ナマスカーラム!(インドケララ州のマラヤラム語のあいさつ)
今回はスリランカのコロンボから、インドのチェンナイに飛行機で飛んで、チェンナイからコリコードへ鉄道で移動しました!
位置的にはこんな感じ。北に飛んで西に走りました。
コロンボのホテルで、昨日買った菓子パンとキャッサバチップスと言うジャンキーな朝飯をとりました。
キャッサバはいわゆる「タピオカ」の原料になる芋です。すごく優秀な作物らしいんですが、そのままだと毒があって毒抜きしないと食べられず、また毒抜きするとすぐ加工しないと腐るって言う、すごく面倒な作物でもあります。
たまに毒抜きが不十分で集団食中毒が起こり、何人も亡くなって国際ニュースになったりするやつです。
でも芋類が好きなボクとしては興味があったので、とりあえず無難そうなスナック菓子を買ってみました。
やっぱりスナック菓子になると味は分かりませんね・・・wポテトチップスより身がつまってるような食感ではありました。アフリカあたりで食べるのを楽しみにしたいと思います
コロンボの空港へは、コロンボ中心部のバスターミナル、コロンボ・セントラルから直通バスが出ています。
ホテルのオーナーが「187番バス」と言っていたのを頼りに探すと、すぐに見つかりました。
ちゃんとエアポートって書いてあります。
来た時と同じく、130ルピー(≒94円)でした。空港までの移動が楽な国はありがたいですね。
バスに乗っていると、途中デモみたいなのに出くわしました。
鳴り物が鳴ってるので最初祭りかと思いましたが、なんか拳をあげて叫んでいたのでデモっぽい気がします。
空港は入るのに2回荷物検査があって面倒でした。あとチェックインで本旅行何回目かになる「インド出国のチケットが無いとダメです」が出ましたが、こっちももう何回目かなので自信満々の態度で臨んだら、「マネージャーに相談してくる」と言って席を立って行って、数分で戻って来て何も言わずにチケットをくれました。
この人もバリで揉めた人と同じく若手っぽかったので、やっぱりマニュアルかなんかに書いてあるんやろうなぁ。ほんま面倒だからやめてほしいわ(´・ω・`)
空港のトイレ、ドアに書いてあるイラストが最初意味不明でしたが、入ってみると個室にインドや東南アジアでお馴染みの、手で洗うためのホースも手桶も用意されていませんでした。(トイレットペーパーはあった)
わざわざ表示したって事は、「水で洗えんやんか!」って苦情来たのかな。
LCCじゃないので機内軽食が出るし、
席の前方に画面があります。
アーケードゲーム、ボードゲーム・・・「ありがとうございます」ってなんだw
チェンナイ空港からは、まずメトロに乗ってGuindyと言う所へ。期間限定割引みたいなのをやってて32ルピー(≒55円)でした。※同じ「ルピー」だけど、ここからインドルピーに変わります。
あれ!?前来た時のチケット売り場が廃墟みたいになってる!?(´・ω・`)
と思ったら、横に新しいチケット売り場が出来ていました。
チェンナイメトロも良いけど、負けるな南インド鉄道!
列車に乗りこむ時、後ろの人がボクを突き飛ばすようにして強引に乗り込んで来ました。
何かと思って振り返ると、サリー(インドの女性の衣装)を着たものすごいガタイの良い人物が2人立っていました。背も横幅もけっこうありますが、声も完全に野太いので、ニューハーフさんです。
このニューハーフさん、なぜか大声で乗客1人1人に何かしゃべって、頭を触ったり肩を押したりし始めました。乗客は微妙な表情をしながら小銭を差し出しています。
物乞いにしては居丈高だし、恫喝にしてはややおとなしいような・・・?ボクの所にも来ましたが、きょとん顔で「わからない」とジェスチャーして乗り切りました。そこまで強引ではないみたいです。
謎の2名は嵐のように車内をまわって、1駅で降りて行きました。何が何だかさっぱりでした。
Guindyからチェンナイ・セントラルへは5ルピー(≒9円)。
チェンナイ市内の電車とバスはかなり乗れるようになったので、すごく楽です。空港を出た所で「どこに行くんだ?」としつこく訊いてくるタクシードライバーに、「いらないよ、チェンナイはよく知ってる」と言って黙らせたのが気持ち良かったです( ・´ー・`)
南インド鉄道はチェンナイセントラルに直接行けるわけじゃなくて、少し歩きました。
多分、チェンナイメトロが全線開通したら、空港からチェンナイセントラルまで直通で行けると思います。高いだろうけど。
チェンナイセントラル駅到着!
インドに戻ってきた!って感じがしますね。
カレーだって安心して食べられます。チャパティとカレー40ルピー(≒69円)くらいだったかな・・・
うん、やっぱり常識的な辛さ(辛くないとは言ってない)でちゃんと食べられますねw
チャイを買ったら「サービス!」ってキャラメルもらいました。
スマホを持って電源コンセントに群がるインド人たち。
南インド鉄道の駅は、サクサク動くフリーWi-Fiが飛んでいるので快適です。
夜20時20分の便に乗って、朝8時20分ごろにコーリコード(Kozhikode)駅到着!
