コートジボワールの世界遺産「グラン・バッサムの歴史都市」に行って来た!(2018年5月2日)

ぼんじゅーる!

今回はコートジボワールの世界遺産グラン・バッサムに行って来ました!

アビジャンから日帰りで行ける所に世界遺産があるのです。

世界遺産『グラン・バッサムの歴史都市』とは

グラン・バッサム(Grand-Bassam)は、フランス占領時代のうち、1893年から1896年の期間コートジボワールの首都にもなった町で、当時は非常に栄えたそうです。

しかし、1899年の黄熱病の大流行により人口の大半が失われて衰退。ヤバいですね黄熱病・・・。

その後いったん町は回復し、20世紀初め頃は重要な貿易港として栄えましたが、20世紀半ば頃にアビジャンに港湾機能ができると、貿易港としての地位も低下し、今では小さな田舎町となっています。

世界遺産に登録されたのは、植民地時代の建物が残っているからだそうです。

 

 

さて、グラン・バッサムはアビジャンのトレッシュビルからだと非常に行きやすいんですが、ボクはヨプゴンにいるのでまずはトレッシュビルへ行かなければなりません。

まずはプラトー、もしくはボートが出ているアボボ・デュメと言う地区に行きたい。朝7時半に宿を出ると、ちょうど宿のオーナーが掃除していたので、バスが無いか訊いてみると、「バスは無いから、前の道からタクシーをつかまえて」との事。またタクシーか、めんどくせぇ・・・(´・ω・`)

と、タクシーを拾おうとするも、止まるタクシーすべてに断られる。って言うか、たいてい先客が乗っていて、方向がいっしょなら乗せてってもらえる制度だと思います。誇張じゃなくてマジで10台以上に断られました。方角は合ってるはずなんだけどなー。

なんでタクシーでこんなに苦労するんや!ヾ(`Д´)ノ”と、場所を変えて100メートルほど先にある交差点へ。

なんか座ってる人達がいたので、試しに「アボボ・デュメかプラトー行きのバスってある?」と訊くと、あっさり「どっちもここを通るから、座って待ってな!」との事。

宿のオーナーの発言、完全に嘘じゃねぇか

と言うか、ヨプゴンに来た日に「バスは無い」って言った人らも、ボートで移動した日に「ヨプゴン行きのバスが無い」って言った人らも、みんな嘘じゃん

知らない事は全部「無い」って答える国民性なのか、それとも説明しにくいから外国人はタクシー乗ってりゃ良いだろと思ってるのか、どっちにしても結局言ってる事は嘘じゃねぇか。インド人もびっくりだよ

 

先にプラトー(ガレ・スッド)行きの27番バスが来たので、そっちに乗車。結果、このバスで途中で乗り換えれば明日のガーナビザ受取も簡単に行ける事が判明。バスがこんなに簡単なのに、タクシー使えって言うやつマジでなんなの。タクシーに断られ続けて20分もロスしたわ!

 

プラトーに着いて、バスターミナルの端にある屋台村的な所で朝飯。

 

サンドイッチ。500CFA(≒100円)

ゼラチン状の何かの粒々が練り込まれた加工肉と、卵焼きのサンドイッチ。加工肉はくどくて好きじゃないな・・・。卵だけで良かった。卵を久しぶりに食べた気がします。

さて、ここからバスを乗り継いで、トレッシュビルを過ぎた所にある「ガレ・バッサム」って所に行きます。

ガレ・バッサムへはいろんなバスが行くようでしたが、ボクは25番バスで行けました。ガレ・バッサムはここ。

トレッシュビルに滞在していたら、ガレ・バッサムは歩いても良いくらいの距離。

 

ここからグラン・バッサムへは乗り合いのミニバスが出ていました。

料金は500CFA(≒100円)。客が揃わなくても、待たずにすぐ出発しました。

 

