おらー!
今回はセビーリャの世界遺産アルカサルとインディアス古文書館に行きました!
朝は久しぶりに缶詰(ムール貝)とパン。
そう言えば記事にしようと思って忘れてたんですが、ポルトガルは缶詰の種類が少なかったんですよ!
スペインの感覚でポルトガルのスーパーに行くとびっくり。ツナとカタクチイワシくらいしかありませんでした。貝の缶詰は一切見かけず。こんなに距離が近いのに食べるものが違うって不思議だなぁ・・・。
さて、しっかり寝て元気になりました。昨日行き損ねた残りの世界遺産の2つに行かねば。
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宿から最短距離で行こうとしたら路地に入って全然着かない(;ω;)ココドコ
はい、時間はかかりましたがアルカサル(Real Alcazar de Sevilla)に到着しました。
セビーリャのアルカサル
アルカサルは、14世紀に建てられたスペイン王室の宮殿です。ムデハル様式と言う、イスラム教とキリスト教の様式が混ざったスタイルが特徴らしいです。更に15世紀や16世紀にも増築されて、いろんな建築様式が混ざってるとの事。ボクが見てもよーわからんですが。
朝早めに行ったので、5分くらいしか並びませんでした。入場料は11.5ユーロ(≒1,559円)。
入場料高いなぁ・・・と思ったんですが、館内マップを見て納得。めちゃ広い。
アルカサルは、大きな見どころがどーんとあるわけではなく、小さい部屋や建物、庭園などがちまちまある感じでした。
こういう観光地ってレポートしにくいんですよね(ぁ
一番印象に残ったのはタイルです!階段の壁や
部屋の内壁
よく見ると隣り合ったタイルの絵柄が全然合ってない壁もありましたけど。
スライド式のパズルを崩した状態みたい(;・∀・)
壁のタイルが凝ってるってのはよくありますが、このアルカサルは絵柄付きタイルが床にも惜しみなく使われていました。
ふ、踏むのが憚られるんですけど!ボクはビミョーに避けながら歩いてました(;´Д`)
他には扇子がたくさんあったり
あ、これ日本の扇子。
巨大な布の絵(タペストリーって言うのかな)が飾られていたり。
このサイズでもきっと手織りなんだよなぁ。すごいぜ。
変わった物で言うと、高い所から突然水が落ちて来ていたり
ボコボコした造りの建物があったり。
石1つおきに、石の代わりにゴロゴロ岩を混ぜたセメントを使ってるみたいな・・・。遠くから見ると雑な工作みたいで、面白いとは思うけど個人的にはいまいちw
庭園はめちゃ広かったんですが、飽きて全部まわりませんでした。
アルカサルは面積の広さもさることながら、間取りが複雑すぎて同じ場所を何回も通ったりしてました。散策し甲斐はあっておもしろいけど、体力を使うスポットでした。昨日の疲れた状態で来なくて良かったです。
さて、アルカサルを出て次はインディアス古文書館(Archivo General de Indias)へ。
インディアス古文書館
インディアス古文書館は元々商品取引所として使われていた建物で、現在は公文書館として使用されています。
蔵書の大半は、スペインが植民地支配していたアメリカ大陸やフィリピンでの行政書類など。書棚は延べ9kmもあると言われています。
セビーリャに来た事がある方から「古文書館は人が少ない」と聞いてはいましたが、確かに人が少なくて入口がわからず、建物を3/4周まわりました。セビーリャ大聖堂とアルカサルは、入場待ちの列が外まで出来ているので遠目からでもわかるのです。
しかも入場料無料でした。なんなんだここは(; ̄ω ̄)
観光客が入れるのは2階部分。展示室になっていました。
建物は明るい茶色と白を基調とした、落ち着いた色合いになっています。アルカサルから来ると視覚的にもほっとします。
このくらいの地味さの方が好みだな~。
これが文書か・・・?
と思って1つ引っ張り出してみましたが、からっぽの箱でした。
そりゃ、観光客が入る部屋にそんな貴重な文書置きませんよね。
昔の地図なんかが展示されていました。
なんか河ばっかり描かれてるような?
