でゅめらん!
今回はボツワナの世界遺産”オカバンゴ・デルタ”を空から楽しみました!
世界遺産”オカバンゴ・デルタ”とは
オカバンゴ・デルタ(Okavango Delta)は、内陸にあるデルタ(三角州)としては世界一の大きさを誇り、その規模の大きさと生態系の豊かさから世界遺産に登録されています。
面積は約25,000平方キロメートルで、四国と九州の中間くらいの大きさです。
オカバンゴ・デルタは約800km離れたアンゴラから流れる河が源流となっています。
ボツワナと周辺国では11月~3月が雨季で、4~10月が乾季なのですが、オカバンゴ・デルタは源流が遠いのと、デルタ自体が傾斜が少なく面積が広大な為、乾季にあたる5月~8月に最も水量が多くなります。そう!まさに今の時期!
動物も、そんな乾季の中で水場を求めてオカバンゴ・デルタに来る為、この地域は今でも野生動物が多く生息しているのです。
って、中学校の地理で習ったりします?ボクは中学がゆとり教育で、その後は高専で社会はほとんどやってないので、よくわからんのですが。
昨夜は宿にあるツアーリストを見ながらいろいろ悩みました。見たいものに関しては出来るだけケチらないつもりですが、1万円以上するツアーを1ヶ所で2つ以上申込むほど大胆にもなれません。これから東アフリカではアクティビティはたくさんやっていくつもりですし。
オカバンゴ・デルタでのサファリも非常に魅力的だったんですが、やっぱりここでしか見られない景色、セスナ機に乗ってオカバンゴ・デルタを上空から見る事ができる「シーニック・フライト(Scenic Flight)」に参加する事にしました。
そして今朝、張り切って宿の人に「今日か明日のシーニック・フライトの予定はある?」と訊くと、「今はハイシーズンだから、空いてないかもしれないよ」と言いながら、どこかに電話をかけて確認してくれました。
今がハイシーズンだからこそ、1人くらい空きがあるんじゃないかと踏んだんですが、結果は予想外の答え。「今日も明日もフライトの予定は無し」との事。え?マジで!?満席は予想していましたが、人がいなさ過ぎて飛ばないなんて思ってもいませんでした(´・ω・`)
宿の人は「4,5人メンバーを集めて来てくれたら飛ぶんだけど」と言いましたが、すぐに「空港に直接行ってみれば?シーニック・フライトをやってる会社が5つくらいあるから、どこか今日飛ぶ所があるかもしれない。」と教えてくれました。
なるほど、急遽メンバーを集めるより、ボクにとってはそっちの方が難易度は低そうです。でも宿の人ってツアーを斡旋する事でいくらかマージン取ってるんではないの?そんな情報教えてくれて良いのか・・・?(;^ω^)
シーニック・フライトは、基本的に朝早くか夕方にしか飛んでないらしい。今日の夕方の便を狙って、昼に空港に向かう事に。
マウンの町はオカバンゴ・デルタの下流にあるので、宿の周りも川や湿地に囲まれており、すごくのどかな雰囲気です。
まぁ、おかげで久しぶりに虫に悩まされてるんですけど。
マウン空港へは、国道で適当に乗合タクシーを捕まえると片道5プラ(≒51円)で行く事ができました。
国道沿いで降ろしてくれても全然かまわなかったんですが、タクシーは親切に空港の敷地内まで入ってくれました。
行ってみると、マウン”国際”空港でびっくりしました。町自体は小さいのに、ナミビアのウィントフックや、南アのヨハネスブルグ、あとビクトリアフォールズとの国際線が就航しているようです。さすが世界遺産。
ロビーはめちゃくちゃ狭いです。
シーニック・フライトをやってる会社とやらはどこにあるんだろう・・・。
あった、2階にあるようです。
2階にシーニック・フライトを扱っているオフィスを2つ見つけたんですが、1つは真っ暗で誰もいる様子がなく、もう1つは「調べるから30分待って」と言われました。そんな10本も20本も飛ばしてるわけじゃなかろうに、なんで確認で30分も必要なんや・・・?
