さらまっすずば!(カザフスタン入りしたのでカザフスタンの挨拶になりました!w)
ウズベキスタンのタシケントから、カザフスタンのシムケントへ、さらにテュルキスタンへ移動・・・しようとしました!
タシケントからシムケントへの移動はタクシーや鉄道を利用する人が多いようで、マルシュルートカやバスでの行き方が地図付きで紹介されていなかったので、ちょっと丁寧めに解説します。興味ない方は読み飛ばしてください。
で、シムケントは通り過ぎてテュルキスタン目指したけど到着してないって言うね。てんこ盛りすぎてわけわからんタイトルになりましたが、本当にてんこ盛りの1日でした。日記書いていて「これ本当に1日で起きた出来事だっけ?」と不安になったくらいです。まぁ順番に行きましょう。
まずは朝食。今日はちゃんと温められていました。
ていうか30人近くの若者団体客がどっと入って来ていて、厨房が朝食の提供にまったく追い付いていなかったので、作り置きしてる場合じゃなかったんだと思います。相変わらずこの献立で白飯をどうやって食べるのかが謎です。
朝食後にチェックアウト。朝食でけっこう待たされたので8時回ってしまっていました。
チェックアウト時に受付で国境への行き方を尋ねてみました。
受付けにいたのはガタイが良くて愛想が悪いにーちゃんでしたが、愛想が悪いままちゃんとメモを書いて教えてくれました。でも3割くらい読めないや。
グーグルマップで地名探してもさっぱりわからず。時間が過ぎていくのもアレなので、自分がどこに行くのかよくわからないまま、8時40分くらいにようやく宿を出ました。
地下鉄でシャハリストン(Shahriston)駅へ
まずは最寄りの地下鉄駅(ボクはOybek駅)からシャハリストン(Shahriston)駅を目指します。路線図の写真はこちら。
シャハリストン駅はグーグルマップだとこの場所です。
なんか名前が2つあるみたいですが、この駅で間違いないです。
タシケントの地下鉄は、ちょうど落ち着くくらいの古さです。日本の地方電車みたいな。
地下鉄から上がると、バス停があります。道路の東側のバス停です。タシケントタワーが見えます。
地下鉄はどこへ行くのも一律1,200スム(≒17円)でした。
マルシュルートカでユヌサバッド(Yunusabad)へ
シャハリストン駅から北向きに行くバス停からマルシュルートカ(ミニバス)の128番に乗ります。
多分他の番号でも行くやつあります。とにかくユヌサバッド(Yunusabad)に行ければ良いです。
マルシュルートカは一律1,500スム(≒21円)
ボクはどこへ行けばいいのかがさっぱり分からなかったのでマルシュルートカに乗りましたが、実は1kmくらいしかないので、普通に歩いていいと思います。
ユヌサバッドのショッピングセンターの南西側、交差点付近が国境行きのバス乗り場になっています。グーグルマップで言うとここです。
バスで国境のチェルニヤフカ(Chernyavka)へ
ユヌサバッドのショッピングセンターの南西側には、バスやマルシュルートカがごった返しています。その中で589番バスを探して下さい。
客引きもしてると思うので「チェルニヤフカー!」って声を探しても良いと思います。
ユヌサバッドから国境のチェルニヤフカ(Chernyavka)へは1,000スム(≒14円)です。
バスから降りたら歩いて国境へ
宿を出てからここまでで1時間ちょっとでした。なんか迷いなくサクサク来ているように読めるかもしれませんが、ボクが自信を持って行動できたのはシャハリストン駅への移動までで、その後は手探り状態で周りに訊きまくりながらここまで来ました。
チェルニヤフカはかなり賑わっています。しっかりした商店はあるし(市内よりやや高めな気がするけど)、その辺で野菜や果物、サムサ、ナンなどが売られています。
両替するほどでないウズベキスタンスムの小銭は、ここで買い物して消費すると良いと思います。
かくいう僕は、バスとマルシュで端数はキレイに使い切ってしまい、ポケットには10,000スム(≒140円)札が2枚だけ。商店できっちり10,000スム分の買い物をして、
10,000スム札はお持ち帰り外貨に加える事にしました。
