インドネシアを旅行してきた!
世界一周中のwolt(ウォルト)です!2017年5月24日から2017年6月10日までの期間インドネシアを旅行したので、その時の体験をもとに旅行に役立ちそうな情報をまとめてみました!
参考:訪問した都市
ジャカルタ、ジョグジャカルタ、スラバヤ、マカッサル、アンボン、バリ
目次
基本情報
インドネシアの特徴はなんと言ってもイスラム教徒の人口の多さで、世界最大と言われています。そもそものインドネシアの人口が多く、インドネシアの国民は2億3千万人を超え、その87%がイスラム教徒です。
また、島嶼の数も世界最多を誇っており、島の数は大小合わせて13,466個あると言われています。
首都はジャカルタで、2015年時点で世界で2番目に人口が高い都市とされました。
ビザ
日本パスポートの場合、30日以内の観光目的の滞在であればビザ不要です(2017年6月時点)。
条件は、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上、連続した空白ページが1ページ以上、帰路の航空券チケットが必要とされています。最新の情報は在インドネシアの日本大使館のホームページでご確認下さい。
また、以前はビザ免除で入国できるポイントが5空港・9海港に制限されていましたが、2016年6月から29空港・88海港、7陸路と大幅に開放されました。これによってたいがいマイナールートでもインドネシアにビザ免除入国ができるようになりました。ビザ免除入国が可能な一覧はこちらをご覧下さい。
また、ボクは帰路の航空券チケットは所持も予約もしていませんでしたが、特に誰からも何も言われませんでした。
言語
共通語はインドネシア語です。バリやジョグジャカルタには英語達者な人もいますが、それ以外の地域では英語はほぼ通じません。
文字はラテン文字(要するに普通のアルファベット)を使用していて、日本人の感覚に近いローマ字読みでほぼOKです。「C」だけは「CH」の音になるので注意です(例:COTO⇒チョト)。
インドネシア語は、日本人にとって世界で一番とっつきやすい言語の1つと言われていて、習得が比較的容易です。発音もはっきりしており、覚えた単語はすぐに聞き取れる・使えるようになるので勉強もやりがいがあります。長期間旅行する人や、少しローカルな島への旅行を考えている人は、インドネシア語を習得すると旅行がぐっと楽しくなると思います。
インドネシア語習得を目的としたスマホアプリもあるので、活用すると良いと思います。ボクのおすすめはこちら。シンプルで初歩の会話習得に向いています。『インドネシア語を無料で学習』
通貨・物価
通貨は「インドネシアルピア」で、レートは1,000IDR=8円です。(2017年6月12日時点)。
飲食物を中心とした物価はかなり安く、安食堂や屋台が外国人でも入りやすい場所にあるのが嬉しいところ。宿事情の項で詳しく記載しますが、飲食物の価格と比較すると、宿泊費はやや高い傾向にあります。以下に物価の一例を示します。(2017年6月時点の物価。変動する可能性あり)
市街地にはコンビニも多く、都市部にはサークルKがあります。多くが24時間営業で値段もさほど高くはなく、飲食スペースが併設されていたりもするので非常に便利です。
ただし、バリのクタはやたら高く物価が設定されていて、特にMiniMartと言うコンビニは標準でぼったくり価格です。(他の都市の2~3倍)。クタでもサークルKは他の都市とあまり変わらない値段設定のようなので、クタではサークルKもしくは良心的な個人商店を探すのが良いです。
実際にボクが使った旅費を知りたい方はこちらもどうぞ。[レポート]「がんばらないバックパッカー」のインドネシア旅行総費用
食べ物
詳しくは別記事としてまとめたので、こちらをご覧下さい↓↓[レポート]これがうまかった!インドネシア食べ物まとめ
インドネシアの料理は、東南アジア諸国の中では味濃いめ油多めのこってり傾向にあります。スパイシーな物が多い一方で甘辛い味付けも好まれているようです。よく「チリ入れる?」と訊かれますが、インドネシアのチリは、タイなどでよく見る人を殺しそうな辛さのチリではなく、甘めで香ばしいチリなので、よほど辛い物が苦手でない限りは入れてもらっても問題ないと思います。ただし青唐辛子は時々入っています。チリを抜いてもらっても青唐辛子が入っていてびっくりする事も。なぜチリに気を遣って青唐辛子は無視なのか。
イスラム教徒が多い国家ですが、コンビニでは普通にお酒が売られていますし、バーでビールの看板が表に堂々と出ています。おそらく他のイスラム諸国より緩めですが、一応目立つところでは飲まない方が良いと思います。
インドネシアのラマダンについて知りたい方はこちら↓↓[レポート]ラマダン中に東南アジアのイスラム教国家を旅行した所感まとめ
乗り物・移動手段
他の東南アジア諸国と比べて、インドネシアには非常に多種多様な交通手段が存在します。そのせいでボリュームが多くなりすぎてしまったので、別記事としてまとめました。詳しくはこちらをご覧下さい↓↓
[レポート]インドネシアの乗り物と乗り方まとめ!
[レポート]インドネシアのPELNI(ペルニ)フェリーの検索から乗り方まで!
[レポート]インドネシア(ジャワ島)の鉄道乗り方まとめ!
