マイソールからローカルバスに乗ってでっかい滝を見に行こう!
南インドでは比較的メジャーな観光地マイソール。マイソールは市街地の歩いて行ける範囲に観光地が集まっていて、圧倒的な存在感のマイソールパレスややたら広いスリ・チャマナジェンドラ動物園なんかがあるので、遠出しなくても満足できてしまいます。
しかし、マイソールから出てちょっと足を伸ばすと大迫力の滝があるんです!
ボクが行こうとした時点で日本語の情報ページがほとんど無く、英語ではトリップアドバイザーなどの高評価の口コミはあるものの、詳細な行き方がいまいちわからない(バンガロールからツアーで来る人が多いらしい)状態でした。
と言う事で今回はマイソールから東に約70kmの所にあるバラチュッキ滝とガガナチュッキ滝へ、マイソールからローカルバスで行く方法を紹介します!
目次
- マイソールからローカルバスに乗ってでっかい滝を見に行こう!
- バラチュッキ滝とガガナチュッキ滝
- マイソールのローカルバスの乗り方
- まずはマイソールからマラバリへ
- マラバリからシヴァナサンドラへ
- 歩いてガガナチュッキ滝へ
- ガガナチュッキ滝からの帰り方
- バラチュッキ滝への行き方(推測)
- マイソールから滝を見に行こうまとめ
バラチュッキ滝とガガナチュッキ滝
マイソールから東へ約70km、山の中にあるシヴァナサンドラ(Shivanasamudora)と言う地区にはバラチュッキ滝(Baranchukki Water Falls)とガガナチュッキ滝(Gaganachukki Water Falls)と言う2つの大きな滝があります。
いずれも川が合流する地点にある滝で、2方向から落ちて来るダイナミックな滝を楽しむことができます。
地図で言うとこちら。
いずれもピンがさしてある場所は滝を見るポイントで、実際の滝は対岸にありますが、かなり大きい滝で同じ側から見ても意味不明だと思うので、何も考えずにピンの場所に向かえばOKです。
両者は直線距離では近く見えるものの、実際は大きな川と崖に阻まれているのでかなり回り道しないと両方見ることはできません。ボクは滝を訪問したのが移動日で、夕方には鉄道に乗らないといけないと言う時間的な制約があった為、ガガナチュッキ滝しか見られませんでした。
ここではガガナチュッキ滝への実際の行き方と、「多分こうしたらバラチュッキ滝に行けるだろうな」と言う推測を紹介します。
マイソールのローカルバスの乗り方
マイソールのローカルバスは、他の南インドのローカルバスと大差ありません。支払いは座ってから乗務員が回収しに来る方式です。乗車口は後ろにしか無いバスが多かったですが、前後にあったとしてもどっちから乗っても良いです。
料金を支払うとレシートみたいな物がもらえますので、バスを降りるまで大事に持っておきましょう。マイソールではありませんが、途中でチェックされた事があります。
チェンナイ等の都市部のローカルバスと違って、バスの表示はすべてタミル語で書いてあります。タミル語が読めない人は1ミリたりとも読めません。バスターミナルの行き先なんかも英語で書かれていない事が多いので、とにかく周囲の人に聞きまくって乗りましょう。
まずはマイソールからマラバリへ
マイソールのKSRTC Bus Stopへ
マイソールの長距離バスターミナルKSRTC Bus Stopから、シヴァナサンドラ最寄りの街マラバリ(Malavalli)行きのバスが出ています。
KSRTC Bus Stopの場所はこちら。
マラバリ行きのバスは9番乗り場から出ています。バスターミナルビル側には1~7番乗り場と10番乗り場しか見当たらないので注意。8番乗り場と9番乗り場だけ、バスターミナルビルの西側、バス停車場を挟んで敷地の反対の端にあります。
探して分からなければ、その辺の人に「9番プラットフォームどこ?」と訊けばすぐ教えてもらえます。
マラバリ行きの便はそこそこの本数出ているようですが、ボクが乗ったのは朝7時20分頃の便でした。バス車体にの番号とかが書かれていないので、9番乗り場でマラバリ行きのバスを教えてもらいましょう。
マラバリへの料金と時間
マイソールからマラバリへの運賃は44ルピー。所要時間は約1時間10分です。
目的地のマラバリのバスターミナルはこちら。
マラバリからシヴァナサンドラへ
マラバリのバスターミナル
マラバリのバスターミナルで、シヴァナサンドラ行きのバスに乗り換えます。乗り場は1番乗り場です。「ガガナチュッキウォーターフォール!」と聞いて回れば教えてもらえると思います。「シヴァナサンドラ」と言ってしまうと、おそらく滝への分岐より少し手前の集落で降ろされてしまいますので、滝に行きたいことをしっかり伝えましょう。
どうもこの路線は本数が多くないようなので、けっこう待つかもしれません。ボクが乗ったのは9時15分発の便でした。9時15分発のはずなのに、実際は9時10分に出発してしまったので、早めに着くようにして下さい。