140円をお持ち帰りはちょっともったいないけども。
ちなみにこのお金は、9月22日にキルギスでごそっとおろした約5万円分のキルギスソムを、ずっと両替しながら使ってきたお金の最後です。途中タクシー代やホテル代の一部をドル払いしたけど、まさかカザフスタンとの国境まで残るとは思ってなかったです。5万円でかなり旅行できました。
人の流れに従って道の左側を歩いて行くと、ウズベク側のイミグレが見えてきます。この辺からはもう撮影禁止らしいけど、イミグレ直前の景色。
いつも思うけど、こんな国境ギリギリまで人が住んでるんだなぁ・・・と。
ウズベク側イミグレ
この日が土曜日だからってのもあるのかもしれませんが、激込みでした。
建物が小さいのに人が多いから、並ぼうにも並べない状態。人混みの中でもがいてようやく一応列らしきものの末端に乗れた時には心底ほっとします。
ウズベキスタンは出国もめんどくさい(入国時に書いた外貨などの申告書との照合、再度持ち物検査)と聞いていたのですが、こんな混雑の中そんな誰得なめんどくさい検査が行われるわけもなく、入国時に訊かれた質問の類も一切無く通過。
ただ、なぜか入国時に書いた申告書と同じ紙をもう一回書くように言われました。名前とパスポート番号と行き先(シムケント)だけ書くようにと。結局、入国時のもこの時書いたのも回収されます。意味不明。
そんな感じで、「めんどくさいウズベキスタン」を一度も経験せずウズベキスタンを出国したのでした。
カザフスタン側イミグレ
カザフスタン側になると少し建物が広くなるので、まともに並べるようになります。
小さい入国カードのようなものを書いて、イミグレに提出するだけで入国完了なのですが、ここでちょっと事件目撃(´・ω・`)
入国カードを書く部屋で、立っている係官から入国カードをもらうのですが、ボクがもらった後ろから来たウズベク人(たぶん)のおばちゃんが、係官にケータイを没収されていました。
基本的に、どこのイミグレでも写真とケータイの使用は禁止です。このイミグレにももちろんちゃんと表示されていました。が、おばちゃんは別に電話をかけていたわけではなく、ケータイを手に持っていただけだったはずなんですが、カザフスタンの係官に見とがめられて没収されてしまいました。
実はこの国境で、同じような事の目撃情報が、他の方のブログにも載っています。その人が見たのは、係官がケータイを没収した後、「返してほしかったら賄賂をよこせ」と言うものだったそうです。
ボクが見たのはおばちゃんが静かに抗議する所までだったので、「賄賂よこせ」の流れになったのかどうかは見ていませんが、とりあえずこの国境でスマホは絶対に取り出しちゃダメみたいです。待ち時間にスマホ触るクセがある人は要注意です。
何回かパスポートのチェックを受けて、カザフスタンイミグレの出口まで来ると、イミグレ出口ギリギリの所までタクシードライバーが群がっていてなかなかの喧騒になっていました。
その迫って来るタクシードライバー達に対して、制服を来た国境の警備員が居丈高に「シッシッ」と言って追い払っていました。
「邪険に追い払う掛け声」=「シッシッ」って日本と一緒やん!と思って、つい国境警備員の横に立って「シッシッ」と真似して言ってみた所、タクシードライバーから爆笑が巻き起こりました。
多分、背もガタイもでかい国境警備員の横で、身長165cmの外国人が、居丈高な国境警備員の真似をしたのがウケたんだと思います。どうも、国境で笑いを取ったボクです。
国境からシムケントへ
なんかめっちゃ笑われたタクシードライバーは全部無視して直進すると、50mくらいかな。すぐにマルシュルートカがたくさん停まっているのが見えます。「シムケント!シムケント!」と客引きしているので、シムケント行きの車はすぐに見つかるはずです。
シムケントまでは500テンゲ(≒167円)でした。
この時点で時計は11時20分。国境越えに約1時間半かかりました。カザフスタンのこの地域は、ウズベキスタンより1時間進んでいるので、カザフ時間だと12時20分です。
シムケントのマルシュ乗り場へ
シムケントに着いたのはカザフ時間の13時40分ごろでした。
