レソトのサニ・パスから南アのダーバンに移動。再び大都市へ(2018年6月27日)

どぅめらん!

今回はレソトのサニ・パスから南アのダーバンに移動しました!

本日の移動。

距離的にはたいした事ないと思っていたら、けっこう時間かかりました。




サニ・パスの星はさぞかし綺麗だろうな!と思ったんですが、昨夜は満月で見えず。

なので、月が沈む夜明け前、朝5時に起きて寒い外に出てみた所・・・あれ?月が無いのに明るいぞ・・・

と思ったら、サニ・パス・マウンテンロッジの管理棟に、投光器レベルのまぶしい照明が4つも見えました。管理棟からドミトリー部屋は300メートル離れてるんですが、空が白っぽく見えるくらいまぶしいです

あ、アホか!!!自分からセールスポイントつぶしてどないすんねん!!!(|||´Д`)そ

多分、管理棟(バー)で夜遅くまで飲んだ旅行者が、ドミトリー部屋に戻るまでの道が暗くて危ないとか、そんな感じの理由で付けたんでしょうが、これだと管理棟の周囲数kmでは星は見えないでしょう・・・。ていうか深夜0時から翌朝までは消すとかしろよ・・・(›´ω`‹ )

と言う事で、星は全く見えず、割とがっかりしながらお布団に戻りました。

 

二度寝できなかったので、日が出て来る朝7時に起きました。

 

他の宿泊客も起床が早くて、ナベとヤカンが在庫切れ。

今朝は昨日ほど寒くなかったみたいで、つららもできていませんでした。

 

9時に宿を出て、まず目の前にあるイミグレーションでレソトの出国スタンプを押してもらいます。

これで出国準備完了!あとはここに来た時に乗って来た、レソトのモコトロン発、南アのアンダーバーグ行きの乗合タクシーを待つだけです。

今日も晴れていますが風が強く、道端で待っていると通りかかったおばちゃんが、話しかけてきました。

おばちゃん「今日は寒いよ!待つならこっちの壁の陰に来なさい!暖かいから!ほらこの椅子に座って!

ぼく「わぁいありがとう」(*´∀`)

ぼく「・・・」

背もたれどころか座面すら無い鉄フレームだけの椅子を勧められたのは、30年の人生で初めてです

日本でこの椅子を勧められたら歓迎してないのでお引き取り下さいの合図と思って間違いありませんが、レソトの人にそんな冷たい意図は無いと思われますので、ありがたく座ります。

 

おばちゃんに、「モコトロン発アンダーバーグ行きのタクシーに乗りたいんだけど」と言うと、モコトロンの乗合タクシーに電話して席を確保してあげると言われました。

おばちゃんの言うには、イミグレで頼むと電話してくれたらしい。いやぁ、旅行者的にはイミグレは息をひそめておとなしくスタンプをもらう所であって、頼み事するという発想はありませんでした

ケータイで電話をかけてくれるおばちゃん。電話を切って言いました。「今出発したらしいから!オフィスの中で待ってなさい」

オフィス・・・オフィスってイミグレの中の事ですか???

おばちゃんに連れられて、先程出国スタンプをもらったイミグレの窓口の向こう側へ。イミグレの中に入ると、中にいた職員にあいさつして窓口に腰かけるおばちゃん。あなたイミグレ職員でしたか

 

32カ国目にして、イミグレの窓口の中に入ったのは初めてです。だってイミグレってたいてい怖い場所なんだもの

中では炭のストーブがごうごう燃えていて、イミグレ職員が4人ほどストーブを囲んで座っていました。窓際には電子レンジやコンロ、流し等があって、オフィスと言うよりは山小屋みたいな雰囲気です。

ストーブの輪に加わって自然とあれこれ話をしていると、どうもイミグレ職員のみなさんは、この目の前のサニ村の方々らしいです。道理で井戸端会議の雰囲気しかないわけだよ

ていうかイミグレの職員って警官や軍隊の訓練を積んだ人が国から派遣されてると思っていたんですが、そういうわけでもないんですね。まぁこうも山の上だと、人を派遣するより地元の人を雇った方が圧倒的に楽で安いとは思いますけど(;^ω^)

地元の一般市民とは言え、こんな山の上で生まれ育ったからにはさぞかし屈強な方々なのかと思っていたら、若い男性の職員2人は、YouTubeで見つけたヘビの動画をスマホで見ながらキャーキャー言っていました。2人ともヘビが嫌いらしいです。「ネズミ!ネズミ食べてる!ひゃぁぁあ(;ω;)」って感じです。そんなに嫌いならなんでそんな動画見てるの!?そしてこのイミグレ、万一何かあった時に大丈夫ですか(;^ω^)

ボクが「日本にもアオダイショウって言う、でっかーいヘビが割とその辺にいるんだよ。毒は無くて臆病だから怖くはないけど。」と言うと恐れおののいていました。多分彼らの中で日本の魅力がちょっと下がりました。すみません。

イミグレの中は本当に和気あいあいとしていて、たまに越境者が来てスタンプ押すときも雑談するし、サニ村への小包(どうも個人が持って来たみたい)を受け取ったりしているし、たまに職員じゃない人が暖まりに入って来るし、完全にサニ村の集会場みたいになっていました。

 

