ガーナのアクラからナミビアのウィントフックへのフライト!割といろいろあった(2018年5月21日~22日)

はろー!

ナミビアは多言語国家で、一番話されているのはオシワンボ語らしいのですが、それでも話者は半分以下で、公用語は英語らしいので英語で行きます。ややこしい^^;

今回はガーナのアクラから飛行機でナミビアの首都ウィントフックに移動しました!

先日予定のページで貼った画像では、アクラからウィントフックまでびよーんと矢印を引きましたが、だいぶ嘘です。実際は2箇所乗り換えます。

ケニアのナイロビ南アフリカ共和国のヨハネスブルグ。いずれもアフリカ三大凶悪都市と呼ばれる都市です。まぁ乗換えだけなのでどうでも良いんですけど、ボクなんかはその都市名を聞くだけで恐れおののいてしまいます。



 

さて、前回の記事でアクラ最後の観光を済ませて、宿に預けたザック(朝「階段横に置いといて」と言われたので、「後でどこかにしまうのかな?」と思って置いて出かけたら、まったく動かされずにそのまま階段横に置かれていました。おい防犯w)をピックアップして空港へ。

空港行きのトロトロは、地図のこの場所、通称「サークルステーション」と呼ばれる所から出発しているようです。

ここから東に伸びる「リング・ロード通り」上のバス停で途中乗車する事も出来ます。ボクはそうしました。

空港から500メートルほど離れた所で降ります。「エアポート・フェイス」と言うらしい。1.6(万)セディ(≒38円)で来れました。

 

てくてく歩いて、アクラ空港到着。

思ったより小さいです。

トロトロが案外待ちも無く混みもせずスムーズだったので、まだフライトまで4時間半くらいあります。最後の贅沢でカフェでジュースを飲みました。

ファンタの小さめボトル、4(万)セディ(≒95円)。

その辺の商店で買うと2.5(万)セディくらい。空港のしかもカフェにしてはかなり良心的な値段だと思います。

他にも、空港の売店ではミネラルウォーターの500mlボトルが1(万)セディ(≒24円)だったりして、ボクが今まで見た国際空港の中では最も客に優しい値段設定の空港でした。

 

フライト3時間前にチェックインに並んで、体温測定(非接触のサーモグラフィーだった)、出国、荷物検査を滞りなく終えて、ボーディングゲートの並ぶ所まで来て、フライト1時間半前。

さて残ったガーナセディを両替するか・・・と両替所を探したけど見つからない。普通、ゲートらへんにもあるよね?

インフォメーションセンターに行って尋ねると、「下の階。出発のエントランス」と言われました。え?????エントランスって入口って意味だよね??????

出国も荷物検査も何もかも終えてるんだけど、そんな空港の入口まで戻って良いものだろうかと、オドオドしながら引き返すと、さすがに要所要所で警備員に呼び止められはするものの、「両替したい(;ω;)」と言えば「あぁ~OKOK^^」って感じで、何の問題も無く空港入口脇の両替所まで戻れました

既にパスポートには出国スタンプまで押されてるし、出国スタンプ押された時点でビザは失効しているので、実質不法入国&滞在です。ここで捕まっても文句言えないよなと思いながら、無事にガーナセディをアメリカドルに両替できました。

戻る時は、さすがに荷物検査はもう一回通りましたが、それ以外は警備員に一言言って全部パスできました。のんびりした空港で助かった。厳しい空港だったらこんな事できなそうだ。まぁそもそも中にも両替所を置いてくれって話なんですけど。

 

無事ボーディング時間前にゲート前に来れました。

国際空港って感じが全くしません。離島とかの空港みたい。

ボーディング時刻も予定通り。時刻は20時過ぎ。

航空会社はケニア航空でした。

ケニア航空と言えば昔ヨルダンに行った時に、飛行機が遅延してドバイで乗り継げなくて、振り替えで乗った便が確かケニア航空でした。まさかまた乗るとは思わなかった。

 

座席に置いてある冊子が、西アフリカ特集みたいになっていて、セネガルやコートジボワール、ガーナの記事がたくさんあったので、なんだか名残惜しくなりました。

上の写真はアビジャン、橋と建物の位置関係から、アビジャンの本土側から南西方向に向かって撮影したものと思われます。きっと右奥辺りがトレッシュビル。

こう、知ってる場所が増えるってなんだか嬉しい。アビジャンの空撮の角度を当てられた所で、人生に全く何のプラスにもならないんですけど。

 