降ろされたのはシムケントの南端だったのですが、ここまで乗せてくれたドライバーに「テュルキスタン!マルシュ!」と言うと、「ちょっと待ってろ」とジェスチャーで言われて5分ほど待っていると、違うマルシュルートカに乗るように言われました。そのマルシュでシムケントのマルシュ乗り場へ連れてってもらいました。
バス乗り場は、グーグルマップで言うとここ。
降りる時にドライバーにお金を払おうとしたら「いらない」と言われました。多分ですが、国境からのドライバーとこのドライバーが知り合いで、「マルシュ乗り場に行きたい外国人がいるんだけど」「オレちょうど今から行く所だから乗せてくわ」みたいな会話がなされたんだと思います。めちゃ助かりました(・人・)
マルシュ乗り場でテュルキスタン行きの車を探す
テュルキスタン行きはマルシュは番号とかは無いみたいです。見た目マルシュだけど乗り合いタクシーと同じ。
タジキスタンみたく、普通のワンボックスカーも運行しています。テュルキスタン行きのマルシュとワンボックスカーがあったのでそれぞれ値段を訊いてみると、マルシュ⇒600テンゲ(≒201円)、ワンボックスカー⇒800テンゲ(≒268円)でした。当然マルシュを選択。
このマルシュ乗り場には、かなりいろいろ揃っています。
売店や果物屋、サムサ等の軽食が売られています。トイレも建物の中に割とキレイなのがありました。
テュルキスタン行きのマルシュは、ボクがトイレから帰ってきたらすぐに出発しました。時刻は14時過ぎ。なんだか今日はことごとく移動に関する待ち時間が無くてとんとん拍子。自分でも信じられないくらいです。
既に車はほぼ満車だったので、運転席と助手席の間に座らされました。
実はこの席は何かあった時に怖いからあまり好きではない。シートベルトをちゃんと締めるのだ(;`・ω・´)
車が走り出してすぐ、助手席に座っていた恰幅の良いおじさんが話しかけてきました。
おじさんは英語はまったく通じないのですが、ジェスチャーと固有名詞でなんとか会話にはなります。ボクが日本人で中央アジアを旅行している事を伝えると、その辺の車を指さして「トヨター!」と言い出しました。
うんうんそうそう。と答えるとおじさんは更に続けて「スズキー、ホンダー、ブシドー・タカダー」
誰だよ武士道・高田って(;・ω・)そ
そんな感じでしばらく会話。おじさんの家族の話とかを聞いていました。
更にしばらく話していると、何か提案してきているようなのですが、さすがにジェスチャーだけではよくわからなくなってきました。するとおじさんはLINEで英語の話せる娘に連絡し、娘さんがLINEで通訳してくれました。
娘さんによると、「お父さんはあなたに家に来てほしいと言っている」との事。よほど気が乗らない時を除いてボクはお誘いされると断りません。「喜んで行きます!」と返事しました。
おじさんについて車を降りたのがこの村。
おじさんの家はてっきりテュルキスタン近郊にあるのかと思ってたんですが、実はテュルキスタンから70kmくらい離れていました。明日の移動どうすんべ。
これは後で撮ったものですが、おうち外観はこんな感じ。中央アジアらしい平屋造りです。
おじさん(名前はトゥリビック)はこの村の学校で教師をやってるらしいです。家族構成は奥さんと、子供が5人。子供は上2人は成人して家を出ていて、今は長女(アニエット)、次女(ウムト)、三男(アザム)の3人でした。
写真に写っているのはアニエットとアザムとおじさんです。英語が話せてLINEで通訳してくれたのはアニエットでした。
おうちに上がると早速お茶とナンを頂きました。
左からアニエット、近所のお友達、ウムト、おじさん。
そして子にゃんこがいる(*´Д`)
めちゃおとなしい子ネコでした。
庭には牛と大型犬。
みなさんすごくフレンドリーで、ほぼ言葉が通じないにもかかわらずいろいろ会話しました。あとWi-Fiがあるお宅なのがありがたかったです。
そしておじさんが事あるごとに「ブシドー・タカダ!」と言います。中央アジアにまで名を轟かせているのはどこの高田さんだろう。
晩御飯はプロフを頂きました。
このプロフ、本当に日本の炊き込みご飯みたい!
