ビシュケクからオシュへの乗り合いタクシー移動が長い・・・(2017年9月23日)

さらまとすぃじびー!

今回はキルギスの首都ビシュケクから第2の都市オシュまで、約600kmを移動しました!

 

今日の移動は時間がかかりそうなので、朝6時45分くらいに宿を出て、乗り合いタクシー乗り場へ向かいます。

早朝は、昨日は出てなかった(と思う)露店がたくさん出ていました!

朝散歩の帰りのような年配の方々が多く、早朝なのに賑わっています。

ボクがいた宿から乗り合いタクシー乗り場まで、ほぼずっと歩道はこんな感じでした。

「この辺が乗り合いタクシー乗り場だな・・・」と思う間もなく、「オシュ!?オシュ!?」とおっさんが大声で手を振りながら駆け寄って来ました。

「オシュー」と答えながら手を挙げると、ボクの左側から別のおっさんが現れ、「オシュ!」と言いながら腕を取って引きずって行こうとしました。

先に声をかけて来たおっさんが「何するんだ!」と言う感じで抗議。軽く言い争いになっていました。なんとなく最初の人の方が良さそうな気がしたので、腕を振りほどいて最初の人に着いて行きました。客集め必死やなー(;^ω^)

料金は1,200ソム(≒1,963円)との事。これもだいたい相場通りっぽいのでOK。

そんな朝からバトルがアツい乗り合いタクシー乗り場はこちら。

乗り合いタクシーなので、客が集まるまでしばらく待機。近くの食堂でパンを売っていたので、パンをかじりながら待ちます。チーズとサラミのオープンサンド20ソム(≒33円)

チーズとサラミのオープンサンド

チーズがちょっとスモークされていたので、香ばしくてうまかった。サラミは柔らかくて食べやすかった。

これはマトンとタマネギのパイ包み20ソム(≒33円)

マトンとタマネギのパイ包み

こういうのは熱々が食べたいね。でも冷めててもサクサクでした。

食べているうちに客が集まって来ましたが、他の客もボクの巨大ザックに負けず劣らず大荷物で、周囲のタクシードライバー総がかりで荷物を押込むの図。

夜宿に着いてからわかりましたが、ダイソーで購入した石鹸容器が割れていたのは多分この時のせい。

7時30分ちょうどに出発。客はボク合わせて6人。山好き夫婦、ハリウッド映画の名脇役にいそうな渋イケメンの初老のおじさん、サッカーTシャツを着た中年おじさん、びっくりするほど声が野太い小柄なおばさん、と言うなんだか個性的なメンツでした。山好き夫婦が単語レベルではありますが英語がわかるのがありがたかったです。

後部座席で窓ガラスがスモーク&汚かったので、走行中の写真はほとんどありませんが、岩山だらけのすごい景色でした!

これは標高3,000mの峠でのトイレ休憩。

お馬さんと羊さんいっぱーい。

走行中も、1時間に1回くらいの頻度で羊や馬に邪魔されます。

たいていはちゃんと羊飼いみたいな人が付いているので、馬や羊を誘導して速やかに道をあけてくれるんですが、1回だけ人間が誰も付いていない馬の集団に遭遇

のたくさのたくさ道を歩いていて一向にどく様子がなかったのですが、ここでボクらの車の助手席に座っていたミスター・サッカーTシャツがおもむろに窓を開けて、掛け声と口笛で馬を誘導すると言うファインプレーを見せてくれました。

適当に乗り合わせた5人の中に馬使いがいるあたり、さすが遊牧民の国です。

 

なんだか小ぎれいな場所で昼飯休憩。

1つのテーブルに1セット、お茶とナンがサーブされます。

本旅行初の中央アジアのナンです。しっとりしたフランスパンみたいな、固くてちぎりにくいパンです。

お茶はちょっと野性味のある紅茶みたいな風味でした。

頼んだのはコレ。ロシア料理でもあるペリメニ150ソム(≒245円)