乗合タクシーは10時40分にやって来ました。

ボクの席が確保されてるって話でしたが、結局3人がけの席に4人乗る形になりました。

料金は、モコトロンからアンダーバーグまでのフル料金150ランド(≒1,209円)。うーん、席が確保されてたんだったらまだわかるけども、結局満席+アルファで座ってるのになんでフル料金取られるんだ。気分的なものかな(;^ω^)

ロッジから眺めていたグネグネ道を降りていきます。近くで見るとめっちゃ急な未舗装路でした。

これ、道路上や脇に大小の岩がゴロゴロしてるって事は、日常的に両サイドの崖から岩が降って来てるって事だと思うんですが、この状況で心配しても仕方ないので考えない事にしました。

 

時間は忘れましたが、30分くらいでしょうか。南ア側のイミグレに到着。

もう標高は約2,000メートル。レソトのイミグレは2,800メートルくらいあったので、イミグレ間の標高差が800メートルもある事になります。こんなに標高差があるイミグレもけっこうレアじゃないかな。

南ア側のイミグレは、職員はいたって真面目な顔で質問してスタンプを押すし、1人1人荷物検査はあるしで、普通のイミグレでした。

あぁあと南アの職員はちゃんと制服着てます。そういえばレソトの職員達は、揃いの紺色無地のジャンパーだけ羽織って、下は毛布(バソト・ブランケット)の腰巻とかしてましたわ。それで最初、枠だけの椅子を勧めてくれたおばちゃんが職員な事に気付かなかったんです。

 

南ア側もしばらく悪路が続いて、12時50分にアンダーバーグ到着。

あたたたた暖かい!!!!!(*´∀`)

誰やあんた。

ちらほら半袖で歩いてるおっちゃんもいます。まぁ半袖はやりすぎだと思うんですが。ボクもここでフリースやネックウォーマーを脱ぎました。暖かいって幸せだ。

 

ここからダーバン直通は無くて、ピーターマリッツバーグ(PieterMaritzberg)って町まで行って乗り継ぎらしい。そういう話を人に訊いている間に、ピーターマリッツバーグ行きは満車になって出発してってしまいました

ボクが乗っていた車の乗客のほとんどがピーターマリッツバーグ行きだったようで、乗客の半分(主に男)はいち早くピーターマリッツバーグ行きに飛び乗って、残り半分(主に乳児を連れた女性や年配女性)は溢れて取り残される形になりました。おい走って車に乗り込んだ人ら、ちょっと大人気無いだろ

と言う事で、ボク含め7人くらいで次の車に乗って客待ち。

 

一向に人が増える気配が無いので、14時半に露店で飯を買いました。30ランド(≒242円)。

すげーーーーーボリューム!!!ヾ(*´∀`)ノ”

ちょっと味付きの黄色いごはんをよそった上に、鶏肉・ニンジン・ジャガイモの煮物をかけたもの。

煮物はちょっと塩気が強かったので、ごはんに味が付いてない方がちょうど良いかなと言う感じでしたが、おいしかったです。

さりげなく良い仕事しているのが、ごはんの端に添えられた3品。

手前から、トマトと青唐辛子のマリネ、キャベツと青菜の煮物、ジャガイモのマヨネーズ和え。こういうちょっとした品って、自分じゃ作らないし、露天メシだとなかなか付いてないのです。非常に嬉しい!!!

またしばらく都会暮らしなので、ローカル飯とはしばしお別れ(ノω;)

 

16時10分、まだ満席になっていませんでしたが、アンダーバーグを出発してくれました。

満席になっていなくても出発すると、ちょっと心配してしまいますが、ありがたいにはありがたいです。

ここからもガンガン山を下って行きます。

 

18時20分ピーターマリッツバーグ着!

もうとっくに暗いので、ここで一泊するかダーバンまで行くか悩みました。南アの都市部で治安悪いってもう聞き飽きてるのですが、ダーバンもけっこうアレなんですよ。

でも普通にダーバン行きの便があって若い女性も乗車しているので、乗る事にしました。ボクのこういう時の判断基準のひとつが若い女性です。若い女性がいる場所はとりあえず大丈夫だろうと。

ダーバン行きは3人くらいしか乗ってなかったのにあっと言う間に人が増えて、18時45分出発。さすが都会

 

ダーバンに着いたのは19時35分。

みんなは街のあちこちでパラパラと降りて行って、終点の中心部まで乗ってきたのはボク1人でした。中心部からちょっと離れた所はけっこう人が歩いていたのですが、中心部はなんか閑散としています。怖いです。わからなくても中心部じゃない場所で降りた方が良かったのか・・・?

降りようとすると、乗合タクシーのドライバーが「どこに行くんだ?ここはデンジャラスだからタクシーを使った方が良い。」と一緒に降りて、タクシーを捕まえて乗るまで付き添ってくれました。優しい。

タクシードライバーはボクの目的の宿を知っていたので、話が早かったです。19時45分に宿に到着。

良かった、無事に着いた・・・。

宿のソファには癒しが寝ていました。

にゃーん。

 

さて、明日はまずレンズの修理に向けて動き始めます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    >宿のソファには癒しが寝ていました。
    (´・ω・`)ログボさんにも癒されてください

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    えっ?・・・ザザ・・・なん・・・ザザッ・・・ちょっと電波が・・・ザザザ(←口で言ってる)