そして衝撃的な記事が目に留まりました。『ビッグ5マラソン』

ビッグ5って言うのは、アフリカに生息する野生動物で最も人気が高いライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローの事を指し、このビッグ5の内いくつ見る事ができるかが、アフリカ各地のサファリの人気度に繋がっています。

記事にはなんと『ビッグ5と走ろう!』と書いてありますし、写真にはバッファローの群れの奥にランナーが写っています。

実際はバッファローとランナーの間はかなり距離があるんだろうけど、この写真はちょっと衝撃でしたw

サハラマラソンも怖いけど、ビッグ5マラソンもたいがいだな~。

 

夜21時半、機内食が出ました。

照明が青っぽかったので写真写りは良くないですが、ちょっとハイクオリティ

メインの牛肉のトマトライスがおいしいし、添えられているのはおそらく料理用バナナ(アフリカでよく料理に使われる甘くないバナナ)なのですが、しっとりしたジャガイモみたいで普通においしく食べられました。

奥のロールケーキは、底にビターなチョコソースがたっぷり入っていて、しかもしっかり冷えているので満足度高し。やるなケニア航空

 

ケニアのナイロビには朝5時40分着。一見十分寝る時間があったようにも見えますが、時差があるので実際のフライト時間は6時間弱、機内食タイムを考慮すると実際の睡眠は4時間ちょっとって所でした。

 

ナイロビ空港は、写真も記憶もあまり無い・・・。荷物検査の列がやたらと長かった事と、「なんかインド人みたいな人がたくさんいるな」と思っていたら、「ムンバイ行きの方はこちらへ!」と呼ばれて違う列にごそっと移動していったので、やっぱりインド人だった事だけ覚えています。

同じ肌の黒さでも、インド人とアフリカの黒人って全然違うな~と、その違いをよくよく観察していたら、インド人は目のあたりの彫りが深くて、おめめがパッチリで、まつ毛が長くて、鼻がシャープで高いと、めちゃくちゃイケメン顔である事に今更気づきました。

アフリカの黒人って、パーツは大きいけど顔の標高差で言うとアジア人と変わらないんで、横にインド人がいると一目で違いが分かりますね。

 

ケニアのナイロビから南アのヨハネスブルグへのフライトは、大きくて新しそうな機体でした。ちゃんとディスプレイも付いてる。またケニア航空。

 

機内食は卵、ほうれん草、豆の煮物、ジャガイモ、ヨーグルトなど。

朝食なのでやや質素ですが、なんだかえらく健康的な感じ。割とおいしかった。やるなケニア航空

 

4時間で南アのヨハネスブルグに到着。空港は広くて国際空港感はバッチリ。

のんきに写真撮ってるんですが、この空港での乗り継ぎ時間は1時間しかなく、ボーディングタイムで言うと着陸してから30分しか無いので、ちょー速足で歩いています。

空港が広くてどうなる事かと思いましたが、無事フライトの30分前にゲート到着。

 

既にボーディングが始まっていて、ほぼ最後尾になりましたが、無事に搭乗。いきなりめっちゃ小さい機体になりました。

小さい機体なのに、席はスカスカ。ナミビア行きはあんまり需要が無いのか・・・。

乗って間もなく、出発予定時刻の15分前に動き出しました。

いえ、客は揃ったのかもしれないですけど、ボクの預け荷物は45分でちゃんと載せれたんでしょうか。ていうか多分無理でしょう。こんな広い空港で、1時間足らずで荷物が移動できてるワケがない。

 

今度の航空会社はブリティッシュ・エアウェイズ。なんで南アとナミビアを結ぶ航空会社がイギリス?南アがもともとイギリスの植民地だったから?