45分ほどでグラン・バッサム到着。


宿を出てからここまでで3時間10分かかりました。既に二仕事ほど終えた感があります。

グラン・バッサムの歴史地区は、南に歩いて800メートルほど。

今日は日差しが強いなぁ。

橋を渡り終えると、歴史地区です。

世界遺産マークの描かれた看板。後で振り返ると、この看板が唯一の世界遺産アピールだったような・・・。

 

歴史地区に入ると、木が多くてなんだか涼しげ。

 

まずは博物館にやって来ました。

この博物館も古そうな建物ですね。入場料は1,000CFA(≒201円)でした。

「博物館内は写真撮って良いの?」と訊くと、「ジャスト ワン フォト」って返って来ました。「1枚だけ」ってなんぞ???(´・ω・`)

まぁダメとは言われなかったので、深く考えない事に。

フランス語が分かるなら、ガイドを付けられるようでした。客は白人が2人だけ。

なんかびっくりしてるみたいなお面。

 

たぶんこの辺りの民族衣装。平安時代の公家と張り合えそうな裾の長さ。

なぜ民族衣装を着ているマネキンがすらっとした白人なんだ・・・って、そう言えば日本のマネキンも洋風の顔立ちだよね。

これは昔の住宅でしょうね。

 

これはトゲトゲしていて痛そうなので、きっと要塞ですね。

・・・

展示物に一言たりとも説明が無いので何が何やら全く分からん(;^ω^)

せめてタイトルだけでも付けてほしいんですが・・・。フランス語でもグーグル翻訳使うからさ。

博物館の建物が良い雰囲気ではあります。

 

小さい中庭。

 

展示物はそんなに多くなく、「これで1,000CFA?」って感じの内容でした。一番充実してたのが併設の土産物屋って言う。

 

博物館の向かいに、すごく古そうな建物があったんですが、

 

倒壊しそうだからか、工事用フェンスで覆われていて近づく事ができませんでした。

この建物はもともと裁判所として使われていたらしいです。1910年に建てられたそうですが・・・、建物ってたった100年でこんなにボロボロになるんでしたっけ

よっぽど何も維持されてなかったのか、フランスの技術で造ったら、造りや材質が海辺の気候に適してなかったのか。

 

ビーチも有名と言う事で、ビーチにも来てみました。

海藻だらけやんか

海辺には一応バーとか飲食店が並んでいます。

誰も客入ってないけど・・・。

海風が涼しいので、散歩している人はけっこう多かったです。

 

これは郵便局らしい。

なんか学校みたい。

窓が汚いと思ったら、よく見たら写真が貼られていました。

 

で、なぜか通りすがりの人が「俺と郵便局を撮ってくれ!」

なぜあなたの記念写真を撮らないといかんのかね(´・ω・`)

次は教会にやって来ました。

元は1910年に建てられて、2004年に改修されたらしいです。

さっきの人が付いて来ていました

だから、なぜあなたの記念写真を撮らないといかんのかね(´・ω・`)

さっきの人がようやくいなくなったので、教会でちょっと涼みます。

仕方ないとは思うんですが、しつこいくらいに設置された扇風機が、やっぱり景観的には少し気になります。

また出発。本当に今はただの田舎町って感じです。

今日は特に暑いな・・・。後で薬局に表示されている温度計を見たら、36℃になっていました。普段は確か32℃とかそんなもんだったと思います。

 

セラミック・センターにやって来ました。

 

中は工房になっていて、陶器を造る様子が見られました。

釉薬みたいなのを塗っている所でした。

こっちは乾燥中。

 

巨大なろくろ。

 

小さい売店もあります。

おぉ、良いね!!好きな色とデザインですヾ(*´∀`)ノ”

お値段はマグカップくらいの大きさで5,000CFA(≒1,005円)、花瓶みたいな大きいのが10,000~20,000CFA程度でした。

陶器としてはかなり軽くて、使い勝手も良さそう。これは欲しい・・・!けど陶器とか一番買いづらいなぁ・・・。持ち歩くわけにも行かないし、送るにも梱包が面倒だし。

個人的には、このセラミックセンターが今日一番良かったスポットでした。

 