今までレストランで食べていたプロフは、油っこいし味が濃いしですごくこってりな場合が多かったんですが、こちらのご家庭のプロフはさっぱりした味でとてもおいしかったです。醤油っぽい味なのも本当に食べやすい。いくらでもいけるお味でした。
でもやっぱりナンが出てくるのはちょっと不思議。炭水化物with炭水化物。
食後はウムトと会話。彼女は関節の障害(多分生まれつき)があるようで、肘の関節は一切曲がらず、逆に膝と手首の関節は鋭角に曲がったままで伸びません。が、好奇心が強くて優秀。グーグル翻訳でボクと会話できることに気付き、日本語の事とかをいろいろ訊いてきました。
そして末っ子のアザムは多分ダンスのセンスがあります。音楽番組にあわせて踊り出す彼をどうぞ。
足のリズムの取り方に才能を感じます(;・ω・)
ちなみにこのお家、ほぼ常時近所の子供が上がって来ています。もしかすると「日本人のお客が来てるよー」と誰か言ったのかもしれませんが、夜21時や22時でもフラッと上がって来て、気づくとソファに座ったりテレビを見ていたりします。すごいなこのオープンさ(;・∀・)
日本も昔の田舎とかはこんな感じだったのかなぁと思いつつ、子供の出入りが多いとボクも変に緊張しなくてありがたかったです。ちなみに上の写真は、ボクのカメラで遊んでいたアザムがいつの間にか撮っていたもの。
そんな感じで、今日は予定のテュルキスタンには到着しませんでしたが、とても充実した1日になりました。では本日分はここまでで(=’ω’)ノ
コメント
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゜∵|/
(ノ・ω・)ノ 塩辛い!
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ってならなくて良かったね(´・ω・`)
炭水化物with炭水化物はあれだ。
なんで白米とお好み焼きを一緒に食べるんだ?という関東民の疑問と同じ。
>昨日の市場のキムチ漬け
ぐぐると中ソ国境地域から強制移住させられた人の子孫という話しがごろごろでてきますよ(´・ω・`)
>>ログボさん
AAウケましたwww
ボクも純粋な関西人ではない(両親九州)ので、お好み焼きと白飯は食べないです^^;
ソ連の頃の国境のごたごた、けっこう各地でいろいろあったみたいですね。リアルタイムでソ連を知らないので、最近になって知ることが多くてびっくりです。
ちなみにキムチ漬けっぽいのはお泊まりしたお宅でプロフと一緒に出てきましたが、プロフと一緒に食べたりナンにつけて食べたりしていました。見た目に反してほとんど辛くは無く、トマト感が強かったです。
高田…タカタ:リコールで有名になったエアバック⁇ではなかろうか?その他には高田純次しか思い当たらない⁉️
関東の民よ…その白飯を…おにぎりにするのです…
お好み焼きの隣にそっと置いて…醤油をかけて焼くのです…
そう…その名も…焼きおにぎり…
甘辛いソースの箸休めになるのですよ…ですよ…すよ…スよ…ょ…
ということで鮭のほぐし身入れても塩気が増してGOODです!
お芋の実家ではホットプレートでもやしとかも一緒に焼いてましたw
故に「ナンは箸休め」説。どうでしょう。
前回会話割込みに寛大な対応していただきましたので今回も何卒…!
>>baumさん
発想がほぼ一緒ですが、どっちも武士道ではないよなぁ・・・とw
>>芋子さん
頭の中に語り掛けて来なくてもΣ(‘∀’;)
あ、確かにうちの実家でもホットプレートで一緒に焼きおにぎり焼いてました!
ナンは箸休め説、有力そうですね!ちょいちょい食べてはるので、そうかもしれません。
それにしてもお好み焼きと鮭のほぐし身が入った焼きおにぎり、想像してたらめちゃ食べたくなってきました( ̄ρ ̄)
>ナンは箸休め説
(´・ω・`)なるほど。
プロフが主食でナンが箸休め。
お好み焼きが主食で焼オニギリが箸休め。
ためになりました(´・ω・)ゞ
6月に タシケントからカザフスタンに行く予定なので 大変大変助かりました! ☸︎˳*✦︎∗︎˚೫˳♡︎˳೫˚∗︎✦︎*˳☸︎ありがとう
>>mayagaruchuさん
ご旅行楽しんでらして下さい~。
この区間、最近は国際バスが運行するようになったと言う話も聞いていますので、行き方はいろいろ探してみて下さい!