昼飯のはずなんですが、ちょっと質素になった気がします。メイン1品とお菓子だけ。

 

ボクは右手側の窓際の席に座っていたのですが、ふと違和感を覚えました。

ほぼ真西に向かって飛んでるのに、右手から日が差し込んでくる?(´・ω・`)

・・・

あっ、南半球

南半球だから、太陽は北から差す。当たり前ですね。でも実際体験してみると、方向感覚が狂ったような変な感じがすごくします。

去年行ったインドネシアも南半球だったんですが、赤道に近すぎたからか、太陽が北寄りな事に気づきませんでした。初めて南半球を実感

 

現地時間14時頃、30ヵ国目ナミビアのウィントフック空港に到着!空港めっちゃ小さいw

気温は20℃らしいんですが、日差しはけっこう強いので、半袖でも暑いです。

 

そして気になる預け荷物・・・もはや気分は「来てない確率95%」なので、ドキドキすらしませんでした。

荷物のレーンが止まるまで眺めていましたが、やっぱりボクのザックは流れて来ませんでした。ロストバゲージです。(T∀T)わーんなんで15分早く出発したんやあほー。

 

すぐ目の前にある「預け荷物トラブルカウンター」へ。

既に先客がいたので、10分ほど待ってようやくボクの番。預け荷物の控え札を見せて、経由した場所とか訊かれて・・・としていると、不意に「あ、ブリティッシュエアウェイズの荷物は知りません」と言われました。一番最初に気付いてくれ

ていうか、ロストバゲージに管轄(?)なんてあるんですね・・・?とりあえずLaggege Claimのカウンターに行けばいいと思ってたんですけど。

「ブリティッシュエアウェイズは外のカウンター」と言われたので、とりあえず空港のロビーに出て探します。

てっきり「ブリティッシュエアウェイズのカウンター」みたいなのがあると思ったんですけど、それらしき所は見つからず。インフォメーションセンターで訊くと、まず「本当に荷物は来てないのかちゃんと確認したのか」「ロストバゲージは中のカウンター」等と言われました。めんどくせぇw

「外のカウンター」って言われた事を説明すると、なんか長い名前(覚えられない)のオフィスを教えられました。

行ってみると、総合的なサービス会社?みたいな店構えで、どうもこの空港にオフィスを持たない航空会社の総合サポート窓口の役割を持っているみたいです。

ここでも再度「本当に無いか確認したのか」等の質問に根気強く答えて、ロストバゲージの届け出用紙に記入。

なんだか「面倒な仕事持ってきやがって」的な対応だし、妙に待たされるしで、すごく時間がかかりました。15時半にようやく控えを渡されて終了。

 

まぁ、ロストバゲージの経験は過去に2回あって、初めてのロストバゲージはパキスタンのカラチでした。

当時はスマホもパソコンも無かったので、「見つかった時の連絡先」を記入できず、「とりあえず市内に行ってホテルが決まったら連絡する!」と空港の番号を教えてもらったものの、番号が間違っていたのか回線が悪かったのかホテルから空港に電話が繋がらなくて、ホテルの電話番号を伝える為だけにまた翌日空港に行った記憶があります。

その時はモスクワにザックがある事が判明したんですが、当時モスクワからパキスタンへは週2便しか出ていなかったので、最短で3日か4日待つと言う、初めてのロストバゲージにしてはハードなものでした。

しかもカラチはかなり治安悪くて過ごしにくく、よく当時のボクは手荷物のウエストバッグ1つでカラチに4日も滞在したなと、我ながら感心します。ちなみにカラチの空港は数年前に手ひどく爆破テロされてかなり燃えてしまったようです。

 

2回目のロストバゲージは、確かキルギスから日本に帰国した時。成田空港でした。その時は翌日には荷物が届いたのですが、ボクは当時会社に勤めていたのでスケジュールに余裕が無く、もともと昼に成田着でその日のうちに夜行バスで名古屋に帰る予定で、夜行バスの予約までしていたのですが、ロストバゲージで夜行バスのキャンセル料60%と、翌日新幹線を使わざるを得なくて新幹線代がかかって出費が痛かった思い出があります。

 

今回はもう3回目で慣れた物だし、無くなったとは言え、はぐれたのはほぼ確実にヨハネスブルグで毎日ナミビア便が出ているし、もともとウィントフックには1週間滞在する予定だったしで、状況としては前の2回よりもかなり気楽です。

そもそもロストバゲージしても数日は大丈夫なように、無くて困る物は全て機内持ち込みしてますし。余裕余裕。

 

とりあえずお金をおろしましょう。1,000ナミビアドル(≒8,745円)

 

