デュメラ!(ボツワナの言葉、ツワナ語のこんにちは)
レソトのドゥメラン!に似てますね。今日、ツワナ語のこんにちはを知らずに、スーパーで「デュメラン!」って言ってる人を見かけてびっくりしました。あれ、レソト!?って。
ちなみに「ありがとう」は「ケアレボハ」。これもレソトのありがとう「キャレボゥハー」に激似です。距離はちょっと離れてるけど、近い民族なのかな。ネットが遅すぎてあんまり調べる気になれません。
今回はボツワナの首都ハボローネで鉄道のチケットとSIMカードを買いました!
宿の朝飯は9時なので、朝はゆっくり起きて筋トレ。朝になってもネットの調子は相変わらず悪くて、ただのWebサイトもろくに開きません。首都ハボローネでこれだから、ボツワナではSIMカード買わないといけないな。
9時に宿のおばちゃんが朝食を持って来てくれました。
温かい!温かい食事って嬉しいよね(*´ω`)
豆のトマト煮(たぶん缶詰。やや甘め)、卵(ちょっと塩辛い)、ウインナー(ピリ辛)、なんだかタンパク質多めな食事。筋トレ後には嬉しいメニュー。あとコーヒーも付いてきました。
さて、今日のミッションは①明日の鉄道チケットを買う、②SIMカードを買ってネット環境を確保するです。では行ってみましょう!
今泊まっている宿の外観。明るくなってから見ても、看板とかはやっぱり無い。商売っ気が無さそうな・・・(;^ω^)
鉄道駅までは3kmちょっと。最近あんまり運動できてないので歩いて行く事に。
高圧線っぽいけどえらい低い所を通ってる。
湿度が低いせいか、空がえらく青いです。
中心部に近付くにつれ、新しそうな凝った建物が増えていきます。
高い建物は少なくて、なんだか贅沢に土地を使ってるような建て方です。
あと植え込みにえらく力が入っています。
ちょっとした植物園レベルだよ・・・。給水用のスプリンクラーもくるくるまわってます。
歩道沿いの植え込みはこんなに凝ってるのに、歩行者は滅多に見かけません。車ばっかり走っています。
なんか、「お金も土地も余ってますけど何か?」って声が聞こえて来そうです。
ここでちょっとボツワナの歴史
ボツワナがイギリスから独立したのは1966年。これはアフリカ53カ国中39番目で、どちらかと言うと遅い方の独立なんですが、南部アフリカではむしろ早い方でした。
当時の南部アフリカは欧州がそれぞれ利権を争っているような状態で、各地で植民地を手放すまいとする白人と、それに立ち向かう黒人の戦争が行われていました。
しかし、1966年時点のボツワナは世界で貧しい国10位に入るくらい何もない国で、資源と言うと百万頭の牛くらいな物。要するに植民地として全く魅力が無い地域と思われていたのが幸いして、まだ周囲が独立を果たせていない中で、割とあっさり独立できたのです。
しかし独立翌年の1967年、世界最大レベルと言われるダイヤモンド鉱山がボツワナで発見されました。アフリカには金やダイヤの鉱山が多くありますが、たいてい植民地時代に白人が利益をかっさらって行ったものがほとんど。
その中でボツワナは、アフリカでも稀な「自国の資源を自国の為だけに使える国」になったわけです。
まぁ、独立の翌年にダイヤモンド鉱山が発見されるなんて都合良すぎるので、もともと関係者はなんとなく知ってて独立まで隠してたんじゃないかって気がしますけど。
更に素晴らしかったのはボツワナの初代大統領で、ダイヤモンドの利益を王族や貴族にはやらず、社会福祉や教育、工業発展に力を入れました。なのでボツワナでは今でも医療費と教育費が無料、貧困層にはフードバスケットと言う食糧配給制度があるのです。なにそれ羨ましすぎる(;´Д`)
はい、今日のお勉強タイムここまで≡\(‘ω’)/
バス停の形がダイヤモンド形に見えるのは気のせいかな・・・。
てくてく歩いて線路を渡ったり
大きな看板の下を通ったり
白い花の木の横を通ったり
ハボローネ駅到着!
・・・ナニコレ倉庫?
最初これじゃないと思ってその辺をうろうろ歩いていたのですが、人に訊くと「あれだよ」って言われました。首都の駅としては今まで見た中で一番小さいと思います。
スムーズに明日のハボローネ⇒フランシスタウン行きのチケットをゲット。
寝台車はファーストクラスしか無いらしく、244プラ(≒2,545円)もしました。あ、プラってのはボツワナのお金の単位です。ミッション1つ目クリア!
