はろー!
今回はナミビアのデッドフレイを早朝に見に行きました!
デッドフレイとは
デッドフレイ(Deadvlei)はナミブ砂漠のソーサスフレイにある、昔は塩湖だったのが干上がった場所です。
そこに生えている木は、600年以上前に既に立ち枯れてしまっているのですが、気候が乾燥し過ぎている為に分解されずに今でも立ったまま残っていると言う、なかなか不気味な場所です。
そのデッドフレイ、朝日が昇る頃に行くとすごく特徴的な写真が撮れるって事で、今回は早朝にデッドフレイに行ってきました!
朝は6時に皆で車に乗って出発。ってめちゃくちゃ寒いんですけど(|||´Д`)=з
※写真はもっと遅い時間、7時過ぎくらいに撮ったもの。出発時は真っ暗でした。
明け方は5度は下回ってたんじゃないでしょうか・・・。ボクは夜中寒くて一度起きて、ダウンジャケット上下を取り出して着たので朝までぐっすり寝られましたが、寒くてほとんど寝られなかった人もいたようです。
キャンプサイトのゲートの前で、オープンの6時半を待ちます。
昨日の夕日も、ゲートの門限がギリギリだったんですが、この早朝の方もかなりギリギリ。日の出は7時半で、キャンプサイトからデッドフレイの駐車場までは急いでも40~50分、更に駐車場からは1km歩くらしいのに、ゲートは6時半にしか開かないのです。ちょっと嫌がらせされてる感すらあります。
デッドフレイまでは、最後の5kmほどが四駆専用の道路になります。ボクらのレンタカーはニ駆だったので、その手前から出ているチャーターバスに乗り換えないといけません。チャーターバスの営業は6時半からと書いてあったのですが、
車はあるけど誰もいねぇ。あと、奥の木の上でモコさんが砂漠の主みたいになってるのがめっちゃ気になります。なんであんな所に座ってたんだろ。
時刻は7時15分。日の出まで時間がありません。日の出の瞬間じゃないと良い写真が撮れないと聞いていたボクらはめちゃくちゃ焦ります。
他の、四駆で来ている旅行者に便乗させてもらおうとヒッチハイクを試みるも、みんな急いでるのか面倒なのか、誰も一台も止まってくれない。なんて薄情なんだ。
「これは間に合わないね・・・」とテンションが下がりだした7時25分、ようやくチャーターバスの職員がやって来て乗車。
片道10分も無いくらいなのに、往復で1人170ナミビアドル(≒1,466円)もするチャーターバスでした。
7時30分過ぎに駐車場に着いたのですが、更にここから徒歩1km(らしい)。もしかしたら間に合うかもしれないと車を降りると同時に全員ダッシュ。
足元が砂漠の砂なので、走っても走っても足が沈んで全く前に進みません。あとめっちゃ息苦しい。たまにジョギングしてるとは言え、ペースを上げて走ってないので、肺活量が落ちてるんだと思います。
まぁ寒い中いきなり思いっきり走っても足がつらなかった分、タイで犬に追いかけられた時よりマシとも言えますけど。
それでもがんばって走って走って、デッドフレイに到着。
・・・えーと、これはデッドフレイですか?小さくない?
案内板とかが無いので、ボクはこれがデッドフレイなのかイマイチ分からず立ち往生していると、後ろから来たアイさんがネットで写真を見た事があったらしくて、これがデッドフレイだと教えてくれました。事前調査って大事ですね。下調べゼロのボクの無能感がハンパ無いです。
もう日は出ているはずなんですが、大きな砂丘の影になっているので、まだ日はあたっていません。間に合ったようです!
と言うか、結果的に言うと走らなくても全然間に合いましたw
シャッターチャンスは日の出後すぐと思っていたのですが、実際は日の出から30分とかそのくらいありました。いやぁ焦った焦った(「;-∀-)
日が出てくるとどういう写真が撮れるかと言うと、こういう写真が撮れるのです。
デッドフレイでは日が昇りだすと、奥の砂丘は日が当たって真っ赤になるのですが、手前の木は巨大な砂丘の影になっているので、その部分を切り取るとまるで絵画のような写真になるのです。
ボク的ベストショット。
満月がめっちゃ良い仕事してる!