宿泊施設
宿泊施設は、タイやベトナムなどのインドシナ半島の国々と比べると、ドミトリーや激安宿が少ないという特徴があります。その代わり、ちょっと高い料金でビジネスホテルクラスに泊まる事ができます。150,000IDR(≒1,240円)前後で泊まれる、ビジネスホテルクラスが一番多いように思います。ネットだけはビジネスホテル並みとは行きませんが・・・。
バリには80,000IDR(≒661円)程度のサーファー用格安ドミトリーがあり、スラバヤの駅前には高めのドミトリー150,000IDR(≒1,240円)がありましたが、他の都市ではドミトリーはほとんど見かけませんでした。また、多くがエアコン付きで、たまにエアコン無しの部屋があってもエアコン付きとたいして値段差がない事が多かったです。
個人的な推測ですが、おそらくインドネシアは、タイなどより圧倒的に観光客が少ないので、安く泊めたりキャパシティを多くしても宿側に利益が無く、客単価を上げることで経営を維持しているのが理由だと思います。
ボクが泊まった個別の宿については別記事としてまとめたので、こちらをご覧下さい↓↓
[レポート]インドネシアで泊まった安宿まとめとレビュー!!
トイレ事情
マレーシアなどと同じで、水と手を使って洗うタイプです。多くの場合、ホースが備えつけられています。ホテルにはトイレットペーパーが置いてあることが多いですが、公共のトイレなどには紙はおろかゴミ箱が用意されていないトイレも多いです。
ボクは水と手式のトイレはけっこう好きです。トイレットペーパーの有無で一喜一憂するよりは慣れてしまった方が楽なので、初めての方でも徐々にトライしてみると良いと思います。どうしてもトイレットペーパーを使いたいなら持参して、使用後の紙は持ち出して付近のゴミ箱に捨てるなどマナーを守りましょう。流さないで下さいゼッタイ。
ネット事情
ほとんどの安宿やカフェでネットが使えます。
ただし、質はいまいちな所が多く、特に宿は共有スペースや一部の部屋では使えるけど、端っこの部屋を割り当てられると電波が届かないと言う事がよくあります。部屋でネット環境が欲しい人は、部屋を見せてもらう時やチェックイン直後に電波状況を確認しましょう。
ホテル予約サイトに「全館Wi-Fi完備」と書いてあっても、いざ部屋に行くと「ここはホテルのWi-Fiは届かないから公共Wi-Fiを拾って」と平然と言われることもあるので、ちゃんと自分の目(スマホ)で確認して下さい。
ちょっと高いカフェやホテルではそこそこ速度が出て快適ですが、安宿のWi-Fiはよく切れるし速度も遅いです。あまり期待しないようにしましょう。
交通事情
どこの都市も渋滞しまくりです。
アンボンなど小さい島なら渋滞しないのかと思いきや、小さい島だと道路のキャパシティも小さいのでやっぱり渋滞します。ボクが行った都市の中で、唯一マカッサルだけは交通量に対して十分な道路が確保されていました。
特にジャカルタの渋滞はひどく、夕方なんかは普通のバスやタクシーに乗るより歩いたほうが早いくらいです。※専用レーンを走るトランス・ジャカルタは除く
空港に行く時など、時間が気になる時はできるだけ早めに出るようにしましょう。
交通マナーは他の東南アジア諸国と似たり寄ったりで、バイクのマナーが悪いです。バイクが歩道を走っていたり、車道を逆走したりしていますので、歩道を歩いている時も常に注意しておきましょう。渋滞が多いのでスピードを出す車は少なく、そういう意味では安全と言えば安全かもしれません。
衛生・治安など
衛生面は予想よりも良く、街中にはポイ捨ても目立ちますが、多くの人はちゃんとゴミ箱にゴミを集める習慣があります。唾や痰を吐く人も多くありません。
宿泊施設なんかは裸足で上がる所も多く、きれいに掃除されていて快適です。
全体的に治安はさほど悪くありませんが、ジャカルタには貧しい地域やあまり雰囲気の良くない地域がちょいちょいあるので、大通りや観光地以外は注意が必要です。
なお、ボクはジャカルタ到着当日に市内で自爆テロがあってかなりヒヤッとしました。[日記]鉄道でジャカルタからジョグジャカルタへ
また、バリでは2002年や2005年にも規模の大きいテロが発生しているので、旅行者は常に情報を集めるようにして下さい。
人柄
一般市民の人柄は概ねかなり良いです。アンボンやマカッサルに行った時やフェリーに乗った時は、日本人はかなり珍しがられていろいろ世話を焼いてくれました。カメラも大好きです。こういう時、インドネシア語をちょっとでも話せるととても喜ばれるので、田舎に行くならインドネシア語は勉強して損はないと思います。
ただし、バリのクタ等の観光地ではぼったくりがたくさんいますので注意して下さい。
まとめ
インドネシアは、全体的に人柄がよくて物価も安く過ごしやすい国でした。タイなどの国と比べて観光客が少ないため、英語が通じないなどの不便がある反面、ぼったくりなどが少なく観光客を大事にしてくれる傾向があります。
ただし国土が広く島が分かれていることから、島によって性格や文化、情勢がかなり異なります。旅行する際は「インドネシア」という大きいくくりで見るのではなく、各地域の情報をしっかり集め、トラブルの無い快適な旅行になるように努めて下さい。
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