スワジランドからモザンビークの首都マプトへ移動(2018年7月15日)

サラーマ!(モザンビークのマクア語のこんにちは)

今回はスワジランドからモザンビークの首都マプトに移動しました!

※この記事はただの日記です。旅行者向け移動&ビザ情報の記事は別でまとめていますので、必要な方はこちらのページをご覧下さい。
[レポート]スワジランドからモザンビークのマプトへの移動&アライバルビザ情報まとめ!

 

本日の移動はこんな感じ。

距離的には200kmちょっと。




なんだか昨夜はよく寝られませんでした。朝6時半に起床。

今日の移動は短いし、国境越えはそんなに難しくなさそうだしーとずるずる朝飯食べたり、ツイッターでしょうもない事つぶやいたりしてました。

そう、なんか旅先で料理すると高確率で卵の殻が入っちゃうんですよ。日本で一人暮らししてた頃はそんな事めったに無かったんですが。

「海外で卵の殻割りが下手になる事象」は同じ事を感じてるフォロワーさんが何人かいたので、みなさんも海外に出たら卵割ってみて下さい。殻入りますから^q^

こんなしょうもない考察をしていたら、8時出発のつもりが9時になってしまいました。てへぺろ。

 

マンジーニと言う、スワジランドの中央付近にある町に来ました。昨夜から雨がパラついていて、どんよりしています。

どうも立地上、マンジーニはスワジランドの交通の要所のようで、コンビ(乗合タクシー)乗り場は首都のムババネよりも大きいくらいでした。

時刻は10時。国境行きのコンビはすぐに見つかりましたが、運悪く1人目の客になってしまいました。

そう、席が埋まるのを待たないといけないんです。なんかレソト以降このパターンが多い気がします。

マンジーニから国境までは50ランド(≒422円)

 

1時間半待って、11時半に出発。

走行中はほとんど寝ていたのですが、13時ちょうどに国境に到着

スワジランド側のイミグレには、なぜかパジェロのエンジンが置かれていました。

本当はイミグレで何かを撮ったらダメなんでしょうけど、つい(´◉◞౪◟◉)

 

記憶にも残らないくらいあっさりスワジランドの出国手続きは終わり、モザンビーク側のイミグレへ。

ここではアライバルビザを取らないといけません。

スワジランドのムババネでも申請できるらしいんですが、3日かかるらしいので、国境で取得するアライバルビザに期待してやって来ました。

申請フォームをもらって、記入して、提出すると、イミグレ職員のおっちゃんが言いました。「ごめんね、停電しててビザ作れないからちょっと待ってね。」

確かに、よく見ると室内の照明は全部消えています

ボクとほぼ同時にやって来た白人女性(レンタカーで来たっぽい)も同様に待たされる事に。この人は男性(真っ赤なジャケットを着てるので赤ジャケットと命名)と一緒に来ていましたが、男性の方は地元民なのかなんなのか、ビザは申請しないようでした。

30分くらいして照明がついて一安心しましたが、30秒ほどでまた停電してしまいました。ぬか喜びさせやがって(;^ω^)

 

待っている間に、掲示板のような所にビザの料金表が貼られているのを見つけました。

  • 50アメリカドル(≒5,627円)
  • 45ユーロ(≒5,897円)
  • 3,100メティカル(≒5,934円)
  • 700ランド(≒5,911円)

4種類の通貨、いずれかで支払えるらしい。カッコ内は7月15日のレートを記載しましたが、現時点だとアメリカドルが一番お得ですね。多分レートに大幅な変動があるたびに改定してるんじゃないかな?メティカルはモザンビークの通貨で、ランドは南アの通貨。

ユーロやアメリカドルは持っていなくはないのですが、そんなに多い額ではないので非常用にとっておきたい。ボクはランドで支払う事にして先に700ランドをポケットに用意しておきました。

 

待つ事1時間。職員が椅子を持って来てくれたので、ちょっとのんびり待てるようになりました。

後から来た地元民(ビザ不要)がぽんぽん入国スタンプをもらって通り過ぎるのを見てると、ちょっと妬ましくなります。入国スタンプだけなら電気は要りませんからね。

しっかし・・・そんな停電しやすいんだったら、夜間停電したらどうするんだ?確かイミグレの入り口に書かれていた営業時間は、朝7時から夜20時までだったと思うんだけど。夜停電したらビザだけじゃなくて出入国手続きにも支障が出るわな?