もうあとそんなに行くアテ無い・・・。案内なんかも一切無いし、なかなか困った世界遺産です。

 

カルチャーセンターとやらは閉まってるし。

 

露店でデゲを購入。200CFA(≒40円)

粒々が入ってないのもデゲって言うらしい。濃厚なミルク感のあるヨーグルトは全部デゲって言うのかな。

 

あちこちに古い建物があります。

歴史的建造物と言うより、廃墟になりかかってるって表現の方が近い気がします。維持とかしてないのかなぁ。

 

ちょっと不完全燃焼感がありますが、もう暑いし帰ろーっと。

かなりゆっくり回ったつもりでしたが、2時間も滞在しませんでした。

行きに通った橋は、学生がぞろぞろと下校中でした。学校は歴史地区内にありました。

 

また行きと同じルートで帰り。

 

夏空だなぁ・・・。

夏空でもいまいち空が青くなり切らずにくすんだ感じ。日差しが強すぎて、さすがの空も色褪せたんじゃないかと思えるくらいです。

 

帰りは道が混んでいたので、宿近くのバス停に戻って来るのに4時間かかりました。バス車内も激混みで、当然クーラーなんか付いてないので暑い事暑い事・・・。バスに乗ってるだけなのに、腕が汗の玉で覆われていました。

 

バス停にいたヒヨコ。

おしりが人を殺すレベルの可愛さ(*´ω`)

一日中暑くてあんまり食欲が無かったので、スーパーで缶詰とジュース、パン屋で小さいパンを買って帰りました。

 

グラン・バッサムはやっぱりトレッシュビル滞在中に行くべきでしたね。移動だけでハード過ぎました(;´Д`)

 

さて、明日は待ちに待ったガーナビザ受取!無事ビザは取れてるのでしょーか。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. y.kujime より:

    さすがに暑そうですね。何して食ってるのか?住みたくないね。

  2. baum より:

    世界遺産の登録となれば日本ならあの手この手で時間とお金使って登録されるまでドキドキで待っているのに、そちらのアッサリ感は何?世界遺産の登録制度は何なんだろう?ネ^ ^

  3. TIKTIK より:

    ついてくる現地人ていますね。以前若者が英語もろくに話せないのに
    なんとなく案内してやるみたいな感じで、ずっと先導。最後は夕食をふるまって、チップ
    くれって。まあ、あげましたが。他国でも同じような事がありました。一人で暇だし・・・来るものは拒まずです。

  4. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    コートジボワールは今の時期が一番暑いのでツラいですねー><
    6月から10月は、最高気温が30℃を下回るようです。
    でも1年中こういう気候の生活と言うのは、日本人には想像しがたいですよね。

    >>baumさん
    グラン・バッサムも登録されるまではけっこう頑張ったような事がwikipediaには書かれていたのですが、行ってみるとどうやって登録されたのかが不思議です^^;

    >>TIKTIKさん
    どこの国でも案内&チップはありふれた話ですね。記念写真を撮られる為だけに付いてきた人は初めてですが・・・。
    ボクはしつこい人やうるさい人は嫌いで、一人でもヒマしない性格なので、拒みたい人はきっちり拒みますね~。
    ※記事と一切関係ない地名や固有名詞は、語句の組合せによっては検索に引っかかってしまい検索した人に迷惑をかける可能性があるので、コメントの一部を削除・編集させて頂きました。お気を付け下さい。

  5. 永遠の二十歳 より:

    やっと追いついた~٩(ˊᗜˋ*)و
    ヒヨコきゃわわ♪
    ランボーも実物見れて大興奮w うん、強そう☆
    あれを買いに行ってたんですね~w
    行ったことのない国沢山見れてここまであっという間でした♪
    これからも更新楽しみにしてますね!

  6. wolt より:

    >>永遠の二十歳さん
    えっ、この前レンズ待ちの話だったのに、もう追い付かれた!?Σ(‘∀’;)
    ここまで読んで下さってとても嬉しいです!
    今後もお時間ある時にまったりとお付き合い下さいませヾ(*´∀`)ノ”