よく考えたら、こんなだだっ広くて起伏の少ないイベリア半島の地図を一から作ろうと思ったら、確かに河から描き始める事になるのかなと思いました。それ以外に目印無さそう。
さて、セビーリャの世界遺産はこれで全部まわりました。
セビーリャ大聖堂は、昨日の倍近い行列が出来ていました・・・。
今日土曜日ですもんね。セビーリャ大聖堂だけでも昨日行っておいて良かったです。
違う角度から見ると、セビーリャ大聖堂は確かに大きいな。
特に塔がめちゃ高い気がします。高い建物がほとんどないセビーリャ旧市街地で、古い大聖堂が一番高いってのもおもしろいですねー。
あとは適当に旧市街地をうろうろ。
土産物屋や服飾店が多かったです。扇子のお店もたくさんありました。
アルカサルにも扇子の展示が多かったし、この土地に根付いたのかな。
また眠くなってきたので、いったん宿に戻ってお昼寝。昨夜ちゃんと寝たんだけどなー。
夕方飯を食べに外出。
セビーリャは魚介類のフライ盛り合わせを出してるバーが多くて、食べたいなーと思いつつ、どの店も3人前くらいの大皿であきらめていたら、宿の隣のバーで「Fried Fish―1person(1人前)」。と書いてあるのを見つけて即入りました。
まずはサラダ。8ユーロ(≒1,084円)
めちゃ高いけど、アフリカ入りするとおいしいサラダなんて食べれないんじゃないかと思って、今のうちに食べておく事にしました。たくさん入ってて新鮮でうまかったです。
そしてお待ちかね、魚のフライ盛り合わせ(1人前)14.6ユーロ(≒1,979円)
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“1person”とは何だったのかΣ(゜゜)
これ絶対2人でも多いくらいあるんですけどwwwwスペイン人はちまちまタパスを食べているからてっきり少食だと思ってたんですが・・・。ていうかホントにこれ1人前と思ってるのか?(; ̄ω ̄)
まぁ量はともかくとして、フライそのものはめっちゃうまい!
内容はエビ、イカ、魚が6種類ほど、野菜。どれもコリアンダー(多分。インドの香りがした)が混ざった衣を使っていて、飽きが来ない。塩気は無いので、自分で卓上の塩を振って食べます。
食べてる途中。なんかまだラスボスみたいな巨大なフライが3つ残ってますけど・・・。
ボク普段、自分では揚げ物にレモンかけない(手がべたべたするから)んですが、今日は少しでもさっぱりさせる為に思いっきりレモンかけました。完食に必死です。
・・・完食!٩( ‘ω’ )وゲフー
衣が薄かったのと、魚が全部あっさり白身魚だったのでなんとかなりました。サバとかこってり系の魚が入ってたらダメでしたねきっと(サバは好きだけど)。
満足はしたけど・・・しばらく揚げ物いらんな(›´ω`‹ )
さて、明日は鉄道でカディスと言う町に移動します!では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
スペイン・ポルトガルも昔と違って物価が高いですね
私も二年後には出発します
扇子ってアジアの物かと思っていましたが、そちらでもオリジナルが有るのですねー?扇子職人も居るのでしょうかね。
あの大盛りフィッシュフライを平らげるとは恐るべし^ ^
カナリア諸島までの航路は大西洋で揺れそう(>人<;)世界一周も体力&耐力要りますネ!頑張ってくらはい。
>>匿名さん
昔をよく知らないのですが、観光地や都市部は高いなぁと感じました(›´ω`‹ )
カミーノで通った田舎町とかでは、宿泊5~10ユーロ、セットメニュー(飲み物+2品+デザート)で7~11ユーロ程度とお安かったです!
2年後楽しみですね!ボクも思ってから出発までに3年かかりましたが、決めると意外と早く過ぎましたw
>>baumさん
扇子は日本発祥説と韓国発祥説があるらしいですが、いずれにせよ東アジア起源で間違いないです。一番古い物は奈良時代の物が発掘されています。
10世紀ごろには中国にも広まり、その後陸路や海上交易でヨーロッパに伝わり、16世紀頃にヨーロッパでエキゾチックな文化が流行り出すと一気に広まったようです。
江戸時代の日本―ポルトガルとの貿易で扇子も交易品に入ってたとか。
でもまぁ、今はきっと扇子職人がいるんでしょうね!お店多かったし、デザインも「アジアっぽいけどアジアには無い」ようなデザインでした。
フェリーは、先日のロカ岬で海を見てから恐怖ですw
(´・ω・`)てんぷらの起源はポルトガルのはずだったけど、
その辺は感じられましたか?
>>ログボさん
てんぷらとは全然違いましたね~。衣が薄くて素揚げに近かったです。
てんぷらは、平安時代には日本に既に似たような揚げ物があったようです。
16世紀に西洋からもやって来て、元々の日本のてんぷらと混ざって調理法や呼び方が混乱したようですけど。
魚介類が豊富みたいですな、こちらは魚が不漁なのか、あまり食卓に上がりません。刺身とか、疲労回復に一番ですがね。
扇子の成り立ち解説ありがとう!僕はアンチネット派なので自分では何も調べないのです。
>>y.kujimeさん
やっぱり日本人は魚ですよね٩( ‘ω’ )و
でも、小牧に住んでる間も魚は年々値上がりしていたイメージですね…もっとお手軽に食べたいものです。
>>baumさん
気持ちはわかりますー>>アンチネット
ボクも方向性くらいしか信用していません。
扇子の話も「中国人が韓国製と勘違いしただけで日本発祥だ!」と言う話もたくさんありましたが、あえてその辺はぼんやりさせました。特に中韓が絡むと、日本語の情報は偏り過ぎますからねー…