すると、ちょうど白人女性の付き添いの赤ジャケット氏が同じ事を考えていたようで、職員に「発電機とか無いの?」と質問しました。赤ジャケットグッジョブ。

すると職員いわく、「発電機はあるけど、夕方18時からしか使用できないルールで・・・」

何その「5月からしかクーラー付けません」みたいな日本企業的なルールはw

 

更に待つ事1時間。職員が「ボスに連絡して発電機の使用許可がおりたから、今から発電機動かすね!」と言いました。おぉ、職員グッジョブ!!(・∀・)b

窓の外を見ると、ポリタンクを持った作業員みたいな人が、向かいの倉庫みたいな所に走って行きました。多分発電機室です。

あー。ようやくこれでビザをゲットできるー。

 

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電気・・・来ませんね?

みんなもおかしいと思い始めたのか、職員や警備員がパラパラと4,5人倉庫みたいな建物に近付くのが見えましたが、照明が点灯する様子はありません。

見に行ってみると、なんか発電機動かないみたーい

それで良いのかモザンビークイミグレーション!!!仮にも国家の施設の非常用発電機だぞ!?

外から見ていると、自然と近くの警備員みたいな人と雑談になりました。

警備員「これ、日本の発電機なんだよ。君は日本人か?」

ぼく「えぇ日本人です」(動いてない発電機を指して日本のって言われても複雑なんだけど)

警備員「日本の発電機は高いけどすばらしいよ!」

ぼく「ありがとう。今動いてませんけどね発電機

警備員「え?なんて?」

ぼく「なんでもないです。どこのメーカーの発電機?」

警備員「さぁ、メーカーは忘れたな・・・」

ボクが勤めてた会社の発電機だったら嫌だなと思いましたが、どこのかはわかりませんでした。外から発電機の姿はほとんど見えません。

ぼく「お腹空いたな。昼ごはんまだ食べてないんだ。」

警備員「そうかい!外に出ると食べ物が売られてるんだが・・・」

ぼく「まだビザが無いから出られない・・・」

警備員「そうか・・・買って来てやろうか?チキンとか・・・・・・チキンがあると思うけど」

チキンばっかりですね。でもよく考えると、まだモザンビークのお金も持っていないので、頼もうにも頼めません。

すると、その会話を聞いていたビザ待ち白人女性がシリアルバーみたいなのを車から取って来てボクにくれました。嬉しい!めっちゃ嬉しい(;人;)噛みしめながらシリアルバーを食べました。

発電機室の外でそうこうしているうちに狭い室内で動きがあって、作業員みたいな装いの人が、なんかくっちゃくちゃでところどころ断線した配線を高らかに掲げて、ニコニコ嬉しそうに出て来ました。くっちゃくちゃの配線がどこの何だったのか、なぜ放置しているだけの発電機の配線が、断線するほどくっちゃくちゃになったのかはさっぱり分かりませんが、なんか直ったようです

 

ようやく発電機が動き出して照明が灯りましたが、発電機稼働の許可が下りて動くまで小1時間経っています

まずはシリアルバーをくれた女性からその場で写真を撮ってもらって、ビザ費用を出して・・・と、ちょっと離れた所で見ていると「料金890ランド」と言われています。あれ?700ランドじゃないの?

シリアルバーお姉さんはなんか首を傾げつつも900ランドを出してしまいました

なので横から「700ランドってあそこに書いてあるんだけど?」と口を挟むと、職員は「ちょっと確認する」と言って電話をかけに行きました。戻って来ると700ランドになりました。よしよし、シリアルバー分の恩は返したぞ

職員は別にそう不当な横領をしそうな雰囲気に見えなかったので、まぁ純粋に間違えたのかなと思います。この国境のアライバルビザは前はけっこう高くて、2年前の情報で100ドル、半年前の情報で70ドルでしたし、料金が変わったのは最近なのかもしれません。

 

と言う事で、国境だけで3時間かけて16時過ぎ、34カ国目モザンビーク入国!

な、長かった・・・もう日が傾いてるよ・・・(›´ω`‹ )

もう手持ちのランドもあんまり無いですが、どうもこの周辺にATMは無いようなので、直近のお金を確保しないといけません。

イミグレの門の横で「チャイナー!」と声をかけて来た両替商は、100ランド=400メティカルを提示してきて、交渉してもそれ以上上げる気が全くない上にクソ舐めた態度だったのですぐにあきらめ。

後ろからATMは無いだのここで替えないと他で替えてくれないだのいろいろ言われましたが、他の両替商を当たるとすぐに100ランド=420メティカルになりました。※公定レート100ランド=441メティカル

420メティカル(≒804円)をゲットした!