ペリメニ

ペリメニっつーとあれですね、8年程前のDarker than Blackってアニメで、ヒロインのロシアの女の子が「任せてよ!ペリメニ包むのは得意なんだ!」って言いながら肉まんみたいな巨大なペリメニを作って微妙な空気が流れるシーンを思い出します。知ってる人いるのかなw

アニメや漫画に出てくる食べ物って、なんであんなにおいしそうで印象に残るんでしょうね。ぐりとぐらの作るカステラとか。冷静に考えるとただのカステラなのに。

話は戻って実際のペリメニですが、本来はこういうスプーンに乗るサイズです。

包み方がなかなか複雑ですね。ちょっとどういう構造になってるのかが分かりません。

中身はマトンのミンチ。

スープはマトンの油がたっぷり染み出した、やや塩気の強いシンプルなスープでした。ナンを浸しながら食べるのにちょうどいい感じ。

なんかすごくお腹いっぱいになりました。アニメ補正も相まってペリメニうまかったです( *´ω`)

 

その後もちょいちょいトイレ休憩を挟んだり、山好き夫婦が写真撮りたがって車を停めてもらったり、まったりと進みました。

 

オシュまであと100kmくらいになると、徐々に道が混雑しだして一向に進まず。結局到着は20時30分でした。ちょうど13時間かかりました。噂ではかかっても12時間、早くて10時間って話だったんで、ちょっとかかり過ぎですな・・・。

まぁ、到着が夜なのは覚悟していたので、今日は宿を予約しておきました。降ろされた場所から1.5kmほど歩いて宿へ・・・

向かったのですが、どこにあるかさっぱりわからん

そもそもグーグルマップが言ってる場所と、実際の住所の場所が全く違う。たいていこういう時、グーグルマップが間違いなので、住所と番地で探すのですが、それでも見つからん

試しにグーグルマップが言う場所にも行ってみたけどやっぱり無い。時刻は21時過ぎ。

付近の人に聞こうにも、周囲は全部店終いしてしまっていてシャッターだらけ。

結局、通行人の強面おにーさんに声をかけて、宿に電話してもらう事に。おにーさんすげー強面で英語しゃべれなかったけど、根気強くボクの話を聞いてくれて、宿に電話をかけて現在地を説明してくれました。

程なくして宿の人が迎えに来てくれました。宿の場所は大通りから路地を一本入って、さらに建物を回りこんだ所から入るごく普通のアパートの一室でした。わかるわけないw

どうも、普通にアパートの一室に住んでるご夫婦が、空き部屋を旅行者に貸しているようです。部屋は1室だけで、ドミトリーだけどベッドは2台だけ。今の所ボク1人なので1人部屋状態です。Booking.com(ブッキングドットコム)に載ってた宿なんですが、民泊みたいな感じです。Booking.comってこんな宿もアリなのか。

 

宿にようやく入ったのが21時半過ぎ、シャワー浴びたら22時。疲れ切っていたのでさっさと寝てしまいました。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    やっと中央アジア=遊牧民のイメージにあう写真がやって出てきましたね。
    食事もいい意味でお国柄のでているものですな。

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    遊牧民イメージお待たせしました!w
    今後どんどん遊牧民遊牧民して行くと思います(。・ω・)ゞ

  3. ログボ より:

    アルマトイが天国過ぎた(´・ω・`)

  4. wolt より:

    >>ログボさん
    ほんとそれ!便利過ぎた(;´Д`)

  5. y.kujime より:

    道端の市は面白そうだな見飽きないと思う。 殺伐とした風景は、古い映画『激突』、もっと古いモノクロ映画『目には目』を思い出した。

  6. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    道端の市はおもしろそうでしたよ~かなり広範囲でしたし。
    「早くオシュ行きの車を見つけないと!」と言う焦りがあったので、素通りしてしまいましたが・・・
    映画は、ちょっと存じ上げません;