と思いましたが、おとなしく空港内のカフェでアイスティーを飲みながら待機。
1杯28プラ(≒288円)もしましたが、グラスが巨大で600~700mlは入ってたんじゃないかと思います。そんなにいらないよ(;^ω^)
30分後に先程のオフィスに戻ると、今日の夕方発の便があるとの事でしたが、1時間のフライトで料金1,300プラ(≒13,385円)もしました。宿で見た会社の料金表は1時間で980プラ(≒10,090円)だったと思うんだけど・・・。どうも乗客が少ないので、1人当たりが高くなっているみたいです。
いったん諦めて、空港の外へ出てみると、空港の外にシーニック・フライトの看板を出している会社を3軒見つけました。
空港の中じゃなくて敷地の外がメインだったみたい。
地図で言うとこの並び。
手前からあたって、2軒目のMack Airって所で今日のフライトを見つけました。料金は1時間のフライトで1,100プラ(≒11,325円)。宿で見た料金より高いけど、まぁここが妥協点かなと思って、予約しました。
15時30分にまたここに来るようにと言われて、いったんMack Airのオフィスを後にしました。
時刻は13時。宿に戻ると片道30分くらいかかる事を考えると、宿に戻ってもたいしてゆっくりできません。近くのショッピングセンターをうろうろする事に。
と言っても、ショッピングセンターはそんなに大きくないので、普段見ない服屋までじっくり見て回りました。男物の売り場面積がめちゃくちゃ狭かったので、そんなに時間潰せませんでしたけど。
スーパーでチキン購入。11.14プラ(≒115円)。
おぉ、クオリティ高い!揚げ立てだし、肉がやわらかくてジューシー(*´ω`)
ガードレールが街灯と車止めに巻き付いてる・・・?どうしてこうなった。
あとはその辺に座ってひたすら時間をつぶしましたw
15時25分に再度Mack Airのオフィスへ。
客はボク以外に5人。全員若い欧米人でした。
普通に飛行機に乗るのと同じように荷物検査があって、水や金属類の持ち込みは禁止されますが、荷物検査前にツアーの引率の人に渡しておくと、荷物検査を通過した後で返って来ます。いったいなんの意味が・・・。
車に乗ってセスナ機まで移動。
小さい。めちゃくちゃ小さい。ネパールで乗ったセスナ機よりもはるかに小さいし、翼面積なんかハンググライダーとたいして変わらん気がします。
中は、パイロット+6人乗り。
ボクは一番後ろの席に乗りました。一番後ろはど真ん中に座席があるので、左右どちらの窓も見る事ができます。まぁシートベルトがキツイので、左右どっちの窓も見づらいとも言います。
では出発!
マウンの町、建物の並びがテキトー過ぎる(;^ω^)
数分飛ぶと、すぐにオカバンゴ・デルタが見えてきました。
青い!広い!
ゾウがいる!
親子連れもいる!
なんかめっちゃいる!w
ゾウめちゃくちゃおるやんw
ちょっと見えづらいですが、キリンも2頭。
他にもシカっぽい動物がいましたが、ゾウやキリンより小さいのは判別が難しかったです。
ジュラシックパーク(1作目)の、セスナ機でジュラシックパークに入るシーンがすごく好きなんですが、ほぼそれをリアルでやってる感じです。なんだか地球ってすげぇと思いました。
しかし、ボクは気付きました。
セスナ機はネパールや、ハワイでスカイダイビングした時に乗った経験があったので、振動がすごいのと、しょっちゅう降下して「ヒュゥン」ってなるのは知ってました。
更に、このシーニック・フライト、左右の乗客が均等に景色を見れるようにと言うありがたい配慮から、ものっすごくジグザグに飛ぶのです。しかもけっこう急な角度で。↓窓から地面しか見えなくなるくらい傾く。
そう、出発からわずか20分で気持ち悪くなって来ました。
ふと気づくと、他の乗客もたいがい気分悪そうです。
手前の右側に座っている男性だけ最後まで平気そうでしたが、他の人達は最初の15分以降、スマホもカメラも出さず、首を傾けたまま微動だにしていません。
フライト開始30分で、ボクの車酔いレベルは90に到達。(補足:100で吐きます)
これはヤバい!あと30分ももたない!これは西アフリカで体得した必殺技を使う時!