余裕余裕と思っていたら、空港から市内に行くのにいきなり困りました

ウィントフックの空港は市内から40km以上離れているのですが、バスの類がまったく無いのです。移動手段はタクシーのみ

どうも、同じ便に乗っていた乗客同士でタクシーをシェアして市内へ行くのが普通のようですが、ボクの場合は預け荷物を最後まで待っていた&ロストバゲージの届け出に時間がかかった為、もう既に到着してから1時間半くらい経っています。シェア仲間が残っているはずもありません

空港タクシーのデスクには料金表があって、「1人350ナミビアドル、2人400ナミビアドル・・・」等と書かれていました。4人で乗ると1人150ナミビアドル(≒1,312円)まで下がるようですが、1人のボクは350ナミビアドル(≒3,061円)払わざるを得ない状況です。ロストバゲージのばかぁぁぁぁぁ/(^o^)\ウアァァァァァ

仕方なく350ナミビアドルで市内へ行く事にしましたが、これ、またザックを取りに来る時に片道350ナミビアドルで往復するの・・・?1.5往復で9千円やで・・・出費痛すぎるやろ・・・(;ω;)

 

空港から市内の間は、だだっ広い丘と枯れ気味の草原が広がっていたのですが、その中に唐突に近代的な街が現れました。

宿は有名なバックパッカー宿にチェックインして、近くのスーパーに出かけました。

めっちゃ近代的な街並みです。なんだここは。

写真がいきなりスマホ写真なのは、出かけようとしたら「カメラを持って歩くのは危ないから置いて行った方が良い」と宿の人に言われたからです。実際、数年前にこの宿の真ん前で強盗に遭った日本人旅行者の話なんかも聞いてますし。自分で治安の状況が判断できるまで、とりあえずカメラは置いて出かける事にしました。

 

スーパーと聞いて行ったら、小さめのイオンモールみたいなショッピングモールでびっくり。

食品売り場も広いわ綺麗だわ物は豊富だわで、圧倒されます。

この規模のスーパーはスペイン以来かなー。

 

・・・が、なんでもかんでも値段が高い(›´ω`‹ )

詳しくはもう少し物価調査してからまとめてレポしますが、缶詰やお菓子等の加工食品は日本よりスペインより高いくらい

チーズは妙に安かったので、チーズと小さいポテチを買って帰りました。

350gのチェダーチーズのかたまりが24ナミビアドル(≒210円)。安い。でも1.5Lの水が12ナミビアドル(≒105円)。高い。

他にも乳製品は全体的に安めで、西アフリカで乳製品に飢えていた身としては嬉しいです。

あとショッピングセンターではパンツと歯ブラシを買いました。ロストバゲージってマジで不便。

 

さて、移動だけのクソおもしろくもない話なのにめちゃ長くなってしまいました。次はウィントフックの様子をもう少しちゃんと書きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. にみくとも より:

    寒冷地に順応してくると表面積減らすために顔平たくなるらしいね

  2. wolt より:

    >>にみくともさん
    説得力あると思ったけど、よく考えたら実際は真逆のような・・・?北欧系やロシア人て鼻高くないです?

  3. baum より:

    移動だけとはいえ、そこそこに面白かったです。
    ロストバゲージによる余計な交通費とかは保険でないのかな?ムダな時間とお金ですよね( *`ω´)

  4. wolt より:

    >>baumさん
    ロストバゲージは、最終的に目的地に着くと『ディレイバゲージ』となり、航空会社の約款で言うと『遅れても目的地に着けば航空会社に落ち度は無い』事が明記されているのです><
    航空会社によっては洗面用具や下着類を買える程度の現金を支給してくれる事もあるようですが、今回のようにカウンターすら無いと厳しいです。

    海外旅行保険で手荷物遅延補償に入っていれば保険はきくのですが、残念ながら入っていませんでしたーw

    まぁ、結果的に予想したほど出費はせずに済んだので良しとしました・・・

  5. Tom より:

    急に食事が豪華に! 機内食良かったですね。なんだかここ最近食べられてたものたちと違いすぎて、機内食によろこんでるだろーなってクスってしちゃいました( ´ ▽ ` )
    ナミビア、確かに高い、、、、荷物ピックアップのタクシー代セーブできて良かったですね!

  6. wolt より:

    >>Tomさん
    あれ、バレちゃいました?(*ノωノ)>>機内食に喜んでる
    ナミビアの物価にビビりまくってるなうですw