スペルで読むと「コジコード」なんですが、「コーリコード」が正しいみたいです。でもインド人にはどっちで言っても通じます。
とりあえず先にムンバイ行きのチケットを買っときますか~と、チケットカウンターへ。
だからBookingとReservationって一緒やん!?(´・ω・`)※インドでは事前予約⇒Reservationみたいです。Bookingはわかりません。
手書きの時刻表がなかなかハイセンス。
「チケット購入も慣れたもんだぜフフーン( ・´ー・`)」と、予約フォームに記入して窓口に出すと、「9月6日のムンバイ行きは満席です」と一蹴されてしまいました。「じゃ、7日や8日は?」「満席です」「その次は?」「可能なのは9月21日です。」
1 7 日 後
ちょっと待てw17日後まで満席とか需要と供給のバランス間違ってるやろ!!
一番近い大都市、マンガロール行きですら3日後まで満席。ネットで路線を調べたり、並び直して相談したり、1時間ほど粘ったりしてみましたが、手は見つからず。何が起きてるのかわかりませんが、ちょっと鉄道は無理くさい・・・。と言うか、鉄道がこれだけ満席だとバスも無理でしょうな。
後で飛行機予約しよう・・・と徒労感を抱えて、とりあえず宿探しに向かいました。
しかし宿探しも難航。宿は、今まで訪問した都市より数は少ないですが、駅~長距離バス停にかけて何軒かあります。でも9軒入って7軒断られ、残り2軒は高いって言う・・・。
あと、南インドでは「HOTEL」が「食堂」って意味なのが面倒くさい。
さらに面倒くさいのは、「HOTEL=食堂」とは限らず、本当に宿を併設してる場合があるって事。遠くに「HOTEL」って看板が見えたら行くかどうかすごく悩みます。
2時間半かけて歩き回りましたが、一向にダメです。暑いし・・・。途中、6軒目あたりの宿のオーナーが「パスポートが使えるホテルは~」みたいな事を言っていたので、どうも外国人を泊める許可みたいなものがいるんじゃないでしょうか。
今までのインドの都市ではそんなの聞いた事ありませんが、そこは州ごとの法律がけっこうまちまちなインドの事。ここケララ州ではそういう決まりなのかもしれません。
結局、300ルピーの宿を指をくわえて眺めながら、850ルピー(≒1,462円)の宿に入りました(´・ω・`)
朝の鉄道予約(失敗)1時間に、宿探し(不満)に2時間半、徒労感が半端ない・・・(›´ω`‹ )
ホテルのエレベーター、なぜか扉が手動です。倉庫かと思いました。
気持ちを切り替えて昼飯!ビーフカレー75ルピー(≒129円)と、パラタ2枚で16ルピー(≒28円)
肉がボリューミーーーー(*´ω`)
ちょっと味付けにこってり感がある気がするのは、地域が少し変わったからか、単に店の個性なのか。青唐辛子が入ってるのは南インドらしくはあります。肉がスジ肉っぽいけど、嫌いじゃないw
宿に戻る前に、ジュースか何か欲しいなぁと思って、宿の横の小さい売店へ。「ジュースある?」と訊くと「ジュースは無いけどサルバットはある」と言います。
ボクの脳内では野球服を着たサルがバットを持って踊り始めましたが、冷静を装って「じゃ、サルバット下さい」と頼んでみました。
サルバット10ルピー(≒17円)
ぬぉ、これはうまい!( *´艸`)
作ってるところを眺めていましたが、材料は薄黄色っぽい透明の液体(サラダ油みたいな色)と、水、ライムの汁だけです。ほんのり甘くてライムがきいてて、暑い中歩き回った身に沁みます。
おっちゃん曰く「自然の素材だから健康に良い」との事。健康に良いかどうかは知りませんが、ジュースよりよっぽどうまいし安いので、明日もまた飲もうと思います。
晩飯代わりに買ってきたおやつ。50ルピー(≒86円)
店の人は「パンプキンとシュガーだ!」と言っていましたが、半透明の白っぽい色と言い、シャリシャリした食感と言い、とてもじゃないけどパンプキンとは思えません。とにかくクッソ甘いです^q^
さて、明日はコリコードを歩きます!たぶん観光する所ではないので、まったりですwでは今日はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
(´・ω・)b 飯が美味ければおk
デモの周辺は外務省的には、近づかないでください、だけど、
偶然はしかたがないね。
ホームグランドに戻った選手みたいに元気になりましたか。スリランカはホームシックに成ったかと思いました。サルバットがでて安心しました。気を付けて苦旅れないように旅してくださいませ。
>>ログボさん
デモは、昔ネパールでも出くわしたことありますが、歩いていると勝手に向こうからやって来るから、「近づかないで下さいって言われてもなぁ」感はちょっとありますw
>>y.kujimeさん
まさかインドが恋しくなるとは・・・って感じでした。でもやっぱりカレーはもうそろそろいらないですw