駅前は意外とごちゃごちゃしています。
しかし、ここに来るまでにSIMカードが買えそうな店なんてありませんでした。ていうか変な建物しか無かったです。どうしよう。
と思っていたら、駅から線路を渡った所に大きなショッピングセンターを見つけました。
広いしキレイだー。
ショッピングモールの中にスーパーを発見。これまた広くてキレイ。
で、スーパーの中にちょっと懐かしい「Orange」の看板を出してるカウンターを発見。Orangeと言うと西アフリカでおなじみのSIMカード会社でした。
SIMカードは10プラ(≒104円)。ちょっとお高め。
見つかったのは良いんですが、ここからがやたら長かった。ボツワナのOrangeカードは、購入後、Orangeデスクの人がSIMカードのレジスター(register)を解除⇒料金をチャージと言う流れらしいんですが、レジスターを解除したのに料金をチャージできない。
デスクの人が何回もサポートセンターにかけたり、近くの他の人に聞いたりしてがんばってくれて、ようやく使えるようになったのは1時間後。な、長かった・・・(›´ω`‹ )
2週間有効の1GBパックで79プラ(≒824円)でした。
今まで使っていたSIMカードと比べるとやや高い方ですが、事前にネットで検索した限りでは150MBで1000円くらいって話しか出て来なかったので、そこまで非常識な値段設定じゃなくてほっとしました。
と言う事で、ちょっと時間かかったけどミッション2つ目もクリア٩( ‘ω’ )و
ショッピングセンター内のATMをいくつかまわって手数料無料のATMを見つけたので、一気に50,000プラ(≒円)おろしました。
めっちゃ札束ぁー(^ω^三^ω^)ヒュンヒュン
これから田舎に行く&サファリをするので多めに持っておきたいのと、少々余ってもビクトリアフォールズ周辺での両替は難しくはないやろと言う計算。
やる事を全部終えたら14時半。お腹空いたのでショッピングセンターのフードコートでごはん。
プァーパ&レバー煮込みセットとほうれん草。合わせて44プラ(≒459円)
プァーパはどこまで出て来るんだろな。レソトに文化が近そうだからボツワナまでは食べられそうだけど。
レバーの煮込みが、微妙に酸味が合ってピリッとしててうまーい(*´ω`)
でも一番辛くないのを頼んだのに、ちょっと辛いぞw
帰りも歩き。
ただの民家からキリンの像が覗いてる・・・。
なんか、ボツワナに来て気候も植物も一気にサバンナ感出てきましたね。歩道がすでにプチサバンナです。
この木なんか変じゃない?
まさか・・・アリ塚!?Σ(‘ω’ノ)ノ
もう使われてはいないみたいだけど・・・。
確かに西アフリカでも田舎の道端にアリ塚はよくあったけど、さすがにアリ塚のある首都は初めてだなぁ。
さて、明日(28日)は夜に夜行列車に乗って、翌朝(29日)にフランシスタウンに到着、そのままマウンって町まで移動しようと思っています。明日の日記更新はありませんが、SIMカードをゲットしたのでちょいちょいツイッターはやってると思います。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
また面白くなってきたけど、気を付けて旅してくださいね!糖分とり過ぎは何処も一緒だね。あの写真イイね。犬猫は見ないね。
>>y.kujimeさん
ボツワナはなんだかのんびりしてる感じなので、ほっとしていますー^^
犬猫は全くと言って良いほど見かけませんね~。
背の低い高圧線の下に居たら肩凝り治りそうですね❗️
空も青いし…イイね^ ^
>>baumさん
高圧線で肩凝り・・・いやいや治らないでしょう(; ̄ω ̄)そ
8月のボツワナは程よい気候で雨が少なく、観光のベストシーズンらしいですよ!
ボツワナというと思い出すのが、私がコロンボ(スリランカ)に住んでいた時の住宅の大家さんが、元政府高官だったんだけど、ボツワナに亡命した。
当時はどんな人なのかなあ・・・?とかボツワナってどんな国なのかなあ・・・と思っていましたが、Woltさんの写真を見る限りだと案外都会的な雰囲気ですね。
もっとも、あれは30数年前なので、その当時はどうだったのかは分かりませんが・・・
非常に興味深く見せていただきました。
>>道草亭ペンペン草さん
おそらく、30年前のボツワナにはびっくりするくらい何も無かったと思います!
40年前の時点で確か軍すら組織されてないレベルだったかと・・・