木の立っている場所は元塩湖なので、地面はガビガビの岩みたいな塩で出来ています。
綺麗は綺麗なんですが、塩の大地の中に枯れた黒い木がぬっと立っている姿は、どこか不気味な雰囲気でもあります。
なんか違う惑星みたい。
しばらくすると、塩湖にも徐々に日が当たりだします。
幽霊の正体見たり・・・って感じで、不気味だった木は、日が当たるとどれもただの枯れ木になります。
半分以上が日向になったデッドフレイ。
これはこれで面白い風景ですが、やっぱり先程の不気味さは無くなってしまいました。
また駐車場に歩いて戻り。
人の足跡で道ができるほど人気のスポットのはずなんですが、日の出直後の時間帯にいる人達は一眼レフと大きなカメラバッグを持った本気カメラマン数人だけでした。ボクらと入れ違いで続々と家族連れなんかがやって来ていました。
行きは必死で走っていたので気づきませんでしたが、この辺の地面もちょいちょい塩です。
行きもこの塩の上を辿ってくれば、かなり楽に走れたのになぁ(;´∀`)
帰りは昨日夕陽を見に来たDUNE45に寄って、また写真撮影会の続きをしました。
道中にガゼル発見。
キャンプサイトに帰って来たのは10時過ぎ。チェックアウトが12時だったので、いそいでテントをたたんで、昨日の残りのカレーで朝飯。
まだ野菜が多いw
12時過ぎにキャンプサイトを出発。
行きと違って食材が無くなって、更にテントや寝袋を捨てて行く人もいたので、帰りはちょっと荷物が少なくなったのですが、やっぱりザックは膝の上でした。
途中の景色も絶景続きでした。道はかなり悪かったですけど。
居眠りをモコさんに撮られていました。奥の突っ伏してるのがボク。
人の車で寝るなんてなんてヤツだ!←
夕方17時過ぎ、ウィントフックの最初に泊まっていた宿に到着。なんか室内に犬が2匹もいました。
もふもふしていて好みだったので遊びたかったんですが、疲れていてそんな元気はありませんでした(›´ω`‹ )
夜にメンバーで写真交換会をする話をしていたのですが、やっぱりみんな疲れすぎてて自然解散になりました。ずっと運転して下さったショウタさんには頭が上がりません(;-人-)
と言う事で、ナミビアで見たかった景色は見る事ができて、大満足の数日間でした。
もう数日ウィントフックに滞在して、その後は南アフリカ共和国に向けて南下していく予定です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
(´・ω・`)他の惑星の画像みたいな?
>>ログボさん
そうそう、なんか合成ナシでそのまま宇宙系の映画のロケ地に使えそうでした!
凄い写真だね。パノラマ写真も見たいね!
>>y.kujimeさん
パノラマ用にぐるっと写真は撮りましたが、編集が面倒でほったらかしです^^;
いずれにせよブログだと横に長い写真は小さくなりすぎてしまうので、パノラマはまたいずれ・・・
感動的な写真が撮れて良かったですね!
神様からのご褒美?かな。大自然のシャッターチャンスは”運”でしょうから。これから先もbestショット期待しています(^-^)
>>baumさん
良いシャッターチャンスはたいがい運ですね~。
久しぶりに時間を忘れて集中できる被写体でした>∀<
本当に素晴らしい景色ですね!
行きたくなりました。
行くとしたらテントを張らない、限られた時間しかない私に教えてください。
ウィントフックなどの大きい街に、砂漠へ行くツアーなんてあるのですか?
(街中に旅行会社があったり、宿のレセプションにブローシャーが置いてあったり)
ソーサスフレイでもいいのですが、ガイド付きのツアーみたいなのあるんですか?
私は景色も見たいですが、昆虫も見たいのです。
(乾燥のあまり、自分の目玉をなめるトカゲや、暑さのあまり、カクカク歩く昆虫を見たいのです)
「ふしぎ発見!」に感化されてます(笑)
もしわかれば教えてください!
デッドフレイ 新聞で見たことあったのですがここだったんですね! まるで絵のような光景。
運転手さんお疲れ様でしたよね。woltさんはじ皆さま帰りは寝てるみたいでしたし、、、、、
>>ベティさん
ウィントフックのカメレオンバックパッカーズ(Chameleon Backpakers)と言う宿にはツアー会社が併設されていて、砂漠やナミビア各地へのツアーが用意されているようでした。かなり値段は張りますが、ツアー客用のテントも持ってるようだったので、道具を持っていなくても大丈夫と思います。
また、NWRと言う大きなツアー会社がナミビア各地にあって、これは砂漠にもデスクが置かれています。
カメレオンバックパッカーズのはある程度人数を集めてのグループツアーが主な取扱のようだったので、生き物を見たいなどの目的があると、NWRの方が融通が利くかもしれません。
虫やトカゲメインのツアーやガイドさんがいるかどうかは・・・すみませんわかりません^^;
動物メインのツアーなら有りそうな感じでしたが・・・。でもそういう変わった生き物は見てみたいですね~。
>>Tomさん
デッドフレイ、新聞で紹介されたことあるんですね。これを目的にナミビアに来る人も多いようです!
運転してくれた方は、さぞかし運転イヤになってるんじゃないかなと思ったら、翌日にはケープタウンでのレンタカーをネット予約&人集めしていました^^;
なんと!それりゃ、タフな人だ^^;
ボクもびっくりしましたw