン記念館とネルソン・マンデラの家で停車しますが、見学する時間は一切とれません(1ヶ所5~10分程度)。なので、もしこの2ヶ所に入場したい場合は最初乗って来たワゴン車を降り、1時間後の次の便に乗る必要があります。
よって、まじめにソウェトを見学しようと思うとこれだけで4時間はかかります。これだともうシティ・サイトシーイングバスに乗っても他の観光地で降りる時間の余裕はほとんどありません。良くて1ヶ所でしょう。
ソウェトツアーとのコンボチケットを買う場合は、2日乗車券を買うのがオススメです。
買うならWeb予約がお得!
シティ・サイトシーイングバスの1日・2日乗車券は、バスに乗ってその場で運転手から買う事もできますが、割引のあるWebチケットの方がお得です。
Webチケットは、さっきも貼りましたが公式HPから購入する事ができます。[外部リンク]City Sightseeing South Africa(英語サイト)
1日乗車券は200ランド⇒180ランドに、2日乗車券は320ランド⇒280ランドになります。
Web上で支払いをすませたらバーコードが画面に表示されるので、そのバーコード画面を保存してバスに乗車するときに運転手に見せればOKです。(バーコードに併記された数字が必要)
料金
- 1日乗車券:180ランド
- 1日乗車券+ソウェト:430ランド
- 2日乗車券:280ランド
- 2日乗車券+ソウェト:530ランド
※いずれもWeb予約の料金。
ソウェトに行くならゼッタイ2日乗車券が良いですし、ソウェトに行かなくても2日乗車券は十分使えます。1日と2日じゃ100ランドしか違わないので、2日乗車券の方がオススメです。
場所・行き方
上記で紹介している、カールトンセンター前、メイン・ストリート付近、世界のビール博物館前、コンスティテューションヒル、アパルトヘイト博物館、ローズバンクなどに停留所があり、どこの停留所からでも乗る事ができます。
停留所には、ちょっと小さくて分かりづらいですが赤い看板が立っています。
個人の移動はUberが便利だし安い!
シティ・サイトシーイングバスでも徒歩でも行きづらい場所(ポンテタワーとか)へは、Uberが便利でした。
ヨハネスブルグには一応市バスが走っていますが、停留所がいまいちわかりづらかったり、本数が少なかったりして利用しにくいです。
移動に非常に便利だったのがUber!ヨハネスブルグ市内にはUberドライバーが多いようで、呼べば数分でやって来ますし、タクシーの半分以下の料金で利用する事ができます。
ヨハネスブルグは観光地が多い!
以上、ヨハネスブルグの観光地を全力で紹介しましたが、行っていない場所もたくさんあります。あんまり知られていませんがヨハネスブルグは近くに観光地がたくさんあって飽きません。観光地じゃなくても100年以上前のイギリス風の建物なんかも多いので、ぶらぶら歩くのも楽しいです。
と言う事で、ぜひぜひヨハネスブルグはアパルトヘイトミュージアムだけとか言わずにあちこち散策してみて下さい!
ヨハネスブルグを歩くなら、あわせて必ず読んでほしい関連記事(治安情報)はこちら。[レポート]南アフリカ共和国の治安ってどうなの?合計2ヶ月以上滞在したボクがまとめてみた
コメント
初めまして!読まさせて頂きました!とても参考になりました
ヨハネスブルグに行くのですが
モールなど載っていたところにツアーではなく個人で行くのは危険ですか?
ヨハネスブルグは危険、危険と言われているので心配で、参考にさせてください。
>>みぃちゃんさん
はじめまして!平日の真昼のショッピングモールや観光地周辺は、一般の人も多く警備員もいるので、個人でぶらついても不安は感じませんでした。
ただ宿からそこに至るまでの道がどうかは分かりませんので、ぼくは滞在の最初の方は宿のスタッフに毎日「今日はここに行こうと思うけど、歩いて行って良いかな?」と確認していました。
やはり地元の人には有名な危ないエリアや通りもあるようで、「こっちの道はダメだからこっちの道を歩くと良い」と言われることもありました。
あと日曜日は人通りがごっそり減るので、ぼくはあまり出歩かないようにしていました。
とはいえ、ヨハネスブルグはとても広く観光地も散っている割には公共交通機関が貧弱なので、すべてにタクシーで乗り付けるだけの財政力が無い場合は、治安のことを考えなかったとしても現地ツアーや観光バスが良い選択になるかな、と思います。
ぼくはヨハネスブルグ好きなので、安全に楽しんでほしいです!