4,200メティカル

なんだか細長いお札です。

 

そう言えばイミグレの警備員がチキンがあると言っていたなと思って早速周囲を探しましたが、それらしき露店は見つかりませんでした。日曜の夕方なのでお休みなのかもしれません。この辺の人達は日曜はしっかり休むので。

仕方ないので、小売りのクッキーを買いました。10メティカル(≒19円)

クッキー3枚で10メティカルは高すぎる気がしますが、露天の手作り系ではめずらしくバターをふんだんに使ったサクサクほろほろのリッチなクッキーでした。たいてい露店のクッキーってしんなりしているくせに妙に固くてがっかりする事が多いのです。

これは今まで食べた露天のクッキーの中で一番おいしい!これ日本の道の駅に出しても売れるよ!

 

マプト行きのコンビは100メティカル+荷物代50メティカル=150メティカル(≒287円)でした。久しぶりに荷物代取られた。

スワジランドではみんな「マプト」って言ってたのに、国境を越えた途端みんな「マプートゥ」と発音するようになりました。

モザンビークはこの周辺ではめずらしいポルトガル語圏なので、その違いかもしれません。そうポルトガル語。スペイン語に似ているポルトガル語。ボクのスペイン語が火を噴きます。※噴きません

英語はまったく通じないと聞いていたのですが、国境では老いも若きもみんな英語でした。やっぱり必要に迫られる事が、語学習得に一番寄与するなぁと思いました。

コンビに乗り込むと、車内にこんなものが置かれていました。

大阪トヨタのサービスハンドブック。さすがにもう担当者の名刺は入っていないし、中身は現地の車検証とかだけのようでしたが、それでもこの外側のファイルが中古車にくっついて海を渡って来た事に感動すら覚えます。レソトにカーナビの説明書があった事といい、アフリカ南部におろしている中古車業者はかなり几帳面なのかもしれません。

 

車は17時にようやく客がいっぱいになって出発。3人掛けの席に4人ずつ座っています。このぎゅうぎゅう詰め感、久しぶりです。

 

あっと言う間に日が暮れ、18時30分にマプトの郊外到着。ボクが行きたい中心部の宿まではまだ8km以上あります。

タクシーは交渉しても料金は下がらず、500メティカル(≒957円)で行ってもらう事に。幸いタクシーの運転手が宿の名前と場所を知っていたので、話は早かったです。

後で知った話、宿の人によると宿から空港まで(約8kmでちょうどボクがタクシー拾った付近)だと600メティカルが相場らしいので、500メティカルってのはまぁ相場通りだったみたいです。

 

宿には19時到着。チェックインして、宿の前にあるインド・中華レストランに入ってみました。

・・・しまった、高そうな店だったΣ(‘ω’ノ)ノ

インド・中華レストランって日本ではあんまり見かけませんが、アフリカではよく見かけます。インド料理と、インドで食べられる中華料理(たいてい麺類)が出てくる感じのレストランで、中華要素は5%くらいですので、個人的には中華の名を冠してほしくない気がちょっとします。

 

高そうですが、店に入ってしまったものはしかたないので、比較的マシな値段だったチキン・ヌードルを頼みました。400メティカル(≒766円)

チキン・ヌードル

おぉ、意外と肉も野菜もしっかり入ってるのが出てきました。いただきまーす。

んー。塩辛いw

そう言えば、インド人の作る中華(と彼らが思ってる料理)って、インドで食べてもだいたい塩辛かった気がします。やつらスパイスが入ってないと味を感じないんじゃないか(前も言った気がする)。

インド人の客が入れ替わり立ち代わりやって来ていたので、インド料理のレベルはもしかすると高いのかもしれません。「ナマステ」って挨拶していました。

でもまぁ、腹が減っていたので肉と野菜をたくさん食べれて満足でした。

 

さて、明日はマプトの散策をします。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. baum より:

    あ!そう言われてみれば…
    古い記憶が蘇って来たぞ〜。
    普通、生たまごをシンクの角にぶつけると、
    角の線に合わせて殻にひびが入って綺麗に2つに割れますな!
    中国ではグチャっと殻が割れていたわ!
    茶碗の角に当てても同じ結果でした。
    ブログを読んでいて、ふと思い出してしまったよ(⌒▽⌒)

  2. wolt より:

    >>baumさん
    中国の卵もやっぱり駄目ですか・・・!茶碗の角でも試したんですねーw
    「もっと鋭利な角・・・食器とかどうだろう」と同じ事を考えたんですが、食器は宿の共有物なので、卵ガンガンぶつけるのは気が引けてやりませんでした。
    発想が同じなのは理系の血ですかね・・・。