西アフリカの左右にわっさわっさ揺れる長距離移動でヤバい時に編み出した、酔い止め最終奥義!“歌う!”
なぜかはよくわからないんですが、いったん完全に車酔いしても、歌うだけで一気に治ります。車酔いレベル90が40くらいにまで下がります。できるだけ速いテンポの歌ほど良いです。アニメソングのオープニングとかボーカロイド曲なんかが最適!めっちゃ小声とかでも効果有り。
幸い、セスナ機の騒音がすごくて普通に会話するくらいの声では全然人に聞こえないので、めっちゃ普通に歌ってました。
歌いながらだと、下を向いて動物探すのも写真撮影するのも余裕ですよ。
この深い青、何とも言えませんね。
きっちり60分、吐く事も無く最後まで楽しむ事ができました( ・´ー・`)
ほぼちょうど60分で空港に戻って来ました。
みんな笑顔でパイロットに「サンキュー!」「サンクスアロット~」とか言いながらも、めっちゃ涙目でした。最後まで歌い切ったボクは余裕でした。西アフリカありがとう。
スーパーで買い物を済ませて、18時過ぎには宿に戻り。宿の周りでも綺麗な夕景が撮れます。
ボクはそんな動植物に詳しいわけでは無いので、世界遺産の中でも自然遺産ってあんまりピンと来ない事が多いんですが、オカバンゴ・デルタはすごいです。ド素人でも一見で「あ、これはすごいわ」ってなります。
ちなみに1泊1~2万円出せる人なら、オカバンゴ・デルタのど真ん中のロッジに宿泊して毎日サファリを楽しんだりなんかもできるみたいです。
ボツワナはお金さえあれば旅慣れてなくても十分旅行できるので、幅広い層にオススメです。
明日はまた移動しようと思っていましたが、ここ1週間ほど移動とツアー続きでちょっと疲れたので、このままマウンで1日休もうと思います。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
https://gyazo.com/fe29c9313c13a40bd84fb93eda246989
(´・ω・`)2割くらいはログボさんのコメントを見に来てるんやで
空からの写真とか
なんかプラネットアースっぽいと思って
NHKのサイト見たら
ほんとにオカバンゴ湿地でライオンとバッファローの
撮影やってた
実際に生で見るなんてやっぱすごいよ!
>>ログボさん
カウンターは最近一人でニヤニヤしながら見てましたが、気付かれてましたかw
2割とか大胆なような謙虚なような割合を・・・
>>砂かけさん
アフリカの他の地域はけっこう動物が減って問題になってるようですが、ボツワナはうまいことやっているので、今ではゾウの密度は世界一らしいです。
テレビもちゃんと撮りやすい所で撮ってるんですね~
https://gyazo.com/aea9742248fc09a8b76d61f57854f36d
(´・ω・`)ログボさんのおかげやで
250人くらいログボさんのファン・・・!
やっぱりアンタは凄い!
乗り物酔いをクスリでは無く気合(いやいや鼻歌)で乗り切るなんて…
お見それしましたm(__)mマイッタ!笑った❗️
今回のphotoいつもと感じ(色合いかなぁ?)が違いますね。
私も上空からの景色は見たいと思いますが…急降下のセスナ機はヤダなf^_^;)
追記)photoは、なかなかgood!ダネ^ ^と言う意味です。セスナ機の中は皆さんのグッタリ感が良く判ります(大笑い)
歌を歌う!そんな技があったとは。。。woltさん、サバイバル能力すごいっすね。以前セスナに乗った時、乗り物酔い90あたりを経験したしました。その時にその技、知っていれば楽だったのにと思いました。今度機会があれば使ってみます!٩( ‘ω’ )و
>>baumさん
おー、するどい!
今回の写真は現像時に黒レベルを上げていて、深めの色だけをやや強調しています。
彩度を上げずに色を強くする技です。
>>Tomさん
ぜひぜひ、今度ヤバくなった時に試してみてください(*´∀`)
ヤバくならないのが一番ですけどw