コートジボワールのアビジャンから陸路で国境を越えてガーナのケープコーストへ!(2018年5月5日)

マーハ!(ガーナで一番多く話されているチュイ語のこんにちは。なお公用語は英語)

今回はコートジボワールのアビジャンから陸路で国境を越えてガーナのケープコーストまで移動しました!

今日の移動。

 

なおアフリカ全体で言うと今ここ。

セネガルのダカールを出てからちょうど1ヶ月なんですが、なんかちょびっとしか動いてない気がするなぁ・・・。

悔しいので日本地図を重ねるとこうなります。

あ、あれ?これでもたいして動いてない気がする・・・(;´・ω・)ダカールを鹿児島に合わせると、ガーナは北海道の稚内くらいか・・・。

道路がいちいちボコボコガタガタで移動時間ばかりかかるので、鹿児島から北海道よりもずっと遠く感じます。道路って大事。高速道路ってすごい

 

さて、朝は7時に出発。アビジャンのあちこちに長距離バスターミナルがありそうなんですが、どこのバスターミナルにどう行くか、いろいろ考えた末、全然来ない27番バスで移動する事に。

やっぱり27番バスは全然来ず、8時15分にようやくやって来ました。

グラン・バッサムに行った日にすぐ来たのは、よっぽど運が良かったんだなぁ。

 

夕方は激混みになるGare Nordで下車。

あれ、今日はあんまり混んでないなーと思ったら、今日は土曜日でしたね。

アビジャンは縦横無尽に駆け回りましたが、Gare Nord周辺が一番活気があって、なおかつごみごみしています。

土曜日の朝9時だと言うのに、既に露店はお店を大展開、車は渋滞していて全然進んでいません。

 

人に尋ねながら歩いて、着いたバスターミナルはここ。

会社名が違うんですが、場所的にはここです。

 

チケット購入。とりあえずはアビジャンの東にある町、アボワッソまでの移動です。2,000CFA(≒397円)

まだ朝飯を食べてなかったので、バスのチケットを買ったら何か買いに行こうと思っていたのですが、バスは今出発する所だったらしく、クラクションで呼ばれてしまいました。

どうもまさに発車しようとしたところで、バスターミナルの入口にひょっこりボクが現れたので、ボク待ちだったようです。おとなしく乗車。

すげぇ!エアコン付きでテレビ付きの大型バスだ!大型バスなんて西サハラ以来です。

値段は安いんですが、客層は妙に良い気がします。乗客がだいたい身なりが良いし、持っているカバンもキレイです。

ボクの通路挟んで隣のおにーちゃんはなぜかどピンクのヘッドフォンをしていました。今時、どこの国の田舎に行ってもイヤフォンが売られているので、ヘッドフォンなんて久しぶりに見ました。

 

アボワッソには2時間くらいで到着。到着した途端、ノエ(コートジボワール側の国境の町)行きの乗り合いバスの客引きにつかまったので、ついて行く事に。

左下は、客引きがボクのザックを持ってくれてるんですが、ザックカバーすげぇ汚ぇな。アフリカの人、全体的に荷物の扱いが荒いのです。人の荷物を踏むわ乗るわ、誰かの荷物から油が染み出して気づくとグッショリだったりするわ。まぁザックカバーのおかげで本体は意外と大丈夫なんですけど。どこかで落ち着いたら洗おう・・・。

チケットは1,200CFA(≒238円)、安いと思ったら荷物代も1,200CFAって言う・・・。

どうせ乗合いバスは待つ事になるからここで朝飯を・・・と思ったら、バスを覗くともうあと3席くらいしか空いていません。

「飯食べて来る!」と運転手に言うと嫌な顔をされましたが、「朝飯食べてないの!」と言うと許してくれました。時刻は11時半ですからね。

久しぶりにアチェケ。400CFA(≒79円)

アチェケ

ガーナに似た物がありそうな気もしますが、コートジボワールのアチェケ食べ納め。

アチェケまじでうまいわぁ。これ食べる為だけにコートジボワール再訪しても良いくらい(*´ω`)

が、半分ほど食べた所で、もう人が集まったらしく呼びに来られたので、最後のアチェケは慌ただしくかきこみました。

バスに乗ってふと気づくと、さっきの大型バスで隣だったピンクヘッドフォンがいました。彼もガーナまで行くようです。

 

国境近くの検問では警察の身分証チェックがあったんですが、どうもクソ警察のようで、他の乗客は1人1,000CFA巻き上げられていました。

ボクもパスポートは見せましたが、ボクはスルーでした。外国人旅行者は狙わないタイプのクソみたいです。巻き上げられている人とそうじゃない人がいたので、もしかするとガーナ人だけ狙ってるのかもしれません。それはそれで気分悪いですが・・・。