マラバリのバスターミナルには売店3つと軽食を出す食堂が併設されているので、早めにマラバリへ来てここで朝飯を食べるのが良いと思います。
シヴァナサンドラへの料金と時間
マラバリからシヴァナサンドラへの運賃は22ルピー、所要時間は約30分です。
降りる場所はここです。
ほとんどの乗客は、もっと手前の「Welcome to Shivanasamudora!」と書かれたゲートがある集落らへんで降りてしまいますが、我慢してもう少し乗りましょう。
歩いてガガナチュッキ滝へ
バスから降りると、目の前に電力会社の門があると思います。そのまま回れ右をしてバスが来た道を50mほど引き返すと、白い橋があります。
よく見ると橋の欄干に「Falls」と書いてあります。
ここから先は徒歩です。白い橋からガガナチュッキ滝までの道はこんな感じです。
この辺りはスマホの電波が届きませんが、ほぼ一本道で分岐点には案内板が立っているので、迷う事は無いと思います。白い橋からガガナチュッキ滝までは約1.7kmです。ほとんど起伏も無くずっと舗装路なので歩きやすいです。
ゴール地点は駐車場のようになっており、駐車場の手前にホテルが建っています。覗いていませんがレストランもあって食事ができるようでした。駐車場には軽食や果物を売る屋台がいくつか出ています。
駐車場からすでにガガナチュッキ滝は見えますが、駐車場をつっきって突き当り右側に、下の展望台へ降りる階段があります。見落とさないようにしましょう。
展望台は入場料なんかは特にありません。料金不明ですが記念撮影屋さんはいます。
ガガナチュッキ滝からの帰り方
マラバリまで
おそらく往きより帰りの方が少し面倒です。マラバリ―シヴァナサンドラ間のバスは前述の通り便数が少ないようで、白い橋まで戻っても多分なかなかバスは捕まりません。
じっと待つのが苦じゃない人は白い橋で待っていても良いと思いますが、そうでない人は歩きましょう。シヴァナサンドラの集落から下って国道まで降りると、マラバリ行きのバスはたくさん走っています。
白い橋から国道までの道はこんな感じです。
約2.8kmの道で、ほぼ一本道なので迷う事は無いと思います。途中、「Welcome to Shivanasamudora!」と書かれたゲートのあたりには小さい売店とチャイ屋があるので、ちょっと休んで行っても良いかもしれません。また、ここに乗り合いバンがいたりもします。どうしても疲れて歩きたくない場合は交渉しても良いと思います。
国道に出ると、道の反対側にマラバリ方面のバス停があります。黄色く塗装されたコンクリ造りのバス停です。
ここはかなりの本数のバスが通っているようなので、10分か15分も待てば来ると思います。往きよりも距離が短いはずなのに、マラバリまではなぜか往きより高い25ルピーでした。
マラバリからマイソールへ
マラバリのバスターミナルで、マイソール往きは4番乗り場から出るものらしいのですが、本数が多い路線のせいかどうもテキトーで4番乗り場までバスが来てくれません。
4番乗り場側から建物を出て、門に行くまでの間に停まっているバスがあれば多分それがマイソール行きの便です。運転手に確認して乗りましょう。
運賃は行きと同じく44ルピーですが、帰りはマイソール側で混雑するので、1時間20分くらいかかりました。
バラチュッキ滝への行き方(推測)
おそらく、マラバリからバラチュッキ滝へ行く事も可能だと思います。
ガガナチュッキ滝への分岐を通り過ぎてさらに国道を走った所に、バラチュッキ滝への分岐があります。少なくともこの国道との分岐点までは、マラバリからコリーガル(Kollegal)行きのバスに乗って行く事ができると思います。便数もけっこうあるはずです(ガガナチュッキ滝からの帰り、国道を走るバスが多かった為)。
国道からバラチュッキ滝へは地図で見ると6~7kmあり、徒歩で往復するとちょっと時間がかかる距離でもあります。
しかし、国道のガガナチュッキ滝への分岐点で待機する乗り合いバンを見かけたので、もしかするとバラチュッキ滝への分岐点にも乗り合いバンが待機しているかもしれません。この辺は実際に行っていないので何とも言えません。
バスでどこまで行けるかが不明ですが、行けなくはないはずなので、時間に余裕をもってチャレンジしてみてはどうかなーと思います!
マイソールから滝を見に行こうまとめ
マイソールからガガナチュッキ滝へは、片道66ルピー、待ち時間や徒歩込みで片道約3時間で行く事ができました!
ローカルバスとあって移動時間はけっこうかかってしまいますし、ちょっと歩きますが、ガガナチュッキ滝は一見の価値ありです。ローカルな移動が好きな方は是非どうぞ!
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