 

2時間くらいで国境のノエ到着。

コートジボワール側のノエも、ガーナ側の町エルボも、地図で見るとどっちも国境ギリギリにあるので、歩いて行こうかと思って歩き出したんですが、乗合いバスの同乗者達に「遠いからタクシーで行った方が良いよ!」と、よってたかって止められてしまいました。

どうやら、みんなはタクシーに乗り合って国境を越えるようです。仕方ないので付いて行ったんですが、結局1台に乗り切れずに、ボクとピンクヘッドフォンがあぶれて2台目に乗る事になりました

2人だと1人2,000CFA(≒397円)になるようです。たっか!国境1kmくらいだろうにたっか!

・・・と思いましたが、ここでボクが抜けるとピンクヘッドフォンが1人になってしまって更に負担が増えてしまうので、乗る事にしました。

 

国境は、コートジボワールの出国はあっと言う間。途中イエローカード(黄熱病予防接種証明書)の提示があって、ガーナの入国には入国カードを書かされました。こういう入国カードを書くのも、なんだか久しぶりな気がします。

入国カードを書いて出すと、すぐ入国できました。国境越えする人は多かったのですが、どうも地元民と外国人は別のラインのようで、一切並ばずに通過できました。

 

出国の後だったかな。両替商がいたので残っていたCFAフランを両替。6,000CFA(≒1,192円)が480,000ガーナセディ(≒1,165円)になりました!わーケタが多・・・・・・・・・

多・・・・・くない!?!?(;@ω@)そ

どうも、新札切り替え時にデノミネーション(インフレで数字が多くなり過ぎた通貨のケタを切る)が実施されていたようです。

しかし、ケタ4つ切るってなんやねん・・・切るなら3つにしとけよ・・・。ケタ3つ切るなら、切り替え時も大きな不便は無かろうに。政治家が数字オンチなのはどこの国も一緒なのかな。

それにしても、未だにネット上の公式レートは古い単位で表記されているので、ちょっと困りました。ブログはどう表記しよう

・・・

こう書く事にしました。480,000セディ⇒48(万)セディ。ボクは個人的には「250万円」とかの表記が気持ち悪くて「2.5百万円」って書きたい派なんですが、ガーナでは「万」を活用する事にします。

 

イミグレを出てタクシーに再度乗ると、すぐにまた警察に止められました。今度はボクだけにあれこれ質問して来ます。

なんか嫌な感じだなーと思っていると、サッとタクシーのドライバーの手がボクの後ろから伸びて来て、警察に1,000CFA札を握らせました

全然話の途中だったのに、警察はパッと踵を返して離れて行きました。タクシー代の2,000CFAは、高いんじゃなくて賄賂費込みの値段だったのね・・・。この国境、利用者が多いのにクソだわ・・・。

直に外国人に絡んでくる事は無いから旅行者間での悪評は立ちにくいけど、間接的に巻き上げられてるしね。

 

29ヵ国目ガーナ入国!٩( ‘ω’ )وテッテレー

 

タクシーに「ケープコースト行きのバスに乗りたい」と言うと、エルボの乗合バス乗り場まで連れて行ってくれました。まぁそれでも距離的にはトータル1kmそこそこだと思うんですけど。

ケープコーストに直接行く便は無くて、手前のタコラディ行きに乗る事になりました。タコラディまで20+荷物代5=25(万)セディ(≒607円)

そしてピンクヘッドフォンも同じバスに乗りました

 

さっきの両替分じゃ今日の滞在費にもならなそうなので、銀行に行ってお金をおろしました。1台目のATMが動いてなくてカードが出て来ないというトラブルがあって焦りましたが、数分待つとちゃんと出て来ました。

 

で、バス乗り場に戻って、露店でSIMカード購入。ガーナでは正規ショップに行かなくてもSIMカードが買えるようです。国境ではSIMカード持ってうろうろしている人が多かったです。

よし、SIMカードチャージだ・・・とスマホが起動するより早く、「おいもう行くぞ!」と乗合いバスのドライバーに呼ばれました。早いよ。ボクが到着してから20分も経ってないくらい。

 

乗合いバスは、前の座席との隙間は狭いですが、横は超余裕

だってこんなに幅広い車なのに1列3人しか座ってないんだもん。ギニアでこの車だったら1列に最低5人は座らされるし、下手すると6人詰め込まれるかもしれない。移動はずいぶん楽になったもんです。ギニアを超える国ってなかなか無いんじゃないか。

 

タコラディ到着は17時半。ここで滞在しようかケープコーストまで行こうか悩んで、ケープコーストまで行く事に。タコラディからケープコーストは11+荷物代5=16(万)セディ(≒388円)。

あ、ピンクヘッドフォンはタコラディで終了みたいでした。アビジャンから共に来たので、妙な親近感が。手を振って別れました。彼は終始ヘッドフォンは首にかけたままで、一度も耳にあてていませんでした。あれはファッションなんだな、きっと。

ここも待ち15分程度で出発しました。人が集まる速度が、ギニアやコートジボワールとは全然違います。

 

ケープコースト到着は、すっかり暗くなった夜19時半。ケープコーストの乗り合いバス乗り場からケープコースト旧市街地までタクシーで15(万)セディ(≒364円)。

ガーナでは英語が通じるので、ビビりました。

ぼく「この辺に安いホテルある?」

その辺のおっちゃん「この辺には無いよ!旧市街地まで行かないと」

ぼく「旧市街地までどうやって行けるの?」

その辺のおっちゃん「タクシーで行けるよ!」

ぼく「タクシーで旧市街地までいくらくらい?」

その辺のおっちゃん「10とか15だよ!」

って会話が成り立つんですよ!もうね、今までのフランス語圏だとこれだけの会話するのにグーグル翻訳を使って数分はかかります。なんて快適。グッバイフランス語。フランス語聞き過ぎて、まだフランスに行った事も無いのにフランス語はちょっと嫌いになったよ。

 

宿はシャワールーム付き個室で1泊55(万)セディ(≒1,335円)でした。安くはないけど、普通にキレイだし、照明は明るいし、窓に破れていない網戸は張られているし、風通しもバッチリなので、文句はありません。太字の部分はギニアとコートジボワールに無かった物です。

 

なかなか忙しそうな宿をスタッフ1人でまわしていたせいで、チェックインにけっこう待たされました。時刻はもう20時半。

腹減ったので近くの売店に行くと、卵を焼いてパンに挟んでくれました。卵3つ+パンで4(万)セディ(≒97円)

卵うまーい。染みるわぁ(*´ω`)

卵が栄養価高い食べ物だって、旅行者は身体で実感します。なんか卵って身体に染みるんです。

 

結局SIMカードのチャージが出来ないままでした。バスの出発を何時間も待つのも苦痛ですが、ここまで待ち時間が無いと用事も済ませられなくて逆に不便です。

さて、明日はSIMカードのチャージとケープコーストの観光をします。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. Tom より:

    無事通過おめでとうございます!急に早くなりましたね。食べるヒマもないとは。ギニアやコートジボワールはつくづく難しい国でしたね。あとカード出てきてよかったですね。海外でカードを機械に入れるのはいつもドキドキする。

  2. y.kujime より:

    金で済むなら良しとしたもんだ。日本でも昔からあるよね、困った時の神頼みか?交通事故と同じかと。

  3. wolt より:

    >>Tomさん
    ※2件目の追加コメント読んで、1件目を修正の上公開しました。
    いきなり待ち時間が無くなってびっくりです^^;
    ATMでカードが出て来ない話はよく聞いてはいましたが、実際に自分がなったのは初めてでした。土曜日で銀行の方は閉まってるし、焦りました(;´Д`)

    >>y.kujimeさん
    確かにそうなんですけど、不当に金を巻き上げる行為を警察がやっていて、しかもそれがまかり通っているのが、個人的にすごく腹が立つのです・・・(;-ω-)

  4. baum より:

    あのザックカバーを洗って使う⁈さすがバックパッカーですね(^^;)
    テーピングされたザックの写真を見て、てっきり買い替えるものと思ってしまった^ ^
    いや失礼しました。流石流石!

  5. wolt より:

    >>baumさん
    買おうにも売ってませんし・・・。
    ザックのサイズが大きいので、先進国基準でも品揃えの良いアウトドアショップじゃないとありません^^;
    それにアフリカで新しいザックカバーなんてもったいなすぎますw

  6. baum より:

    日本列島の鹿児島から稚内まではかなりの距離だと思いますよ。
    地球儀レベルでは大したこと無い(1cm)かも知れませんが...
    だけど欧州もアメリカ大陸もデカいから、あまりのんびりも出来ないですね^^

  7. wolt より:

    >>baumさん
    どうも2年で終わらなそうな感じが最近しています・・・w
    まぁ、欧州はシェンゲン協定があるので3ヶ月しか滞在できないんですけど。中南米もゆっくり回りたいですからねぇ。